2000.1.26号 12:00配信


Home


第38次南極地域観測隊 ドームふじ観測拠点越冬隊

「食と生活の記録」より/by 西村淳



「みずほ基地でお正月2」

さて2名減になり総勢11名になったパーティーだが、とにかく元旦である。新年会をやりましょうと言うことで、手持ちの正月セットをなんとか引っぱり出してきて、口取り・伊勢エビ・小鯛の塩焼き等を用意した。BUT盛り合わせにする大皿がない。あるわけがない。有田焼や青磁の盛り皿と贅沢は言わないがせめて、居酒屋で出てくる「刺身盛り合わせ10人前用」位の物はないかなあ・・と捜したところありました。

橇の横についている縦40cm 横50cm位のネームプレートが・・・それをはずしてきて、アルミホイルを敷くと和懐石には使えないが、小学校卒業の謝恩会位には使えそうな何とも見た目はきらきらとした入れ物が出現した。

なんとか格好をつけて種々の料理を盛り合わせにして出した。雑煮はだしをひいてやりたかったが、かつおも昆布もなかったので即席の若布スープにオーブンレンジで火を通した切り餅を浮かべて我慢して貰ったが、これはこれでまあまあいける一品になったのでないかと、自分だけで思っている。若布と餅が微妙にからまりあって、なんとも不思議な味覚を醸し出してくれた。もちろん余った伊勢エビの頭や鯛の塩焼き等は、味噌汁や潮汁に姿を変えて隊員の胃袋に成仏してもらった。又鯛の身はほぐして、醤油・七味唐辛子・マヨネーズ・乾燥玉葱で和えて次の日の昼食のサンドイッチの具にしたが、めちゃくちゃうまいシーチキンサンドと言ったところで、魚嫌いの子供でも多分おいしく食べてくれるのではないだろうか。もちろん日本で作るときには乾燥玉葱でなくてフレッシュの玉葱で作った方がよりおいしくなると思う。その際は玉葱を塩でもんだりしないで、薄くスライスした物をそのままはさんだほうが辛味もきいてうまいと思うがそこはお好みで・・。


「雪上車の正月料理」
注意:写真はすべて国立極地研究所に属します。
個人で楽しむ以外(メディア等への掲載)は禁止します。



あなたのご意見やご感想を掲示板に書き込んでください。

indexbacknext掲示板


Home
(C) 1999 Webnews
ご意見・ご感想・お問い合わせは webmaster@webnews.gr.jp まで。