2000.8.4号 15:00配信


スペシャルオリンピックス北海道


SO軍団オホーツクを走る
 現地取材班「ハッピーオウル」

「ヒョウタンから駒ならぬ、飲み会からマラソン」
酒はどうやら小脳をマヒさせるだけでなく、カラ元気と向こう見ずな勢いも与えてしまうらしい。特に若者達には----。

ちょっと時間を遡る。
時は6月10日の夜、某スナックでの焼酎談義の再現。

学生T子
朋ちゃん(SO北海道のアスリート)がオホーツクマラソンに出場したいと言うんだけど、みんなも一緒に走らない?
若者S男
いいねぇー。やろうよ。SOのプログラムだけに閉じこもるのではなく、いろんなものに挑戦して、やれば出来ることを見せようぜ
学生H男
朋ちゃん、長野大会ですごい自信付けたもな。俺も走る
学生Y子
SOのTシャツ着てさ、走ろう。SO軍団オホーツクを走る!ってさ。
若者S男
初めてだから無理をせず、10kmに挑戦しよっか
一同 10kmだったらなんとか完走出来ると思うな。出るんだったら早速練習しなくっちゃ
学生H男
月曜の朝から走ろうよ。俺さ、他の学生も誘ってみるよ。
学生T子
みんな、いいのね。じゃぁさ、わたし明日朋ちゃんに連絡するから、月曜日の朝6時に朋ちゃんの家に集合よ。
一同 ハーイ。オホーツクマラソン出場を祝って乾杯!!

こうして、いとも簡単にマラソン出場は決定。朝まるで弱い学生諸子達が酒の席で、すっかりその気になった瞬間である。後日、これは、冬季長野大会で朋ちゃんのコーチを務めた学生T子の謀略であるという噂がまことしやかに流れたが、真相はヤブの中。

6月12日、情報を入手した筆者は紋別公園へと向かう。果たして、SO軍団は走っているのか?いたいた、山内朋美アスリート他5名の若者が軽快にランニング中。問題は続くかどうかである。それが何と、挫折せず持ちこたえたのである。山内アスリートに学生達が引きづられたと言った方が的を得ている。とにもかくにも大会直前には、コースの下見をかねて、ロードトレーニングも行い、10km完走の感触を得た後は、本番を待つのみとなった。

・・・閑話休題・・・

7月16日朝、夜来の雨は上がったが、トラックはぬかるんでいる。7時30分にフルマラソン出場者がスタート。続いて、7時45分にSO軍団(男3名・女3名)はお揃いのTシャツを着て、笑顔でスタート。陸上競技場を後に海岸線を南下、潮風を受けながら一団となってひた走る。応援組は、車で移動しながら声援。弱心臓破りの丘を越え5キロ地点を無事通過。朋ちゃん軍団はおしゃべりをしながら快走?学生Y子は遅れているが、同僚のM男がしっかりサポート伴走。(これがSO的きずな。)8キロを通過。そして、応援組が待ち受ける中笑顔でゴール。Y子もM男と一緒に無事完走。

「やればできる」ことがまた一つ増えた。

「自信」もまた一つ生まれた。 

午後からはW医療委員長庭園にて、テント付き雨中ビールパーティ。ビールの美味しいことこの上なし。筆者もおこぼれにあずかりました。

ご馳走様でした。

みなさん、ご苦労さん。

つぎの「やればできる」は、なんですか? たのしみですね。


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