2005.6.12号 08:00更新


和歌山県全体の散歩をしてみましょう

(レポート:塩崎 倬)


投稿するのを数日の休みだ・・・と思っていましたが、気が付けば6月も半ばに入ってしまいました。
現在の和歌山は、水田に水が入り早苗が綺麗に植えられて風に揺れている・・・結構のぞかな景色を見ることが出来ます。

今回は、和歌山県全体の散歩をしてみましょう・・・。
和歌山には、<橋本市・和歌山市・海南市・有田市・御坊市・田辺市・新宮市>とありますが、合併などでその地図が変わろうとしています。

その前に、散歩をしてみたいと思っています。
橋本市は「奈良県と大阪府に接しており」経済圏は・・・大阪府の方になります。サラリーマンは、殆どが大阪に通勤をしていますから・・・観光としては、高野山の玄関になりますよね。それに、戦国時代の武将 真田 幸村が住んでいた庵が今でも残されていますし、高野山を開いた弘法大師の母親が修行中の我が子(弘法大師)の身を心配して訪ねて来たが修行中の山にあがる事が出来なかった為に、山の麓にある寺院まで母親に会いに九度降りて来た事から九度山という名が付いたと言われる町も有ります。それに、フナ釣りをする方には知られているかも知れないですが、<フナ専用の釣り竿>が生産されており有名です。(一本 数十万の銘が入ったものが多いようです)

その橋本市から紀ノ川に沿って下ると和歌山市があります。和歌山市は、御三家の一つであり町の中心にお城が残されています。
住友金属の製鉄工場があり経済の中心ですが、最近までは、鉄の生産が不調で沈んでいましたが鉄の生産が復活するようで期待されています。

国道42号線(通称;死二号線と呼ばれている)を南に下ると海南市(漆器が有名です)・有田市(ご存じ温州ミカンの産地です)を経由して御坊市に入ります。
この御坊市は、文楽や能で良く上演される<娘道成寺>で有名な道成寺が有ります。この道成寺には、国宝級の仏像や重要文化財に指定された仏像が沢山有りますから和歌山の方に来られた時には是非お立ち寄り下さい。さらに、<絵解き説法・・巻物2巻からなっており、結構面白く語ってくれます>が頻繁に開かれておりますからこちらの方もお聞きになられたら面白いです。<さらに、アメリカ村・・・南米の方に移住した人たちが帰って来て、モダンな家を建てて住んでいることからこの名が付いた様です>この御坊市を過ぎると海釣りをする人たちには、(たまらん・・!)となる、磯が多くなって来ます。
 田辺市は、武蔵坊弁慶の生誕地と言うことになっていますし、白浜温泉の玄関口です。のんびりとした良い町ですよ。

 ここを過ぎると42号線は、海岸線にそって曲がりくねって走るわけです。従って、和歌山市から新宮市まで昔は<片道5時間30分から6時間を要しました>
JRの特急で専務車掌が<揺れのために列車に酔う>事が有るとか・・・笑えない本当の話があるんですよ。とても綺麗な海岸線です。
 新宮市の手前には、「串本・勝浦があり」 串本は、潮岬が有名ですよね(台風のシーズンには必ず登場する場所です)勝浦は、温泉でも有名ですがそれ以上に那智山の玄関口ですから・・・国道42号線から30分から40分位山の中に入りますが、深閑として素晴らしい景色が見られます。

 ここまで来ると新宮はすぐそこです。新宮市は、三重県・奈良県・と接していますが、一番和歌山県の端になるので、商業圏はむしろ名古屋の方になるでしょうね。和歌山の方に出て来るよりも名古屋に出る方が近いですから・・・。この新宮市は、熊野三山(本宮大社・速玉神社・那智大社)を控えていますから観光と言うよりは、信仰の町になるのかも知れません。

 今回のレポートは、少々欲張りすぎてしまいました。海岸線(42号線)の良さが十分書けなかった様に思いますが、和歌山の特異性を感じとって頂ければ良いかな?と思っています。次回は、山間部を通ってのレポートをしてみます。








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