2000.8.6号 06:00配信


めっちゃ田舎のお菓子屋さんの独り言


by 高砂屋菓子舗の渡邊

皆さん、初めまして・・・
私を知ってる人も知らない人もいると思いますが、自分のお菓子屋として、思ってること考えてることいろいろ書いていきたいと思います。

「将来なりたかったもの」

まあ、よくありますよね。小さいときに、将来何になりたいか? 大抵は、野球選手とかパイロットなんてのがあって。女の子なら、お嫁さんとか・・・。でも、自分はやたら現実的で小さい頃から、お菓子屋になるのが夢だったようです。自分では、忘れてしまいましたが小学校の卒業文集とかありますよね? その文集に「将来何になりたいか?」というところがあってなんと自分は、「菓子屋になりたい」と書いてありました。まあ、考えてみると小さい頃の夢はかなったんだなと思います。

しかし、けして自分の家がお菓子屋だったからとか親父の仕事をしてる姿に憧れてとかいいうことで、お菓子屋になったのではありません。根っから好きだったんでしょうね、お菓子が。食べるのも好きだし、作るのも好きですし。ただ、それが自分で気が付いてないだけでやはり親父の影響と言われるかもしれませんが・・・

高校を卒業して、いきなりお菓子屋になったわけではありません。高校を出て、自分は自衛隊員になりました。いわゆるサラリーマンですね。でも、そのサラリーマンになって初めて給料をもらったときに、自分はすごく不思議だったんです。「何も生産してないのに、こんなにお金をもらっても良いのかなあ・・・」自分は、生産をしてそれをユーザーに提供してその利潤が自分のお金になるのが当たり前と思っていたので、すごく不思議だったのです。で、6年間自衛官をしていたのですが、最後までそのことが自分で納得できなくて、「やっぱり、自分のやりたいことをやろう」と思って自衛隊をやめました。でも、その6年間は無駄ではなかったと思います。自衛隊という環境にいたせいで、視野を広く持とうと思うことができたのですから。


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