ほぼ週刊さろま2003.1.29 10:00発行 第132号

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┃・★・・・・・    ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま    ・・・・・★・┃
┗━━┳━━┓・・・・・・・2003.01.29 No.0132・・・・・・・┏━━┳━━┛
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。
      (このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください)

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│【巻頭言】 by ももっち                                                │
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 「辺り一面の銀世界・・」と言われ、内地に住んでいた頃は想像がつかなかっ
 たのですが、北海道に住んではじめて、その言葉の意味が分かります。降り積
 もった雪に朝日を受けると、それはまさに白ではなく“銀”ギラギラと光る銀
 色なのです。しばれた朝に響くカーンカーンという音、頬を突き刺すような寒
 さ、小枝の先まで真っ白な木々。北海道に住まなければ分からない情景。

 この情景をどうにかお伝えしたいという編集長の思いは、当ほぼさろ内「寒い
 ぞ、佐呂間」のコーナーの中で充分に書かれています。ダイヤモンドダスト・
 サンピラー・ライトピラー。ここに住んで目にする事のできる、幻想的な北海
 道の冬を、大いに楽しみたいと思っています。そして、自然あふれるサロマの
 春夏秋冬を沢山お伝えできればと・・・、1月末になって改めて意気込でいる
 私でした。

  ┃今週のサロマ、きれいな景色をお伝え・・できるかな?┃
   http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0129_iku.html

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│【町長のつぶやきコーナー】 by サロマバタフライ                   │
└───────────────────────────────────┘

 ◇七頭目のBSE・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  年明け早々、二頭のBSE感染牛がと殺場での検査で発見された。何れも、
  北海道産まれであり、酪農の盛んな地域での発生であった。しかし、幸いな
  ことに、消費者も生産者も余り大騒ぎすることなく、淡々と決められた手順
  作業が進められた。

  これは何と言っても、一昨年の10月18日以降は、市販されている牛肉は
  全頭検査がされているため、間違ってもBSEの心配は無い。ただし、言わ
  せてもらうが、これは国産牛だけに言える安全宣言である。

  今度の7頭目も先の6頭と同じ頃に生まれていること、更に、同じ代用乳を
  飲ませて育てられたこと意外は未だ共通点は見つかっていない。一日も早い
  原因の究明を明らかにするべきであり、それは国の責任であり、急ぐべきで
  ある。

  そして、それと同時に、同居牛の取り扱いについてはもっと科学的に判断し、
  適切な対応をとるべきであって、ことさらに生産者の不安を仰ぐべきではな
  い。

  いま、北海道は独自の基準を定め、国際獣疫事務局(OIE)に提案するよ
  うな話もあるやに聞いている。何れにしても、今、日本はBSEの汚染国に
  は間違いない、今後も何年間かは感染牛は見つかると思うが決して驚くこと
  は無い。それよりも一日も早い清浄国にするべき努力をしなければならない。

  今年の北海道はことのほか寒い、暖かい牛鍋で元気に冬を乗りきり、春の到
  来を待とう。

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│【冠婚葬祭】by ももっち                                          │
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 ★心よりお悔やみ申し上げます。

    富丘  角田 豊一   80才 1月25日死去

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│【求人案内】〜町内の求人案内を紹介します。               │
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 ◇武道館・温水プールSTAR、水泳兼スポーツ指導員募集・・・・・・・・
 ◇佐呂間保育所、調理員募・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ◇デイサービスセンター、看護師募集・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ┃以上については詳しくはこちらまで。┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/bosyuu.html

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│【あれは30年前】〜昭和48年2月号「広報さろま」より〜 by Don      │
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 ・・“交通安全運動に率先垂範 運転者としても衆目の適格者”・・・・・・
 ・                                  ・
 ・・・・・・・・〜北海道「善行賞」に輝く 永代町 関東 勝さん〜・・・

 北海道表彰規則の一つに「善行賞」の規定があります。これは、交通安全の指
 導、安全運動に率先参加、自動車運転者として、常に安全運転に徹し、事故は
 もちろん違反もなく、他の模範となるような人に贈られるもので、今回表彰さ
 れた関東さんは、これに照らして誰が見ても規程にピッタリ当てはまる人で、
 先月末、札幌で管内から5名とともに表彰されました。

 ┃記事はこちら。┃
  http://www.town.saroma.hokkaido.jp/mailmag/48_02_zenkou.pdf

┌───────────────────────────────────┐
│【カメラオブスキュラ】 by 歌流多                        │
└───────────────────────────────────┘

 ◇「人々の温かさ。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  私は、小さな頃から、人と話すのが苦手だった。人と一緒に行動するのが大
  嫌いだった。協調性の欠片もない子供だった。学校が息苦しくて嫌いだった。
  それは、中学校でも、高校でも同じで、良く云う『上辺だけの友達付き合い』
  と云うのを続けて居た。

  何度か、「この子はあたしを友達と思ってくれてる」と思った矢先から裏切
  られる事が多かった。あたしも学習能力が無いのも在るのだろうけど、そん
  な事が何度も続いた。

  でも最近、色々な年齢、職業の方々と話す機会が在った。どんな、人も皆優
  しく、接してくれた。その沢山の人々の中に友達になってメールアドレスを
  交換して、今でもメールしてる人も居る。なんか、人々の温かさって物を初
  めて感じた気がした。

  良い友達。きっと生きて居たらこんな暖かさ感じる日が来るんだね。

┌───────────────────────────────────┐
│【今週の話題】by うめこ                                          │
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 ◇子犬物語り、その後のその後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  サロマのワンコは幸せ者です。子犬のポン太は仁倉の家族にもらわれていき
  ました。子ども達に可愛がられている模様です。またその後届けられた子犬
  3匹のうちのブチ犬も無事富良野に旅立ちました。まだワンコは残っていま
  す。残っているのは茶色のかしこそうなオスとメスです。早い者勝ち、連絡
  をお待ちします。

  ┃子犬はこちらです。(webnews提供)┃
   http://www.webnews.gr.jp/today/saroma2003/03_0124saroma.html

┌───────────────────────────────────┐
│【寒いぞ、佐呂間】〜寒いサロマの冬の暮らしをお伝えしましょう。      │
└───────────────────────────────────┘

 先週、サンピラーとライトピラーのことをお伝えしたその夜、KIDSのあゆ
 こから「見て見て!」との電話。街灯のライトピラーが寒空にまっすぐに伸び
 ていたらしい。幻想的で思わず見とれてしまいますね。inomasaさんからも、
 サロマで写したサンピラーの写真を送っていただいたのでご覧ください。

  ┃サロマで撮影されたサンピラー。┃
   http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0129_samuizo.html

┌───────────────────────────────────┐
│【今週のお知らせ】 by なおき                                          │
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 1月29日(水) 献血車巡回       役場      10時
                      農協      11時10分
                      森林管理事務所 13時
                      岸組      13時40分
                      森永乳業    14時20分
                      佐呂間高校   15時10分

          ごみ有料化・市町村合併住民説明会
                  仁倉公民館       13時30分
                  浜佐呂間活性化センター 18時

          ヘルスアップ教室町     体育館   10時
          シルバー健康教室町     体育館   13時30分
          かんたん引き締めびくす   スター   19時

 1月30日(木) はつらつリズムウォーキング スター   14時
          かんたんリ楽ックス     スター   15時

 1月31日(金) 燃やせ!体脂肪水中運動   スター   14時
          コリコリ解消水中運動    スター   19時

 2月 1日(土) 2003サロマ少年フットサル交流大会
                      ホワイトドーム  9時30分

          ちびっこスキー教室     スキー場  13時30分
          お話広場          図書館   14時
          パーフェクトボディーアクア スター   18時

 2月 2日(日) 流水水中運動教室      スター  13時、15時

 2月 3日(月) 赤ちゃん相談日       児童館   10時
          ナイタースキー教室   スキー場    18時30分

 2月 4日(火) らくらく健康体操    町民センター  10時
                      若佐コミセン  14時
          ナイタースキー教室   スキー場    18時30分

┌───────────────────────────────────┐
│【キリンのぶつぶつ】 by キリン                         │
└───────────────────────────────────┘

 ◇1月26日(日)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  吹雪になると言われていた今週末。家に帰ると玄関はしばれていて、一度引
  いただけでは開かない。明日は除雪に時間がかかりそう。翌日、風はかなり
  吹いたものの思ったより雪が降らず土曜日の午後、日曜日は好天。荒れる日
  あり、穏やかな日あり夕日が綺麗でした。

  ┃きれいな夕陽を見て下さい。┃
   http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0129_kirin.html

┌───────────────────────────────────┐
│【森からのたより(9)】 by 釜爺                    │
└───────────────────────────────────┘

 ◇温かいのがうまいふるさとで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  顔中、雪まみれの男が倒れ込んできた。

  「水、みずを下さい」「なしたの…」と釜爺「網走から雪の中をこいできた
  んです…」大柄の若者が肩で息をしながらつらそうに顔をゆがめて言った。
  「バスあったでしょう、それに雪こがなくとも道あったでしょ」「はあー」…
  「すいません、もう一度お願いします、答えなくともいいですから…」カメ
  ラの後ろからディレクターが声をかける…NGである

  九州のテレビ局の取材協力の始まりは、ログのテラスからはじまった。
  取材と言うより、やらせの番組制作らしい。それなら、こちらも気楽という
  もの…釜爺は、リラックスした。

  男は水を旨そうに飲み干すと、スモーカーの中をのぞき込んで素っ頓狂な声
  をあげる「うわーあばらの肉だ、これなんの肉ですか」「熊の肉です…」
  「はあー」「実は、エゾシカの肉です、前の雪原でズドンとやりました」
  「トウサン猟師ですか」
  「違います、熊が来るので身を守るためライフルもってるの」「はあー」…
  「あの、すいません、裏の餌場の野鳥を…」ディレクターの声…「またして
  もNGかな、やらせらしくサービスしたのに」釜爺、なかなかテレビ出演も
  難しいモノだと思う。

  「あの鳥はなんですか」「イチローです」「はあー」「あのしなやかな俊敏
  さ、目の下のくっきりと引いたアイライン、ゴジュウガラデス」「ああー大
  リーガーのイチロー選手…」これはNGを逃れたらしい…「中でお願いします、
  あったまっていけよとか何とかいってください」長い棒にくくりつけたマイ
  クが延びてきた

  バードレストランにアカゲラがやってきた。
  しばしカメラがガラス越しに追う・・・
  釜爺の胸に隠しマイクがとりつけられた。
  「書いた脚本あったら見せてください」ディレクター…どこで調べたのか芝
  居の話題に切り替わる「ジンよ津軽のかぜに…海を渡った男のものがたり…」
  男は小枝人形の道具と材料の散乱するテーブルの前に座って、パラパラとペー
  ジをめくった。「ピリカメノコってなんです」「イヨマンテって」「北海道
  の方言ってどんなのあります」矢継ぎ早に質問攻撃…適当に答える。

  「小枝アートに脚本書きに、薫製造り…野鳥の声をきいて自然一杯の暮らし、
  トウサン、サロマの倉本聰だね」男、感嘆気味にのたまう…「あんたにトウ
  サンと言われたくないね…」腹のなかで、ぶつくさ…前夜に富良野塾公演を
  観てきたばかりの釜爺、カーテンコールに現れた倉本聰の姿を思い出してい
  た。

  中途半端な生き方しか出来ない釜爺…倉本聰どころか、「北の国から」の五
  郎さんにもなれない…でもだれの真似をする気もないし、あこがれも無い…
  釜爺は釜爺なのだ…と心の中で虚勢をはった。

  数年前、鷹栖町で観た「ニングル」の満天星空の下での木太鼓演奏の一場面
  が突如脳裏をかすめた。今回の「屋根」公演も自然破壊の愚にも警鐘をなら
  していた。息子の借金で開拓した土地を無くする根来公平のセリフが印象に
  のこった。「もともと熊のフミコの土地だったのだ、俺たちがとりあげられ
  ても仕方がない」…と

  男は、福岡吉本のお笑い芸人の高田と名乗った。ディレクターの話では、福
  岡ではうれているとか。最後の場面はカウンター越しにボイルした手作り
  ソーセージを振る舞う。男は二つに折ると折り口からの湯気をカメラに写さ
  せ、旨そうにぱくついた。

  「サロマを離れたくないでしょう、魅力はなんですか」

  やっとまともな質問がきた…「はてなんだろうか」釜爺、テレビの求めてい
  るであろう答えを真面目にはなしながら、心のなかで反問している自分に気
  づいていた。
  自然、グルメ、人情…確かにそれも間違いではない…しかし、九州にだって
  自然もグルメも人情もあるのだ、そこに住む人はおらが故郷は…と、お国自
  慢をするに違いない…

  そうか、「ふるさとだから…」そうだよ、自分の故郷だからなのだ…サロマ
  がすきなのは、61年も生きさせてくれた町だもの…

  「しばれオホーック」と言う一時間もので、こちらでは放送にならないから、
  放映テープ送ります…そんな話の合間に、ディレクターが、ぽっりと言った。

  「こちらで一番おいしかったのは、温かいものでした、温かい食べ物が、こ
  んなに美味しいと気づきませんでした」

  「温かいモノがうまい…」あたり前すぎて、気づかなかった味覚が、厳寒の
  オホーックには日常的にあったのである。消耗品のやらせ紀行番組で一日棒
  に振ったけれど、10キロのエゾシカ(豚)のバラ肉ベーコンはみごと出来
  上がっていた。翌日、仲間と試食会を盛大にやって、温かさのうまさを満喫
  した。

  これがあるから故郷がすきなのだ…とあらためておもった。

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│【お気楽日記】 by とも                                          │
└───────────────────────────────────┘

 ◇ ご懐妊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  おととしの夏、我が家に子犬でやってきた捨て犬は、現在ご懐妊中である。
  犬の妊娠期間は約2ヶ月。確か去年の12月初旬に、トイレに行きたいと夜
  中に家を飛び出し、ご主人の心配をよそに朝帰りした日が一日あった。とい
  うことは、お産は2月あたまであろう。実家に正月に帰る頃、おなかが少し
  膨らんできたと思っていたら、実家から戻ると、鹿のようにやせた体型の我
  が家の犬は、かばのようにのっしのっしと歩いていた。現在では、おなかの
  中で元気よく蹴りを入れている赤ちゃんの様子がよくわかるようになった。
  もこもこと動くおなかは、見ていて面白いけれど、本人(本犬?)は、我が
  身に起きている変化に戸惑っているようだ。人間でさえ、赤ちゃんの蹴りは
  びっくりだが、これが何匹もとなるとやはりかわいいを通り越して不気味か
  もしれない。犬も妊婦となると、食事の好みもかなり変化するようで、日ご
  ろ食べない味噌汁や大根を欲しがるようになった。が、以前から食べていた
  猫のえさもいまだに食べ尽くしていて、猫は毎日不機嫌だ。やけに神経質に
  もなった。遠くで車が止まる音を聞くと、我が家に誰かが来たと勘違いし、
  玄関に向かって吠え立てる。

  さて、赤ちゃんができることは、一度だけはお産をさせてあげたいと以前か
  ら思っていたことだし我が家や近所の子供たちの何気ない性教育にも少しは
  役立つものならいいなあと思っていたし、喜ばしいことだけれど、問題は沢
  山の赤ちゃんの貰い手を捜すことだ。幸い、犬が欲しいという知り合いのシ
  ンガーが生まれる前から一匹予約済み。それから、きっと欲しくなるだろう
  と楽しみにしている人、家の犬が1年前行方不明になりそろそろ犬を飼いた
  いと言っている人。確実なのは3匹だけ。あとは、きっと飼ってと言ったら
  断らないだろう友達。ここは私の勝手な気持ちだから当てにならない。
  3−4匹ならそれでもいいが、7−8匹も産まれるようなら、これはなかな
  か大変だ。離乳食が始まるまでの2ヶ月間、わんこの貰い手を探し回ること
  になりそうだ。さてさて、そろそろお産。どこでいつ産み始めるだろう。そ
  れに産まれたら猫はかみ殺したりしないだろうか。無事に産む事ができるだ
  ろうか。あれこれ心配事はあるけれど、なんだか楽しみな、おきらくな私で
  ある。

┌───────────────────────────────────┐
│【サロマ昔話し】〜サロマの昔を知っている方に語ってもらいました。      │
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 ◇「仁王様の靴」 by ちえこ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  うちの父さんは畑で表彰されたことがあるんだよ。読売新聞主催で道庁なん
  かも一緒になってたね。それで2等賞だったの。商品は鍬と地下足袋と、そ
  れと鎌だったかな。鍬と鎌は来たけれど、地下足袋はとうとうもらえなかっ
  たね。目録には確かにそう書いてあって、楽しみにしていたのにね。わたし
  ら都会から来たから革靴はあったけど、畑するにも木を切るにも地下足袋は
  貴重品で欲しかったのにね。

  その頃富武士に、なんていったかな、80才を超えたおばあさんがいてね、
  藁で靴を作るのを教えてくれて父さんが行ったんだ。つまごだつまご。藁で
  長靴のようなのをこしらえたんだよ。長くないのもあったね、足にぐるぐる
  布を巻いたりもしたね。そのつまごだけど、教えてもらった時は上手に作っ
  て来たさ。そして家でもやってみたらなんだか変なの、おっきいのになって
  ね。天王寺の仁王様にはかせたらいいねって笑ったよ。

  畑は50町歩あてがわれて、5年だったかで大方開拓できたら安い値段で払
  い下げてもらえるけども、それが出来なかったら政府に返さなきゃならなか
  ったんだよ。うちらが入ったところは石がゴロゴロしていてだめだったね。
  今のところは佐藤農場から分けてもらって入ったところさ。ここら辺からこ
  こまでが浪速だったの。ここから、ほら、北勝の向こうの浪速橋までは東京
  からの人達が入っていたんだよ。でも浪速の学校に来てたから、その橋まで
  は浪速って呼ばれたさ。

  ┃「つまご」とはこれのことです。┃
   http://www.webnews.gr.jp/saroma/03_0129_mukasi.html

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│【あっちこっちのサロマニアン】 by 小梅                                │
└───────────────────────────────────┘

 ◇さて、春到来かと思わせる程暖かな沖縄より・・・・・・・・・・・・・・

  先週の金曜、毎週授業の一貫として通っている小学校での出来事。

  いつものように授業を見て、生徒達とお話したり遊んだり。そんな中で生徒
  の1人に自己紹介カード、というのかな。卒業する時やなんかによく友達に
  配って書いてもらったプロフィールの紙を渡されました。先生もう少しでい
  なくなっちゃうから、書いてね、と。そこで何の気なしに書いて渡してあげ
  ました。いつも授業だけこなしてあまりゆっくり小学校にいられない私に
  「遊ぼうよー先生いっつも何しているの?」とせがむ子がいたもので、それ
  も何の気なしに、「琉球大学でお勉強しているよー、先生は教育学部の4階
  にいっつもいるさーね。いつでも遊びにおいでー。」と言い残してその日の
  ボランティアは終わった・・のですが。なんと次の日、土曜日の朝、その子
  達から電話があったのです。前の日夜中から朝までバイト通しで眠っていた
  私は誰なんだかよくわからないし眠いしで、とりあえず眠り優先でその事態
  に気づいたのは昼に目覚めてサークルへ行った時でした。

  体育館でまだ眠いからだをふらふらさせながらシュートしている時に友人か
  らの電話。
  「ちえー?!教育学部に小学生がチエに会いに来てるけど・・・
                            どこにいるの?」
  始め、一瞬何のことを言っているのか理解できなかった。そしてよくよく考
  えてみると、朝の子どもの声のした電話と、昨日生徒たちに言った言葉が結
  びついて、まさか、と驚いた。自分はかなり気軽に、何にも考えないで子ど
  も達に言葉をなげかけていたようだった。

  結局その友人が体育館まで3人の女の子生徒をつれて来てくれたのだが、そ
  こでどうこの事態に対応すべきかに正直少し困った。サークルをただ見させ
  ておくのもおもしろくないだろうし、かといって一緒にやれる程のレベルで
  もない、一緒に遊ぶと言ってもいきなり何をして遊べばいいのかわからない、
  子ども達は逆に3人だけでココまで来れた、ということや私に会えた嬉しさ
  で意気揚々としていたが、なかなか面喰らってしまった。結局3人には今日
  は先生の用事があるし、もし遊ぶとしてもきちんと約束してからじゃないと
  ね、と言って聞かせ車で送ることになった。

  さてこの出来事、戸惑いもしたけれど実際嬉しくもあった。生徒が私になつ
  いてくれているものでかわいくてしょうがない。しかし後日担任の先生から
  お電話いただいて、これはあまり良い事態ではない、と言い渡された。私は
  今その小学校に、授業のボランティアとして、先生の立場で通っていること
  になっている。その中で生徒と接するのにはけじめをつけるべき、と。

  もしあの日、生徒が大学に遊びにいく途中で何かあったり、トラブルに巻き
  込まれたり、私が車で送っていく途中で事故にあってしまったりした場合に
  責任をとれますか?と言われ、「ああ、本当にそんなことが起こり得たらた
  しかに私が言い出したことだから私の責任だ、もし誰かが怪我をしたら大変
  なことになっていた。」と考えの甘さを痛感した。

  また、学級の幾人かと親密な交流をとることは他の生徒にも同じ行為をする
  覚悟をもたなければいけないこと、つまり平等な視点を持つこと。先生とし
  て学校での時間とプライベートの時間を分けることの大切さ。小学生はまだ
  分別がきちんとつけられない段階の子が多いので接する際に充分注意しなく
  ちゃいけない、とのことでした。

  改めて勉強になりました。先生も大変そうだなあ・・。

┌───────────────────────────────────┐
│【HPリンク集】 その4〜『旅人宿さろまにあん』            │
└───────────────────────────────────┘

 新年第一発目の新企画。サロマに関するみなさんの色々なHP(ホームページ)
 を毎週紹介してリンクしていきたいと思います。個人で、または団体・企業の
 HPでも結構です。簡単な紹介文とともにお寄せ下さい。これでアクセスアッ
 プは間違いなし!よろしくお願いします。           (編集部)
 ......................................................................

 今週紹介するのは、「旅人宿さろまにあん」のHPです。ちょっとのぞいてみ
 るとなかなかおもしろくて、あちこち遊んでしまいました。これに刺激を受け
 たすでに紹介済みの「夢ふうせん」HPでも、毎日更新の日記を始めたとか。
 オーナーが代わり“ニ代目”となったお馴染みさろまにあんをどうぞ訪れてく
 ださいね。

  ┃「旅人宿さろまにあん」のHPはこちらです。┃
   http://www.alpha-net.ne.jp/users2/shipman/
......................................................................

 紹介済みのリンク集

  ┃ほぼさろ第131号掲載分「ふるさと通信」┃
   http://www.town.saroma.hokkaido.jp/hurusato/huru2_index.html

  ┃ほぼさろ第130号掲載分「夢ふうせんHP」┃
   http://www9.ocn.ne.jp/~mlink/yume/index.html

  ┃ほぼさろ第129号掲載分「お茶の間からの町づくり」┃
   http://www7.ocn.ne.jp/~mitamami/index.html

┌───────────────────────────────────┐
│【編集後記】 by 編集長さくらうめこ                                    │
└───────────────────────────────────┘

 先週の編集後記に浪速に住むお年寄りのお話しを聞いたことを書いたところ、
 さっそく札幌kennyさんから連絡をいただきました。若かりし頃お仕事でこの地
 区を訪れたとのこと、色々なところに色々なつながりがあり、おもしろいもの
 ですね。今週は「サロマ昔話し」としてコーナーを立ち上げてみました。昔の
 サロマをご存知の方はどんどんお話しくださるとうれしいです。

 あっという間に1月も終わりですね。今が1年で一番寒い季節です。寒い寒い
 と言っているうちに冬も行ってしまいます。そしてこの寒さがなければ暖かい
 春は来ないのです。冬来たりなば春遠からじ。流氷も近づいています。サロマ
 湖の結氷も進んでいますね。今を過ぎれば春が来る。さて、インフルエンザに
 負けずに今を過ごさねば。みなさんもお元気で。

┌───────────────────────────────────┐
│ 佐呂間町の関連サイトはこちら                                        │
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 ▼日刊web新聞webnewsに「佐呂間町のなんでも掲示板」設置。
  http://www.webnews.gr.jp/ から「掲示板index」をご覧ください。
 ▼本誌は上記『日刊web新聞webnews』の協力を得て製作しています。
  ご協力に感謝します。
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┃    【ほぼ週刊さろま】2003.01.29(毎週水曜日発行) 第132号     ┃
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   マガジンID:0000040784
     発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
   発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@beige.plala.or.jp
     編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
     編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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