2000.12.16号 07:00配信





温泉に関しての5回目

今回からは各論として泉質ごとの特徴とその適応症、疾患別の温泉治療について書いていきます。但し温泉医学一般論で実際に治療を受ける場合には、専門医の診断と指導を受けて下さい。

・ 適応症各論 (〜1ヶ月位の湯治療法を原則としています)

A泉質と効能

★泉質の呼称に関しては現在大きく分けて9分類に統合され、表示されるがイオン表示となりわかりにくくなった。

同じ分類でもイオンに差があり表記上の種類が増えた。

以前は旧泉名として1979年迄11分類であり、この泉名が浸透しているので、環境庁は表記に旧泉名の併記を指導しています。他に別称も多くあり、すぐにはわかりにくいかもしれません。


9分類 11分類 別称
1単純温泉 単純泉
2二酸化炭素泉 炭酸泉
3炭酸水素塩泉 a重炭酸土類泉 カルシウム・マグネシウム
−炭酸水素塩泉
b重曹泉 アルカリ泉、ナトリウム
−炭酸水素塩
4塩化物泉 食塩泉
5硫酸塩泉 苦味泉
芒硝泉
(ナトリウム−硫酸塩泉)
石膏泉
(カルシウム−硫酸塩泉)
正苦味泉
(マグネシウム−硫酸塩泉

6鉄泉 a炭酸鉄泉
b緑礬泉
7硫黄泉 硫化水素泉
8酸性泉 明礬泉=含アルミニウム泉
又は、アルミニウム塩泉
他に酸性OO泉と言う表記
例えば酸性硫黄泉・酸性明
礬緑礬泉など
9放射能泉 ラジウム泉 ラドン泉
それでは次回からそれぞれの泉質について書いていきます。
皆様の、ご意見をお待ちしています。
sirokuma@webnews.gr.jp


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