ほぼ週刊さろま2003.3.12 10:00発行 第138号

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┃・★・・・・・    ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま    ・・・・・★・┃
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。
      (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

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│【巻頭言】 by ももっち                                                │
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 3月も半ばだというのに、うそのように吹雪く日が続きました。吹き荒れた空
 はやっと静まり、久々の晴天、陽の光はますます力強く照り、みるみる内に路
 面は乾いてきています。

 ハウスの除雪・土作りが行われ、ぼちぼちビートポットに種が入れられていま
 す。融雪剤の散布準備も整い、まもなく畑では黒土が顔を見せるでしょう。少
 しずつ、それでも確実に春が訪れていますね。

 春めいたウキウキ気分とは逆に、この時期は別れの季節でもあります。「感極
 まる」という事が少なくなっているように思いますが、別れを惜しむと同時に、
 巣立ちを喜ぶ気持ちを持って送り出したいものです。(省エネ時代ですが“拍
 手の省エネ”は必要ないですよね)

  ┃今週のサロマ:市街を一望。嵐の後の静けさです。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0312_iku.htm

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│【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ                   │
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 ◇小学6年生が見たバリアフリーの町・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  3月6日、佐呂間小学校6年生全員が町長に対して『バリアフリーの町づく
  り』改善要望書なるものを提出したいので、時間をとってほしいとの申し入
  れがあった。

  生徒達は、『総合的な学習の時間(福祉・健康)』、について「バリアフリー
  の町づくり」をテーマに昨年の秋ごろから、それぞれのグループに分かれて
  学習活動に取り組んだとの事。

  35名の生徒達は、学校内はもとより、道路・横断歩道・交差点・街灯各所
  に見られる段差・郵便局の自動切手売り場の高さ・ホワイトドーム駐車場の
  舗装・信号機の設置等々よく歩き、よく観察をしながら、その改善案をそれ
  ぞれに示してあった。

  このように、生徒たちが素直な気持ちで見つけ出した改善策を無駄にしては
  ならないと、早速、課長会議で報告をし、可能なものから改善して行くよう
  に指示をした。

  今回の要望書はすべてパソコンを駆使して作成してあるため、見た目が非常
  にきれいに仕上がっており、立派なものであった。

  11日から予算議会が開催される、厳しい予算の中での議会であるが子ども
  達も関心を持ってくれていると思うとやりがいがある。

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│【あれは30年前】〜昭和48年3月号「広報さろま」より〜 by Don      │
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 ・“けが人搬送、現場保存、夜間交通整理などに協力”・・・・・・・・・・
 ・                                  ・
 ・・・・・・・・・・・・・・〜金森さん親子 警察署長より表彰される〜・

 過般、町内でおきた交通事故の際、現場保存、けが人搬送などで若佐の金森農
 夫也(52)さんと勝(16)さんが遠軽警察署長より表彰されました。

 去る2月9日午後10時半頃、若佐広徳寺前を通りかかった金森さんは、そこ
 に血まみれになって倒れている男の人を発見し、すぐ交通事故だと判断して、
 けが人を厚生病院へ運ぶ一方、息子の勝くん(佐高生)を現場に立たせ、交通
 整理と現場の保存に努めたもので、15日遠軽警察署長さんがわざわざこられ
 て表彰されたものです。本人は、当然のことなので照れていましたが、このよ
 うな協力が事件に解決を早め、人命救助にもつながっています。

  ┃記事はこちら┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/48_03_hyousyou.pdf

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│【浜だより】 by 海坊主                         │
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 ◇今週のサロマ湖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  困りました、何にも話題がありません。どうしたらいいかな。

  週末からの吹雪で氷下網も休みのようですし、浜に人影もありませんがみん
  なそれでも倉庫では仕事をしてるようで、海明けに備えての準備におわれて
  います。峠から見るとサロマ湖も真っ白、オホーツク海も流氷で埋め尽くさ
  れているのが見え、春はまだまだと〜いな〜。

┌───────────────────────────────────┐
│【聞き耳ずきん】〜なんちゃって、町の話題をお届けしましょう。 by うめこ│
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 ◇冬のプール、大繁盛!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  まだまだ戸外は寒いサロマですが、近辺では珍しく冬期間もオープンしてい
  る温水プールSTARでは新たなコースが人気を呼んでいます。それは何か
  というと「流水コース」。流水器が4月いっぱいまで設置され、プールの中
  に流れを起こし、ぶくぶく泡立つその泡が消える時に生じる超音波もともに
  体に浴びるもので、肩凝りや腰痛に悩む人たちのお助けマンとして人気の的
  となっています。

  今までプールと言えば泳ぐところというイメージが強かったと思いますが、
  今や水中で歩いたり体操したり、くつろぎとリフレッシュの場として新たな
  ブームとなりそうな気配です。近隣の方も是非お越しください。

  ┃肩凝り解消コースで水中歩行する様子です。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0312_wadai1.htm

 ◇ビート、始まる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  この雪の中、ビニールハウスの周囲の雪をかき、ビニールを張っていよいよ
  ビートの苗作りが始まりました。まずはポットに種蒔きです。

  ┃ビニールハウス内作業の様子です。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0312_wadai2.htm

 ◇サロマのわんこ達・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  染めのとものところのワンコもうまく里親が決まるといいですね。いつだか
  サロマから隣町端野のやさしいおうちにもらわれて行った「しろ」と「もも」
  の幸せ写真が届きましたのでご覧ください。子ども達はもとよりお爺ちゃん
  とお婆ちゃんに大切に可愛がられ、幸せいっぱいの様子でした。

  ┃サロマ出身のワンコ「しろ」と「もも」。(端野町S様提供)┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0312_wadai3.htm

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   ▲              サロマにちなんだお名前コーナー          △△△
  ▲▲                                           △△△△
 ▲▲▲       突然ですが、【サロマ君登場】     |田田|
 ::‖::                                              ::::::|田田|::::
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 ◇佐呂間にちなんだ名前・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  佐呂間町のなんでも掲示板に「佐久間さん」が佐呂間に似たお名前だと書き
  こんでくださり、その後、本当に「さろまくん」=「紗呂磨くん」が登場し
  ました。前にもどこかで書きましたが、佐呂間で生まれてサロマ湖にちなん
  で「冬湖ちゃん」という子もいましたね。誰だ、美しい佐呂間で「美佐子」
  を考えたのは、単純すぎるぞ。

  さてその「紗呂磨くん」、兵庫県にお住まいですが、ご両親がなんとサロマ
  のユースで巡り会い、そのご縁でご結婚されたのだそうです。「当日はどしゃ
  ぶりでサロマ湖はろくに見れてません。サロマ湖の全貌を見たのは、紗呂磨
  が生まれてからです。だから、ロマンチックとはほど遠いですねえ。」とは
  お母さまのお言葉。また弟くんはサホロリゾートにちなんだ「サホロくん」
  だそうですよ。紗呂磨くん、また佐呂間に遊びに来て下さいね!

  ┃紗呂磨くんご登場!!┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0312_saroma.htm

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│【カボチャ情報】 by パンプキンタケダ                  │
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 ◇「シンデレラ夢2003」始動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  今年も早くも「シンデレラ夢2003」、通称「カボチャ祭り」の準備が始
  まりました。まずはでっかいカボチャコンテストへの参加を呼び掛けるハガ
  キを郵送、今年もたくさんの出品を期待します。

  カボチャ祭りも今年で第16回となります。町民参加型一大イベントのこの
  お祭り、今年もみんなで楽しみましょう!!

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│【今週のお知らせ】 by なおき                                          │
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 3月12日(水) あやめ会       老人福祉センター 10時
          かんたん引き締めびくす スター     19時

 3月13日(木) 心と体のリハビリ教室   若佐コミセン 10時
          はつらつリズムウォーキング スター   14時
          かんたんリ楽ックス     スター   15時

 3月14日(金) リハビリ友の会    老人福祉センター 10時
          燃やせ!体脂肪水中運動  スター    14時
          コリコリ解消水中運動   スター    19時
          社会教育委員会議   町民センター   19時

 3月15日(土) パーフェクトボディーアクア スター   18時
          読書会         図書館     19時

 3月16日(日) 全町ミニバレー大会   町体育館     9時

 3月18日(火) ポリオ・麻しん接種  若佐診療所   10:15〜10:45
                     小田医院    11:15〜11:45
                     佐呂間医院   13:30〜14:00
                     厚生病院    14:30〜15:00
          無医地区巡回診療   栃木公民館    15時
          らくらく健康体操   町民センター   10時
                     若佐コミセン   14時

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│【お気楽日記】 by とも                          │
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 ◇宝物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  先日、私はひどく体を壊してしまった。食事もろくに出来ず、寝てばかりだっ
  たし、気持ちも憂鬱だった。家でずっと毎日寝ているとき、心配した友達か
  らメールが来た。「今行くから、家に入れて」というなんとなく強引なメー
  ルだった。私が起き上がる前に、彼女は家に来て、寝室の前で座っていた。

  「寝てたって治らないじゃない。病院行こうよ」彼女の言葉は、元気になれ
  なかった私を、ふっと現実に引き戻してくれるほど、心に響き渡った。私は
  ふらふらしながら、立ち上がり、着替え、そして外に出ると、もう一人の友
  達が、心配して一緒に迎えに来ていることに気がついた。私はそれから、病
  院通いをして、今は本当に元気になった。確かにまだ、食事は充分には取れ
  ないが、それでも、毎日頑張って食べるように努力している。そしてなによ
  り、普段と変わらない笑顔と笑いと楽しみを得ることが出来た。

  あの日、あの時、彼女たちの気持ちがなかったら、私はきっと今も、あれこ
  れと悩み、つまらない毎日を送っていたはずだ。確かに人には気持ちが浮い
  たり沈んだり、そんなことは誰にでもある。だけど、沈んでいるときに、日
  ごろただ大切な友達だと思っていた人たちが、こんなにも私を心配してくれ
  たとき、どれほど自分は彼女たちのことを知らなかったのかと、そう思う。

  私には、そんな友達が、いや、友達というより、宝物という大切な大切な人
  たちがいる。なんて自分は幸せなのだろう。贅沢なんだろう。

 「ともちゃんが逃げようとしたって、私はずっとともちゃんの友達でずっとそ
  ばにいるからね」彼女から来たこのメールが私の今の何よりも嬉しい最高の
  言葉だと思っている。本当にありがとう。

┌───────────────────────────────────┐
│【寒いぞ、佐呂間】〜寒いサロマの冬の暮らしをお伝えしましょう。      │
└───────────────────────────────────┘

 さすが3月です。雪解けの水の音も聞こえて来ました。ところが吹雪もまだ健
 在。吹雪いて解けて、そしてだんだんと春です。

 ◇でっかい雪、ちっこい雪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  春の嵐が吹いています。吹雪です。先日も「荒れるぞ。」との予報があり、
  いつ吹雪き出すかとハラハラドキドキ、心配とちょっぴりの期待に胸ふくら
  みました。我ながら何を期待するのか分かりません。

  夜、暖かい温水プールを出る時に、「降り出してるよ。」と言われ、どれど
  れと外に出てみると、大粒の雪が真っ暗な空から落ちていました。正確に言
  うと大きめの雪の結晶が何個かかたまって降っているのです。肉眼でもはっ
  きりと見える雪の結晶、いつだか写真に撮ってお見せしたいと頑張ってみま
  したが、舞い降りては次々と解けるのでかないませんでした。聞くところに
  よると冷たくしたガラス板にとって写すのだとか。息もかけられないから呼
  吸もできませんね。時々見ることのできるわたし達は幸せです。

  翌朝またまた吹雪を期待して起きたものの、その日はまだ穏やかな朝。でも
  良く見ると細かな細かな雪が降っておりました。外気が若干ぼやけて見える
  程度で、雪には見えません。でも遠くの山はすでに真っ白で見ることもかな
  いませんでした。ちっこくてサラサラの、これこそ粉雪というでしょうか。

 ◇ホワイトアウト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  でっかい雪ちっこい雪を眺めていたのもつかの間、やって来ましたほんとに
  吹雪が。たいていはうちにこもるのですが、ちょっと用事があって出かけま
  した。ら、すごい!!!、前が見えない!対向車も見えない!で、ライトを
  つけてはいるのですが、当たり一面とにかく真っ白の他は何も見えずに大変
  恐ろしい思いをいたしました。こういう状態を“ホワイトアウト”というの
  ですね。猛吹雪でどこもかしこも白くって居場所の見当もつかずに遭難する
  のも分かる気がしました。高速道路の玉突き事故も思い出しましたが、外出
  なさる方は十分にお気をつけください。

 ◇おぼろ月・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  そして晴れました。晴れると寒く、気温が下がり、月のまわりにぼ〜〜〜っ
  と輪ができました。寒空に 朧月夜の 春の宵、なんだコリャ。

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│【キリンのぶつぶつ】 by キリン                         │
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 ◇3月10日(月)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  週末から荒れ模様のオホーツク。雪の量はさほどで無くても、風が吹くと吹
  き溜まりが道路や家のまわりに…。今年は思ったより除雪する日が少なかっ
  たな。3月になって安心していたら、忘れられちゃ大変とばかりに冬将軍が
  お出まししたようです(笑)。

  冬は室内の花が家の中や、窓際を明るくしてくれます。大きな窓から花を道
  からも見えるように置いているお宅を良く見かけますが、運転しながら、ち
  らっと目の端っこで眺めるとなんとなくほっとします。花は生物だから手入
  れも大変でしょうが、ガーデニングは良いですね。福寿草のようにまだ肌寒
  い次期から咲き出す花、桜のように一斉に咲いて散ってしまうのも好きです
  が、室内で大切に育てられた花も捨てがたい・・・。「もうすぐ春」ですね。

  ┃きれいな花が咲きました。┃
      http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0312_kirin.htm

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│【森からのたより(14)】 by 釜爺                    │
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 ◇吹雪の準備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  金曜日の長期予報あたりから、土日は大荒れとあったから、吹雪への対応が
  心をよぎった。除雪機の燃料を補充しなければとか、食料の買い置き、ビー
  ルも切れるとか、何かとせかされる。暖房の燃料もok、さあー いつでも
  どんと来いだ…と吹雪を待つ…

  バードレストランの客達も心なしかせわしげに飛来する。カケスなど、テー
  ブルを独占…いつもは、ヒマワリの実をツメで押さえて剥いて食べるのに、
  丸飲みしている。

  アカゲラがやって来ると、実をくわえて木の幹に縦にとまった。いつものス
  タイルだけど、殻をむくには片足で留らなければ実を押さえきれないし、そ
  れでは身体を支えれないと勝手に心配して見ていた。数秒の出来事だった。
  細いクチバシからヒマワリの実が落ちるのを胸毛を膨らませてキャッチする
  と、幹の皮肌をまな板がわりに、殻をはじきとばしていた。 

  珍しく予報がはずれたのか、吹雪は避けて行ったらしい…。招かざる客の吹
  雪だけれど、待ちぼうけを食うと、何か物足りない、そんな日曜日の朝になっ
  た。

 ◇ミードと言う酒造り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  どぶろく(濁酒)が違法だった時代、税務署の目を警戒しながら、冬は雪中
  にかめを埋め隠して密造をする家が結構あった。雪の中は冷蔵庫の役割を果
  たしても、自動保温器ではないから、いろいろな知恵が生かされて、発酵温
  度を保たせたのだろう。

  今、丸太小屋で、ミードと呼ばれる酒造りに挑戦している。蜂蜜に水とパン
  酵母(ドライイースト)を混ぜて温度を保つ訳だけれど、発酵の理想温度は
  21度から24度で45度50度に達すると死滅し低すぎると休眠してしま
  う。温度調整が良い酒を造る決めてになる。

  釜爺の丸太小屋は、床に断熱材を入れなかったため、この20度前後を維持
  するにのが難しいのだ。開拓小屋の兄貴を自負する丸太小屋で、酒を造るに
  はこの温度調整がなかなか厄介な問題で、知恵を働かせねばならなくなる。
  だから面白いのだけれど。

  もっとも原始的な保温方法をとっている。ストーブの前の着ぶくれした老人
  のうたた寝姿よろしく、ミードは今発酵の時をきざんでいる。

  1週間後が何とも待ちどおしい…。

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│【サロマ昔話し】〜サロマの昔を知っている方に語ってもらいました。      │
└───────────────────────────────────┘

 さて、昔のことを色々と記録している方がいる。前にも紹介したことがあるが、
 文も書き絵も書き歌も書く、その人は知る人ぞ知る「徳永良行」さん。

 いやいや才能は豊富、話はおもしろい、そして話し出したら止まらない!

 今週からは郷土誌「あるふぁ」に掲載された記事から転載させてもらいます。
 彼の手によるイラストが、当時の様子をつぶさに語ります。

 ◇開拓者たち〜佐呂間の原始林に向かって・・・・・・・・・・・・・・・・

  明治26年、初めて開拓のクワが入れられた佐呂間町。厳しく生い茂る原始
  林を切り倒し、木の皮で家を造り、畑を耕した。北の大地に繰り広げられた
  開拓の歴史は、まさに先人達の勇気と苦闘の歩み。

  そして今、町内には乳牛1万頭以上が飼育され、ビートの畑作、ホタテや牡
  蠣の生産地として全国に名高い町へと成長した。間もなく開基100年を迎
  える佐呂間町。歴史の貴さを思い、澄み切った青い空とどこまでも美しい緑
  の数々を、21世紀に引き継いでいくことが私たちの使命。
  (註:開基100年は平成7年でした。)

  ┃昔の暮らしの様子、イラスト by 徳永良行氏。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0312_mukasi.htm

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│【あっちこっちのサロマニアン】 by 小梅                                │
└───────────────────────────────────┘

 ◇朗報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  昨日の夜中。バイトが終わってカウンターであがりのお酒を飲みながらケー
  タイのメールをチェックすると、母から1通届いていた。題名『朗報』

  んん??なんだなんだ!とそわそわしながら開けてみると、わたしの友人が
  なんと酪農大学獣医学部に合格したとのこと。すごい。とっても嬉しかった。

  その友人とは高校時代、下宿生活を共にし、夜中語り明かしたり、つらい時
  励まし合ったり。お互いの人間性に惹かれ、刺激し合う存在だった。この1
  年、東京のコンクリートジャングルの中に1人身を置き、朝から夜中まで予
  備校に通ってがんばり通した彼女。

  1度、夜中に電話がかかってきた事がある。「つらいよ、不安だよ、毎日毎
  日がんばって、疲れるよ。お家に帰りたい。」「今日はすごく不安で寂しい
  気持ちが爆発しそうで、そんな時にこうめちゃんの声が聞きたい、こうめちゃ
  んと話したい、って思ったからいきなり電話しちゃった。こんな遅くに、ご
  めんね。」

  震える声で1言1言話す彼女のそばにすぐにでも飛んでいって、一緒にいて
  あげたかった。たった独りで受験の不安や苦しさと向かい合いながら踏ん張
  るのはどんなにつらい時間だろう。私も高校3年の1度だけ経験した事があ
  るが、2度とごめんだ!思ったものだ。それが彼女は獣医志望の厳しい1本
  道を突き進んで、浪人してその目標達成を試みている。いや、実現させよう
  としている。尊敬すべき意志だ。

  「うちは、ふみの事を本当に尊敬しているよ。自分に誇りを持って。自信も。
  不安な気持ちとは隣り合わせだけど、駄目だ、駄目かも、っておもってるよ
  りはいける、うまくいく、って思ってみよう?マイナスな気持ちでいるより
  プラスな気持ちを持ってる方が生活の色も明るくなるでしょ。暗くなっちゃ
  駄目、本当に自分自身も駄目になっちゃうから。楽しくいこう、ね。ちこう
  めはふみが受かるってわかる、そうなる。だからふみはそんなに不安になる
  必要はないんだよ。いつでも電話してきて。ふみは大切な人間だから、そう
  してくれる嬉しい。頼ってね。」

  なんの根拠もないが、わたしは彼女が成功をつかめる事を強く願う気持ちを
  持って、それが実現する事を信じてそう言い切った。無責任な言葉かもしれ
  ない。でも、彼女は誰かに前を向かせて欲しかったんだと感じたから、根拠
  のない言葉を使ってでも彼女を安心させたかった。途中から彼女は泣き出し、
  ありがとう、少し、落着いたから。また明日からがんばるね。こうめちゃん
  に会いたいな。春に会おうね。と言ってそれきり連絡は来なかった。

  そしてこの春、受験シーズンに入ってから私はこの子がうまくいっているの
  かどうかが気になってしょうがなかった。しかも唯一の連絡先が変わってし
  まったのかつながらなくてヤキモキしていた時にこの朗報。本当にうれしくっ
  てうれしくって、にやにやが止まらない。今夜は我が大切な友人のために、
  独りつつましく祝杯を。彼女の明るい未来に乾杯。それにつながる合格、本
  当におめでとう。

┌───────────────────────────────────┐
│【編集後記】 by 編集長さくらうめこ                                    │
└───────────────────────────────────┘

 さて今度はいよいよ卒業式シーズンです。一日の高校に続いて明後日は中学校。
 またたくさんのサロマっ子達が巣立ちます。みんなの未来に明るい陽が差しま
 すように。

 などと思っていると、夕方の落日の隣に、かすかに“虹”が見えるではありま
 せんか。なんとさい先のいい!まるでみんなの旅立ちを祝うかのように。こん
 な美しいサロマをどうか誇りに思って欲しい。毎日通学した道の上には、いつ
 でも美しい空が広がっていたことを忘れないで欲しい。その中で育ったことを
 胸に、それぞれの道を歩んで欲しい。なんちゃって急に感傷的になている今日
 この頃でありました。

┌───────────────────────────────────┐
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┃    【ほぼ週刊さろま】2003.03.12(毎週水曜日発行) 第138号     ┃
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     発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
   発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@beige.plala.or.jp
     編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
     編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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