2002.3.12号 06:00配信


さくらうめこの梅小路

3月11日(月)留学生の贈り物

(サロマ町:うめこ)



我が家には時々留学生がホームステイするが、5年前に来た子の友だちで、ちょっと遊びに来たことのある子が帰国する前に来北し寄ってくれた。袖触り合った仲でしかないのにわざわざ会いに来てくれて、とてもうれしかった。1泊だけの短い逢瀬ではあったけれど、凝縮されたいい時間を過ごすことができたと思う。

永い日本での留学期間にはいいことばかりではなかったかもしれない。そんな中で勉学を深め無事卒業して帰国していくことは本当に並み大抵ではなかったと思う。ところが本人はちっとも偉ぶらず、気さくで笑顔が素敵なエイジアンチストである。

来るのが遅くなり、わたし達家族が空腹で食事をしないで待っていたことに涙して謝っていた。そんなんじゃない、単にわたしがさっさと用意できなかっただけなのに。○気を使って自国タイのカレーを作ってくれた。子ども用に辛みをおさえて。○食事の後にはさっさと立って食器を洗ってくれた。○小さな子ども達と楽しそうに遊んでいた。子どもは大好きだと言う。○娘の化学の宿題を手伝ってくれた。ちょっと時間はかかっていたが、さすが大学の博士号である。○旅行は観光よりホームステイをして、生の町の人との出会いが楽しいと言う。

わたしもまたいい出会いを思いもかけずにプレゼントされ本当にうれしかった。アジアの留学生はとてもいい子が実に多いような気がする。元気に帰国して 自国の為に多いに活躍して、生活を楽しんで欲しいと思う。卒業おめでとう。そして会いに来てくれて本当にありがとう。いいものをたくさん頂いてうれしかったです、重ね重ねの素晴らしい贈り物だった。




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