2001.9.12号 07:00配信


さくらうめこの梅小路

9月8日(土曜日)屋久島の人達。

(サロマ町:うめこ)



翌日は興奮も覚めやらぬまま、ごりさん夫婦は屋久島へ渡る予定で、厚かましくもわたしも同行させてもらうことになりました。日本一周の旅を沖縄から出発したのち、次に渡ったのがこの屋久島・種子島で、ここでもさっそく人との出会いがあり、その人達にごりさんを一番に支えた奥さんを会わすのが目的だったようです。

屋久島はおもしろいところでした。まず雨が多い。それものべつまくなしに降っているのではなく、突如豪雨が降ったかと思うとカラッと晴れるという具合の繰り返し。その雨量と年中温かい気温とで、島全体が熱帯雨林の形相を見せています。道路際にはハイビスカスが咲き乱れ、ところどころにはガジュマロの木。そんな中、訪れたIさんとはごりさん、旅の途中で入った露天風呂で出会い、その日を泊めていただいたのだそうです。そしてそのIさんは自分ひとりで家を作っている途中で、ごりさんが見たのは柱だけだったそうな。きっと自分と同じように夢の実現に一生懸命になっているIさんに相通じるものを感じたに違いありません。日本一周の夢を実現した時には、ひとりで建てた家を見に来ることを約束したのだそうです。

その家は立派に建っていました。モッチョム岳という山を背景に、また海を全景にして立派に建っていました。新築の家の中は、杉の香のする素敵な家でした。

夜は近所の人達が来てお祝の席をもうけてくれました。その人達がまたとてもユニークでビックリ。Iさんももとは大阪の人ですが、京都から移住した人もここで自分でやっぱり家を建てたそうです。もうひとりの方は、どこに住もうか日本中を探して歩いたあげくにこの屋久島に移り住んだと言います。何がそんなに人を惹き付けるのでしょう。

勿論豊富な自然があります。絶景の滝も多く、かの有名な屋久杉の存在もありますし、天然の露天風呂(入りましたよ)もあり花が咲き乱れ果物もおいしい。そして何よりもこせこせせずにのんびりゆったり暮らしている人達がいました。屋久の人との出会いは貴重でした。ごりさんもきっとこの人達に奥さんに、そしてわたしにも会わせたくて屋久に誘ってくれたのだと思います。この新しい出会いに心から感謝します。



Iさんが自力で建てた家。
背景にはモッチョム岳。





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