2000.8.24号 06:00配信


Home


第38次南極地域観測隊 ドームふじ観測拠点越冬隊
「食と生活の記録」より/by 西村淳


「りんさんが寝違えた」

ドーム大学も何とか終わり、そして平穏無事な日々が続きました・・・とはいかなかった。

この時期日本では「南極展」が上野博物館で開催され多数の人達を集めていた。当然ドーム基地からも種々の情報が発信されていたが、担当者である金ちゃんが生来の口べた、無口に加えコミュニケーション不足からほとんど隊員諸氏に今何が行われているか、どんな情報が日本に送られているのか伝えなかったために、ミーテイングの席でちょっとした衝突があった。

「すみませんでした・・・・・・。」と一言あればなんなく終わったはずなのに、その時の金ちゃんの虫の居所が悪かったのか「伝わっていると思いました。 だから特に口答ではいいませんでした。」と嘘がばれた国会の「証人喚問」の様な答えをしたため、今では「バイキンマン・スピッツ・えてこう・きゃんきゃん・しつこい科学者 りん」と多数のセカンドネームがついたりんさんが吠えた!!!!!!!!。

「入場者の数・ETCきちんととりまとめてよく考えて、無責任な事を言わないで、情報を集めて少しは知らせてください。あまりにも無責任だ!!」

それに対して金ちゃんは「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」と無言で終始した。

結果的には多国籍軍の空爆に耐えるイラクのように、一方的などかんで終わったが、金ちゃんが呪いのテレパシーでも送ったのかなんとその夜、りんさんが寝違えてしまった。それも首が曲がらないほどの重傷。これは「奇跡の麻酔医 福田ドクター」の首にずぶりと突き立てた注射の一発で劇的に治癒したが、人間感情が高ぶると、体の神経もぎくしゃくしてくるようである。きをつけなくっちゃ・・。

奇跡の麻酔医寝違え直す


注意:写真はすべて国立極地研究所に属します。
個人で楽しむ以外(メディア等への掲載)は禁止します。



あなたのご意見やご感想を掲示板に書き込んでください。

indexbacknext掲示板

Home
(C) 1999 Webnews
ご意見・ご感想・お問い合わせは webmaster@webnews.gr.jp まで。