ほぼ週刊さろま2003.2.26 10:00発行 第136号

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┃・★・・・・・    ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま    ・・・・・★・┃
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。
      (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

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│【巻頭言】 by ももっち                                                │
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 二月は逃げると言いますが、本当にあっという間に月末になりました。暖かい
 日が続き、道路はすっかり乾いています。そのせいかどうか、喘息の娘がゼイ
 ゼイする日が多くなりました。目に見えない粉塵が舞っているのでしょうか?
 これからますます体調管理には気を使いそうですね。

 やわらかい太陽が見守る雪原の一角に、スキー板とストックが無造作に立てて
 ありました。そこから先に何十往復もしたスキーの筋が残っています。知り合
 いのお宅だったので、車を降りて傍らのおじいさんに声をかけました。「スキー
 に乗って運動してるんですか?」すると返事は・・なんと、畑の向こうの薪小
 屋へ薪を取りに行くのだそうです。ソリに付けたロープを、自分の腰に撒き、
 スキーにのって運ぶ様子が目に浮かんできました。「なるほど」こんなのも、
 あんなのも、お年寄りがなさる暮らしの智恵袋には感服します。

  ┃今週のサロマ、2月の牧場原野。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0226_iku.htm

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│【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ                   │
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 ◇東京サロマ会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  去る2月23日、「東京サロマ会」が上野グリーンパークで開催され、案内
  をもらっていたため出席した。この「東京サロマ会」は今回で12回目を迎
  えた。当日は来賓を含めて100名近い人達の出席であった。12時より定
  期総会が行われ、その後、ただちに新年交流会へと進行していった。

  「東京サロマ会」は小生が町長に就任した頃はまだ設立されていなかったが
  既に知来の出身者の方々で「知来会」、また若里の出身者の方々で「若栄会」
  (若栄会は今年で35周年を迎えた)があり、毎年1月15日前後に交流会
  が開かれ、それぞれの会より案内をいただき出席した。

  その時、ふたつの会の役員の方々に協力を願って、この関東周辺には多くの
  佐呂間町出身者の人達もいると思うので、何とか「東京サロマ会」の組織化
  ができないものかと相談をしたところ、双方の役員の方々が早速準備に入り、
  1991年に会が発足し、今年で早くも13年目に入っている。

  初代会長には、若里出身の小松稔さん、二代目は佐呂間出身の越智八郎さん、
  そして今回の総会において知来出身の足利稔さん(旧姓 大須賀)が選任さ
  れた。

  今年の定期総会には、北海道ふるさと会連合会理事を始め各ふるさと会の会
  長さん、武部先生の秘書、北海道新聞社東京支社長の村田さん、北海道東京
  事務所からは結城総務係長(佐呂間出身)など多くの方々の参加をいただき、
  会員との交流を深めておられた。

  特に今回は放送大学教養学部助教授の岡崎先生が2名のスタッフを連れ「東
  京サロマ会」の取材に来ていた。先生のお話によると、このような「ふるさ
  と会」の状況をビデオに収め教育開発プログラムの教材として使いたいとの
  ことであった。近いうちに「東京サロマ会」のふるさとを是非とも訪れたい
  と希望しておられた。

  佐呂間町からは小生の他、武田組合長、為広商工会長、藤田企画財政課長が
  出席し、ふるさとの情報を伝えてきた。会は終始和やかに行われ3時間が短
  く感じられた。
 ......................................................................

 ※お詫びして訂正します。

  先週の記事の中で「新年度における国の一般会計予算では全体の44.6%
  を国際に依存しており」という記述がありましたが、「国際」は「国債」の
  誤りですのでお詫びして訂正いたします。“変換”の確認をないがしろにす
  るとこのようなことが多く起こります。気をつけたいと思います。

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│【求人案内】〜町内の求人案内を紹介します。               │
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 ◇福祉施設の職員募集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  社会福祉法人サロマ福祉会では、正職員を募集します。

  募集職種:介護職員(正職員)1名
  募集規程:介護福祉士の資格を有する方(15年3月末取得見込みを含む)
       普通自動車運転免許を有する方
       年齢25才未満の方
       給与等は法人給与規程による
       勤務日は毎週月〜金、土・日・祝祭日・年末年始は休日
  申込期限:平成15年2月28日まで
  提出書類:履歴書(写真貼付)、資格証明書、成績証明書、
       健康診断書(6ヵ月以内のもの)、卒業見込み証明書
  選考方法:書類選考及び面接試験
  試験の日:後日通知(書類選考後)「
  お問合せ:社会福祉法人「サロマ福祉会」(ケアハウス事務所内)
       佐呂間町字宮前町152番地の6、
  担  当:相田(TEL、01587ー2ー1666)

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│【あれは30年前】〜昭和48年3月号「広報さろま」より〜 by Don      │
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 ・“農閑期を利用して農業知識の吸収”・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・                                  ・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〜冬期農業講座〜・・

 先月26日、冬期農業講座が佐呂間公民館で開かれました。
 講師は、北見農業試験場専門技術員 清水隆三さんの「草地の管理について」
 十勝農業試験場専門技術員 三野田正幸さんの「農業機械の法律的利用につ
 いて」、網走支庁技師 畠山竜千代さんの「補助事業による導入機械の事務
 処理について」と題してお話がありましたが、会場には百数人の農家の人が
 集まり、メモをとるなど終日熱心に聴き入っていました。

  ┃記事はこちら┃
    http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/48_03_kouza.pdf

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│【冠婚葬祭】by ももっち                                          │
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 ◆心よりお悔やみ申し上げます。

    仁 倉   藤沢 カズミさん  83才 2月21日死去

    幌 岩   内田 薫さん    93才 2月21日死去

    宮 前   安斉 勇さん    89才 2月21日死去

    西 富   逢坂 正義さん   73才 2月22日死去

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│【今週の話題】by うめこ                                          │
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 ◇第4回かまくら雪まつり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  最初は子育て支援サ−クルの「かるがもネットワ−ク」で、真冬も外で元気
  良く遊ぼうよと思って始めたこの企画。老人クラブとの提携も順調に進み、
  もう4回目を数えるに至りました。こんなのやって人が集まるだろうかとの
  心配をよそに、いよいよサロマの冬のお祭りとして定着してきたのを感じた
  ことしの『かまくら雪まつり』でした。

  一番の特徴は世代を超えた交流です。そして準備段階から老いも若きも一緒
  になって作業するのも珍しい光景ではないでしょうか。

  今年は雪の広場を河川敷の広い所に移動し、たくさんのかまくらと大きな橇
  滑りの坂も登場し、好天の中、明るい歓声が響いていました。

  ┃その様子はwebnewsサロマのデジカメスケッチをご覧ください。┃
   http://www.webnews.gr.jp/today/saroma2003/03_0223saroma.html

 ◇サイエンスキャラバン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  今年もやってきました「サイエンスキャラバン」。大人もつい夢中になって
  しまうこのおもしろさ。たくさんの子ども達が町民センタ−にあふれ、文字
  どおり目を輝かせて実験に挑んでいました。

  一番人気は前評判も高かった「恐竜の卵」だったでしょうか。「スライム時
  計」を大事そうに抱える子どもの姿も多かったです。理科をおもしろく思う
  きっかけになってくれればと思います。今年もたくさんの方にお世話になり
  ありがとうございました。(尚、前日の模様をキリンさんが書いています。)

  ┃サイエンスキャラバンの会場です。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0226_wadai.htm

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│【浜だより】 by 海坊主                         │
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 ◇今週のサロマ湖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  今日も氷下網にいってきました。漁模様もパッとせず、尾白鷲の出迎えもな
  く、寂しい日でした。ただ代わりと言っては何ですが、早い時間帯にサロマ
  湖の白い氷上の上に水たまりが出来たというか、鏡のようになったというか、
  そこに対岸の景色が映り込み、俗に言う蜃気楼が見えていました。気温の上
  昇とともに消えてしまいました。皆さんも午前中の寒い時間に来れば見える
  かも知れませんよ。サロマ湖の氷はここ1週間ほどの厳しいしばれでグッと
  しまったので落ちることはないので大丈夫ですよ。

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│【今週のお知らせ】 by なおき                                          │
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 2月26日(水) 寿大学30周年記念式典 町民センター  10時
          ヘルスアップ教室町   体育館     10時
          シルバー健康教室町   体育館     13時30分
          無医地区巡回診療    幌岩公民館   14時30分
          かんたん引き締めびくす スター     19時

 2月27日(木) 乳幼児健康審査    佐呂間コミセン  13時
          はつらつリズムウォーキング スター   14時
          かんたんリ楽ックス     スター   15時

 2月28日(金) 心と体のリハビリ教室 浜佐呂間活性化センター 10時
          移動人形劇公演会     若佐保育所  10時
          燃やせ!体脂肪水中運動  スター    14時
          コリコリ解消水中運動   スター    19時

 3月 1日(土) パーフェクトボディーアクア スター   18時

 3月 2日(日) ATVサロマカップ2003
               トーヨータイヤテストコース   9時30分
          ファミリーカラオケ発表会 町民センター 13時

 3月 4日(火) 子宮ガン・乳がん検診
                   浜佐呂間活性化センター 8時30分
                   町民センター     12時30分
          らくらく健康体操     町民センター 10時
                       若佐コミセン 14時

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│【スキー試乗会のご案内】(2003〜2004年モデル) by inomasa             │
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 ◇スキー試乗会のご案内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  来期発売モデルのスキーが佐呂間町営スキー場で試乗できます。

  第1回目(ロシニョール)
        とき   :2003年3月5日(水曜日)
        時間   :午後6時30分より
        場所   :佐呂間町営スキー場
        試乗スキー:ロシニョール

  第2回目(オガサカ)
        とき      :2003年3月13日(木曜日)
        時間      :午後7時00分より
        場所      :佐呂間町営スキー場
        試乗スキー:オガサカ
             (オガサカはジュニア用のスキー板も用意します)

┌───────────────────────────────────┐
│【寒いぞ、佐呂間】〜寒いサロマの冬の暮らしをお伝えしましょう。      │
└───────────────────────────────────┘

 2月もいよいよ終わります。このところになって寒い日が続きました。朝の気
 温が連日マイナス20度を下回り、最高気温でさえマイナス10度くらいの日
 が続きました。外に出る時はしっかりまかなって(身支度ををして)いくので
 すが、包めない顔がピリピリと痛みましたね。でも、でもですよ、どことなく
 そ〜〜っと春の気配を感じる今日この頃なのです。

 ◇陽射し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  12月の冬至を過ぎると当然のごとく朝日の登る時間が早くなり、目覚めた
  時が明るいのは気分的にいいものだ。まだ冷たい朝の空気、でも陽射しが今
  までとは確実に違っているのを感じるのは、ここ北国で暮らす者にしか分か
  らいない感覚かもしれないね。

 ◇小鳥のさえずり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  そしてその明るい空気に輪をかけて聞こえてくる小鳥のさえずり。春待ちの
  歌のようである。明るい気分にさせてくれるピピピのコーラス。いいぞいい
  ぞと元気が出るのである。

 ◇アカゲラのドラミング・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  そうだよな、春だよなとのほほんと眺めた景色に赤いものがちらほらと。何
  とアカゲラが来ているではないか。すぐそこ、目の前で木の幹をつついてい
  る。カメラだメディアだと言っている間に、赤い胸をチラチラさせながら、
  しばらく木の間をくぐり遊んでどこかへ行ってしまった。

 ◇空の色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  じゃあ、空は?と思って見上げると、やはり色が違ってきている。真冬の空
  はどんなに晴れても色が薄い。それでも真っ白な景色の上の空色は、透明の
  コバルトブル−で実にさわやかで気に入っているのだが、このところ、白黒
  だけであった周囲の景色にも色みが差し、ほんのちょっとカラフル。春だね。

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│【キリンのぶつぶつ】 by キリン                         │
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 ◇2月21日(金)科学実験指導者講習会・・・・・・・・・・・・・・・・

  「科学実験指導者講習会」がありました。土曜日に行われる「サイエンスキャ
  ラバン」に参加していただける方を指導する講習会だそうです。

  卒業以来、お初の科学(理科?)の実験は、面白い!!風船に溶かした生石
  灰を入れて、まわしながら待つこと30分ほどで、なんと恐竜の卵が完成。
  チョコエッグってお菓子がありますよね。それが大きくなったような中が空
  洞の石膏が出来るのです。割れずに長丸に出来ると成功なのですが、ちょっ
  とかけていると恐竜が生まれた後のようです。ペットボトルやラップを止め
  る家庭にあるものを使って、簡単に作れるように工夫したのだそうです。

  リトマス紙を使わずに行う酸性・アルカリ性の濃度測定の実験。試験管やビー
  カーが妙に嬉しい。こうやって習ったんだよね〜。TVで見ることのある静
  電気発生器を使っての実験等など。講師の先生方の楽しい会話のおかげもあ
  り、あっと言う間に講習終了。

  大人が楽しいものは、子供も楽しいでしょうね。週休5日制で、各地で地域
  ぐるみの行事も行われているようですが、土曜日にこんな風に楽しく学べる
  場所があるのって良いですね。楽しかった〜。指導者養成なのに、翌日不参
  加のふとどき者ですが講師の先生方、社会教育の方ありがとうございました。

  ┃「科学実験指導者講習会」の様子です。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0226_kirin.htm

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│【森からのたより(13)】 by 釜爺                    │
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 ◇食物連鎖の話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ログハウスでの一人暮らしで、厄介なのは、一に食事、二に掃除洗濯、三四
  無くて五に買い物と言ったところで、すこぶるのんびりと時が流れていく…

  買い物は、冷蔵庫が空っぽになるまでなかなか出かける気になれず、空腹を
  感じてやっとこさエンジンがかかると魚屋へ車を走らす。冬の間のメニュー
  は旬の魚のコマイかタラの三平汁が定番だ。箱の中に無造作に投げ込まれて
  いる中から腹の膨らんでいるのを物色する訳だけれど、ねらいどうりの中味
  が手にはいるとは限らない。

  先日、かなり大物のタラを見つけた。雌ならタラコ…雄ならタチ…かなりの
  量を見込んでニンマリしながら持ち帰った。いずれにしても、大丼一杯の腹
  の中味を期待して早速腹を割いた…期待はみごと裏切られた。腹からでてき
  たのは大きなコマイだった。餌になったコマイの腹を割くと大型のキュウリ
  魚がでてきて、キュウリ魚の腹からはなにやら小魚が現れて、小魚の腹には
  オキアミがつまっていた。タラ一匹買って何とコマイ、キュウリ魚、小魚、
  オキアミまでもついて来たことになるが、釜爺といえど、付録の魚はさすが
  食べる気になれず、燃えるゴミ袋になげこんだ。

  北の海の食物連鎖を絵に描いたように見せつけられた訳だけれど、はたと考
  えこんだ。タラを食べた釜爺を誰が食べちゃうのかな…?

 ◇今朝のバードレストラン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  毎朝、小鳥の群がる様を眺めていて、小鳥たちの食性の変化に気づいた。支
  柱に縛り付けた豚の脂身しか目をくれなかったアカゲラが、テーブルに居着
  いて冷凍柿をついばむ様になった。ヒマワリの実も食べている。樹の幹を縦
  にとまりクチバシをたたきつけている、いわゆる「キツツキ」のスタイルで
  はなくヒヨドリのように無心に柿をついばんでいる姿はなかなか新鮮に映る。

  脂身のフアンは日に日にふえてきた。コガラ、シジュウガラ、ゴジュウガラ
  など…ミヤマカケスなどはアカゲラのお株を奪って井の一番についばむ。支
  柱にすがる格好はかなり大変そうで、ゲラのように縦にとまって、規則正し
  いリズムカルな動きとはほど遠く、斜めスタイルで鈍くさい。

  テーブルに餌を運んでいくと、姿の見えなかったそれらの常連客が三々五々
  と集合してくる。釜爺の姿に慣れた小鳥たちは、背を向ける前から下りてき
  て、せっせと朝食をついばみ枝との間を往き来する。一番に警戒心の強いの
  が、人間に馴染みの深いスズメだと言うのがちょいと不可解な感じするが、
  理由が判った。スズメは他の小鳥と違い枝に運んでついばむのが苦手らしい。
  テーブルの上で居残りで食べる訳だから、自然と警戒心が必要になるのかも
  知れない。

  ともかく、バードレストランは繁盛しているが、明日からの二日間、留守に
  するので期待して顔を出す小鳥たちにすまないきもちが湧いてきた。

┌───────────────────────────────────┐
│【サロマ昔話し】〜サロマの昔を知っている方に語ってもらいました。      │
└───────────────────────────────────┘

 さて、昔のことを色々と記録している方がいる。前にも紹介したことがあるが、
 文も書き絵も書き歌も書く、その人は知る人ぞ知る「徳永良行」さん。

 いやいや才能は豊富、話はおもしろい、そして話し出したら止まらない!

 先週に引き続き紹介するのは『昔のサロマにあって今ない職業』だって、これ
 が結構おもしろい!さあ、見て下さい。

 河川監視人・病馬治療針師・馬耕業者・上挽き(造材の山で馬で丸太を挽く)
 ジュ−ス工場・澱粉工場(馬鈴薯の澱粉)・質屋・神社や寺を持たない祈祷師
 製塩業(海水を煮つめて作っていた)・闇屋(ビ−トの飴を煮つめて町へ背負っ
 て行き、水増しして売る)・判子屋・自動車教習所・銅山従業員(朝日地区)
 鉱山従業員(仁倉地区)・小間物屋(女の小道具類)・海苔屋(海苔昆布等)
 呉服屋(作業服や娘の晴れ着等)・古着屋(開拓当時はこれも商売になった)
 熊の胃売り(胃腸薬として)・出しこ売り(小魚の乾物)・キャンデ−屋(
 農繁期に畑に売りに来た)・ガンガン部隊(缶に生魚を入れて、浜の人が農家
 に物々交換に来た)・リンゴ屋(リヤカ−で売り歩く)・魚屋(馬橇で冬だけ
 魚を在に売り歩く)・キセルの羅字合わせ売り・時計直し(家々を渡り歩く)
 剃刀直し(狂った剃刀を研ぎ直す)・コウモリ傘直し・ひき臼の目立て屋さん
 バリカン直し(昔はどの家にもバリカンがあった)・羊毛刈り(紡績工場より
 回ってきた)

 こうして職業を見ているだけで、昔の暮らしが見えてくる気がしますね。貧し
 いながらも力を合わせて暮らしていたように思いますが、いかがでしょう。

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│【あっちこっちのサロマニアン】 by 小梅                                │
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 ◇人生、失敗から得る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  私は4人兄弟の長女です。
  昔からたいていの事、例えば学問だったり、運動だったり、習い事だったり。
  そんな物事においてうまくこなせる子どもでもありまた。(自分でいうのも
  なんですが・・・)学校でも、周囲の人間には親しまれやすく、なにかと頼
  りにされる感じでした。『すごいね』『尊敬するな』『強いねえ』そんな言
  葉をかけられることが多くもありました。そのせいか、いつも胸のうちに、
  「しっかりしなくては。」「かっこう良く生きなくちゃ」という意識がとも
  なっていました。人に相談される事は多くても、自分の事を誰かに話す事は
  滅多になく、処理する事も結構下手だったりします。唯一親は本音や弱音を
  多く吐ける存在ですが、やはりいい所を見せたい気持ちが強くてどこか格好
  つけている部分が多々あります。

  そんな風に『強い私』を演じているのか、本当にそうなのかよくわからない
  けれど、そんなスタイルで生きている中で、時に大きな反動が私を打ちのめ
  す事があります。精神的におかしくなり、鬱状態になり、自分の存在の意味、
  日頃気にしないフリをしている自分に対する小さな矛盾が積もり積もって爆
  発します。人に会いたくない、何もする気が起きない、普通の生活をこなす
  ことさえ億劫で、全然眠らなかったり、食べなかったり、恐ろしいくらい眠
  りに身をまかせたり。思いも寄らない行動にはしることも。そんな自分が怖
  くて、でもどうしたらいいのかわからなくて。自分と向き合う苦しい時間を
  幾度か経験しました。大体は気の迷いだったり、一時の出来事で1、2週間
  もすればピンピン普通に戻っていたりするのですが、沖縄に来てからその度
  合いが頻繁になり、自分でもコントロールできない程重症になっていました。
  1番大きいのは自立ができていない事。私にとって地元の友人、地域の人々、
  そしてなんといっても両親の存在はとてつもなく大きい。そんな大切な、心
  の拠り所の人間達と離れて暮らしているということは、意識していなくても
  胸の奥底で不安だったり、心細かったり、ぬぐいきれないものがつきまとっ
  てしまいます。ふと1人になる時間なんかによくなんともいえない孤独に襲
  われておろおろします。

  そして、先日とうとう不安定さからでた行動によって大きなしっぺ返しに見
  舞われました。大失敗をしてしまった私を見つけた人物は、冷静に私を見つ
  めて人生の話をしてくれました。お前は1人でもうなんでもできるくらいの
  力を持っていてもおかしくない年だろう、北海道から沖縄にやってきて心細
  いのはわかるが、そんな風に孤独を感じているのはお前1人じゃないんだ。
  今の社会で生きていくには誰も彼も何かしらの不安と孤独と、矛盾と戦って
  いる。それを自分の中で処理して、消化して生きているんだ。そうできない
  やつはこの問題の多い世の中で生きてはいけないよ。オレが今こうして話し
  ているのはお前は失敗したがこんな失敗を起こすような人間ではないはずと
  感じたからだ。強くなれ、人をあてにするんじゃない。人のせいにするんじ
  ゃない。自分の行動や、言葉に責任を持ちなさい。自分に自信を持ちなさい。
  お前は駄目じゃない、今はいろいろあって処理するのも消化して次に踏み出
  すのにも時間がかかるだろう。でもお前の眼はこんなに強い光を放っている
  じゃないか。強くなりなさい。

  泣きました。滅多に泣かない私の眼から、次から次から涙がつたって止まら
  なかった。赤の他人の私の事を、こんなにも受け止め、見据えて言葉をかけ
  てくれるこの人が私の心のしこりや、わだかまっていた思い、閉ざされてい
  た視野をするりと解放してしまった。いままでの偽っていた部分が見え、
  『強くなれ』といわれた事があまりないことにも気づいた。嬉しかった。そ
  うです、私は弱い人間なんです。いや、人間なんて誰しも弱いものでちょっ
  としたことで道を踏み外す事はめずらしいことじゃないのだけれど。そんな
  弱い私を見つけて、見過ごしたり蹴り落としたりするのではなく。拾い上げ
  てくれたこの人との出会いが私を大きく変えてくれる気がする。強く生きる。
  本当の意味での強さを今度こそ身につける。つい最近の出来事です。一生心
  に刻み込まれるでしょう。今までの私の出会いには良い形でも悪い形でも、
  無駄があった試しがありません。

┌───────────────────────────────────┐
│【編集後記】 by 編集長さくらうめこ                                    │
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 毎日すっごく寒いのですが、春を感じています。今年のサロマ湖ウルトラマラ
 ソンを目指している東京のランナ−達からは、桜の蕾がふくらみ始めていると
 の知らせを受け、静岡の友人からはフキノトウが届き天ぷらにして食べました。
 ここサロマも、寒い中にも確実に春に向かう兆しを感じています。

 と書いているうちに、沖縄のとあるサイトから赤い「ヒカンザクラ」の写真を
 送っていただいたのでご覧ください。沖縄はすでに桜の時期を終え、若葉の頃
 となっているのだそうです。大変おもしろいサイトから沖縄に関するメルマガ
 が発行されています。次回、そんな紹介もしたいと思っています。

 2月は逃げると言いますが(イヤだ、巻頭言のももっちと同じこと書いた)、
 本当にいつ間にかもう終わりです。3月も元気に過ごしたいと思っています。
 みなさまもどうぞお元気で。

  ┃沖縄の春、ヒカンザクラをご覧ください。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0226_umeko.htm

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┃    【ほぼ週刊さろま】2003.02.26(毎週水曜日発行) 第136号     ┃
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