ほぼ週刊さろま2003.6.4 10:00発行 第150号

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┃・★・・・・・    ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま    ・・・・・★・┃
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。
      (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

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│【巻頭言】 by ももっち                           │
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 土・日は予報通り雨。運動会が行われた学校は残念でしたね。来週明けにも何
 校かの運動会が予定されています。そろそろテルテル坊主の出番でしょうか。

 様々な場面で初夏の訪れを感じる事ができますが、目だけではなく、耳や鼻で
 感じる事の出来る“初夏”もまたオホーツクならではです。住宅の中に居ても
 聞く事の出来る虫の声、畑の牧草や土、牛舎や豚舎の匂い。決して騒音や排気
 ガスに混ざる事のない、純粋な自然の証明です。

 広い畑一面にカボチャのマルチがかけられ始めています。かぼちゃは寒さに敏
 感な作物ですよね。天候不順なこの時期には遅霜が降りないとも限りませんの
 で、農家の方は大変です。手間ひまかけて作られるホクホクのかぼちゃ、秋が
 待ち遠しいです。

 ┃今週のサロマ、畑にはカボチャのマルチが。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0604_iku.html

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│【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ                      │
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 『恵みの雨』

 春先から好天が続き、農作業も今年は順調に進んでいたが、ここ一ヶ月ほど雨
 らしい雨が降らないため、農家の人達や農業関係者は雨を待ち焦がれ、人に会
 うと《雨が欲しいね》が挨拶になっていた。

 幸いにも、5月30日の夜から待望の雨が降った。まさに、《お金が降ってき
 た》と大喜びである。台風4号が温帯低気圧に変わり、全道的に適度な雨を降
 らしてくれた。

 この恵みの雨で農作物は一気に発育するであろう。この雨はわが町の水がめを
 も潤ったのである、このまま日照りが続くと、水道水の供給にも影響を及ぼす
 ところであった。

 佐呂間町の年間降水量は約840〜50mm位であり、この量が年間を通じてバ
 ランス良く降ってくれるといいのだが、最近はどうも片よりの傾向にあるため
 にいつも天気が気になってならない。

 先日、アラスカ・パーマ市の友人からのメールによると、アラスカも今年は乾
 燥した日が続き、《蚊》の発生は無いが、森林火災が各地で起こり大変な事件
 になっているとの事。やはり、地球環境が大きく変化していることは間違いな
 いのかも知れない。

 そう言えば、今年の《こぶしの花》は下向きに咲いていたような気がする。今
 年はひょっとすると、今年は雨の多い年になるかも知れないが、麦の収穫期だ
 けは晴れて欲しい。今のところ麦類の発育は最高である。

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│【慶弔】 by ももっち                         │
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 ★心よりおくやみ申し上げます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   宮 前   水戸 りささん (78才) 26日死去

   宮 前   高橋 光亜さん (59才) 31日死去

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│【今週のお知らせ】 by なおき                     │
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 6月 4日(水) 赤十字救急員養成講習 スター 9時

          住民結核検診 検診場所と時間は↓から
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/h15_kensin.html#anchor

 6月 5日(木) 赤十字救急員養成講習 スター 9時

          心と体のリハビリ教室 若佐コミセン 10時

          住民結核検診 検診場所と時間は↓から
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/h15_kensin.html#anchor

 6月 6日(金) 赤十字救急員養成講習 スター 9時

          住民結核検診 検診場所と時間は↓から
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/h15_kensin.html#anchor

 6月 7日(土) サッカー教室 百年広場 9時30分

          町家畜共進会 家畜市場 10時

          お話広場 図書館 14時

 6月 8日(日) 佐呂間・若佐・知来・仁倉・富武士各小学校運動会

 6月 9日(月) 赤ちゃん相談日 児童館 10時

 6月10日(火) ツ反接種・風しん接種若 佐診療所  10:15〜10:45
                      小田医院  11:15〜11:45
                      佐呂間医院 13:30〜14:00
                      厚生病院  14:30〜15:00

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│【エクスカーションツアーのお知らせ】〜斜里・清里・小清水町商工会提供 │
└───────────────────────────────────┘

 サロマ湖100キロウルトラマラソンにご出場のみなさんに朗報です!

 サロマ湖100キロウルトラマラソンの参加者及び同伴の方を対象に、オホー
 ツク観光を楽しんでもらおうという企画です。先着15名の方を、まず26日
 女満別空港までお出迎え、27日は斜里岳登山、28日はマラソンコースを逆
 走して出発地湧別町までご案内。

 宿泊及び参加料は無料です。締切は13日(金)です。急いでご応募ください。
 詳しくは下記からどうぞ。

 ┃パイロット事業 オホーツクエクスカーションツアーのご案内┃
  http://www.phoenix-c.or.jp/~abasei/pc/excursion/

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│【幻のカタクリを求めて】 by うめこ                    │
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 「カタクリの花」と聞けばなぜか“静かにひっそり”というイメージがあり、
 憧れの花でもあるのだが、ここオホーツクにも“静かにひっそり”咲いている
 らしい。隣町端野町には自生していて、その保護のために公開されてきている。
 先日その観察会に参加し、念願のカタクリの花にはお目にかかることができた。
 折しもその朝、北見でも確認されたというニュースがあり、日本ザリガニが生
 息しているような沢であったという。何々?日本ザリガニ?サロマにもいるぞ。
 これは増々・・・。

 わたしはなぜかカタクリの話しを聞き始めた時から「サロマにも咲いている」
 という確信めいたものがあり、自分の勘をかなり信じているので、これは捜さ
 なくてはとかねがね思ってきた。それでカタクリ観察会にも参加させてもらい
 実際にその可憐な花にもお目にかかり、これでいつ山の中で出会ってもカタク
 リと分かると喜んだはいいものの、花の時期はとても短く、その頃に出会わな
 ければとても判断つくものではない。

 これは大失敗と、それでは山の長老達に見たことはないか、聞いて回ろうかと
 思う矢先にある人のお話しを聞くことができた。と言うのももかつてサロマで
 もカタクリの花の存在を確認したという噂があり、大喜びでその担当者のとこ
 ろに走って行ったのだが、結果としてはそのような情報はないとのこと。ただ
 しその方ご自身も、はるか昔に見たような記憶があり、でもそれももう消えた
 のではないかとのこと。大袈裟に言えば天上から奈落の底へ・・・。

 すべて振り出しに戻った今、ほぼさろ読者の方にご協力を得たいと思う。サロ
 マでカタクリの花を見たことがある方はいらっしゃいませんか。それはどの辺
 でいつ頃(何年前? 季節は?)だったのでしょうか。どうか情報の提供をお
 願いしたいと思います。どんなことでも結構です、お知らせ下さい。花の時期
 はギョウジャニンニクの出る頃とほぼ一致。生えているのはほぼ明るい雑木林。
 花はピンクや赤紫が多く、ごくまれに白い花となることも。写真は端野町立歴
 史民俗資料館からお借りしました。

 ┃これが幻のカタクリの花です。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0604_katakuri.html

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│【国際交流】〜パーマ高校生がやって来る!〜 by ゆうこ                 │
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 昨年はテロ事件の影響で一旦中止となってしまったサロマの姉妹都市パーマ市
 からの留学生が、今年もやって来ます。総勢7名、今年は男の子が中心できっ
 と賑やかな日々になることでしょう。5日から20日までの間滞在し、佐呂間
 高校に通います。街で見かけた時には声をかけて下さい。

 メンバー紹介

 ・Tav Amu(タブ)     18才 2メートル近い長身!
 ・Zachary Alger(ザック) 15才 細身の牛乳好き。白いご飯も大好き!
 ・Jillian Berna(ジリアン)17才 何と家では七面鳥を飼っている!
 ・Ryan Rabon(ライアン)  16才  好きなこと→走ることと食べること。
 ・Jeff Sorensen(ジェフ) 16才 ハンバーガーとスペアリブが好き。
 ・Paul Morley(ポール)      パーマ高校教諭
 ・Lynn Amu(リン)         タブのママ

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│【あすなろコンサートのお知らせ】                   │
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 先日、また札響のコンサートが網走であるという記事を何かで読み、いいなぁ
 と思っていた矢先、何と札響のサロマでのあすなろコンサートのことを知った。
 これは札響が地方での演奏会に出かける際、近隣の街での出張コンサートを催
 してくれるものであり公募制である。それに応募した幌岩小学校が見事ピンポ
 ン大当たりで、この度のあすなろコンサート開催に至ったという訳である。

 サロマ湖のほとり、小さな学校の体育館で聴く札響も楽しみなものである。地
 域の方も是非どうぞということなので、みんなで行ってみませんか。

 札響あすなろコンサート

     日 時 : 6月17日(火)10時〜11時
     内 容 : 弦楽四重奏(バイオリン・チェロ・ヴィオラ)
     場 所 : 幌岩小学校体育館

 あすなろコンサートのことを調べてみたらかなり違っていた(汗)。一昨年に
 「3・19ミュージックの日」十周年を記念して創設された、遠隔地の小規模
 校の子どもたちに生音楽をプレゼントする企画だそうだ。そう言えばそうだっ
 たかもしれない。(かなりいい加減な編集室でごめんなさい。)

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│【生ゴミ処理機 体験記】                       │
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 ゴミの有料化にともない、生ごみも燃やすゴミとして有料の袋に入れて出すこ
 ととなり、家族の多い我が家ではゴミの量も大変なものであり、どうにかでき
 ないかと思い、まずは生ゴミの処理から考えた。夏の間はコンポストで堆肥に
 すればいいのだと、早速庭のコンポストに日々の生ゴミを出し始めたはいいも
 のの、それにしても毎日バケツいっぱい出る生ゴミでコンポストもすぐ満杯に
 なる。しかも臭い!これはたまったものではないと、とうとう例の電気生ゴミ
 処理機を体験してみることにした。

 モノは一見大きめの炊飯器。釜の中へ水切りをした生ゴミを入れる。そして、
 スイッチポン、本当に簡単である。でも説明を読んで分かったことが多々あり、
 わたしはこれは電気堆肥作り機だと思っていたが、これは単に生ゴミ乾燥機な
 のであった。乾燥させるので結構高温になる。高温になるので油物などは避け
 なければならない。中で撹拌もするので、粘りつくものにはご注意。

 スイッチポンして眠りについた。翌朝目覚めて蓋を開けると、そこには茶色く
 なった物体が。カサがすっかり減っている。これを腐葉土と混ぜておいてはじ
 めて堆肥となるのである。すっかりきれいになった様子をどうぞご覧ください。

 ┃生ゴミのなれの果て。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0604_gomi.html

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│【とものお気楽日記】〜山梨から故郷サロマへ向けて送ります。      │
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 『お出迎え』

 先日、突然家の中になる大きなスピーカーから、低い声の男性のアナウンスが
 流れてきた。部落の緊急連絡は、このスピーカーから部落班長がアナウンスす
 るため、各家庭に大きなスピーカーが置いてある。「1班の○○さんがお亡く
 なりになりました。春木川橋でお出迎えがありますのでお集まりください」と
 いうものだった。「お出迎え」とは、この地方にある風習という。病院から自
 宅に亡くなった人が運ばれるとき、自宅そばでその車を部落の人たちが出迎え
 るのである。

 真っ暗な夜道に車が人が続々集まってきた。車のライトだけが暗い山道を照ら
 し、多くの人たちがなくなったおじいちゃんの話をあれこれとしている。やが
 て、一台の白いワゴン車がゆっくりとやってきた。

 お坊さんは、おもむろにその車の後ろのドアを開け、集まった人も、後部座席
 のドアを開け、手を合わせた。ドアを開けたまま、お経が始まった。白い布を
 かぶせられたおじいちゃんが生々しくそこに横たわっている。不思議な光景だっ
 た。そして驚いたことに、集まった人たちがお坊さんと一緒になって長いお経
 をずっと唱えているのだ。私だったら、お葬式のときに配られるお経の本を見
 ても見失ってどこを読んでいるかわからなくなるのだが。口パク状態で私は手
 を合わせ、見たことないおじいちゃんの白い姿を見つめていた。

 長い時間が過ぎ、お経が終わると、車のドアは閉められ、車は山道に消えていっ
 た。近所の人は「お通夜はここらじゃあ、ねえだね」と私の質問に答えてくれ
 た。自宅でお葬式をすることも教えてくれた。

 真っ暗な夜道を歩いて帰る途中、見たことのないおじいちゃんのことをあれこ
 れ考えていた。どんな方だったのか、どんな生き方をしてきたのか、どんな苦
 労をしてきたのか、私には何一つわからない。おじいちゃんも私の存在は知ら
 ないかもしれない。だけれど、こうしてここで手を合わせている私がいる。最
 後に初めて出会ったおじいちゃん。元気なときに、話をあれこれ聞きたかった
 なあと、淋しく思う帰り道だった。

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│【キリンのぶつぶつ】 by キリン                    │
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 6月1日(日)

 暑い日が過ぎて、待望の降雨。雨不足が心配されていたので、ほっと一息です
 ね。

 朝野球が始まりました。早朝5時〜と言う事で、天気の良い日でも明け方はま
 だ肌寒いそう。応援か?やじか?定かでない声が飛び交ってます。フェンス越
 しに聞いていると面白い…。対戦相手にプレッシャーをかけ、チームを落ち着
 かせる、数ある作戦の一つなのだとか。

 テニス協会の総会もありました。経験の無い新人さん・上級者とも募集中との
 事。町内で初心者大会、町外での公式戦参加も多々あるそうデス。

 練習日  初級 毎週月曜日  午後6:00〜9:00
      中級 毎週木曜日  午後6:00〜9:00
 場 所  ホワイトドーム   サロマテニス協会

 今年の暑い夏(を期待したい)に良い汗を流しましょう。

 ┃楽しげな朝野球の様子。┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0604_kirin.html

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│【サロマ湖 浜だより】 by 海坊主                   │
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 稚貝放流が終わり、あがったザブトン篭を洗う作業と整理と一息ついています。
 6月に入り湖内でもホタテの採苗器の垂下がボチボチと始まりました。外海の
 ホタテ漁は31日より始まっていて、4時前に出港して8時過ぎには帰港と順
 調に操業が続いています。カニ船もまだ休漁期間なのでホタテ船となり頑張っ
 ています。

 31日には漁組女性部と青年部合同で海岸のゴミ拾いと植樹が行われました。
 ゴミは港周辺だけでしたが漂流してきた物や明らかに捨てられたゴミがトラッ
 ク5台近くもありました。サロマ湖の海岸はやっぱり綺麗であってほしいもの
 です。

┌───────────────────────────────────┐
│【森からのたより(27)】 by 釜爺                    │
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 『いらざることを…』

 台風4号の影響なのだろう…雨のあと強風がふきあれている…。こんな時に出
 火でもしたなら大火災になってしまうのだろうな…と夜明けの空を眺めながら
 むかしむかしの山火事をおもいおこしていた。

 かれこれ、40年近くも前のできごとだ。山頂に向かって木立を焼き尽くして
 いく炎を追って山の斜面を、重たい小型ポンプを数人の若い消防団員が必死に
 なって運びあげていた。林道の消防車のホースが長くのばされて山肌をうねり
 ながら沢水を汲上げて放水していたが、落差がありすぎて水圧が足りず、水が
 火に届かないのだった。そこで、山の中腹にズック製の水槽を設置し、小型ポ
 ンプで水槽から中継して消火する事になったのだ。

 Mと私は小型班の団員だった。彼は成人を過ぎたぐらいの若さだったのだろう、
 私の三歳下だったが、消防に入ったのは同期だった。今と違い、専従の消防士
 はいなく、駆けつけ消防団の新米団員が最初に配置されるのは小型班ときまっ
 ていた。

 小型班の出番は、車の入れない場所で、人力移動がまっていた。Mも私も山火
 事は初体験で、K班長の指揮の元、無我夢中で山の傾斜を水槽の場所までポン
 プをかつぎあげた。分厚い刺し子、防炎ヘルメットを身につけての初めての試
 練だった。汗まみれになりかっぎあげた時にはすでに火の手は弱まり、小型ポ
 ンプの出番が無かったように思うが記憶は定かではない。なにしろ40年近く
 も前のことだから。

 火事のあとは、慰労の席がまっていた。現在の郵便局前の庁舎のところに在っ
 た消防番屋の2階が宴会場になって、それぞれの班がかたまって、火事場での
 体験を肴に自慢しあいながら酒をのみかわした。

 Mもわたしも、何か誇らしく一人前の消防団員になった気分ではしゃいだ。興
 に乗ると、Mはさけんだ…「いらざることを…」

 Mの訃報を聞いたとき愕然とした。耳をうたぐった。婚礼のスピーチをしてい
 て突然倒れたのだと言う。心臓の器官が突如停止したのだという。

 窓辺の木立の新緑がさんざめき、ログのテラスは風に吹き千切られた緑の木の
 葉で敷きしめられている。今朝は、Mの通夜の朝だ。想いが巡る…地域の経済
 界のリーダーとしての顔だけでは無かった、彼が係わり築きあげてきた諸々の
 行く末…58歳のMの死はやはりはやすぎた。老成した彼をみたかった。

 あの山火事の記憶から40年…消防団員の一兵卒が、団長になっていた。時か
 わり、私の息子も、葬送のラッパを吹くのだという…万感胸に詰まる…

 Mの死はあっけない死だったのだろうか…それともドラマチックな死だったの
 だろうか…

 「いらざることを…」Mのあの磊落な笑い声が新緑の梢のあたりからきこえて
 くる…空がかがやいている…

┌───────────────────────────────────┐
│【あっちこっちのサロマニアン】 by 沖縄の小梅                      │
└───────────────────────────────────┘

 みなさん、おひさしぶりです。ココ最近の沖縄は小型の台風が相次いで接近・
 通過の繰り返しです。小型の台風といっても天気への影響は結構なもので、接
 近した日は雨ザンザン、風ビュービュー。過ぎ去った途端にカラッと晴れたり
 で、忙しい空模様。

 この天候に振り回されるのが沖縄に住む人々のちょっとした悩みです。例えば
 私のような学生を例にすると、暴風雨警報がでれば急な休講、もしくは休校に
 なります。(ちょっとラッキー)午前中どんなにひどい天気でも午後からカラッ
 といい天気なんて事もざらですので(もちろん学校は午後から開校。)学生、
 教官共に天気予報を頼りに活動している今日この頃です。

 どんなに天気によって都合が悪くなったり、予定がおじゃんになっても『しか
 たないさあ〜』と笑って済ませるおおらかなウチナーンチュ(沖縄の人)。一
 方ナイチャー(沖縄県外の人)は自然の力を前にどうしようもない、けどなん
 かふりまわされて『洗濯物が乾かない』イライラ・『今日海に行く予定だった
 のに』ブツブツ・・・という感じ。この違いはなかなか見ていておもしろい。
 これも自然と共に生きるって事かな?

 私もつい最近、バイクでちょっと遠出した帰り道、見事にザンザン降りの大雨
 に見舞われました。目に雨水が直撃するわ服は海水浴したかのように滴るわで
 もう半端じゃなかったので逆に愉快になったくらいです。でも信号待ちをする
 度の車からの視線が恥ずかしかったな・・・。

 降る時は猛烈スコール、晴れる時はカラッと。この思いきった天気の様子は沖
 縄ならでは。北海道の、しとしと降る雨や穏やかな陽射しが降り注ぐ晴天が、
 なんだか懐かしいです。

┌───────────────────────────────────┐
│【編集後記】 by 編集長さくらうめこ                                   │
└───────────────────────────────────┘

 しばらく体調不良でしたが復活しました。復活の源はウドパワーだと思います。
 酢味噌和え、薄切りにして水にさらしてサラダ、そしてキンピラ。更に今日は
 ももっちのプレゼント“フキ”も食卓に上がり、そのおいしいこと!サロマ湖
 からはホタテの稚貝、カレイなどが次々と届き、今年もおいしいおいしいサロ
 マです。

 先週はカッコウの初鳴きがあり、春ゼミも鳴いているとのことでしたが、先程
 外へ出ましたら、なんとカエルもゲロゲロと鳴いていました。今週はカエルの
 合唱をバックにお届けします。

 暑かったり寒かったりしながら、サロマは花いっぱいの一番いい季節を迎えま
 した。ほぼ週刊さろま、第150号です。登録されている読者数は650名を
 超えました。毎週お読みくださり、本当にありがとうございます。

┌───────────────────────────────────┐
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  ご協力に感謝します。
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┃    【ほぼ週刊さろま】2003.06.04 (毎週水曜日発行) 第150号     ┃
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     発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
   発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@beige.plala.or.jp
     編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
     編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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