2003.8.21号 07:00配信



#112
いくらの醤油漬け


お湯に漬けてバラバラにほぐした状態のもの。
みりんと醤油に漬けました。


マスやサケが手に入る時期となりました。メスの腹には卵が入っています。ナマの魚卵が手に入ったら醤油漬けを作ってみましょう。魚はまず腹を裂いて、中から卵を出します。卵は熟すと堅くなってそのままでもほぐれることがありますが、たいていは透明な袋で包まれています。そのまま漬ければ筋子ですが、中まで塩分が通りにくかったりしますので、素人はバラ子にする方が安全ではないかと思います。たまごをほぐすにはお湯を用います。生のものにお湯を使うのは勇気がいりますが、手早く処理するようにしましょう。

ボールにやや熱いくらいのお湯を張り(50℃くらい)卵を入れて、かたまりをやぶるようにほぐしていきます。お湯で透明な袋が縮んでいきますので、手でしごいて卵をほぐします。卵の表面もやや堅くなってはずしやすいと思います。手早く皮と筋とを取り除いたら、お好みでみりんや酒と醤油に漬けて最低でも一晩おいてからいただきます。(ていねいにする場合はみりんや酒を煮切って冷ましてから使いましょう。)

自家製のおいしいいくらの醤油漬けのできあがりです。冷凍保存もできますが、冷蔵庫に入れたものは早めに食べ切るようにしましょう。


醤油を吸ってプンプンになったいくら。味が足りなければ醤油を足しましょう。


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