ほぼ週刊さろま2002.4.3 10:00発行 第89号

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 ■◎▲.....W E E K L Y  T H E  S A R O M A......▲◎■
 ▽◆○...............ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま...............○◆▽
 ●□★...................2002.04.03  No.0089.................★□●
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。

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【巻頭言】                                                    byももっち
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4月に入り、新しい生活が始まった方も沢山いらっっしゃる事と思います。テレ
ビのニュースでも新社会人の入社式の様子が放送されていました。そろそろ各地
で入学式の様子も見られるでしょう。学校や社会でのニューフェースの活躍を期
待しています。

何故かウキウキしてしまうこの季節。新しい仲間との出会いの季節でもあります。
新学期の準備などでお忙しい方もおられるでしょうね。春休み中の子ども達は、
休む事なく最後の雪遊びを楽しんでおります。始業式寸前になって体調を壊さな
いと良いのですが・・・

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【町長のつぶやきコーナー】              byサロマバタフライ
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 ●・・北大雪トンネルの開通

去る3月30日、旭川と紋別わ結ぶ高規格道路「旭川・紋別自動車道」の一部が
開通したため小生も関係者150名余りの人達と共にその式典に出席した。

この道路は平成2年に、道央とオホーツク圏を結ぶ自動車専用道路として工事が
始まった。全線が開通すると130Kmの高規格道路となる予定であが、今回は
上川と白滝間の19.8Kmが開通となった。

この区間は急なカーブや勾配のきつい登り坂があり、標高857mの北見峠を越
えなければならなかったが、今回開通した道路は非常にスムースに車を走らせる
ことが可能となり、距離にして5Km、時間にして20分が短縮になるとのこと
である。

中でも、快適なのは何と云っても北見峠を貫通して出来た“北大雪トンネル”で
ある。延長4098mで、これは北海道内では二番目に長いトンネルとのことで
ある。ちなみに、北海道一長いトンネルは日高と十勝を結ぶ一般国道236号線
の野塚トンネルの4232mがある。

関係者のコメントによると、現在工事中である旭川・上川間、更に白滝・丸瀬布
間については5カ年位の期間で完成したいとのことである。一日も早い全線開通
を望むと共に、事故のない道路であることも合わせて願いたい。

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【ちゅらさんサロマを斬る〜続編】              by沖縄のワカ
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 ●・・最南〜最北へ

はいさい!ぐすーよー、ちゃーがんじゅー!?
ワカが沖縄に帰ってきてもう3週間が過ぎてしまいました。
佐呂間の皆様もお元気でお過しですか?
佐呂間の雪解けを想像しているだけのワカです。

沖縄に帰ってきたばかりの頃、1年前までは確かにあった自分の場所に自分だけ
が違和感を感じていたのですが・・・。冷蔵庫から取りだす冷やされた水にも、
沸かされることのないお風呂も、呼ばれる名前のイントネーションの違いにも、
しみじみ沖縄を再認識している所であります。

突然ですが、沖縄での別れと再会の場所は空港か港がほとんどです。ワカが沖縄
から佐呂間に発つ時も佐呂間から沖縄に帰った時にも、それは例外ではありませ
ん。し―か―ーーーし!!ワカが佐呂間を離れた3月9日、今までに無かった別
れの場面を体験しました。

それは・・・札幌へ向かう為に利用した遠軽駅。約1年の佐呂間での生活で電車
を使うことはありましたが、交通の手段として利用するのみ。飛航機や船なら、
出迎えや身送りでいくだけでも、「この中にいくつのドラマがあるのかなぁ」っ
て考えたりすることがあったのですが、利用する人にとって電車って身近なだけ
に、そんなことついつい忘れてしまうもの。

電車に乗る前までは、別れる時は笑顔で!と決めていたのですが・・・・飛航機
や船とは違い、乗りこんでから動きだすまで、それまで家族のようにあたり前の
ようにあった顔があると、身を裂かれるような思いがあります。動きだした電車
の外で流がれる景色も、駆け足で自分から逃げていくようで異様に淋しかったな。

でも、飛航機や船という非日常の場所ではなく、日常の場所で経験する別れもま
たいいものですね。

今度はその場所で再会できるのを楽しみにしています。
それまで皆さん、ちゃーがんじゅー!!

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【ゴミ問題とリサイクル】
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4月になり、新年度の始まりとともに、ゴミ収集の日程も変更となりましたが、
さっそく第1週のリサイクル品の収集日が広く周知されていなかったようで、変
更のあった「中区」で、以前と同じ月曜日にリサイクル品が出されていました。
この地区は“木曜日”に変更になりましたので、お間違えのないようにお気をつ
けください。

 ◎・・中地区に出されてしまったリサイクル資源
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0403_gomi.html

リサイクル資源収集日及び地区割りは次のとおりです。

▼地区割り

 上地区(栄・若佐・西富の一部)  第1月曜日
 中地区(宮前・永代・幸・東・北・高校団地・西富の一部)第1木曜日
 下地区(知来・仁倉・幌岩・浜佐呂間・富武士・若里)第1金曜日

▼空缶類、ペットボトル類、牛乳(紙)パック類、新聞紙・雑誌類の回収日は

 上地区 第1月曜日 4月 1日
 中地区 第1木曜日 4月 4日
 下地区 第1金曜日 4月 5日

▼ビン類、発泡スチロール類、ダンボールの回収日は

 上地区 第2月曜日 4月 8日
 中地区 第2木曜日 4月11日
 下地区 第2金曜日 4月12日

 ◎・・リサイクルカレンダーはこちら
    http://www.TOWN.saroma.hokkaido.jp/osirase/020311/recycle.html

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それでは今週の質問にいってみましょう。と行きたいところですが、d−bさん
もリサイクルの回答をすっかり忘れております・・・。申し訳ありません。
今週は、お休みさせていただきます。

 ◎・・みなさんからのご質問をお待ちします。
    mailto:umeko@webnews.gr.jp

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【あれは30年前】〜昭和47年4月号「広報さろま」より     byDon
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“若い人の気持ちを的確に推測しよう”「若年層の心理」について
                       〜北海学園大 後藤助教授〜

┌──────────────────────────────────┐
│「若い世代との断絶」ということがよく言われていますが、これはお互いに│
│コミュニケーション(意思の伝達)が足りないからだと思いますが、特にお│
│となたちの若い人に対する考え方が、時々的はずれのことが多いといわれま│
│す。                                │
│これは、いわゆる「先入観」とか、「既成概念」にたったものの考え方がそ│
│うさせるようです。                         │
│先日、教育委員会と商工会主催で「少年団体ボランティア研究集会経営者研│
│修会」が開かれ、講師に北海学園大の後藤隆一助教授を招いて「若年層の心│
│理」について後援をいただきましたが、雇用者と使用人、おとなと若い人な│
│どの「心理」について、いろいろと理解を深めました。         │
│参会者も、その巧みな話しぶりにすっかりとけ込み、長い時間をメモをとっ│
│たり質問したりなど、熱心に聞いておりました。            │
└──────────────────────────────────┘

 ◎・・記事はこちら
     http://www.ohotuku26.or.jp/saroma/mailmag/47_04_goto.pdf

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【今週のお知らせ】                       byなおき
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 ●・・今週のお知らせ

4月 9日(月) ツ反・風しん接種 若佐診療所 10:15〜10:45
                  小田医院  11:15〜11:45
                  佐呂間医院 13:30〜14:00
                  厚生病院  14:30〜15:00

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【告知板 】                           byうめこ
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 ●・・エアロビクス教室のお知らせ(佐呂間町武道館・温水プールStar)

    日 程 : 4月16日(火)・19日(金)
    時 間 : 午後7時30分〜8時30分
    対 象 : 高校生以上、一般
    場 所 : Star武道館
    持 物 : 運動靴、タオル
    申 込 : 電話2ー2261(当日も可)
    託 児 : あり(前日までの予約)
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 ●・・初級パッチワーク教室のお知らせ(手作りサークル「呂々」)

    日 程 : 毎週水曜日(見学にいらしてください。)
    時 間 : 午前10時〜12時
    対 象 : パッチワーク初心者から中級者
    場 所 : 佐呂間整骨院裏 通称「うめこ亭」
    申 込 : 電話2ー2444、またはメールで
          mailto:hikko@titan.ocn.ne.jp
        内 容 : キットを使ったカントリー調の小物

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【今週の話題】
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 ●・・ルクシ峠仮開通                     byなおき

昨年の土砂崩れの事故でずっと不通になっているルクシ峠、開通が待たれるとこ
ろですが、4月5日に正式発表されるとのことですが、今のところ4月15日を
予定しているとのことです。通行できる時間帯は朝5時から夜の6時までだそう
です。

しかし、あくまでも予定ですのでご注意ください。4月5日以降、新聞等で周知
されると思います。

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 ●・・サロマ湖浜情                      by海坊主

サロマ湖の氷もキムアネップより東側にはあるものの、その日の風によって漂流
してる状態です。
港では、船のペンキ塗りもはじまり、にわかに活気づいてきました。

湖面が顔をだすとなぜかしらそわそわしだす漁師さん達、きっと首をなが〜くし
て春が来るのを待っていたのでしょう。

畑というか、ハウスのなかも忙しくなってきたようですし、サロマの春も賑やか
になってきました。

ちなみに私、春一番の行事である山わさびほりに、もう2回ほどいってきました。
あとはおかずとなる食材を手にいれるだけだ。イカ刺し、ニシン、それとも長テ
ン、酒の肴ばかりなのは飲む為の理由づけです。

春の風景、春の食べ物、みんなで季節を楽しみましょう!

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 ●・・BSE最終報告書

1日、BSEの最終報告書が報告されました。様々な失政が指摘されていました
が、中でも行政と関係機関の連携についての問題点が大きく問われていました。
生産者・消費者、どちらの立場においても、身近に存在する食品の安全性を最優
先に検討していただきたい。“けじめ”をつけるという意味で、このような方法
で結末をむかえようとしている現状が良いのかどうかは疑問です。誰が責任を取
るとか、誰が加害者で誰が被害者かという事でもなく、間違いを否定しない行政
であって欲しいと思うのですが。現在の国の体制が変わらない限り、今後も同じ
ような問題が起こらないとも限らないのではないでしょうか?

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【キリンのぶつぶつ】                      byキリン
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 ●・・ 3月31日(日)「春ですね〜。」

先日、鹿の一家(族)に遭遇。知来神社の近辺で「あ〜っ。鹿がいた。」今時期
の風景と同系色なのではっきり見えない。ちょいと車をバックして、近くで車を
止めると、4〜5頭でこちらを眺める鹿一家と目が合った。周囲を眺めるとさら
に数頭。「こりゃ、大家族だよ。」と思っていると、白いお尻を振り振りしなが
ら「じゃ〜ね。(笑)」って感じで山の奥へ消えて行きました。 今、知来神社
の近くに熊は居ないらしい..。

今年は、雪解けが早いみたい、こぶしの花が咲くのももうすぐです。

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【とものお気楽日記】                       byとも
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 ●・・○月○日(○)「春の匂い」

3月下旬、用事があって、東京に家族で出かけた。今年の冬はどこも暖かかった
らしく、東京はいつもよりも早く桜が咲き乱れ、どこもかしこも薄桃色の花だけ
をめいいっぱいつけて着飾った木が誇らしげに咲いていた。電車から見えるその
姿に娘はおおはしゃぎをし、一足早く春を感じていた。

東京や静岡にいると、話題は桜のことばかり。しかしそれも、桜を見て喜んでい
る話ではない。週末には花が散ってしまうだろうと、恨めしく桜を眺めているの
である。花見の宴会ができないことに、とてもつまらなく感じている人ばかりだっ
た。

桜は淡い匂いをあたりに散らしながら、それでも咲いている。風が吹くとはらり
はらりと一枚ずつ花びらを風に乗せて旅に出す。その姿に、人はがっかりしてい
るのである。

一週間もせずに、雪の残るサロマに戻ってきた。ペットホテルに預けられていた
犬を連れて、二人でおおはしゃぎで散歩に出かけた。たった数日なのに、あたり
の雪はわずかになっていた。

小川の雪解けの水がろろろろんと歌を歌う。ふきのとうの黄緑色の葉が風に揺れ
る。黒土の匂いが、もわんと鼻をくすぐる。ここの春は、ゆっくりと流れている。
決して、誰も何も言わない春がここにはやってきた。都合の悪い春と感じる人の
いないここは、柔らかな風の匂いがする。

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【釜爺の丸太小屋便り(十三)】                  by釜爺
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 ●・・庄平さんは元気です

BU〜 午前七時五分前…町営バスがクラクションを鳴らして通り過ぎていった。
浜佐呂間に向かう庄平さんだ。BU〜  午後七時二十五分…少し長めのクラク
ションが過ぎる。折返しの庄平さんのバスだ。釜爺はいつもの様に、手を挙げて
応えながら「ハッ」と気づいた。今朝は庄平さん、プロ運転手最後の日だったの
だ。

彼との親密な付き合いは、町の開基百年事業で取り組んだ、初めての町民舞台、
「一粒の麦」からだった。時は明治後半、舞台は武士原野(現在の若佐)、開拓
秘話をもとに書き下ろした本だつた。彼の役は仙台出身の開拓者、大酒のみで唄
がうまい、最後のまつりの場面では「斉太郎節」でもりあげるといった役所を、
見事に演じて「サロマ座」の名脇役として一躍名を売った。

二度目の舞台は開基の人をモデルにした「ジンよ津軽の風に〜」。彼の役は函館
戦争の敗残兵鉄之助。役づくりのために無精髭をのばし、再登場では髭をそり落
す。激流に呑み込まれた主人公を助ける場面で着ていた半纏を観客席に投げ込み、
拾ったお客にお礼を包む等と言うパフォーマンスをもやってのけた。

通称の庄平さんは、三度目の舞台で彼が演じた床屋の親父の名から来ている。
「庄平さんは元気です…」は舞台での名台詞、釜爺は、朝のクラクションを耳に
するたびに、「釜爺も元気ですよ…」と見えない小屋の中から手を振って応えて
いたのだ。
 
彼は、何事にも全霊で打ち込んだ。芝居の役づくりしかり、仕事しかり。バスの
運転、ハイヤーの運転、カラオケ発表会、日舞、家庭でも…小柄のやせた身体で、
一生懸命演じきる。七十うん歳の現役のバス運転手は、彼で最後だろう。朝のク
ラクションが聴けなくなると思うと、急に声が聞きたくなった。

携帯電話の向こうから、元気な声が聞こえてきた。「ムスメ三人も来てくれて、
最後のバスに乗ってくれたんだ…」家族の団らんの声をバックに、「平凡なオト
コだけど、事故なく終わってよかった…」と庄平さんは言った。

奢らず、無理をせず、欲もなく、礼儀を尽くす彼の一生懸命人生に…カンパイ、
白湯(さゆ)のような人生…だとおもった。

釜爺はひとり水割りを飲む。庄平さん家族のさわやかなよろこびのうたげが丸太
小屋に伝わって来る…深夜、ホロイワ山の雪解け水が沢を下る、せせらぎの音が
忍び込んできた…

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【あっちこっちのサロマニアン】                             by小梅
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 ●・・沖縄のお墓

たまにはまじめに沖縄の紹介をしましょうね。ということで、今回は沖縄のお墓
のお話です。

『ややっ?なんじゃあありゃあ!』といった具合に、沖縄を初めて訪れた観光客
の目に必ずつく建築物。亀の甲羅のように円形状に盛り上がった石造物と、庭の
ような広場が一対になった大きな建物である。『これ、お墓よ。』なんて教えて
あげると驚きの表情を見せるものだ。

沖縄ではこのようなお墓を「亀甲羅墓」と呼んでいる。中国華南地方の影響を受
けた墓だそうだ。墓の中は、小さいものでも6畳ほどの広さがあり、ここに先祖
代々の遺骨が骨壺に納められている。

沖縄のお墓のもう一つの特徴は、とにかく場所を選ばずあっちゃこっちゃにある
という点だ。不意にドデーン!とでくわすこともしばしばだ。これにはちゃんと
理由がある。沖縄は先祖崇拝の信仰が根強いために仏教があまり浸透せず、その
ためお寺や霊園が極端に少ない。だから、昔は自分の家の敷地内や集落にお墓を
造ったのである。だから町中にお墓が並んでいるのも当然というわけ。と、こん
なことを書くと、街中がおどろおどろしい雰囲気なのでは?と思うかもしれない
が、実はまったくそうでもない。

沖縄では先祖供養の祭事が墓前で行なわれる。といっても、内地のお墓参りとは
全然違う。墓前の広場に一族が繰り出して、重箱料理、お菓子、果物、酒をずら
り供え、それはもうにぎやかに飲めや食えやのアウトドア宴会を始めるのである。
お墓にピクニックという感じである。だから、お墓といっても陰気臭さがないの
である。沖縄のお墓は別名、宴会スポットといわれている(と思う。)それどこ
ろか、沖縄の人たちは親しみすら感じているよう。

実は亀の甲羅ね形は子宮をかたどったもので、これには人が死ぬと生まれてきた
母親の産道を通って、再び胎内に帰るといい意味があるらしい。そしてそのお墓
の中では、ご先祖様もこの世と同じ生活をしていると考えられているのです。つ
まり、お墓そのものがあの世のマイホームというわけだ!だからこそ沖縄の人は
お墓造りにお金をかけるのかな。あの世でも生活費がかかるとかいうことで、こ
うした行事の時には「うちかび」といわれる紙幣を燃やす習慣がある。これは中
国の道教の思想から来たあの世の通貨で、沖縄の人たちはご先祖様にお小遣いも
渡しちゃうわけです。

それにしても、庭つきの広い家(お墓か。)に住んで、子孫たちと宴会もして、
さらにお金までもらえちゃうなんてなんと羨ましい・・・。あの世に持っていけ
るのは思い出だけというけれど、どうやら沖縄はそれだけではないようだ。お墓
のなかではみんな、この世以上に優雅な生活を送っているかもわからない。

…というお墓話。みなさんお墓に入る(入りそうな)際は沖縄へどうぞ、なんち
ゃって。

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【懐かしの佐呂間】             byももっち の代わり うめこ
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 ●・・学生街の喫茶店“ジュリアン”

元サロマニアンの方は一度は訪れたことのあるところだと思います、この喫茶店
“ジュリアン”、実は1年前に惜しまれながら閉じてしまいました。サロマ町の
学生街の喫茶店というか、いつも誰かがたむろしていたくつろぎの場だったので
はないでしょうか。青春の数々の思い出が閉じ込められたままのような気もしま
す。

 ◎・・“ジュリアン”は昔のまま
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0403natukasi.html

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【読者からのメール】〜みなさんのお便りが励みです。
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 ●・・初メールです!

先週載せていただいたKの妻・・・です。

なんか、ちょっとドキドキしています!1999年の春に私にとっては結婚以来
ずーっと年賀状だけのSご夫妻にお会いして・・・主人から話は聞いていました
が常呂がどこにあるかも知らなかったんです (^_^;)

2000年の夏に思い切って、ずうずうしくSさんちに家族みんなでおじゃまし
て・・・大歓迎していただいて!

それからずーっと【ほぼさろ】を見てます。サロマの人よりサロマのことがわかっ
てるくらい・・・住所を見ながらSさんちのそばだよねーと話していたんですが
お友達と聞いてびっくりするよりも・・・うれしくって!!!

また、メールさせてくださいね!     桜が満開の岐阜より M.K(^-^)

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【編集後記】                    by編集長さくらうめこ
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私事ですが携帯電話がまた見当たらないと思っていたら、車のドアの外に落ちて
いました。ただ落ちただけなら救われたものの、そこは雪解けの泥水の中、増し
て夜の寒さにすっかり凍りついていたのです。あ〜ぁ、また水没の受難だ!以前
なら携帯電話のトラブルは北見まで走らないと事欠いたものですが、そういえば
地元のお店でも対応するようになったのを思い出して行ってみました。

そこで新しい携帯に交換してもらったのですが、わたしのうっかりミス&わがま
ま&無理をちゃんと聞いてくれたのには感謝です。これこそ地元のお店でしかし
てもらえない対応ではないかと思いました。何度も足を運ぶこともできましたし、
地元ならではの利便性を見直した一件でした。お世話になりました、Yさん。

今夜はサロマの街全体が霧に包まれ幻想的な雰囲気です。この濃い霧の中に全て
の町の人達が包まれて、それぞれの暮らしのなりわいにうごめいていると思うと
それもなぜかうれしい気がしました。いつまでもやさしい町でありますように。

さて、毎日のサロマの様子を写真にてアップしていますのでご覧ください。

 ◎・・佐呂間町ホームページは
    http://www.town.saroma.hokkaido.jp/

また編集の裏話を「編集長の部屋」にできるだけ書いてみたいと思っています。
これは以前読者の方から、「編集中の様子を教えてください。」と言われたこと
にタンを発しています。以外とそんな話の方がおもしろかったりして・・。こち
らもどうぞのぞいてみてくださいね。

 ◎・・編集長の部屋は
    http://www.webnews.gr.jp/CgiBin/light-tomy.cgi

追伸)今、「フードバトル」というテレビ番組にサロマのD君が出ているという
   ことで大騒ぎでテレビを見ています。なんでもいいや、サロマがんばれ!

………………………………………………………………………………………………
 《佐呂間町の関連サイトはこちら》
 ◎サロマ町の公式サイトはこちら http://www.town.saroma.hokkaido.jp/
 ◎日刊web新聞webnewsに「佐呂間町のなんでも掲示板」設置。
  http://www.webnews.gr.jp/ から「掲示板index」をご覧ください。
………………………………………………………………………………………………
【ほぼ週刊さろま】2002.04.03(毎週水曜日発行)第89号
 マガジンID:0000040784
   発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
 発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp
   編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
   編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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