| 1997年6月20日 「第3回ドームふじ観測拠点ミッドウインターフェスティバル」が始まった。食堂棟には例によって紅白の垂れ幕がかけられ、華やかな雰囲気が漂って?いる。開会宣言みたいのはなく、まずは「中華料理テーブルいっぱいコース」の乾杯が開会宣言と言った所か・・・。料理マラソンスタートのメニューである。
 
 「中華三昧メニュー」
 ・ボイルアスパラのオイスターソース
 ・冷菜盛り合わせ(クラゲ・蒸し鶏・中華ピクルス)
 ・車エビの蒸し餃子
 ・チャーシュー
 ・春巻き
 ・豚眠菜園
 ・中華ちまき
 ・チャーシュー饅頭  桃饅頭
 ・海鮮焼きビーフン
 ・海老チリソース トースト添え
 ・ぶりの中華風刺身 ホットオイル
 ・ねぎいか
 ・肉シュウマイ
 ・鶏肉のジンマヨネーズ
 ・から付きホタテ貝の清蒸
 ・ソフトシェルクラブの唐揚げ豆板醤ソース
 ・蟹チャーハン
 ・車エビと蟹むき身の中華揚げ春雨スープ
 
 蟹パーテイーの時は無言で進んでいったが、中華料理となるとなぜみんなしゃべるのだろうか???「さあどーんと喰ってネ」という雰囲気が雄弁にさせるのだろうか??
 
 会も中盤にさしかかった頃川村の兄ちゃんが「今日嫁の誕生日ですねん・・」とポツリと一言。前夜祭は「まだ会ったことがないけれど多分可愛いでしょう 兄ちゃんの愛妻 ふみこさんの誕生会」に切り変わった。37次隊がおいていった「オーストラリア製凄まじく甘い冷凍ケーキ」を引っぱり出して
 切ったまでは覚えているが、誰が喰ったかは記憶にない。
 
 この日のドームの空はPSC雲と言う夕焼けのように真っ赤な奴が鮮やかに出現していた。川村兄ちゃんの当直日誌をのぞくと「空がPSC雲で真っ赤に染まっていた。その中を体力お化けドクターは青春ドラマの様に走っていた。 空に向かってバカヤローと叫んだとか、叫ばなかったとか・・・。」まずは一日目が終わった。
 
 
								
									|  「ミッドウインター中華料理」
 
 
  「PSC雲」
 
 注意:写真はすべて国立極地研究所に属します。
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