ほぼ週刊さろま2003.4.9 10:00発行 第142号

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┃・★・・・・・    ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま    ・・・・・★・┃
┗━━┳━━┓・・・・・・・2003.04.09 No.0142・・・・・・・┏━━┳━━┛
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。
      (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

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│【巻頭言】 by ももっち                           │
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 別れを惜しむ間もなく、様々な所で新しい年度が始まりました。町内全ての小・
 中学校、高校で始業式・入学式が行われ、装い新たに登下校する姿が見られま
 した。大きめのランドセルを、はにかみながら背負う新一年生。ランドセルの
 中の小さな宝物、サロマの広大な自然を背景にして、丁寧に育んでほしいもの
 だと思います。

 「春だ!今こそチャレンジの時!」などというフレーズを見ると、本当に何か
 を始めたいような感情にかられる私。気候が良いと気分も良い、お日様がポカ
 ポカで穏やかな日は、ついつい勢いでまた新しい挑戦を試みてみたくなるので
 す。(あまりに脳天気なこの性格、正とでるか負とでるか・・)

 ┃ピカピカの一年生┃
  http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0409_iku.htm

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│【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ                      │
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 例年であると、オホーツク海の流氷も遠くに去り、身のひきしまったホタテや
 カニが食卓にあがる時期にもかかわらず、今年はまだ、そのときが来ない。
 サロマ湖三町の漁業者はさぞかし、出漁の日を待ち焦がれていると思う。

 一方、農業者にとっても、ようやく畑の黒い土が顔を出したかと思いきや6日
 の午後から霙が本格的な雪に変わった。この調子で行くと、今年の農作業はか
 なり遅れるものと予想される。

 今年は、統一地方選挙の年であり、既に知事・道議会議員の選挙戦が始まって
 いるが、いづれの候補者もこの寒さの中の選挙運動は大変である。小生も幾度
 と無く選挙を体験しているだけに、当事者の大変さは痛いほどに分かる。その
 人達にとっても、我が世の【春】が待ち遠しいことと思う。

 もう一つ、3月20日に始まったイラク戦争も、激しい戦いとなり、毎日悲惨
 なニュースが報ぜられている。イラクに住んでいる、罪も無い多くの市民はど
 んな思いで毎日を過ごしているかと思うと、胸が痛む。

 また、国の命令に従い、戦場で戦っている多くの若い兵士にとっても一日も早
 く、家族の待つ祖国へ帰りたいことであろう。

 ほんとうに【春】が待ち遠しい。

┌───────────────────────────────────┐
│【あれは30年前】〜昭和48年3月号「広報さろま」より〜 by Don     │
└───────────────────────────────────┘

 ・“夢ある酪農にするため 優秀賞 浅田正一さん”・・・・・・・・・・・
 ・                                  ・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〜第4回 酪農経営発表大会〜・

 酪農経営発表大会で、大成の浅田正一さんが優秀賞に選ばれました。
 先月17日、佐呂間公民館で全道10地区からの代表が集まって第4回酪農経
 営発表コンクール(主催 森永酪農振興会、後援 農林省)が開かれました。
 
 会場は、町内外から百数十名の聴衆が詰めかけ、熱心に聴き入っておりました。
 各発表者の内容も研究調査されたもので、なかなか内容の濃いものでしたが、
 壇上での発表は、慣れないせいか少々上がり気味でした。

 当町から、大成の浅田正一さんが「夢ある酪農にするため」と題して発表しま
 したが、審査の結果、優秀賞3名の中に選ばれました。

 ┃記事はこちら。┃
  http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/48_04_rakunou.pdf

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│【慶弔】 by ももっち                         │
└───────────────────────────────────┘

 ★心よりおくやみ申し上げます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     宇佐 徳義さん (94才)  啓生    1日死去

     高崎 ウメノさん(95才)  若佐    3日死去

     石井 ちかさん (83才)  西富    4日死去

     宗像 ハツイさん(86才)  若里    5日死去

     式地 秋美さん (85才)  宮前    5日死去

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│【今週のお知らせ】 by なおき                     │
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 4月10日(木) 狂犬病予防注射 山内商店前       9:30〜9:45
                  栃木公民館前     10:00〜10:15
                  若佐コミセン前    10:45〜11:10
                  朝富公民館前     13:30〜13:45
                  知来公民館前     14:05〜14:20
                  農協仁倉事業所前   14:40〜14:55

          リハビリ友の会 老人福祉センター   10時30分

          市街自治会総会 佐呂間コミセン    18時

 4月11日(金) 狂犬病予防注射 若里活性化センター前  9:30〜9:45
                  若里児童公園前    10:00〜10:15
                  富武士消防前     10:50〜11:05
                  藤崎商店前      11:20〜11:35
                  幌岩公民館前     13:30〜13:45
                  常呂漁協佐呂間研修所前14:05〜14:20
                 浜佐呂間活性化センター前14:35〜14:50

          心と体リハビリ教室 浜佐呂間活性化センター  10時

 4月12日(土) 狂犬病予防注射 町民センター前    13:00〜13:40
                  スター前       13:50〜14:20
                  旧農業共済前     14:30〜15:00

          RCクラブ総会 佐呂間コミセン    19時

 4月13日(日) 北海道知事・北海道議会議員選挙投票日 各投票所
                              7時〜20時

 4月15日(火) ツ反・風しん接種 若佐診療所   10:15〜10:45
                   小田医院    11:15〜11:45
                   佐呂間医院   13:30〜14:00
                   厚生病院    14:30〜15:00

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│【今週の話題】〜ホットな話題をお届けします。by うめこ            │
└───────────────────────────────────┘

 『春の嵐、サロマを襲う』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 お天気が続いてすっかり春めいた頃。フキノトウも福寿草も顔を出したと喜こ
 んでいた途端、来ました春の嵐。あら、雪だと思っていたのもつかの間、6日
 は一日中雪が降り続き風もつき、季節外れの吹雪となりました。

 7日は起きたらあたり一面白く雪化粧でしたが、それもあっという間に解けて
 しまいましたね。降って融けて融けて、また降って融けて融けて、そうして北
 国の春はやってきます。

 ┃春の雪景色。┃
  http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0409_wadai.htm
 ......................................................................

 『知来小学校校歌、テレビに出る』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 キリンさんも書いておられますが、去る4月7日、知来小学校の校歌がテレビ
 で流れました。くしくもその当日わたしは知来小学校の入学式にお邪魔してい
 たのですが、式中で歌われる校歌。子ども達の歌声の澄んできれいなことに感
 心し、自治会長さんまでも声高らかに子どもらと一緒に歌えることに驚きとと
 もに、ちょっとだけ嫉妬も覚えたわたしでした。

 いつぞやは何でもできる知来小の子ども達も、歌だけはもひとつかなと思った
 こともあったのですが(失礼)、きっとテレビに出るのでいっぱい練習したの
 でしょうね(笑)。でも、それだけではなく、信頼おける大人に囲まれて育つ
 子ども達の心の安定が、その歌声に感じ取れました。

 自治会長さんも勿論この学校の出身者。PTA会長さんもしかり。校歌ってい
 いものですね。
 ......................................................................

 『新学期始まる』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 7日に町内全部の小中学校で、8日に佐呂間高校の入学式があり、サロマの新
 学期も始まりました。お母さん達はまた毎日のお弁当作りが始まり、元気な登
 校の子ども達の声も響く春となりました。黄色い新1年生の帽子をみんなで見
 守りましょう。
 ......................................................................

 『常呂があっちを向いた?』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 どうなるのか町村合併。サロマ湖4町案でいくのかと思いきや、常呂町が“常
 呂川流域案”を出してきました。要は常呂町はサロマ湖周辺地域ではなく、常
 呂川流域、つまりは北見市と端野町を視野に入れるということです。でも端野
 は北見市とは一緒になりたくないのだとか。

 また一方、上湧別町でも町議選で町村合併の問題が争点になるとかで、あちこ
 とで色々な思惑が交錯していますが、なんだかまるで修学旅行のグルー応決め
 でもめているような気がしてきたのはわたしだけか(だけです)。

 ある人がここを見るといいよと教えてくれました。あとでゆっくり読もうと思
 います。みなさんもどうぞご覧下さい。
 http://www.town.saroma.hokkaido.jp/gappei/index.html
 ......................................................................

 『ADSLサロマに上陸するか!?』・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 上記のページを佐呂間町のHPで見ていたところ、すごい文字が目に入りまし
 た。何々?ADSL?そういえばこの話しを耳にはしていましたが、200件
 の加入申し込みが必要で、その期限が4月25日とは可能なのか?おそらく回
 覧板で広報するのかもしれないけれど、まだ目にしていなし、ちょっと不安。
 http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/adsl/adsl.html

┌───────────────────────────────────┐
│【サロマの春】〜すっかり暖かくなったサロマからサロマの春の配達便。  │
└───────────────────────────────────┘

 先日は突然の雪で真っ白となりびっくりしましたね。雪の中からフキノトウや
 福寿草が顔を出しています。正に春の使者ですね。

 ┃福寿草です。┃
  http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0409_haru.htm

┌───────────────────────────────────┐
│【浜だより】 by 海坊主                         │
└───────────────────────────────────┘

 『今週のサロマ湖』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 やっとカニ船とホタテ船が海に降りたようです。今週から出漁予定でしたが昨
 日の吹雪によりまたまた流氷が寄せてきて、出漁出来ず開店休業の状態です。
 サロマ湖も昨日の吹雪で氷が寄せられ、今朝起きてみると所々青い湖面が顔を
 だしていました。夕方までには結構な広さで湖面が顔を出してきて、いよいよ
 海明けという景色になって来ました。船のペンキ塗りもだいぶん進んできて、
 段々と賑やかになってきたようです。あとはカニ漁とホタテ漁が始まれば活気
 のある浜になることでしょう。

 今日、海坊主の春の味第一弾「山わさび」を掘ってきました。早速すって食べ
 てみると鼻につ〜んときて、口の中はびりびりとなり、春の味を堪能しました。
 あとはニシンが・・・。そう言えば掘ってる最中、白黒の車に乗った誰かさん
 に見られたな〜。

┌───────────────────────────────────┐
│【キリンのぶつぶつ】 by キリン                    │
└───────────────────────────────────┘

 4月6日(日)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 先日、立派な角の鹿を含めて数頭、山の方から道路のすぐそばまで走って来て
 しばらく車と並んで走るかたちになりビックリ。数頭が一列になって走る姿は
 かなり迫力ありました。

 福寿草が顔を出し始めた春休み最後の日曜日は雪。7日には、NHK総合の、
 「ほくほくテレビオホーツク」にて知来小学校の校歌(おそらく知来小の子ど
 も達が歌ったのだと思いますが。)が学校の様子と合わせて放映されました。
 新学期に人も鹿も交通事故に気をつけたいものです。

┌───────────────────────────────────┐
│☆【サロマ式ダイエット法】☆〜果たして、痩せられるか。実験台→うめこ │
└───────────────────────────────────┘

 新年度に新コーナーをと考えていましたが、なかなかいい案がなくて。そんな
 時、おっちょこちょいなある人が(わたしですが)またもやダイエットに挑戦
 すると息まいて、それも今サロマで人気の流水ダイエット教室!すぐに定員いっ
 ぱいになったはずですが、なぜかひとつだけ空きがあったもので、中途からで
 すがもぐり込むことに成功し、その過程と成果を一月に及び追跡調査しようと
 いうもの。万一痩せられたら、サロマの温水プールSTARも超有名になる、
 かも?

 『流水教室』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 いよいよ始まっています、流水教室。プールに入る前に血圧を測り、ストレッ
 チをします。STARでは時おり新しい怪しいことをさせられるのですが、今
 回も骨盤の運動とかリンパ体操とか。熱心な生徒ではないわたしには訳が分か
 らないことが多いのですが、骨盤もリンパも結構今流行りで、みなさんその指
 導を受けられるのを心から喜んでおられます。と書いている最中に、なんと背
 後のテレビでやっているではありませんか、骨盤運動。前にリンパ体操もテレ
 ビでやっていたと聞きました。こりゃいいかも。

 ストレッチの後はいよいよプールへ。プールでは流水機が作動し、水の流れが
 できています。その中を半分の時間はひたすら歩いて水中歩行。これが結構効
 くのです。ヘロヘロになって歩くこと20分かな。その後は交代してゆっくり
 と流水に当たります。人には見せられないけれど、水中では流水に当たった部
 分のぜい肉がプルプル震えています。なかなかいい気持ち、極楽極楽・・・。

 最後に首をクルクルした時に、いつもならゴリゴリいうのが何も鳴らないので
 こりゃあビックリ!プールから上がってまだ雪の残る戸外へ出ても、体がポカ
 ポカし続けているので、こりゃまたビックリ!水って浸かるだけで効果がある
 らしいけれど、流水の力はなかなかです。図書館から「水と脳の働き」とかい
 う本も借りているけれど、読む暇なし。

 これが週に2回あるのですが、わたしにとってのメインは食事の記録であった
 かもしれません。このことについては次回にご報告を。1週間過ぎましたが、
 今のところはまだ痩せてません、取りあえず。

┌───────────────────────────────────┐
│【森からのたより(19)】 by 釜爺                    │
└───────────────────────────────────┘

 『漫画少年だったころ』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 2003年4月7日・・・今日は特別の日なのである・・・かの「鉄腕アトム」
 の誕生日だというのだ。
 記念金貨を発売してちゃっかり商売の種にする輩もいたりで、釜爺も図書館か
 ら講談社の「鉄腕アトム全集」18巻を借りてきて、春の嵐のすきま風が吹き
 込む丸太小屋のベットで読み「見るが正解かな」ふけった。

 最初に、「少年」の紙上にアトムが登場したのは昭和26年(1951年)4
 月号からだから、釜爺、小学3年生の時である。      
 今から、52年前ということになる。美空ひばりや、力道山が活躍し、テレビ
 の送信開始など、急速な戦後日本の復興の時代に、10万馬力の天下無敵、正
 義の味方の少年ロボット、アトムが誕生したのである。

 あの頃の少年は、誰でもが一度は漫画家になることを夢見たものだ。
 何と言っても手塚治虫の絵はあか抜けしていた。それまでの漫画の平面的描写
 から、立体的で画面をはみ出る様な迫力で、未来的なストーリーと併せて読者
 を魅了した。

 釜爺少年は、熱病に取憑かれた様に徹夜で、アトムを模倣した。おかげで朝会
 で二度も貧血で気をうしない屋体の板の間にぶったおれたりした。小学5年6
 年、中学生になっても熱病はおさまらなかった。本気で漫画家になろうと思っ
 ていたのだ。仲間がいた。YとHでこのうちでYが一番うまかったかな。
 彼は、高校卒業すると、看板屋に就職して結核に冒され帰郷、その後寿司屋に
 なった。Hは大学をでて、教師になった。

 釜爺と言えば、地元の高校に通いながらの漫画投稿少年の端くれになっていた。
 当時、週刊誌とか、道新や今は廃刊になった北海タイムスにも漫画の投稿欄が
 あって掲載されるとわずかながら、原稿料と言うか、謝礼がでた。
 はらたいらなど、15、16歳で、週刊誌の投稿欄の常連だった。そんな連中
 と4・5回に一度ぐらいは背をならべていた。

 鉄腕アトムを読み返していて、二三妙な事にきづいた。
 学校の先生ヒゲオヤジ(伴俊作という立派な名の探偵で強いのだ)が、国木田
 独歩の武蔵野を読み辿って散策しながら自然破壊を嘆く物語は時代は2000
 年なのだ。もちろんアトムは縦横の活躍をする訳で、今日2003年4月7日
 アトム誕生は、まったくの嘘っぱちになる。2000年アトム誕生が正しいは
 ずだけど、アニメ化された時にでも2003年となったのかも知れない。

 釜爺は今、61歳、手塚治虫が死んだのは61歳の2月9日だった。何と釜爺
 の誕生日と同じ日である。
 単なる偶然でも符号が合いすぎると思うのは、ある物語の中で、ヒゲオヤジが
 意味もなく叫ぶセリフである。
 「人生は61歳からだ・・・」作者の手塚治虫が30代のころである。ヒゲオ
 ヤジの年齢設定は「頭ははげてても、40うん歳だ」と言わせているから61
 歳の意味が作者の死を考えたとき謎めいてくる。

 手塚治虫は、生きている・・・そんな仮説をたててみた。
 地球にいたら今、75歳、手塚治虫は、61歳からの人生をほかの地に自ら選
 んだのではないか・・・
 そこは、不老不死の悠久の果て・・・どこかの天体に生きていて、今の携帯電
 話を予測出来なかったことに苦笑いし、やっと二足歩行ロボットがヨチヨチ歩
 きを始めた2003年4月7日の地球の朝を、あのベレー帽に度の強いめがね
 の丸顔でにこにこと眺めているような気がするのだ。

 アトムの世界から解き放されて窓辺を眺めると銀世界に変貌していた外は、ま
 だら模様の春が再び顔を出して、いつものバードレストランには、カワラヒワ
 が羽毛の花粉をまき散らし、アカゲラが、珍しく地面を俳諧している姿があっ
 た。

 アカゲラの赤いベレー帽が、漫画少年時代のあこがれの手塚治虫のベレー帽と
 重なって見える丸太小屋の朝である・・・

┌───────────────────────────────────┐
│【あっちこっちのサロマニアン】〜サロマ出身、沖縄在住の小梅が語ります。│
└───────────────────────────────────┘

 今日から私もようやく学校開始。琉球大学に来てもう3度目の春である。早い
 ものだ。

 春と言えば出会いや別れの季節ですが、私の周りでも親しい人たちが新たな道
 に向かって次々沖縄を後にした。その中でも1番寂しい別れとなった人がいた。
 1年生の後期から始めたバイト先で知り合った女の子。沖縄に来て初めて自分
 の心の汚さや醜さ、卑怯さをさらけだすことのできた人間。そして互いに気負
 わず、必要とする時に頼り、普段はくだらないことをしては大笑いして喜んで
 いるような付き合いだった。相手の家庭が複雑で、その問題に下手にまきこま
 れて、しんどい思いをした時もあった。毎晩のように夜中から朝方まで車であ
 てもなく町を徘徊し、遠くまで行き過ぎて、適当なドライビングファーストフ
 ードに停まり、車の中で眠りこけたこともあった。その女の子は、とっても話
 好きで、宇宙や世界遺跡や、生命や死の神秘に関してはことさらに眼を輝かせ
 て未知の世界について語るのだった。すこし嫉妬深くて、寂しがりやで、なん
 といっても喜怒哀楽がはっきりしりていた。嬉しい時はこちらがウザくなるく
 らいその喜びを満面の笑みと意味不明の行動で現し、怒ると言えば、ちょっと
 したことでもすぐぷんぷんと不機嫌さ顔に出てくるような短気だった。(よく
 八つ当たりされた。)ニュースやドラマ、ドキュメントの1場面に唐突に涙し、
 延々とぐじゅぐじゅしていることもあった。(あまりの突然さに面喰らって私
 はその傍らで笑っていたものだ。)彼女と一緒にいる中でいろんな時間と経験
 を共にしたが、場面場面でこんなに感情をむき出しに生きる人を初めて見た。
 私なんかはどちらかと言うと表ざたに感情表現するほうではないのでそんな彼
 女がとっても羨ましく、憧れた。彼女の周りの雰囲気はなんだか原色カラーで
 光り輝くようだった。生きているエネルギーがありありと放出されていた。

 最後の日、空港まで送りに行った。(彼女は家から空港までの道のりを、終止
 ケータイでこれから向かう東京の彼氏とけんかしていた。すごく激しい言い合
 いだった。)到着して、荷物をトランクから降ろす。彼女があからさまにのろ
 のろと助手席から降りてくる。案の定涙目の情けない顔をしていた。「ちえっ
 こ〜・・・あんたにはホントに世話になったよ。いっぱい助けてくれてありが
 と。東京遊びおいでね。」彼女の手が差し出される。がっちり握手してから、
 「いってらっしゃい。あんたは東京で、ちえは沖縄で、ちょっとずつでも何か
 に向かって歩こうよね。あんた最高だったよ。」といってすぐ車に乗り込んだ。
 別れの場面は苦手なのだ。小さな彼女の後ろ姿をバックミラーで眺めながら急
 に寂しさが押し寄せてきた。
 永遠のお別れじゃないにしろ、やはり今まで多くの時間を共にしてきた人がい
 なくなるのは、生活の1部分がすっぽ抜けたようだった。

 今日の朝、彼女からのメールが届いた。「お金が底つきそうだよ〜東京寒い〜」
 相変わらずだ。(私たちはいつも金穴病。)実家から届いた北海道ラーメンで
 も送ってあげよかな。さて、学校に行こうかな。成績表公布なのでどきどきで
 す。
            いってきまーす!

┌───────────────────────────────────┐
│【新人さん、いらっしゃ〜い!】〜この春の転入者紹介のコーナー。    │
└───────────────────────────────────┘

 新年度、またたくさんの方がサロマ人の仲間入りをしましたので、そのご紹介
 をと思いましたが取材が間に合いませんでした。リクエストはありませんか?
 と聞いても、どんな方がいらしたか分かりませんものね。来週、できればお届
 けしたいと思ってます。

┌───────────────────────────────────┐
│【リサイクルの窓】〜捨てる前に一言 by ももっち           │
└───────────────────────────────────┘

 我が佐呂間町でも、4月からゴミ有料化が始まりました。それに伴い・・っと
 いうわけではありませんが、ほぼさろ誌上にてリサイクルコーナーを開設いた
 しました(というより再開ですね)のでお問い合せ下さい。

 【あげます】・・・「ピエロの衣紋掛け」

 【ください】・・・「チャイルドシート」

 ┃取りあえず衣紋替えをご覧下さい。┃
  http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0409_recycle.htm

 ┃お問い合せはこちらまで。┃
  mailto:iku.s@viola.ocn.ne.jp
 ......................................................................

 またリサイクル資源の収集日も一部変更になっているようです。ご確認くださ
 い。

 ┃日程表はこちらをご覧ください。┃
  http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/gomi/yuuryou.html#anchor

┌───────────────────────────────────┐
│【編集後記】 by 編集長さくらうめこ                                   │
└───────────────────────────────────┘

 あ〜ぁ忙しかったです。我が家では今年は中学校と高校の入学式がありました。
 それぞれ張り切って新学期が始まり、新しい学校、新しいクラス、友達。何も
 かも新鮮で心踊る・・そんな気分を子どもと一緒に味わっています。

 ずーーーっと以前、学校が荒れていた頃。中学校に進むのがイヤだと子どもに
 言われて、学校を楽しみにできないとは何たることかと嘆いたこともありまし
 たが、その時も案ずるよりもで、入ってしまえばそれなりに楽しんで登校した
 ものでしたが、それに比べ、今は行く前から楽しみにし、行ってからも期待を
 裏切らない環境が整い、本当に幸せなことだと思いました。

 各学校にも新たな名物先生もできそうです。「新人さん〜」のコーナーでも、
 追々紹介したいと思います。取材、できるかな・・・。

┌───────────────────────────────────┐
│ 佐呂間町の関連サイトはこちら                                        │
└───────────────────────────────────┘
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 ▼日刊web新聞webnewsに「佐呂間町のなんでも掲示板」設置。
  http://www.webnews.gr.jp/ から「掲示板index」をご覧ください。
 ▼本誌は上記『日刊web新聞webnews』の協力を得て製作しています。
  ご協力に感謝します。
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┃    【ほぼ週刊さろま】2003.04.09(毎週水曜日発行) 第142号     ┃
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   マガジンID:0000040784
     発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
   発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@beige.plala.or.jp
     編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
     編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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