2001.6.26号 07:00配信


小泉人気


 今更言うまでもない、小泉さんの人気ぶりである。
 身近でも政治の話題が増えた。日常会話の中にも、小泉さんがどうしたとか、小泉さんが言った言葉がよく登場し、それが、また場を盛り上げる。
 それまでは、オヤジ同士の井戸端会議は別にして、政治の話は暗くて、煙たがられていた。ましてや若い女の子との会話などではタブーに近かった。
 でも、個人的には政治を敬遠する風潮はよくないとずっと思ってきた。もっと、気軽に政治の話ができれば、いやできなければこの国はおかしくなると・・・。
 いわゆる私は、政治に関心はあるが無党派。そんなこんなで、どちらかといえばアンチ自民だが、その時々のブームや気分に左右されて、いろんな政党に投票してきたのだった。 
 そして、今日の小泉人気。彼が3度目の正直で劇的に自民党総裁に選ばれて以来、世間の関心と期待を一身に集め、その勢いは今だ衰えていない。
 政界の内側のことまで我々庶民には分からないが、彼はその後もそつなく仕事をこなし、支持率90%近くを維持している。
 この支持率に対して、よく「危険な傾向だ」という表現が使われる。私もそう思う。だが、現実を見ると仕方がないとも思う。 
 政治の世界を庶民レベルで見る限り、明らかに小泉さんという存在は突出している。なぜ、彼の言葉だけが直接、我々の心に響くのだろうか?テレビが面白おかしく取り上げるせいだろうか?今、彼と対等の存在感を持った政治家がいるだろうか?政界に限らず、何かと無味乾燥な世の中で、彼の存在感は異質だ。
 小泉さんの人気ぶりを見て、立場や主義主張といったものを越えた人間の力というか、味というか、そういうものが存在するということを改めて感じた。そういうものの可能性やパワーは馬鹿にならない。

(tomy)



もどる





Home
(C) 2001 webnews
お問い合わせはwebmaster@webnews.gr.jpまで