2001.9.13号 07:00配信


さくらうめこの梅小路

9月9日(日)屋久杉に会いに。

(サロマ町:うめこ)



屋久に行ったまでは良かったのですが、とんでもないことがありました。屋久島には天然記念物の屋久杉というものがあり、その巨木が山の中に存在し、それを見ようと多くの観光客が山を入っていくらしいですが、それは簡単なものではないところにあるのです。そのことは映画「学校4」で見ていたわたし。また根っから怠け者のわたしは自分からは行きたいとは思うはずもないのですが危険分子がいました、ごりさんと奥さん。このふたり、特に奥さんは山登りが大好き。ごりさんも歩くのはお手のもの。ふたりともサロマ湖マラソンにも出場しています。体力はある。行くことになりました。わたしもです・・・。

でもそれは簡単なものではなく、山に入ってからも往復8時間は歩くというもの。普通は一日がかりでなければ行けないところを午後の船に乗るために、時間を逆算し、なんと2時起きの計画となりました。

2時に起きて車で山荘まで行くのがまた困難な道。運転手はなぜかこのわたしで頼り無いことこの上なしでした。その山に上がる道というのも半端じゃないくねくね道で?しかも豪雨が降りしきる中、そろそろ運転で1時間半・・。山はもちろん真っ暗、しかし懐中電灯がつかない・・。わたしは近年これほどこわい思いをしたことはなかったです。真っ暗の恐怖、そして歩くのはトロッコの軌道でところどころ谷川が横切り、そこは鉄橋になっていますが両脇には何もなく、まるで一本橋を渡るようなものなのです。本当に手探りで進んだのです。はいつくばって行ったところもありますし、足で一歩一歩探っては進んで行ったのです。こんなこわいことはひょっとして今までの人生には経験していないかもしれません。とても全部はここには記せないので、詳しくは別の機会にしたいと思いますが、結局、最終目的だった紀元杉には辿り着かずに途中で撤退し、生還しました。暗闇のこわさを存分に知りました。陽の光のありがたさを心に刻みました。でもごりさんの日々はこれの連続だったかと思います。改めて、ごりさんの偉業に感服した次第です。



真っ暗な中渡ったトロッコの軌道がこれ。



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