2001.6.13号 07:00配信


さくらうめこの梅小路

6月12日(火曜日)「十三湖のばば」

(サロマ町:うめこ)


【ごりさんメール】

寝てて寒かった 靴下二足濡らしたから 予備買います 4時出発します
湖畔です ばばに会えるかな?小雨
岡島さんはじめオホーツク応援団みなさんへ深謝し津軽わたった。とお伝え下さい
ずっと雨! 雨の俳句万と作るぞー! 車力 通過!
相変わらずよく降ります たくさん雨の句ができて 最高! 寒くて 酒飲み歩いてまーす
やっと落ち着きました!やはり一日中の雨はこたえます。特に寝る場所さがしは。
“野宿” の二字裏 手錠当然や寸前のこと多々で〜す 早くもうゴールしたいなー


ごりさんの足どりとともに地図をたどると、ここ津軽半島の西側に「十三湖」という湖があります。聞いたことがある地名だと思いきや、うちに「十三湖のばば」という民話の本がありました。さっそく読み返してみると、昔の東北の貧しい農家の暮らしの様子が“ばば”の口を通して語られたものでした。かつては本当に貧しい暮らし振りで、赤ん坊はエジコに入れっぱなしで田んぼの端に置き去りにされ、そのための事故も多かったし、小さな子の手も貴重な労働力としてあてにされ、無理がたたって命をおとすようなことまで日常茶飯事のようにあったようです。

そうして次々と子ども達を亡くしていったことを、戦争に取られた子どものことも含めて“ばば”が淡々とした語り口で綴っていました。そんな歴史のあるところを、今日のごりさんは一足一足歩みを進めたのでした。今ではしじみで有名な観光地でもあるようです

子どものことではわたしも色々ありますが、とにかく元気でいてくれることだけでも感謝したいと思いました。

「貧しさに 幼子亡くす 十三湖」





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