2000.7.15号 13:00配信



インターネット初心者シリーズ
Webサーフィン初心者自己防衛講座
一緒に勉強しませんか
私も初心者です。超初心者から一緒に安全なネットの楽しみ方を
書いていけたらと思っております。(by t2t2)



【webmaster注:みなさんの責任でお願いします。キケン!!】

ブラウザ・クラッシャー
 すごい久しぶりです。

 今回はドメインについて考える予定だったのですが、自分自身、この前はまってしまった間抜けなお話「ブラウザ・クラッシャー」略して「ブラクラ」です。

 ブラクラってのは、そのまま、ネスケとかIEなどブラウザを壊してしまう仕掛けが施されたページのことです。ページを作るHTMLという言語やJavaを悪用しています。死体画像が出てきたり、ブラウザが強制終了させられるだけならまだ可愛いのですが、PCが凍り付いたり、場合によってはOSを破壊したりしてくれます。

 さて、筆者は一カ月ほど前、某BBSで「ムフフフでイヒヒヒなもろ見え画像こちら」という書き込みを見て、なにも考えずにリンクをクリック。すると、ブラウザがバババババッバと無限に開き始め、体力を使い果たした我がPentium133マシンは見事に凍り付きました。
 かように、ブラクラは人間の欲望を逆手に取った(笑)卑怯者です。その時の悔しさと言ったらもう…。

 まずは、保存する物はすべて保存、バックアップするものはバックアップを取って、こちらに行き、真ん中の絵をクリックしてみましょう。といっても、行った先で何が起こっても筆者は責任を取りませんよ。

 どうっすか? アハハ。ごめんなさい。

 ブラクラの基本は、PCに処理しきれないほどの負荷をかけることです。
 主流はテーブルタグと呼ばれるHTML。
「<table><tr><td>a<table><tr><td>a<table><tr><td>」……と無限に続いていきます。50行も書けば、大概のPCは凍ります。
 その他、ブラウザのバグを利用したブラクラやJavaScriptを使ったのもの、巨大なフォントの文字を表示させブラウザを自滅されるものなど、まぁ様々です。
 ここは、ブラクラの手口を明かす場ではないのでこれまでにしてきます。

 さて、掲示板で「ムフフフなもろ見え画像こちら」を見かけて、どうしても見たい、でもブラクラかも、という時はどうしましょう? そんな時は、あきらめるのも良いのですが、それだと哀しい。で、ビュー・ソースでページのソース(中身)を見るのも手です。
 例えばwebnewsの場合。アドレス、http://www.webnews.gr.jp の前に「view-source:」を付けます。
 アドレスをコピーして、ブラウザのURL入力欄に張り付けます。で、そのアドレスの前に「view-source:」を付けて「view-source:http://www.webnews.gr.jp」とやって確定するわけですね。

 すると、ソースが表れます。
 もしも、
「<img src="mail:1">」
なんてメールタグが山ほどあったり、「<script>while(1){open('./');}</script>」
なんて怪しいJavaScriptがあったら行くのは辞めたほうがいいですね。

 と、思っていたら便利なページがありました。ここに言ってアドレスをチェックすれば、危険度が分かりますよ。Browser Crasher Checker

 そもそも、ネスケの場合、ブラウザの設定でJava、JavaScriptをオフにするのは基本です。IEの場合もActiveXは危険ですね。ブラウザが凍ることはおろか、場合によっては自分のPCの中身を盗まれたりすることもあります。

 でも、これからPCやアプリがもっと高機能になると、チェッカーでも確認しきれないような、また形を変えたブラクラがでてくるのでしょうね。イタチゴッコですが、そもそもそういうページに行くなって話しもありつつ、人間の欲望は哀しいものです<なんだそれ。

【webmaster注:みなさんの責任でお願いします。キケン!!】

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