ほぼ週刊さろま2003.2.19 10:00発行 第135号

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┃・★・・・・・    ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま    ・・・・・★・┃
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。
      (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

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│【巻頭言】 by ももっち                                                │
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 ここオホーツクの地では、晩秋より弥生月の頃まで6ヶ月強の間、雪を見て過
 ごします。やっと半ばを過ぎた頃です。

 先日、あるお年寄りの方が「早く雪が解けてゲートボールがしたい」と話して
 いましたし、子ども達も毎日「朝がイヤ、早く自転車通学にならないかな〜」
 と言っています。私は私で、ツルツル路面はこりごり。歩いていたら転ぶし、
 車に乗ってもハラハラドキドキの毎日です。

 季節の詩を詠んでみても、この時期になるとそろそろ風情にも慣れてしまい、
 若芽の頃を待ちわびたりもしてしまいます。

 週明け、サロマ湖ドッジボール大会がありました。応援に出かけられた方は大
 勢でしたが、チーム数の減少が残念なかぎりでしたね。そうとはいえ、小学生
 の部・一般の部、それぞれ独特の楽しみ方があり最後まで楽しく観戦する事が
 できました。

  ┃今週のサロマ、第4回サロマ湖ドッジボール大会┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0219_iku.htm

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│【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ                   │
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 ◇入りを計って出るを制す・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  今、国・道、そしてそれぞれの市町村にあっては新年度予算が作成され審議
  されているところである。小生も平成元年から毎年この時期に、この作業に
  携わってきた。

  はじめの頃はまだ日本経済が成長期と言うか、バブルの時代でもあったため
  毎年、新年度予算の目玉は何にしようかと予算編成に臨んだものであった。
  また国も道も市町村に対して積極的に各種事業の推進をはかるべく指導をし、
  合わせて既裁も認めていた。ある時は予算があるから是非この事業を消化し
  て欲しいと国・道から頼まれた時もあったような気がする。

  言い訳をするつもりはないが、我が町はその時期を上手に活かして基幹産業
  の基盤整備や下水道事業などの生活環境の整備事業に着手して良かったと思っ
  ている。

  近年状況は一変し、日本経済は極めて厳しい時代に突入し、脱出できないで
  いる。新年度における国の一般会計予算では全体の44.6%を国際に依存
  しており、道においても当初予算で1、700億円もの財源不足となってい
  る。

  我が町の予算編成を見たとき、平成11年より毎年のように国からの交付税
  が削減され続けているため厳しい状況ではあるが、町民のみなさんや議会、
  そして職員の協力を得ながら、今までの貯金を少し取り崩し、新年度の予算
  を組むことができた。

  町の「カマド」も家庭の「カマド」と同じである。苦しい時はお互いに我慢
  と努力が必要である。そしてそれをみんなで認識しあうことが必要だと思う。
  今こそ「入りを計って出るを制す」の理念をしかりと持たなければ。

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│【求人案内】〜町内の求人案内を紹介します。               │
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 ◇福祉施設の職員募集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  社会福祉法人サロマ福祉会では、正職員を募集します。

  募集職種:介護職員(正職員)1名
  募集規程:介護福祉士の資格を有する方(15年3月末取得見込みを含む)
       普通自動車運転免許を有する方
       年齢25才未満の方
       給与等は法人給与規程による
       勤務日は毎週月〜金、土・日・祝祭日・年末年始は休日
  申込期限:平成15年2月28日まで
  提出書類:履歴書(写真貼付)、資格証明書、成績証明書、
       健康診断書(6ヵ月以内のもの)、卒業見込み証明書
  選考方法:書類選考及び面接試験
  試験の日:後日通知(書類選考後)「
  お問合せ:社会福祉法人「サロマ福祉会」(ケアハウス事務所内)
       佐呂間町字宮前町152番地の6、
  担  当:相田(TEL、01587ー2ー1666)

 ......................................................................

 ◇嘱託職員募集【保育所調理員】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  募集職種:調理員1名
  応募資格:町内から通勤できる方で、5年以内に調理師の資格を取得する事
  勤務場所:佐呂間保育所
  職務内容:佐呂間保育所給食の調理及び清掃
  採用年月:平成15年4月1日
  申込期限:平成15年2月20日(木)
  申込方法:履歴書、健康診断書または卒業見込書、推薦書、成績証明書
  申込み先:役場総務課総務係
  問合せ先:役場総務課総務係(TEL、015872ー1211)

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│【市町村合併について】                                                │
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 久々に町のHPをゆっくり見ると、「市町村合併」というコーナーができて、
 ずいぶん詳しく説明会の様子などもアップされているので、どうぞみなさんご
 覧になった上で、もしご意見などありましたらお寄せください。
 http://www.town.saroma.hokkaido.jp/gappei/index.html

 その後の変化。上湧別の南側では遠軽町と一緒になりたい方が多く、北の方は
 サロマ湖4町を希望しているととれましたが、町の中で意見が分かれてしまう
 のも辛いものだと思います。

 そして先週書いた、お金がないので共同することについては、それ以前に今週
 バタフライさんが書いておられるように、お金がなければまずするのは節約に
 他ならないのであって、その後に合併などを考えることになるのが道筋という
 もの。初めに合併ありきでは、コトの真相がぼけてしまって、何の問題解決に
 ならない恐れもあるので、この点を十分に気をつけなければならないと思いま
 す。

 市町村合併には経済問題だけではない地方自治のための大きな意味があるもの
 と思います。その点もしかととらえて、それぞれの利益追求にとどまるのでは
 ない、大人の論理での観点が欲しいところだと思うのです。

┌───────────────────────────────────┐
│【あれは30年前】〜昭和48年3月号「広報さろま」より〜 by Don      │
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 ・“健康管理の意識の向上 貴重な体験発表など”・・・・・・・・・・・・
 ・                                  ・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・〜開びゃく以来の婦人の集まり〜・・

 「健康を守る婦人大会」が、3月27日佐呂間町体育館で町内から600名の
 婦人を集めて行われました。講師は、結核予防会道支部札幌健康相談所長医学
 博士 宮城行雄先生の「最近の結核予防事情について」、道対がん強化胃検診
 センター諸著う医学博士田村浩一先生の「胃がんに勝つには」、江別保健所長
 医学博士 山田陸夫先生の「成人病と母子衛生について」の講演があり、午後
 から遠軽保健所保健婦 関根冨久子さんの「保健婦の立場から佐呂間町の結核
 について考える」と題して体験発表があり、続いて啓生の豊田好勝さんが「結
 核にうち勝って」とご自分の長年病魔と闘って勝ち抜いた貴重な体験談があり
 ました。最後に知来の中原冨多枝さんの「結核予防婦人幹部講習会に出席して」
 と題しての報告があり、有意義な一日を閉じました。

 会場は朝早くから大勢の婦人が集まり、開びゃく以来(このように婦人が集まっ
 たのははじめて)で、会場は終日活気に溢れていました。健康とは、世界保健
 機構憲章の中にもいっているように「肉体的、精神的、社会的に完全に良好な
 状態であって、単に病気や虚弱な体質でないということだけではない」といっ
 ています。昔から「健全な肉体に健全な精神が宿る」といわれていますが、特
 に現代のようにモータリゼーションが発達し、生活環境が向上した、いわゆる
 目まぐるしく移り変わる社会環境の中にあっては健康が第一で、町においても、
 また、道や関係機関においても地域住民の健康管理に大きな施策と関心がはら
 われています。

 なかんづく、家庭を預かる主婦は、一家の健康管理のポイントを掌握しており、
 その知識の吸収、推進の役を果たしてもらわなければなりません。その意味に
 おいて今回の「婦人大会」は、更に健康管理に意識の向上とともに、一家の主
 婦としての責任の再認識の上に大きな意義があった大会といえます。

  ┃記事はこちら┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/48_03_huzin.pdf

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│【今週の話題】by うめこ                                          │
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 ◇広島の自転車野郎、自転車でサロマ湖横断を成し遂げる!・・・・・・・・

  あれは一昨年の事であった。詳しくは↓を参照のこと。
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/2001_2_7_wadai.htm

  そのリベンジを昨年は悪天候のためあきらめ、今年また来町した自転車野郎
  こと広島市の古谷氏、見事やり遂げました、サロマ湖横断!

  天気は悪かなくとも、コンディションは決して良くなかった2月のサロマ湖。
  前回陸に上がった地点からの再出発。結氷しているとはいえそれはつるつる
  を呈するのではなく、雪が降り積もりサロマ湖の冷たい水も上がり、ザクザ
  クの自転車通行にとっては耐え難き悪路であった。

  チリンチリンと走れるとは思うなかれ、どちらかというと、ずっと重い自転
  車押して歩き続ける苦行に近く、それでもやめない挑戦者古谷。予定時刻を
  オーバーしてのゴール到着であった。

  今回宿泊先となった旅人宿さろまにあんでは、大漁旗をスノ−モ−ビルに結
  びつけてのサポ−ト。朝食のウサギリンゴにも「サロマ湖横断祈願」の旗を
  立て、心をこめた応援体制であった。

  とにかく彼のど根性には敬服する。これからも元気に自転車を乗り続けて欲
  しいと願うものである。

  ┃サロマ湖自転車横断を達成する広島の自転車野郎。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/03_0219_wadai.htm

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│【今週のお知らせ】 by なおき                                          │
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 2月19日(水) たまご教室       町民センター  10時
          ヘルスアップ教室町   体育館     10時
          シルバー健康教室町   体育館     13時30分
          かんたん引き締めびくす スター     19時

 2月20日(木) 若佐ふれあい会    若佐コミセン   10時
          はつらつリズムウォーキング スター   14時
          かんたんリ楽ックス     スター   15時

 2月21日(金) 燃やせ!体脂肪水中運動  スター    14時
          化学実験指導者講習会   町民センター 18時
          コリコリ解消水中運動   スター    19時

 2月22日(土) サイエンスキャラバン  町民センター  10時
          第4回かまくら雪まつり 老人福祉センター10時
          パーフェクトボディーアクア スター   18時

 2月23日(日) 松永俊之講演会『人生、七転び八起き』
                      町民センター  10時30分

 2月25日(火) いきいき親子セミナー   児童館    10時
          3種混合接種       若佐診療所  10時15分
                       小田医院   11時15分
          らくらく健康体操     町民センター 10時
                       若佐コミセン 14時

┌───────────────────────────────────┐
│【寒いぞ、佐呂間】〜寒いサロマの冬の暮らしをお伝えしましょう。      │
└───────────────────────────────────┘

 2月も半ばとなりました。まだまだ寒いサロマです。

 ◇体感温度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  スキ−場のリフト乗り場に寒暖計があって、乗る度に気温を確認することが
  できる。そこでからだで感じる寒さと実際の気温を比較してみたところ、
  「暖かくて楽だね。」は   マイナス7度以上
  「寒くなってきたね。」   マイナス9度
  「寒っ!」と感じるのは   マイナス10度以下
  うちの息子は毎朝新聞配達をしているので気温には敏感で、いつだか、「今
  の気温はマイナス14.5度!」と言うので温度計を見ると、まさしくピッ
  タシカンカンだったことがある。

 ◇天使の囁き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  去る2月17日は「天使の囁き記念日」だそうだ。天使の囁きとは、例のダ
  イヤモンドダストのことだという。そしてこの日は−41.2℃という、今まで
  の日本最低気温が樹立された日だというが、聞くだけで凍ってしまいそうな
  話である。が、ダイヤモンドダストを天使の囁きとは、ちょっと確かにそう
  かもしれない。ピ−タ−パンのティンカ−ベルのまわりでキラキラしてる物
  と似てるかも。

  その17日、日が暮れるとにわかに気温が下がり、スキー少年達はきれいな
  「天使の囁き」を目にしながら滑降していたらしい。幸せな子達だと思った。

 ◇ムンピラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  昨日も寒かった。夕方、外に出て空を見上げると、早くも大きな月が。それ
  も真ん丸で、「満月だ。」と見るとどこか変!月の上と下に光の筋がまっす
  ぐに伸びている。朝日の光がまっすぐ昇るのがサンピラ−であれば月の光が
  昇るのはム−ンピラ−とでもいうのであろうか、略して「ムンピラ」と命名。

  この日は煙りもまっすぐに上がり、一直線に凍っているかのように見え、又
  朝もそうであったが夜も霧が立ちこめて、サロマの街全体を白い煙りで覆っ
  たかのようであった。これも気温の関係かしら。

  この時期、サンピラーが見られるよとinomasaさんに教えていただいたが、早
  朝は寒くて外に出る覚悟ができないと思っていたら、夕方このムンピラ出現。
  でも夜になって丸い月が空高く昇るともうそれは見られず、要は山の端に昇り
  始めた頃に地上の空気が冷えきっているために光がまっすぐに昇るのだと思う。
  ふ〜〜ん、きれいだしおもしろい現象だ。

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│【浜だより】 by 海坊主                         │
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 ◇今週のサロマ湖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  現在の浜はおとなしいもんで、氷下網漁以外は人影が見えません。浜の人達
  は何をしてるのかと思う人もいるでしょう。何をしてるかと言えば陸仕事の
  他に視察に出かけたりしているのです。先月の青年部につづき、今週は女性
  部が視察に慰安もかねてですがでかけています。あと漁組の色々な委員会で
  もでかけたりします。やはり、色んな物を見て吸収するというか現状を知る
  ことも必要な訳です。後は組合で開かれる勉強会みたいなこともあります。
  決して遊んでばかりいる訳ではありません。

  なぜこんな浜だよりになるかというと実は、話の種になるような話題がない
  のです。がんばって探しては居るのですが・・・。そう言えば土曜日にブルー
  ムの大会に出かける途中、浜サロマのパルムで自転車野郎さんにお会いしま
  した。

  今日氷下網漁に行ったら、またオジロワシが数羽雑魚目当てに氷上に姿を現
  しました。編集長殿デジカメ持って来ませんか?自分は毎週火曜日に氷上に
  出ることになってます。場所はピラオロからトカロチへ向かって坂下のパー
  キングの沖あたりにいます。

┌───────────────────────────────────┐
│【キリンのぶつぶつ】 by キリン                         │
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 ◇2月17日(火)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  昨日の帰宅時に、車の気温計がー17度。「明日の冷え込みは厳しいです。」
  テレビの画面にお知らせが。今日の帰りは−14度の表示。「ちょっと屋台
  でおでんをつつく。」なんて憧れたりもしますが、この気温ではおでんも凍
  る。

  行事がてんこもりの日曜日。体育館ではドッチボール大会・スキー場では知
  来小学校のスキー大会・ドームではサッカー・近隣でブルームボール大会も。
  今日はホワイトドームでゲートボールの新人戦があったそうな。始めて3年
  以内の方、30数名6チームで試合が行われたそうです。明日は佐呂間小学
  校のスキー大会だそうですね。

  貼るカイロ・靴底に敷くカイロなどあったかグッズを駆使して元気な冬を過
  ごしたいものですね。

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│【お気楽日記】 by とも                                          │
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 ◇「後藤クン」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  新婚時代から一緒だった私の愛車がとうとう廃車となった。エンジンオイル
  がなかったらしく、エンジンが壊れ、ガラガラと耳をふさぎたくなるような
  音を立てる。修理に10数万近くかかるといわれ、あえなく手放すことにし
  た。もうすでに12年。距離も15万キロ。これから、あちこちが壊れだす
  時期だと思った。車が足代わりそのものである北海道では、車が壊れる事と
  は、イコール、どこにも行けない事となる。

  壊れて次の日、車を買ったディーラーに電話した。12年も前に買った私を
  覚えてくれ、同じ車種の中古をすぐに見つけてくれた。生活を切り詰めてい
  る毎日。安い買い物ではない。あるだけのわずかなお金を頭金としてあとは
  ローン。車が納車となる日、近所の子供たちは私よりもそわそわしている。
  「おばさん、何色の車を買ったの?」「え?聞かなかったの?どうする?ピ
  ンクだったら??」みな、親切にも、心配顔だった。中古車の本までみんな
  で見ながらあれこれ話をしてる。そろそろ家に帰る時間になってやっと車が
  来た。みんな窓からドキドキしながら顔を出す。「なんだ、黒だ」「紺色だ」
  「青だよ」「同じ色だ」「いや、今までは緑だ」わいわいがやがや。ぴかぴ
  かの車を見ながらみんな自分の車のように嬉しそうだ。

  「あ、ナンバー、見てごらんよ、ほら、覚えやすい」「あ、510だ。ごー
  いちーまるー、、、ごー、じゅー、ごー、とー、、ごとー、後藤だ!」「後
  藤クンだあ」私のこれからの足は、あっけなく「後藤クン」と命名された。
  「後藤クン」、ローンが終わるまでは、壊れないでね。これからよろしく。

┌───────────────────────────────────┐
│【森からのたより(12)】 by 釜爺                    │
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 ◇はじまりの樹の神話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  岡田 淳の「こそあどの森の物語」を読んだ。児童文学界の各賞を受けてい
    る作者の創るメルヘンの世界はいきいきと描かれる登場人物が個性的で魅力
  があり物語は人間はどう生きるべきかの根源的な示唆にみちている。

  「はじまりの樹の神話」は人間の言葉を喋り、尾の光るホタルキツネが登場し
  て、少年スキッパーに森の広場に忽然と現れた巨大な樹にくくりつけられた
  少女を助け出す応援を求めに来たことからはじまる。少女ハシバミは、リュ
  ウの生けにえにになり数千年前の世界から助けを求め、樹とキツネとのテレ
  パシーの交信により現代にタイムスリップし、こそあどの森の住人としてら
  すことのなるのだが…

  文字を覚え、風呂に入り美食に慣れていく古代人の少女ハシバミは、「闘う」
  事の大切さをしらされ、古代にもどりリュウと闘う決意をするが、すっかり
  からだが鈍ってテレパシーの能力を失い、はじめての樹との交信が出来ず帰
  ることが出来ない。元の自分にもどるため、古代の生活をする事になるが…
  歌うこと、踊ることの意味、自然への感謝の心と、物語には、現代の人間の
  忘れてしまっている価値観が蘇っていく。読みすすめながら、、文明の恩恵
  を断ち切った暮らしの不便さ、困難さのなかに身をおいて、自らの知恵と勇
  気で生き延びていくことの意味をかんがえさせられた。

  今、衣食住すべからく、自前の生活をする事は可能なのか…かなり難しいに
  違いない。窓辺の小鳥たちを眺めながら、自然の恩恵にすがるしかない、暮
  らしをかんがえた。

  開拓者はどうだったろうか…鉄の鎌、鉄の鍬、衣類と、文明の恩恵をこうむっ
  ていた。それでいても困難な生活を強いられたのだ。物だけが文明の恩恵で
  はない、知恵の力は計り知れない。火をつくり、食料の見分け方を知り、実
  を育てる事を知り、猟の勇気を培い、言葉をつくり、文字をつくり…現代は
  なんと遠大な人間の知恵の堆積地だろうか。

  古代人の暮らしにもどることは、古代少女ハシバミではないが、文明にどっ
  ぷり浸かり,鈍った肉体と精神では夢の又夢…岡田 淳の物語の世界で体感
  させてもらうしかないな…

  児童文学は面白い、勇気と愛に満ち、精霊の世界、過去、未来と往き来する。
  肩書きが幅をきかし、冨が支配する大人の世界を否定する。大人になれない
  人間のオアシスみたいなものだ。

  ゴミの分別、資源のリサイクル、自然保護の大切さが求められている現代、
  自然との共存から自然との共生への自然観を児童分学のメルヘンの世界は先
  取りしていたと想う。宮崎 駿のアニメの世界しかりである。

┌───────────────────────────────────┐
│【サロマ昔話し】〜サロマの昔を知っている方に語ってもらいました。      │
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 さて、昔のことを色々と記録している方がいる。前にも紹介したことがあるが、
 文も書き絵も書き歌も書く、その人は知る人ぞ知る「徳永良行」さん。

 いやいや才能は豊富、話はおもしろい、そして話し出したら止まらない!

 今回紹介するのは『昔のサロマにあって今ない職業』だって、そんなの知るか
 いと言いたいところあが、これが結構おもしろい!さあ、見て下さい。

    1、造材山のトビ職      2、荒地手耕し請負師
    3、緬羊種付業者       4、乳牛種付業者
    5、集乳所(各地域ごとあった)6、馬車による牛乳運搬専業業者
    7、発動機での移動業者(脱穀、籾摺、薪切、家畜の草切り)
    8、製材移動業者(戦後4〜5年)
    9、卵買い(農家を回って卵を買って歩いた)
      10、造材飯場の飯炊き    11、営林署飯場の飯炊き
      12、年間契約の農家の奉公人 13、家庭に住み込む女中
      14、数年契約の丁稚奉公   15、カフェ−
      16、玉突き         17、柾屋根ふき職人

 もっともっとあるのですが、次回のお楽しみに。

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│【あっちこっちのサロマニアン】 by 小梅                                │
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 ◇3馬鹿サロマニアン沖縄に上陸すの巻・・・・・・・・・・・・・・・・・

  こちら沖縄に、ただいまサロマッ子の後輩がやってきております。先日の夕
  方、見知らぬアドレスからのメールが届いた。『ケータイの充電が切れそう、
  お金もぎりぎり、お風呂はいらせてください』みたいな内容。最初はなんじゃ
  こりゃぁ、と顔をしかめたが、よくよく考えてみると、そういや後輩が沖縄
  にくるって言ってたな…と思い当たった。すぐに現在地を確認して私が住む
  町へと向かわせた。しかし沖縄初心者に説明して理解させるのは難しい。バ
  イト先の先輩の車を借りて探しつつ迎えに行った。無事落ち合い、我がマン
  ションへ。

  「シャワー・テレビ・コンポ自由に使って!食料はないから自分たちでなん
  とかしなね!」と言い渡して即効バイトへ飛んでいった。朝方バイトを終え
  て帰宅。3人とも今までレンタカーの中で寝ていたからか、相当安らぎ顔で
  大爆睡中。ふと机を見やると、でーん!とエロビデオが居座っていた。ばか
  たれー…。でも、この後輩3人組は昔ながらの付き合いがあったからこそ本
  当にひさびさに顔合わせして嬉しかった。みんな相変わらずだ。

  その日は(3馬鹿トリオをのぞいて)睡眠もそこそこに、北谷へ案内した。
  やはり地元民とは息がぴったり合うもので、4人でわいわいはしゃいで楽し
  いひとときを過ごした。「沖縄いいねぇ、自由と解放感にあふれてる。」そ
  の通り。でも2年も住むと、もっといろんなものが見えてくるんだよ。観光
  だけじゃわからない裏の事情、戦争の重み。ぱっと目にして感じる美しい自
  然や海やあたたかい人々のようないい面だけじゃないってこともわかってく
  る。でもやはり沖縄ははまってしまう。不思議な魅力をもつ島だと思う。

  明日は北の方の大自然の滝上りをしに連れていく予定。私の知っている沖縄
  を見せてあげたい、感じてもらいたい。そう思う今日この頃。

┌───────────────────────────────────┐
│【HPリンク集】 その7〜『浜佐呂間中学校のパソコン部』        │
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 新年第一発目の新企画。サロマに関するみなさんの色々なHP(ホームページ)
 を毎週紹介してリンクしていきたいと思います。個人で、または団体・企業の
 HPでも結構です。簡単な紹介文とともにお寄せ下さい。これでアクセスアッ
 プは間違いなし!よろしくお願いします。           (編集部)
 ......................................................................

 もう何年前になるか、中学生が自分達の力でHPを作ったというので一躍有名
 のなった浜佐呂間中学校のパソコン部です。数人でコツコツと作ったのは本当
 に快挙でしたね。今ではメンバ−も様変わりし、でも相変わらずの若さと元気
 で切り盛りしていることでしょう。

 学校内の事なので、入れ代わりもあって継続も難しい面もあるとは思いますが
 せっかくのパソ部、これからも活動し続けてくれることを切に望みます。みな
 さんもどうぞご協力くださいね。

  ┃「浜佐呂間中学校のパソコン部」のHPです。┃
   http://www.ohotuku26.or.jp/hamasaro/
 ......................................................................

 紹介済みのリンク集

  ┃ほぼさろ第134号掲載分「パンプキンらんどサロマ」┃
   http://www.muratasystem.or.jp/~takeda/

  ┃ほぼさろ第133号掲載分「ふじさわ牧場」┃
   http://www.d1.dion.ne.jp/~husky/

  ┃ほぼさろ第132号掲載分「旅人宿さろまにあん」┃
   http://www.alpha-net.ne.jp/users2/shipman/

  ┃ほぼさろ第131号掲載分「ふるさと通信」┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/hurusato/huru2_index.html

  ┃ほぼさろ第130号掲載分「夢ふうせんHP」┃
   http://www9.ocn.ne.jp/~mlink/yume/index.html

  ┃ほぼさろ第129号掲載分「お茶の間からの町づくり」┃
   http://www7.ocn.ne.jp/~mitamami/index.html

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│【編集後記】 by 編集長さくらうめこ                                    │
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 受験シーズンたけなわです。実は我が家にもひとりいるのですが、それがとて
 も呑気なやつで、親も輪をかけて呑気なもので、ま、そんなものかと思ってい
 ます。が、時には過去問題集などを取り出して「一番点が取れた者はおごって
 もらえる!」なんて不謹慎なゲーム感覚で家族一同頭をひねるのですが、ひねっ
 てもひねっても何も出て来ない場合もあるものだと再認識するだけのこと。

 これを書いている日もまさしく私立高校の受験日です。各地で問題用紙と格闘
 している15才がいるのでしょう。北海道は気温や天候を気にしつつ受験に出
 かけます。吹雪いて会場に行けないこともあり得るからです。今のこの寒さを
 乗り切れば、もうすぐ暖かい春がやって来ます。北海道の子が一番受験に向い
 た暮らしをしているんじゃないかと、寒空を眺めながら、根拠なくそう思った
 今日でした。

 一言エールを、『頑張れ、全国の受験生!!』

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┃    【ほぼ週刊さろま】2003.02.19(毎週水曜日発行) 第135号     ┃
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