ほぼ週刊さろま2003.6.114 10:00発行 第151号

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┃・★・・・・・    ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま    ・・・・・★・┃
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。
      (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

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│【巻頭言】 by ももっち                           │
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 日曜日が運動会だった学校も多いと思いますが、晴れ晴れとした空の下、元気
 な子ども達の声が響き渡った事でしょう。子どものガッツに負けてはならぬと
 張り切り過ぎた私は、翌朝からアチラコチラの筋肉痛に悩まされました・・・

 雨の降らない日が続き、農作物の生育が心配されますね。畑の真中では、ドン
 と構えたスプリンクラーが活動していますし、朝夕には小麦の防除も行われて
 います。ビート畑ではカルチがひかれていますし、牧草の刈り取りも始まって
 います。賑やかになってきましたね。

 賑やかといえば、そろそろサロマの一大イベント「100キロマラソン」の話
 題も聞こえ始めました。町内でもトレーニングをする方の姿を見かけます。昨
 年のこの時期は(もちろん当日も)マラソンの話題で非常に盛り上がった“ほ
 ぼさろ”誌上ですが、今年は何か特集でもするのでしょうか編集長?

 ┃今週のサロマ、小麦の防除作業の様子。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0611_iku.html

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│【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ                      │
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 『留学生来たる』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 先週より、USAアラスカ州パーマ市の高校生達が短期留学で来町中である。
 パーマ市との姉妹都市交流はもう23年にもなり、高校・小学校に続いて中学
 校も姉妹校提携を結び、色々な形で交流を続けている。市井の人達も数多く行
 き来し、小さな町の国際交流もすっかり定着した。AET(英語指導助手)も
 入れ代わりはするが、ずっとパーマ市出身の方にお願いできるのも大きな財産
 となってきている。

 初めの頃はホストファミリーを引き受ける家庭も少なく、外国人に対する構え
 があったようだが、最近ではパーマの人達を自然に家庭に迎え入れて、それぞ
 れの交流を楽しんでいるように思う。一昨日も留学生の面々がわたしの部屋を
 訪れてくれたが、みなサロマの暮らしをエンジョイしているのが想像できるい
 い表情であった。その笑顔を見ると、おそらくサロマからパーマ市を訪問する
 佐高生達も、きっといい経験を積んできたであろうと想像もでき、うれしく思っ
 た。

 ただひとつ心配なのは、今、問題となっている市町村合併がもし実施されたあ
 かつきにも、今のような小さな町の暖かい国際交流が変わらず同じように継続
 できるかということである。できるものならば今までと同様、海を越えた実の
 ある交流が末永く続けられることを願うものである。

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│【慶弔】 by ももっち                         │
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 ☆お誕生おめでとう!4月生まれの赤ちゃんです。・・・・・・・・・・・・

  川西  佐伯悟さん・雪江さん  朱羽(あげは)ちゃん 4月1日生まれ

  永代町 吉野慶英さん・千恵さん 柚咲(ゆずき)ちゃん 4月6日生まれ

  川西  平戸鉄也さん・友紀さん 理久(りく)くん  4月23日生まれ

  浜佐呂間 今地一孝さん・みちこさん
                  真緒(まお)ちゃん 4月30日生まれ

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│【今週のお知らせ】 by なおき                     │
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 6月12日(木) 若佐ふれあい会 若佐 10時

          ツ反判定・BCG接種 若佐診療所 10:15〜10:45
                     小田医院  11:15〜11:45
                     佐呂間医院 13:30〜14:00
                     厚生病院  14:30〜15:00

 6月13日(金) 心とからだのリハビリ教室
                   浜佐呂間活性化センタ― 10時

 6月14日(土) 遠軽地区社会教育委員研修会 町民センター 13時

          お話広場 図書館 14時

 6月 8日(日) 運動会浜佐呂間小中・幼稚園 浜佐呂間小中・幼稚園

 6月17日(火) 3種混合接種 若佐診療所 10:15〜10:45
                 小田医院  11:15〜11:45

          札響あすなろコンサート 幌岩小学校体育館 10時

 『人形劇講演会』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 みなさんお待ちかねの「ぱんぷきん」のお母さんたちによる人形劇公演会を開
 催いたします。
 今年も新作の人形劇やパネルシアター等々楽しい出し物がいっぱいです。
 みなさんのご来場をお待ちしております。

  日 時:7月5日(土)午前11時から
  場 所:児童館 入場無料

 『遠軽地区7か町村青年バスツアー』・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 遠軽地区7ヶ町村の青年を対象とした研修事業「青年バスツアー」が開催され
 ます。この事業は、遠軽地区青年団体協議会が主催し、各町村の青年が研修を
 通じ、親睦交流を深めようということで開催されています。この機会に参加し
 て町外に新しい仲間をつくりませんか?

  期 日:7月26日(土)〜27日(日)(1泊2日)
  研修先:富良野市
  内 容:(土)体験学習 係留熱気球体験・ジャム作り体験
      (日)視察研修 ふらのワイン工場・麓郷の森
  対 象:遠軽地区7ヶ町村在住の青年(各町村4名)
  参加料:5,000円程度
  主 催:遠軽地区青年団体協議会
  申込み:6月17日(火)までに教育委員会社会教育課(2-1295)まで

 『さろま町民講座 夢工房 〜アウトドアクッキング〜』・・・・・・・・・

 大空の下、家族みんなで“わいわいガヤガヤ”アウトドア料理に挑戦してみま
 しょう!屋外でみんなで食べる料理は、とってもおいしいよ!

  期 日:7月6日(日)10時〜13時
  場 所:佐呂間町体育館裏 バーベキューハウス
  内 容:スモークチキン&段ボールでピザ作り
  対 象:全町民
     (小学3年生以下の方は、保護者の方と一緒に参加して下さい)
  参加料:大人500円、子ども300円程度の予定
  定 員:40名(申込み多数の場合は家族単位で抽選し後日通知します)
  申込み:6月20日(金)までに教育委員会社会教育課(2-1295)までお申込
      み下さい

 『ぐるっと一周!サロマ湖冒険ツアー参加者募集』・・・・・・・・・・・・

 サロマ湖に隣接する3町の小中学生が、サロマ湖や周辺での様々な体験活動を
 行なうことにより、参加者相互の交流を図り、地域の自然や環境・産業などに
 ついて理解を深めます。

  主 催:サロマ湖冒険ツアー実行委員会
     (湧別町教育委員会・佐呂間町教育委員会・常呂町教育委員会)
  後 援:湧別漁業協同組合・佐呂間漁業協同組合・常呂漁業協同組合
      常呂少年自然の家
  期 日:平成15年7月19日(土)〜7月21日(月) 2泊3日
  会 場:1日目 湧別町 、2日目 佐呂間町 、3日目 常呂町
  内 容:キャンプ、ホタテの貝むき、幌岩山登山、花火
      食糧調達ウォークラリー など
  対象者:小学4年生から中学3年生までの児童・生徒
  定 員:75名(各町25名)
  参加費:3,000円(2泊3日分)
  申込み:7月4日(金)までに教育委員会 社会教育課 2−1295へお
      申し込み下さい※定員に達した時点で締切りとさせて頂きます。
  その他:詳しい日程等については、参加決定後に通知致します。

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│【エクスカーションツアーのお知らせ】〜斜里・清里・小清水町商工会提供 │
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 サロマ湖100キロウルトラマラソンにご出場のみなさんに朗報です!

 サロマ湖100キロウルトラマラソンの参加者及び同伴の方を対象に、オホー
 ツク観光を楽しんでもらおうという企画です。先着15名の方を、まず26日
 女満別空港までお出迎え、27日は斜里岳登山、28日はマラソンコースを逆
 走して出発地湧別町までご案内。

 宿泊及び参加料は無料です。締切は13日(金)です。急いでご応募ください。
 詳しくは下記からどうぞ。

 ┃パイロット事業 オホーツクエクスカーションツアーのご案内┃
  http://www.phoenix-c.or.jp/~abasei/pc/excursion/

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│【今週の話題】 by うめこ                                 │
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 『カッコウの季節』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 カッコウが気持ち良く鳴く季節となりました。「カッコウカッコウ」の声は本
 当に気持ちのいいものです。でも時々変な声が・・・「カッコァーカッコァー」
 とちょっといただけません。そう言えば山のウグイスも、時々「ホ〜〜ケキョ
 キョキョキョ」などと鳴かれるとコケてしまいます。鳥にも音痴がいるのでしょ
 うか。例え音痴であったとしても、この季節、鳥の声が響くと幸せを感じます。

 『運動会』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 運動会シーズンでした。日曜日はこれぞ運動会日和とも言えるほどの好天に惠
 まれ、文字どおり雲ひとつない青空でした。我が家は小学校近くにあるので、
 いつもこの時期になると練習の様子を覗きに行ったりしますが、最近は練習期
 間がとても短い気がしますね。昔々、うちの子どもが小さかった頃は、学区対
 抗リレーなんかも真剣で、放課後、空き地に集まって、高学年の指導のもと、
 バトンタッチの練習等をしていた姿が印象的でした。

 『留学生』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今、サロマの町に留学生が来ています。姉妹都市のパーマ市の高校生達です。
 毎日学校に箸付きの塗りの弁当箱を持って通っています。迎えるホストファミ
 リーは会話に必死で、家族同士も「いえーす。おっけー。」などと話している
 ようですが、当の留学生達は乾いたスポンジのごとく日本語を吸収し、「メッ
 チャ、オモロ。」などとしゃべっているとか。それって、日本語?

 ちなみに留学生の一番のお気に入りは“パークゴルフ”、毎日のようにコース
 に出て励んでいます。おまけにピッコロさんとか弘内さんのソフトクリームと
 か、サロマの学生達のたまり場をすでに制覇しているのにも驚きです。今週は
 佐呂間高校が前期(2学期制になりました)の中間試験中で、留学生は焼き物
 とか日本舞踊とかお琴の体験にもいそしんでいます。いい思い出がたくさんで
 きるといいですね。

 『サロマ湖100キロウルトラマラソン』・・・・・・・・・・・・・・・・

 サロマ湖100キロウルトラマラソンが近づいてきました。町の中でも近隣の
 町でも走る人の姿を目にします。この季節、走る人を見ると、みんなウルトラ
 マラソンランナーに見えるのです。

 町の中でも準備が始まりました。お手伝いの募集、コースの計測、物品の確認。
 今年も佐呂間高校生がボランティアで参加します。そのために総合学習で色々
 調べたりもしているようです。さて、今年のお天気はどんなでしょうか。

 『カボチャ』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 町内の畑にもカボチャの苗が植えられて、いよいよカボチャの町「サロマ」で
 す。カボチャ祭りに向けてのアピールの一環でもある、アトランティックジャ
 イアントの苗配りも行われました。

 そこで、キリンさんと相談の結果、「カボチャ育て体験記」でも始めようかと
 いう話しになっています。とは言え頼りない二人のこと、キリンさんは母上の
 助けを借りるとか。果たして無事に育つのか心配ですが、取りあえずはもとの
 お姿“種”を今週はお目にかけておきましょうか。

 ┃カボチャの種、アトランティックジャイアントとおもちゃカボチャです。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0611_kabotya.html

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│【亜母羅子 活躍する】 by ほぼさろ札幌支局長ぴかちゅ           │
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 今年の「YOSAKOIソーラン祭り」に、今年も佐呂間の「YOSAKOI
 ソーラン亜母羅子(あもらす)」が出場しました。和太鼓を取り入れたリズム
 で、法被はサロマ湖に沈む夕日をイメージしたデザイン。夕日の赤をモチーフ
 にし、佐呂間の雄大さをアピールしました。亜母羅子は大会の最高潮に達する
 7、8の両日出場。大丸札幌店の特設会場を皮切りに、大通、新さっぽろ、三
 越前などで踊り、息のあった踊りを見せました。大通のパレードコースでは、
 長旅の疲れ切った表情も見せず、激しい踊りを見せ、沿道からは大きな拍手が
 送られていました。

 ┃YOSAKOIソーラン祭りに出場中の亜母羅子。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0611_amoras.html

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│【国際交流】〜パーマ高校生がやって来た!〜 by ゆうこ                 │
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 『留学生、今週の予定』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   6月11日(水)  若佐中学校訪問。日本舞踊体験・お琴体験

   6月12日(木)  佐呂間小学校訪問。ホタテ工場見学・船に乗る

   6月13日(金)  網走市観光

   6月14日(土)  ホストファミリーと行動

┌───────────────────────────────────┐
│【とものお気楽日記】〜山梨から故郷サロマへ向けて送ります。      │
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 『大切な空間』

 先日、実家の静岡でお祭りを見た。大きな神輿櫓(みこしやぐら)とずらっと
 並んだ屋台。前に進めない人ごみ。神輿は小さな子どもも前で綱を引っ張り、
 櫓の中には大人が賑やかに太鼓をたたいている。龍や鷲などが彫られている木
 造の神輿は、黒光りしていていかにも時代を感じさせる。

 屋台は北海道でもお馴染みのお店が多かったが、中でも大勢の子どもや大人の
 心を掴んだのは50軒以上ある屋台の中でただひとつの小さな屋台。飴細工の
 お店だった。数々のやはり黒光りした木製の名札が店の前にかけてある。いぬ、
 ねこ、ぞう、、、ティラノザウルスとピカチューだけが少し真新しい板だ。赤
 や青の食紅を飴に塗って色付けする筆と、飴を切って形を作る糸切バサミ。ど
 ちらも古く、ただそれだけで他に道具は要らないところが、なんともいい。裸
 電球の下で次々出来上がっていく動物たち。手を休めることなく体を揺らし、
 しかしいつでも優しいまなざしで子どものリクエストを受けている。職人だなっ
 て、嬉しくなった。私も子どもにせがまれ、蛇とウサギを作ってもらった。わ
 が子はそれを何度も眺め、写真を撮り、そして何日もかけて少しずつ味わって
 いた。

 もう一軒、通りの最後のお店には、強烈な世界があった。カルメラ焼きという
 店には、映画で出てくるような白い帽子をかぶりスーツ姿の背筋のぴんとした
 老紳士が立っていた。若い人には馴染みの少ないお菓子となりつつある。が、
 若者、子ども向きのお店の中、このお店だけがわが道を胸を張って貫いている
 気がする。一緒にいた母親は、懐かしいといってひとつ買い求めていた。9時
 を過ぎ、どのお店もたたむ時間となっていたが、ひとつ売れても、にこりとも
 しない紳士だった。それが、なんとも粋で、私はすっかりその老紳士が好きに
 なった。

 時代は急ぎ足で流れているのに、お祭りという空間は、ずっとそこに留まって
 いるようだ。見物人だけが、時代を駆け巡っている。だが、きっと彼らの記憶
 の中には、小さいころと同じ空間を感じているに違いない。タイムスリップし
 てゆける安堵感の中、次はわが子や孫、親友たちとその空間を共有しようとす
 る。伝統とは、心の支えとなり、心を繋げる役目もし、人にとって大切な空間
 なのだろうなと思う。初めての空間に子どもたちは目を丸くしながらも、しっ
 かりと飴細工を大事そうに手に握りしめていた。

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│【キリンのぶつぶつ】 by キリン                    │
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 6月7日(土)『牛のお話』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 −トリミング編ー 平成15年6月6日 共進会前日

 共進会とは、言わずと知れたホルスタイン牛の美人コンテスト。ホルスタイン
 牛というと白と黒のコントラストにぽっちゃりとした風貌。広〜い牧場で、呑
 気に草を食んでいるといったイメージが一般的ですよね。なんのなんの、この
 コンテストに出場する牛達はみな、身がキリリとシャープでその毛は綺麗に刈
 りそろえられそれは美しいんです。先日、その毛刈りの様子を見せていただき
 ました。

 この日ご協力くださったのは、仁倉の惣田譲治さんと平成15年1月11日生
 まれのスターちゃん5ケ月です。鼻のところに斑紋があるので家では千昌夫と
 呼ばれてるそうです。お話は譲治さんと妹の新奈さんにうかがいました。

 生まれた時は2センチ程だった毛も、5ケ月ともなると5センチくらいになり
 ふかふかで柔らかい。牛がこんなにロンゲ?とは驚きでした。汚れを綺麗に洗
 い流し毛を乾かし、いざカットです。まずは、小さいバリカンで足の裾から上
 へ、そして顔・耳。バリカンを大型に替え胴の部分へ、おとなしいので作業は
 リズミカルに進みます。あんまりおとなしいので、毛を刈られるのって気持ち
 よいのかと思い聞いてみましたが、お初でこんなにおとなしいのは珍しいとの
 ことでした。

 最後に背のラインを残しブラシを使いながら整えます。仕上がるまでに1時間
 半で完成!と思いきや最後の仕上げは翌日コンテスト前にあと30分かけてす
 るんだそうです。こうして2時間かかってあのピカピッカの牛が完成するので
 す。みなさん輝くホルスタイン牛、一度ご覧あれ

 それにしてもこのお二人毛がりしている間、スターちゃんにずうっと声をかけ
 てるんです。あのピカピカは愛情の証でもあるんですね。
                  (キリンファミリー「アマノッチ」編)

 ┃牛のトリミングの様子。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0611_kirin2.html

 6月8日(日)『運動会』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 運動会日和の日曜日。頑張れ〜・負けるな〜の声援の中、出場者のアドレナリ
 ンも気温も急上昇。子どもから高齢者の方までフル出場。小規模校ならではの
 運動会。遅れて走って来た友達を待ってる低学年。和やかな中にもちょっぴり
 得点表示が気になる..。この競技何点だ(笑)。青年団からは、格安でかき氷・
 ヨーヨーすくい等の出店も。天気で良かった。

 ┃楽しげな運動会の様子。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0611_kirin.html

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│【森からのたより(28)】 by 釜爺                    │
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 『鹿々子』

 ある居酒屋での話である。「鹿の横断道があるんだ、鹿とぶっかってね、それ
 から鹿恐怖症になっちゃった」夜、冨武士道路で車を走らせていて、道を横断
 中の鹿をはねて死なせてしまったというのだ。「ほっとけないので、警察にと
 どけるとさ、あんただけじゃないよ、二百何十件だかの被害届けがあるってな
 ぐさめられた」数字はまさかサロマ町だけではないだろうけれど、道路横断中
 の鹿との衝突事故の話はよく耳にする。

 友人の奥さんも、事故にに遭遇した。フロントに乗り上げた雄ジカの角がガラ
 スを突き破って運転席に刺さり込んだと言うのだから怖い。その鹿は逃げ去っ
 たそうだけれど車はかなり壊れたらしく、とんだ災難だったが人間が串刺しに
 ならなくて儲けものだったと苦笑いしていた。

 鹿の横断道を一日に何度も往復している釜爺も車を急停車して難を逃れたこと
 は数回あるが、事故を避けれたのは運が良いだけだったのだろう。これほどに
 増えたエゾシカも、かって絶滅の危機に晒された時期があった。アイヌの人た
 ちの食料源でもあった森の動物たちは、開拓者がやって来ると鉄砲による乱獲
 で急速に減少してしまったのだ。エゾオオカミに至っては、家畜を守るために
 何とかと言う毒薬で全滅して、幻のオオカミになってしまった。エゾシカも保
 護政策がなかったら、オオカミと同じ運命になったに違いない。

 しかし、エゾシカの被害も深刻だ。随分、昔になるけれど、石北峠をドライブ
 していて、麓の畑の周囲を「かかし」で取巻いている風景にでくわし、あまり
 の数の多さに車を止めて眺めたことがあった。鹿の被害に対抗して人海戦術に
 でたと言う図なのだろうけれど、効果の程はとなると疑わしい。

 「かかし」の語源は「嗅がし」で、耕作地の作物を野獣から守る為に動物の嫌
 がる臭いのする物を周りに置いたことが「かかし」になったのだそうだ。「か
 かし」を漢字で書くと「案山子」だが、語源との関連はあるのだろうか。案山
 子の集団を見た後、何かの本を読んでいて、地方によっては「鹿々子」と書く
 ところもあるとあり、納得したものだった。

 雪解けの頃、雪原から顔をだした緑の秋蒔小麦畑にエゾシカが群れて芽を食む
 風景などにでくわすと、人ごとながら被害が気になるが、人と動物との共存に
 も利害の対立があって、難しい物だとつくづく思う。

 ともかく、衝突事故をおこしても、支払い能力の無い鹿のこと、こちらが丸か
 ぶりになるわけだから、鹿の横断道を「しか」と見極め自己防衛に努めるしか
 ない。これも田舎暮らしの知恵と言う奴、ぶつかる前から、すっかり「鹿恐怖
 症」にかかってしまったようだ。

┌───────────────────────────────────┐
│【あっちこっちのサロマニアン】 by 沖縄の小梅                      │
└───────────────────────────────────┘

 『自分とは何か??』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 青年心理学の講議での内容です。

 みなさん、『自我同一性(じがどういつせい)』ってどんなものかご存知でしょ
 うか。自我同一性(ego-identity)=社会化によって獲得した自己概念・価値
 観・人生観を元に人格的に同一性を持っているという意識。異なる社会的役割
 を実行する背後に存在する「ただ1人の自分」を発見すること。だ、そうです。
 これじゃあなんだかこ難しくてわかりにくいですね。

 私を例にしてみれば、異なる社会的役割=家族の中の『娘』としての自分、学
 校のなかでの『学生』としての自分、学科やサークル、地元などの『友人との
 関係においての自分』、バイト先での『スタッフとしての自分』、があります。
 日常生活の中に実にいろんな顔を持つ自分がいます。家族に接する時の自分と、
 友人に接する時の自分を振り返ってみても、結構違うものです。これは当たり
 前と言えば当たり前です。社会の中に出ていく上で相手との関係や距離、自分
 の立場を考慮して立ち振る舞うことは1つの能力として必要である思います。
 そしてあらゆる人間関係や他人との接触場面を通して(社会化)、接触した人
 の分だけ多くの自己概念(自分が考える自分、他人が考える自分)・価値観・
 人生観が心に入りこんできます。そこから自分の経験や性格なんかが折り混ざっ
 て『ただ1つの自分』ができて来る、それが自我同一性なのだそうです。

 しかしココ最近自我同一性を達成できない青年が多いらしい。あらゆる場面で
 の『自分』を収集できなくなり、どれが本当の自分なのかわからなくなるのだ
 そう。価値観の多様化も1つの原因だそうです。そして、そういった人は同一
 性拡散(identity-confusion)に陥る。「各々の項目に思い当たる人はアブナ
 イぞ〜」と先生に脅されながらの自己診断。

 ・「自分とは何か」という自問自答の反復・・・(あい、当てはまるカモ)
 ・努力型の真面目人間・・・・・(周りには結構そう言われるなあ。)
 ・強迫的完全主義者である・・・(実は結構完全主義。)
 ・優勝劣敗への過敏・・・・・・(うん、当てはまる。負けず嫌い、
                 プライド高し。)
 ・成人への恐怖をもつ・・・・・(恐怖?成人として見合う人間かと問われる
                 と自信ない。)
 ・やさしさ志向をもつ・・・・・(自分より周りの気持ちを優先してしまうこ
                 とは多いな)
 ・人間関係の持ち方に苦しむ・・(ええ、なかなか苦しんでますとも。)
 ・見せかけの自分を示す・・・・(見せかけなのか素なのかもよくわからない)
 ・目的意識の欠如・・・・・・・(目的ないかも・・今自分が何に向かって
                 生きているのかわからない)

 と、いうことで結構アブナイじゃん!という結果でした。あくまでも目安とい
 えどあまりに当てはまる項目が多くてドキッとしてしまいました。

 確かによく考えてみると自分はどこに行っても誰と接しても結構すぐになじむ
 ことができる・・・がどこにいても誰といても心からリラックスすることって
 なかった気もする。それって自分に無理させてるから?相手が変われば自分の
 持つ色を合わせて変えることで、それなりに上手く環境整えて居場所を作って
 仲間と言える人間を固めることができる。でも、友達が増える度、顔を出す場
 所が多くなる度、実は窮屈で余計に孤独を感じる自分がいた気も、する。いい
 顔し過ぎて強がって、かっこいい人間でありたいという理想に、本来の自分が
 そろそろついていけなくなっているんじゃないかな。理想はあってもいいけれ
 ど、無理に自分を作ることとは違うはず・・・。

 『自我同一性の成功/失敗→理想自己像/現実自己像のズレの大きさの確認に
 よる』プリントの1行に目が吸い寄せられる。この講議、ホントは前日バイト
 でそのまま来たため寝不足で寝てしまいそうだったのに、自分がぶち当たって
 いる現実問題に関わる内容に引き込まれギンギンに冴えてしまった。リアルタ
 イムで学ぶという、滅多にない経験でした。ああ〜なんだか落ち込む・・自分
 がわからない〜〜(;m;)モラトリアム人間。

┌───────────────────────────────────┐
│【編集後記】 by 編集長さくらうめこ                                   │
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 あっつい日が続いています。サロマは暑いか寒いかどちらかしかありません。
 花々が次々と次々と咲いています。去年も書きましたが、私事ですが、両親共
 6月に亡くなっています。父の時は北海道を離れていたので、一番きれいな季
 節に呼んでくれたのだなあと思ったものです。焼き場の周囲にマーガレットが
 静かに咲き乱れていたのを思い出します。

 この季節、カッコウの声を聞きながら洗濯物を干したり畑の花に水をやってい
 る時が一番幸せです。また来年のこの季節を迎えるために、また1年がんばっ
 て暮らせる気もします(ちと大袈裟な)。いいですよ、サロマの6月!

 カボチャの種や苗を取りに来る方がいらっしゃいます。サロマを毎年思い出し
 て下さってうれしいです。でっかなカボチャを作って、秋のカボチャ祭りには
 参加してくださいね。「今もサロマの時はゆっくり流れていますか。」と聞か
 れました。「忙しいよ。」と答えたものの、忙しさの質が違うのだそうです。
 そんなものなのかな。住んでいては気がつかないものもたくさんあるのでしょ
 う。

 “サロマ”を通してたくさんの仲間がいます。離れていても、いつまでもみん
 なサロマニアン。またお会いしましょうね。

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     発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
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