2002.1.7号 07:00配信


さくらうめこの梅小路

1月6日(日)「お正月飾り」

(サロマ町:うめこ)



子どもの頃の我が家のしめ飾りは、玄関の軒下1間にしめ縄を張り、両側には松の枝を飾り、そのまん中にミカンをつけた思い出がある。家も木造であったので、どこにでも釘で簡単に取り付けることができた。今年のお正月、何気なくあちこちの玄関先を見ても、あまり松飾りが見られない気がした。そうなると淋しい気がするものである。お正月らしい雰囲気があまり感じられない。車にもお飾りをしているのは1割にも満たなかったかもしれない。

門松は新年に年神様がまっ先に来るところだと言う。そしてしめ飾りは神様を祭るものらしい。ただお正月らしさを出す飾りではなかった(当たり前です)。みかんも、もともとはダイダイを使い、家系の繁栄を祈る意味合いがあるのだ。そして新しいわらを使うことで、古い年の不浄を払うのだ。そうなると勿体ないと言って古いしめ飾りをこっそりと来年用に隠しておくこともできない(笑)。

今日の新聞に、「日本人は日の出が好きである。暗闇の恐怖から抜け出ることのできる新しい1日の始まりを喜び、次の日への生きる希望につながるからだ。」というような事が出ていたが、新しい1年の始まりに神を祭り、感謝とともに明日への祈りが祝い事にはあるのだろう。新しい年はやはり敬虔な気持ちで迎えたいと思った。その表れがお正月飾りということになるのだろう。色々な考えがあるだろうが、やはりきちんとお飾りをして、また新しい年を迎えたいと思ったのである。(余談〜「松の内」を調べようと思って「幕の内」で検索し、「お弁当」が出てきた時には一瞬びびってしまったわたしであった。)


クリスマスリースを転じた手抜きの今年の我が家のドア飾り




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