ほぼ週刊さろま2003.5.28 10:00発行 第149号

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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。
      (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

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│【巻頭言】 by ももっち                           │
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 5月とは思えない暖かさです。万国旗のように連なる洗濯物や、窓越しに見ら
 れる簾・風鈴など、初夏を感じるものをあちこちで発見できます。週末には、
 庭先でバーベキューをするご家族を見かけ、アウトドア派の私としては、なん
 とも体がうずくのでありました・・。

 月・火と、昼間っから市街を歩く中学生の姿があり少し考えるとすぐ分かりま
 したが、佐中・若中をかわきりに大運動会が開催されたのですよね。紅白帽子
 をかぶり行進などの練習をする子ども達の姿も見られます。2,3週間は元気
 な声が響き渡ることでしょう。好天が続くと良いのですが、農作物にとっては
 そろそろ雨が欲しいところでしょうかね。

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│【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ                      │
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 『恐ろしい新型肺炎の存在』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 毎日のように新型肺炎のニュースが報ぜられている。この病気を起こさせる原
 因は「コロナウィルス」と云うことはすでに判明しているが、その治療法とワ
 クチンの開発については未だ目途がたたない状況であり、今後、世界中にどう
 蔓延してゆくのか大変心配である。

 コロナとは、ラテン語の「(花)の冠」の意味であって、このウィルスの電子
 顕微鏡写真を見ると、まるで花の冠の型をしていることからこの名前がつけら
 れたものであるが、これを別にしても、このウィルスはしたたかな代物である
 ことは間違いないと思う。

 いま世界中で9000人近い人達が感染しており、死者数も800人程になり、
 この数字は残念ながらまだまだ増える心配がある。ただ幸と云ってよいか分か
 らないが、日本国内での感染者が出ていないことは嬉しいことである。しかし、
 今日のように国際化が進み、多くの外国人が自由に接する機会があることを考
 えると不思議な気さえする。

 いま、アメリカが中心になってテロ問題が世界中の脅威として騒ぎ、あらゆる
 軍事的な手段で対策を講じているが、小生思うに、この姿の見えないウィルス
 の脅威はテロの比ではないのじゃないかと心配である。ふと考えるに、これま
 で地球上に人類が誕生し、文化・文明が発達し栄えていた地域から突然人々が
 消えて行ったと云うが、滅亡した例は各地で発見され未だに謎とされているが、
 これはある種のウィルスに起因するものではなかったかと思う。

 今回の新型肺炎ウィルスが人類にもたらせた不安と恐怖、そして、その経済的
 損失は図り知れないものがあり、21世紀における人類にとって最強の敵かも
 知れない。

 この新型肺炎が日本に上陸するのも時間の問題かも知れないが、日本の公衆衛
 生のレベルは世界のトップクラスと自負している我々としても、最善の努力と
 注意を怠ってはならないと思う。

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│【慶弔】 by ももっち                         │
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 ★心よりおくやみ申し上げます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   共 立  榊原 新一さん(85才) 21日死去

   富武士  斉藤 公彦さん(82才) 22日死去

   仁 倉  江渕 久次さん(79才) 26日死去

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│【あれは30年前】〜昭和48年6月号「広報さろま」より〜 by Don     │
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 ・“部落から”〜雨のジンクス 公園まつり〜・・・・・・・・・・・・・・
 ・                                  ・
 ・・・・・・・・・「それでも闘犬、びっくり市、自衛隊音楽隊で賑わう」・

 先月20日、今年の「公園まつり」が賑やかに終わりました。
 このところ「公園まつり」には雨がつきもので、前日か当日は必ずといってよ
 いほどですが、今年もジンクスはついに破れず、当日は雨の洗礼をうけました。
 それでも今年は、今までにない闘犬大会、自衛隊の音楽隊と珍しい催し物があ
 り、それに名物の「びっくり市」などもあって、延3,000人のひとで賑わ
 い、特にバザーは忙しかったようです。
 しかし、店の人に聞いてみますと、雨で例年より売れ行きは悪いとのことでし
 た。

 ┃記事はこちら┃
  http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/48_06_buraku.pdf

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│【今週のお知らせ】 by なおき                     │
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 5月28日(水) たまご教室 町民センター 10時

 5月29日(木) 若佐ふれあい会 若佐コミセン 10時

          着衣泳体験教室 スタ− 18時30分

 5月31日(金) お話し広場 図書館 14時

 6月 1日(日) 幌岩小・若里小学校運動会 幌岩・若里小学校

 6月 2日(月) 赤ちゃん相談日 児童館 10時

 6月 3日(火) 寿大学公開講座 町民センター    10時
          「お天気のはなし」 元気象予報官 辻 悦郎

          赤十字救急員養成講習 スター 9時

          住民結核検診 検診場所と時間は↓から
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/h15_kensin.html#anchor

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│【パズルでGO!サロマ湖エリア・スタンプラリー】           │
└───────────────────────────────────┘

 サロマ湖を巡って、サロマ湖の魅力をゲットしよう。

 湧別、佐呂間、常呂の施設各3カ所、計9カ所に設置してあるスタンプを専用
 の応募ハガキに集めましょう。抽選でサロマ湖の素敵なプレゼントが当たりま
 す。また、スタンプは設置場所番号と台紙の番号を合わせながら9個すべて押
 すと、イラストが完成して、もれなく完走賞がもらえるお楽しみもあります。

 ┃詳しい内容はこちらです┃
  
http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/03_0527pazuru/03_0527_stamp.html

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│【まだまだ待ちます。『子犬の飼い主大募集』】             │
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 子犬を飼ってくれる方を探しているのですが、なかなか申し出がありません。
 それどころか、またまた2匹増え3匹になってしましました。とてもかわいい
 子犬です。犬が大大大好きな方、もらってください。気長にお待ちしています。

 ┃かわいい子犬┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0514_dog.html

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│【スタボラメンバー 大・大・大募集!】                │
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 幼児から大人までを対象とした社会教育関係の事業にボランティアスタッフと
 して参加・協力していただける中学生・高校生のみなさんによる『スタボラメ
 ンバー』を募集します。どの事業に参加するかは「あなた」次第。ご応募、お
 待ちしています!!

 応募・お問い合わせは、教育委員会 2−1295まで

 ┃主な事業┃
  http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/03_0514/stabola.html

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│【サロマ湖フォトコンテスト Vol.6 作品募集】          │
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 佐呂間町観光協会では、佐呂間の観光名所として多くの人に知られる「サロマ
 湖」を題材としたフォトコンテストを実施します。雄大で美しい「サロマ湖」
 をあなたのカメラで写してみませんか?「サロマ湖」で、ふと立ち止まり何気
 なく撮った写真を少し大きく引き伸ばし応募してください!!
 テーマとする地域以外に在住する方やプロの方が応募されてもかまいません。

 ┃詳しい内容はこちらです┃
  
http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/03_0501photocon6/photocon6.html

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│【国際交流】〜ゆうこのポーランド旅行記〜 by ゆうこ                   │
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 先々号でポーランドで筝の演奏に行ってくると、お知らせしましたが、無事戻っ
 てまいりました。

 5月14日に名古屋よりフランクフルト→ワルシャワ→グダンスク→ソポート
 市と、ほぼ1日ががりの長旅でした。名古屋空港ではSARS対策でマスクを
 二重にし、手袋までつけて異様ないでたちで空港に到着したのは私達の集団だ
 けでした。思ったよりも、マスク装着者も少なく、(私も暑いので途中で取っ
 てしまいました)ぴりぴりムードは感じませんでした。それはその後のどの空
 港でもそうでした。

 今回は筝演奏者5名で筝が5面、筝よりもさらに大きな十七絃(2m以上あり
 ます)を抱え、三絃2丁を背中のトランクに背負っての旅。ワルシャワ・グダ
 ンスク間の飛行機はプロペラの60人乗りで荷物も制限されるため筝は詰め込
 めません。ソポート市の計らいで、輸送のための車を用意してもらい、約4時
 間の道のりを運んでいただきました。

 ワルシャワには出迎えの人も来ていただき(良かった、英語が通じる人でした)
 いよいよ、目的地に乗り込もうと勢い込んで出発しましたが、ホテルに着くと
 予約が1日ずれていた(!)とかで、急遽別のホテルに移動(時刻は11時を
 回っていました)。そのホテルでポーランドを実感。トイレの紙が、紙が、グ
 レーなのです。チャチリってご存知でしょうか?まさしくあの色!これからの
 旅に一抹の不安を感じました。翌日は当初予定されていたホテルに入りなおし
 (すっごい素敵なホテルでした。ポーランドへ行かれる方はご一報下さい。ご
 紹介します!トイレの紙も白いし、石鹸やシャンプーもついています。)

 夕方から歓迎レセプション。屋外でのパーティーでポーランドの伝統的な料理
 である「野豚」(ワイルドピッグ)の丸焼きをご馳走になりました。そこでな
 んと懐かしいものを発見!それは山わさびです。私達北海道人にはお馴染みの、
 思わず白いほかほかご飯を連想せずにはいられない、あの山わさび(ホースラ
 ディッシュ)がすりおろされて、野豚くんの薬味として供されていました。味
 付けは醤油ではなく、ライムだという点を除けば、まったく同じ!一気にポー
 ランドに親近感がわいた私でした。

 翌日は朝から、桜の植樹式、プレスインタビュー、お茶会、日本画展の開会セ
 レモニー(ワレサ前首相の祝辞もありました)、とめまぐるしいスケジュール
 をこなし(しかも着物です!)、最後のフォーマルディナーは午後8時30分
 スタート!ポーランドの方は夜はいくら遅くても平気だという話!本当です!
 実感しました。しかもフランス料理の晩餐なのでたっぷり2時間以上のディナー
 となりました。途中何度も乾杯をしていただき、たいへん歓迎されていること
 は、とてもよくわかるのですが、なんせ長旅と過密スケジュールの後で、頭の
 3分の2は眠った状態で目の焦点の合ってない笑顔で、ひたすら眠気と戦う私
 でした。(でもお料理のおいしさは覚えています!)

 その席で話題になったことといえば、日本人は若く見えるということ。20歳
 くらいは若く見えると言っていました。5・6歳ならうれしいかもしれないけ
 れど、20歳若い(つまり私なんて、高校生!)と言われても、素直にサンキ
 ューとは言えないわよね、というのが私達日本女性全員の意見でした。また、
 ポーランドの男性はすっごく、優しい!本当に優しい!これには文化の違いを
 感じました。好き嫌いは別として、本当に西洋のお話に出てくるようなジェン
 トルマンだなーというのが印象です。ポーランドでは女性の手の甲にキスをす
 るのが一般的な挨拶だそうです(こちらはちょっと気恥ずかしい感じがしまし
 たが)。

 また、女性に対しては、徹底的に尽くすそうです。サーバント(召使い)のよ
 うに女性に尽くすと言っていました。時にはナイト(騎士)のように女性を守
 り、時には詩人のように女性を褒め称えるそうです本当かな?でもすッごく優
 しいことは事実です。

 ポーランドではあまり英語を話す人が少なく(話せない人は本当に話せない。
 全く話せない)私達のためにドライバーとして付いてくださった市の職員の方
 も全く英語がわからない方でしたが、彼とはジェスチャーや筆記で(数字など)
 コミュニケーションを図りましたが、こちらが不快に思うことは一度もありま
 せんでした。いつも笑顔で、紳士的に接してくださいました。ふだんあまり男
 性に優しくされた事の無い私は、なんだか、その優しさに恐縮してしまって、
 あー、やっぱり日本人だなーと変に実感してしました。

 翌日からはいよいよ演奏会へとリハーサル、本番と続いていきますが、その後
 のレポートはまた次週でします。お楽しみに!

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│【とものお気楽日記】〜山梨から故郷サロマへ向けて送ります。      │
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 『我が家』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 我が家は、1階に16畳の部屋がひとつ、縁側とトイレとお風呂と台所。台所
 の床は傾いていて、床と壁の隙間からは外の景色がよく見える。2階には、中
 央に長い廊下と、左に4畳半、その奥に隠し部屋のように小さな部屋、それか
 ら10畳ほどの傾いたベランダ。ベランダには鶏小屋としいたけ小屋が置いて
 ある。また前傾姿勢の物干し台があり、洗濯物は倒れないようにかけなければ
 ならず、技術と勘と運が必要である。廊下の右には10畳の部屋と、6畳2部
 屋、トイレもある。2階のほうがはるかに大きい。2階には、ドアを開けると
 すぐ外に落ちてしまう謎の扉、床まである大きな窓と開けるとそこは手すりも
 ベランダもなくやっぱり落ちてしまう謎の窓、押入れの片面が窓ガラスで道か
 ら見上げると押入れの中がよく見える謎の押入れ。ついでに、小しかしてはい
 けないと大家さんに言われた謎のトイレ付き。

 そんななんだか不思議な住宅に、家賃7000円で暮らしている。近くのアパ
 ートは2部屋で3万だと言っていたことを考えると、かなり安い。これも、町
 が助成金を出して、町内にある空き家を町外の人に来てもらって住んでもらお
 うという対策かららしい。空き家はたくさんある。サロマでも離農した住宅な
 ど本当にたくさんある。北海道の住宅などはしっかりしているのだから、空き
 家にしているのはもったいない話だ。町や住民が受け入れ態勢を整えてくれる
 ことで、町はいろんな住民が増え、賑わい、楽しい町となる。週末になると大
 型観光バスが何十台も町にやってくる環境からか、この町の人たちは、町外の
 人たちを快く受け入れてくれる。壁を作らず、気取らず、ただ笑顔で温かく受
 け入れてくれる住民が、ここにはいる。だから、私のように入ってくる人間も
 心地いい。

 住宅も心地よければいいが、巨大クモや巨大ムカデが何食わぬ顔で居間を横切
 り、トイレを使う。布団で一緒に寝ていた時にはさすがに耐え切れず、隙間を
 埋めるウレタンフォームを買ってきて、家中の隙間をあちこち埋めることとし
 た。心地よい住宅は自分たちの手でそれなりに改善できるものだ。心地よい人
 間関係は自分だけでは作り上げられないが、自分ひとりで壊してしまうことも
 ある。人間関係もウレタンフォームで穴を埋められたらと勝手なことを思って
 みたりする。しばらくは、ここでウレタンフォームでは改善できないものを見
 つめ、大切にしていきたいと思う。

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│【キリンのぶつぶつ】 by キリン                    │
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 5月24日(土)

 「めざせプロ野球」佐呂間町野球協会主催の野球教室が開催されました。
 対象は小学校3年生以上。写真取っても良い?の言葉に快く応じてくれた指導
 者の皆さん。子供達をビシバシ指導された事でしょう。

 プロ野球の道はかなり険しいと思いますが、練習をすればするほど試合をすれ
 ばするほど、「欠点を克服しよう。」「勝ちたい。」って気持ちが起こる。負
 けたのは運も有るけど、自分の力不足がわかるのがスポーツの面白いところ。
 とキリンは思ってます。

 団体競技はチームワークも大切だし、頑張って、精一杯練習しても勝てない場
 合もありますよね。難しいから面白い。頑張れ!野球少年。

 ┃めざせプロ野球 指導の様子と指導者?┃
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0528_kirin.html

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│【サロマ湖 浜だより】 by 海坊主                   │
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 22日から始まっていた稚貝放流も27日で無事に終わりました。
 常呂や湧別ではまだ終わってないようです。今年は天候にも恵まれて、順調に
 作業が進んでいました。常呂、湧別が終わるまで良い天気が続けばいいな。た
 だ、アルバイトの人達で賑わっていた浜が急に静かになるのは寂しいな〜。
 まあ〜ホントに見慣れた顔も見慣れない顔もいっぱいの浜でしたが、アルバイ
 トに来てくれる人がいるから無事に放流作業が終了できるのでありがたく思い
 ます。ただ放流中の賑やかさと元気が町の中にあればな〜と思うのは自分だけ
 かな?顔ぶれは変わらないんだから、何かきっかけがあればまだまだサロマは
 元気になれる!そう思いませんか?

 良い天気が続いて放流も無事に終わったわけですが、畑の方は一雨欲しいので
 はないでしょうか?
 山々の緑も濃くなってきたし、空も海も青々としてきたことだし、自然に元気
 がわいてくるような気がします。これからがサロマの一番の季節ではないでし
 ょうか。バーベキューにも一番の季節になってきたので落ち着きの無くなって
 きた海坊主です。

┌───────────────────────────────────┐
│【森からのたより(25)】 by 釜爺                    │
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 『赤い花の咲くエンレイソウ』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 飄々とHがあらわれた。ホロイワ山の野草談義がはじまる。
 「赤い花のエンレイソウ見たことあるか…」「ないない…」「ヒダカエンレイ
 ソウっていうんだ、オオバナノエンレイソウとエンレイソウの雑種で、あまり
 見られない花だよ…ホロイワ山展望台の尾根の北斜面ににかたまって咲いてい
 たよ…」

 Hの話を聞いて、山陰に群生して咲き乱れる、純白のオオバナノエンレイソウ
 の印象が強いだけに、赤い花を咲かせるエンレイソウにお目にかかりたくなっ
 た。

 24日の日曜日、「登山道の駐車場でジンギスカンやってるから、おいでよ」
 と知人のUさんが声をかけてくれた。10人ほどの「食生活改善グループ」の
 仲間で、山菜採りをしながら登山道沿いを探索したのだという。遅すぎのアイ
 ヌネギ、タラの芽、ヨモギ、椎茸などの収穫が調理されたのをご馳走になる。
 青空の下で揚げた天ぷらなんてのも、なかなか…
 「赤い花のエンレイソウが咲いていたよ」Yさんが言った。Yさんの話だと栄
 の山でも以前に見たことがあるという。「あれって、採ってきたらいけないん
 だよね」「……」ログの窓辺に並んでいる草花を思い起こして言葉がつまる。

 花を愛でる気持ちに悪意は無いけれど、稀少種だったり絶滅の危険にある危急
 種だったりすればと…ハンセイ…日本の南の端っこの小笠原諸島父島くんだり
 まで、ただただ、草花との出逢いに心躍らせ出かけていくHに脱帽…Hは、植
 物研究誌に「絶滅を危惧される北海道産カラフトモメンヅルの現状」という研
 究論文を同僚との連名で発表している。なんでも、湧別河川岸の生息を確認し
 たのだそうだ。

 『シラカバどぶろく』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「どぶろく造ると警察にしょっ引かれた、隠すの大変だったよ」
 「私の結婚式の振る舞い酒は半分はどぶろくで賄った」
 「あれってさ、気持ちがしっかりしてても飲み過ぎると腰がぬけるんだ」
 お年寄りが集まるとどぶろくの昔話がはじまる。

 酒税法から「濁酒」の文字が消えて、はれてどぶろく造りが楽しめるご時世なっ
 たのに、酒がデスカウント商品に没落した今、造ろうとする者はいなくなって
 しまった。目下、どぶろく造りに凝っているキョウ婆は、二度目のシラカバ樹
 液のどぶろくに挑戦した。昨日、入れ物もって取りに来いとの?…500リット
 ルの空きペットボトルを6本も抱えていそいそとでかけた。中味を飲み干すの
 に84歳の母の協力も得て用意したボトルだった。

 今年のシラカバ樹液の採集は遅れをとった。始めて4 5日で、シラカバの汲
 上げポンプのスイッチがきれてしまったのだ。故障でも何でも無い、こちらの
 見込み違いと言う奴。二度目の樹液は、知人のIさんが冷凍保存しているのを
 しっていて、どぶろくを提供することを条件にゲットに成功…まさしく希少価
 値のシラカバどぶろくなのだった。

 「なにかさ、糀のつぶつぶ感が気になるんだな」瓶の中でふつふつとたぎるど
 ぶろくをすくいとりながら、キョウ婆は納得がいかぬ顔だ。旦那と三人で試飲
 がはじまる。「なんの、判らないよこれ…」と旦那「いや、うまくいかんわ…
 三度目に挑戦だ…まだ樹液残ってるから、」とキョウ婆やる気十分…釜爺…結
 局、6本のどぶろくを頂いちゃった。早速、樹液提供者のIさんに二本届ける。

 造る愉しみをキョウ婆に取り上げられてしまった釜爺は、その夜、会議疲れの
 晩酌に500リットル一本を空にした。存分に、味わう楽しみを満喫してヘロ
 ヘロになってベットに潜り込んだ。バタフライにも呑まさなければ恨まれるな…
 と、三本になったシラカバどぶろくにのばした手をしぶしぶもどしたさ…二本
 呑んでたら、腰抜けたかな…

┌───────────────────────────────────┐
│【編集後記】 by 編集長さくらうめこ                                   │
└───────────────────────────────────┘

 今日は全ての編集をスタッフに任せてしまいました。わたしは編集後記を書く
 だけで、いいような悪いような淋しいような。

 浜ではホタテの稚貝の放流が終わり、畑ではカボチャの植えつけの時期となっ
 ています。サロマ湖ウルトラ100キロマラソンも一月後に迫り、週末は恒例
 の100キロの測量が行われるようです。またオホーツクサイクリングの練習
 をする姿も見かけるようになりました。

 5月もあっという間に終わり、いよいよ花の咲き揃う6月です。サロマも一番
 いい季節となりますね。忙しい忙しいで、この美しい景色や大切なものを見失
 うことのないよう心したいと思います。

 読者の方々からのメールも紹介しようと思っていたのに残念ながら余裕がなく
 できませんでした、ごめんなさい。これに懲りずにまたメールくださるとうれ
 しいです。ご意見ご希望、お叱りもお待ちします。どうぞよろしく。そして、
 また来週。

┌───────────────────────────────────┐
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┃    【ほぼ週刊さろま】2003.05.28 (毎週水曜日発行) 第149号     ┃
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     発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
   発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@beige.plala.or.jp
     編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
     編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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