2001.7.14号 07:00配信


さくらうめこの梅小路

7月13日(金曜日)想像力と感性と

(サロマ町:うめこ)


所用にて札幌に出かけ、とある作家とお会いする機会を得ました。会食をしながらの話の中で、おもしろいことをたくさん聞くことができました。彼は最近、機会あるごとに若者向けの講演を引き受けて、色々なことを投げかけようとしているそうです。「大人はもうダメです、これからはせめて子どもに分かってもらってこの世を変えていかなくては。」そういう気持なんだそうです。

「まんず子どもは待たせなければ」が持論らしです。「モノを簡単に与えちゃってはいけません。我慢させましょう。それから空腹を経験しない子に、生命の尊さなんてわかるはずはないのです。機械もいけません。機械は想像力と感性を育てないばかりか破壊します。だけど便利だ?便利がなんぼのものです。その便利さによってどれだけのモノを失ったか分かっていますか?」と言うことはかなりきついですが、的を得ている気もして耳を傾けざるを得ません。

「携帯?あれはみっともない。地下鉄に乗っても絶対に座りませんよ、カッコ悪いでしょ。化粧?化けなきゃいられないような顔はさらすなってんだ。」総てが彼特有の美学です。人を育てようと思ったら自然にさらすこと。土に触れ風に吹かれて人はの心は育つのです。

機械のない世界。自分の足で歩くのみ。空腹のくり返し。あるのは海と山と空と風と、そして目の前の道一本。ごりさん、どんだけ想像の中で毎日を送っていますか?開聞岳に、どんな人間が到達するのか、わたしは今から楽しみにしています。



【ごりさんメール】

この種の議論はさて?科学や便利を否定したって恩恵はしっかり受けてる訳だし。かと言って科学や便利一辺倒は肝心の人間性がねー 結局のところ 機械や便利はあくまで利用しそれに使われない自分をしっかりもつことが大切かなーと。子供時代が今ほど便利でなくて良かった! でないとこんなに歩くごり出来んかったよきっと。
「これ以上便利になれば不便だワ」の川柳 気に入ってまーす こちら猛暑!です 体の皮がもう火傷みたいに剥けました。




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