2001.7.31号 07:00配信


さくらうめこの梅小路

7月30日(月)ちょっとした不安

(サロマ町:うめこ)


しばらく休んでしまいました。ごりさんも数日休暇をとっていたようです。その間、またわたしは歩きに挑戦しました。この前の続きから1時間20分、たった5キロですが、ルクシの峠目指して進みました。1回目程、力みもなく自然体でテクテクと歩くことができました。足も痛くならず、大して疲れもせず順調でした。と言ってもごりさんの行程と比べたら、雲泥のさと言うよりも先に比べる何ものもありませんが、少しでも、歩く人の気持と体を体験したいと思います。

最近の人は歩かなくなりました。特にわたし達田舎人は車に頼る生活が常で、すぐ近くでも車です。それは子どもにもちゃんと影響し、幼稚園の送り迎えも車、子ども同士の家へ行くのも車、ちょっと天気が悪い時の登校も車、おそらく夏休み後の学校へ持って行く荷物の多い時も車という子がきっといるのでしょう。それが当たり前になる前に、ちょっと変だなと思っているうちに、今、しっかりと考え直さなくては、きっと取り返しのつかないことになりかねないと、漠然とですが思います。

歩かないと言うことは、体がなまるだけでなく、心も確かについばんでいるような気がします。逆を言えば歩くことが、どれほどわたし達に良いかということを実感するためにも、できる限り歩く暮らしを心掛けたいと思います。

さて、5キロ歩くうちに、ちゃんと1台の車が止まって、「どこ行くの?」「乗せてあげるよ」と、親切なおじさんが声をかけてくれました。ありがとうございます、うれしかったですよ。道端にはたくさんの蝶が舞い、夏の花もいっぱい咲き乱れ、カメラを向けながら歩くのも乙なものでした。楽しかったです。今度はちょっと歩くのじゃなくて、できるなら一日かかっても、遠くまで、10キロとか20キロとか歩きとおしてみたいと思いました。

ごりさんはとうとう鳥取に入りました。北海道を出たのは5月だったと思いますが、ここから鳥取までずっと、当たり前ですがずっと自分の足で一歩一歩あるいて行ったのですよ。信じられませんね。でも、一歩一歩あるけば、それを続ければどこにだって行けるのです。それを実証しているのですね。

それをしようとしない今のわたし達大人と、それに続く子ども達は一体どうなるんだろうと、少し不安になった今日でした。




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