ほぼ週刊さろま2002.3.13 10:00発行 第86号

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 ■◎▲.....W E E K L Y  T H E  S A R O M A......▲◎■
 ▽◆○...............ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま...............○◆▽
 ●□★...................2002.03.13  No.0086.................★□●
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。

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【巻頭言】                                                    byももっち
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春めいた陽気が続いていますが、この時期あちこちで送別会が開かれ、涙のお別
れをする方も多いのではないかと思います。

私達ほぼさろスタッフにも切ない別れがありました。一年前、二つの海を越えサ
ロマにやって来た沖縄娘ワカが先日帰郷しました。昨年の春、初めてワカに会っ
た時のギガギガと輝く瞳を思い出します。南国沖縄から雪国北海道まで赴き、戦
いを挑む戦士のようなバイタリティー溢れるワカ、はたまた春一番が吹くような
フレッシュなワカを見て、何かやらかしてくれるぞっという確信めいたものを感
じていましたが、まさに色々やらかしてくれたワカでした。これほど存在感のあ
るワカがいないという事は、ほぼさろにとっても大きな痛手のように思いますが
郷里沖縄で活躍してくれるように願っています。

改めて感じたのですが、ここを訪れる様々な人を受け入れ魅了させる“サロマ”
という大地の偉大さと、屈託なく接する人々の気持ちに心地よさを感じます。そ
れに惹かれ“サロマ”に根付いている方が沢山おり、私もその一人です。春は出
会いの季節でもあります。ほぼさろにも良い意味での新旋風が吹く事を期待して
います。

巻頭言が長すぎてしまっては叱られるかもしれませんが、もう一つ。今週の日曜
日、町体育館で行われたミニバレー大会、写真を撮るために出かけたはずが、フ
ラフラと選手の意思に反して飛ぶ(舞う?)ボールが可笑しくて見入ってしまい
ました。可笑しいなんて言っちゃ選手の方に申し訳ありませんね。コートに立つ
選手の方々が楽しんでプレーしている様子を見ていて羨ましく思っていました。

今号は“ちゅらさんことワカ”へのエールの記事でいっぱいだと思います。読ん
でいただくと、ワカという若干20歳の沖縄娘がどのような人物だったのか良く
分かっていただけると思います。最後まで楽しんでご覧下さい。

 ◎・・今週のサロマ、「全町ミニバレーボール大会の様子」
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0313_iku.html

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【町長のつぶやきコーナー】              byサロマバタフライ
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 ●・・予算議会

毎年のことであるが、この3月はどこの市町村においても新年度予算を審議する
ための議会が開催される。本町においても3月12日から22日の日程で予定さ
れている。

時の経つのは早いもので、小生が町長に就任してから今回で14回目の予算議会
を迎えることになった。就任当時、日本の経済状況はバブルの最盛期であり国か
ら市町村へ来る予算にも余裕があったような気がする。

しかし、近年、国の財政状況は極めて厳しいため地方に配分される地方交付税(
本町の場合予算額のおおよそ半額が交付税でまかなわれている)がここ2・3年
前から削減がなされ何処の市町村も新年度の予算編成に四苦八苦しているのが現
状である。

更に、近年における金利の低迷は市町村財政に少なからず影響を与えている何処
の市町村にも、いろいろの目的のための基金(いわゆる貯金)がある。本町にお
いても起債(いわゆる借金)もあるが基金もある。

ちなみに、平成元年17億8千万の基金に7千2百万の利息、平成三年では28
億8千万に1億9千6百万の利息が入ってきたが、平成12年には31億5千万
の基金に対して480万円の利息しか付かない現状である。

将来、老後の為にと一生懸命に働き、貯蓄をしてこられた人達には大変な誤算で
あったと思う。四月からはペイオフが解禁になるが、益々町の財産管理には神経
をすり減らす毎日が続きそうである。

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☆☆.。.:*・・・★さよならワカちゃん 特集号
             ちゅらさん沖縄に帰るの巻き・★・・・*:.。.☆☆
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 ●・・とものお気らく日記 ○月○日(○)「ありがとう」     byとも

ワカちゃん、いなくなるなんて知らなかった私はいま、驚いている。まったく、
ゆうちょうな性格を持っているおかげで、大事なことをなにも知らないなんて・
・・われながら情けない。

ワカちゃんとは、保育所の代替でたまに会ったね。子供が大好きみたいで、だか
ら小さいよちよちの子供たちから、大きなわんぱくたちまで、ワカちゃんに群が
っていたような気がします。いつでも、どこでも現れていたようなそういう、エ
ネルギッシュな活動的な彼女はサロマにいろんな南の風をプレゼントしてくれた
のではないかと思います。

考えてみたら、南の島から北海道にポンとやってくること自体、すごいことだっ
たなと思う。いろんな人たちの生き方を知るほぼ週刊さろまだとつくづく思いま
した。また、いろんな人と出会い、楽しみ、別れ、またいつか出会うような、そ
んな所であってほしいなと思います。ワカちゃん、ありがとう。ほんとに南の暖
かい風をもらった気がします。

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 ●・・キリンのぶつぶつ 3月9日(日)            byキリン

ちゅらさんの記事は毎週楽しみでした。遊び心が一杯の楽しい話題にファンも多
かったと思います。稚貝の放流も体験・搾乳・よさこい・スキーetc。日本の
最南端から北海道へやってきて、色々な事に挑戦した行動力には脱帽(笑)。

「若いって良いな〜。」で済ませてしまうのはどうやら間違っていたようです。
数回しか会っていないのですが、元気で明るいキャラクターは◎。見習いたい事
ばかりでした。

サロマの良さを再発見させてもらった気がします。

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【ちゅらさん、サロマを斬る〜最終編】               byワカ
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 ●・・ぐすーよーさい、にふぇーでーびる、またうがなびら。
    (みなさん、ありがとう、さようなら。)

日付け変わって3月9日。ワカが佐呂間を発つ日になってしまいました。ワカが
佐呂間に来たのが4月30日。それから今日までの日々を振り返りながら今、こ
の原稿を書いています。

今回でワカの「ちゅらさんサロマを斬る」のコーナーは最終回となるわけですが
まず、今日までこのコーナーを読んでくれた皆様に心から感謝申し上げます。

編集長から「書いてみない?」と声を書けていただいた時には、「佐呂間に来た
ばかりのワカが町のことについて書くことは何もない。けれど、佐呂間での経験
を書いていくのは面白いかも!?メルマガの4コマ的存在で書かせてもらおう」
という安易なものでした。

けれど、文化も風土も地域性も違う土地で生活していくというのはそれこそメル
マガで書いてきた発見や驚き、喜びの分だけ戸惑いや不安、こんなんでいいのか
な?という葛藤もあって、正直、次の原稿の内容を考えるだけで嫌になった日も
ありました。

けれど、そんな時期の中にも原稿を書くことができたのは、今、これを読んでい
る皆さんのおかげなんです。「ワカのコーナーを読んでくれる人がいる。」その
ことが、1週間の期間の一瞬でも皆さんに伝えられるようなことをしようという
ポジティブな感情を与えてくれたんです。

大自然が与える厳しさと恵みの現実と、人々の営みが作る田園風景の美しさを。
作物の恩恵と、それを作ってくれた・採ってくれた人の顔を浮かべて食べる食材
のおいしさを。
四季の移り変わりと、日々目にする景色の中に一度として姿を変えないものはな
いということを。
第一次産業に生きる過酷さと、その恩恵を受けて生きる有り難みを。
町を歩いて向けられた笑顔の安心感と、心強さを。

全てを教えてくれたのは佐呂間町とそこに生きる皆さんで、この一年、無駄な時
間と後悔がなかったと言い切れるのも事実です。

北海道の「試される大地」のポスターに惹かれ、縁が会って佐呂間町に来たので
すが、ワカが佐呂間に来たのは必然であって、人生の後にも先にもない貴重な時
間を過ごすことができたと思えてなりません。

振り返ると、何ひとつ自分の力で行動し始めたものがないんです。メルマガも、
英会話とゴスペルサークルも、浜や酪農の体験も、スキーも。ワカが顔を出し、
経験をした全てのものが、出逢った人々に声をかけてもらい、そこからまた輪が
できました。「沖縄を少し離れてみよう」というほんの少しの決心を、出逢った
人々が大きな実として育ててくれました。沖縄に帰る懐かしさや嬉しさより、佐
呂間を去る淋しさを抱えて帰ることができるワカは、本当に幸せ者です。

「ちゅらさんサロマを斬る」という大層なタイトルでしたが、逆にワカが斬られ
ぱなしで・・・。佐呂間は第2の故郷です。メルマガにも、佐呂間にも、またふ
らり参加し、訪れます。皆さんも沖縄にくることがあれば御一報下さい。

北海道万歳!佐呂間に乾杯!!本当にありがとうございました。

 ◎・・さよなら「試される大地 北海道」
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0313_waka.html

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【釜爺の丸太小屋便り(九)】                   by釜爺
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 ●・・スプリングギャザリング(春の集まり)

ミヤマカケスのケー助親分が、釜爺の沢のヤチハンノキの枝の高みで一点を凝視
し、瞑想にふけっている。そんな姿を見ることが多くなった。採餌場に二羽の仲
間と連れだってやって来る様になったのは、何日か前からのことだ。

釜爺は、今年こそはと、密かに願っていることがある。春になると頻繁に森の奥
でカケスの集会が開かれるというのだ。それは、融雪期から芽吹きの季節、巣作
り前の出来事らしい。

何とか、その集まりを覗いて見たい。許されるなら、参加したいものだと、好奇
心が疼く。ケー助一家のすみかは、最初は、湖の森と見当をつけていたが、山の
森の様にも思われる。釜爺は迷っている。ケー助親分の招待状でもこない限り
(スプリングギャザリング)への参加は、また、無理かも・・・

 ●・・釜爺のアンビリバボー

k.kさんは、かなり妙なおんなと思われているふしがある。隣町の住人で、類
い希なる才女だ。並はずれた好奇心と知識欲を、読書で補っている。無料でB5
のうらおもてに、はみ出る程の読後感を詰め込んだ、手作りの「いっぽいっぽ通
信」を毎月送ってくれる。読者もかなりの数にのぼるらしい。

K.Kさんが異色なのは、まか不思議な世界(アンビリバボー)に傾倒している
点だ。そのk.kさんが釜爺の小屋にやってきた。先導して走っていると、ライ
トの輪の中を、真っ白なウサギが駆け抜けた。釜爺が野ウサギにお目にかかるの
は久しい。忘れるほどだ。小屋では、彼女の独演会だ…呪文のように「アンビリ
バボー」が飛びかった。

釜爺は、A町を走っていた。またまた、真っ白けのウサギがライトの輪を走りぬ
けた。街中のご対面だった。同乗の友も野ウサギなど何十年も見ていなかったと
興奮ぎみだ。釜爺にしては二日続いての何十年ぶりなのだから、不思議な出来事
におもえた。「そう言えば、キツネをみないね」天敵が少なくて、増殖したんだ
・・・と言い合った。「アンビリバボー アンビリバボー」釜爺は、k.kさん
の声を聴いた。

念のために申し添える。k.kさんは魔女に似ても似つかぬチャーミングな近代
女性である。中味は、はかりかねるけど・・・

 ●・・散る桜 のこる桜も 散る桜

電話のベルが鳴った・・・「釜爺、5チャンに顔、写ってるよ。」キョウ婆から
だった。テレビの画面からはみ出そうな大きな顔が歯をむいていた。「あんたた
ち、彼だって、愛国心でやったことは認めてやらなきゃ」証人喚問のムネムネさ
んをまな板にのせた番組だ。国会中継でおなじみの、ムネムネを暴いた七人の侍
の何人かが居並んでいる中で、かの愛すべき「ハマコウ」さんが、孤軍奮闘して
た。力んでは叩かれ、しおれては力む・・・なかなか役者じゃネー

「疑惑のデパートじゃなくって、疑惑の商社だなんて、たいしたものだ、俺など
浪速のチンコロねちやんといってたけどね・・・」と何とかと言う名の辛口爺が
シャミントーだかのこわーい女性議員を持ち上げている。すかさずハマコウなに
やら力む。「あんたなんて、疑惑の百円ショップだ」切り替えされて、ハマコウ
のでかい顔がグニャグニャに崩れた・・・

政治漫才の幕引きは、ハマコウだった。
「あんたたちだって、散る桜 のこる桜も 散る桜 だよ」
ヨー真打ち・・・釜爺は心の中で喝采をおくった。

国会中継でムネムネさんが質問者に対して「先生、先生」とへりくだってみせた
ずるさ、卑屈さ。先生と言われた当人たちが、言われて当たり前と、うけている
ことに、釜爺は宇宙人を見る思いがした。浪速のチンコロ姉ちゃんと言われてい
たという こわーい女史に、背中に毛虫が這わなかったか聞いてみたいものだ。

        散る桜 のこる桜も 散る桜・・・か

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【懐かしの佐呂間】                      byももっち
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 ●・・若佐の木工所

若佐市街の外れ、栄に向かって左手に北斗林産若佐工場跡が見えます。現在は製
材を停止しており、サロマの工場に合併したのが8年前の事だそうです。今にも
煙をあげそうな高い煙突とは対照的に敷地内は、雪に埋もれひっそりとしていま
す。

 ◎・・北斗林産若佐工場跡
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0313natukasi.html

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【今週の話題】                         byうめこ
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 ●・・第1回佐呂間町議会定例会

昨日12日から佐呂間町議会定例会が開かれています。まずは町長達の所信表明
があり、報告事項のあと一般質問に入りました。今回の議会では「給食」に関連
した来年度の予算の審議が行われるため、町民多くの関心を買い、傍聴者の数も
今までになくたくさんの方が見え、傍聴席がいっぱいになるほどでした。

国会も一連のことに関する証人喚問で注目を集めていますが、サロマの議場がこ
れほど賑わったことも未だかつてなかったのではないでしょうか。さすが給食に
関することなので若いおかあさん達の姿も多く、雰囲気も華やいでいました。

一般質問でも5人のうち3人の議員さんが給食問題に触れ、激しいバトル・・と
まではいきませんが、聞いていてもなかなかおもしろいやり取りがありました。
会期は22日までの予定です。たくさんの方が傍聴に赴き、町政への関心を更に
更に高めて、本当に意味での住民参加の町作りをしていきたいと思います。

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【あれは30年前】〜昭和47年3月号「広報さろま」より     byDon
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┌─“部落から”保利幹事長より達筆の書届く〜一老人との秘められた絆──┐
│                                  │
│啓生老人クラブ(会長 宇佐清馬65才)では、昨年啓生会館に老人休養室│
│が改築されたのを機に、広間になにか記念になる額はないものかと思い立ち│
│たまたま会長の宇佐さんが、自民党の保利幹事長と親交の間柄から、直接揮│
│毫(きごう)をお願いしたところ「辺地老人たちの励みになれば幸い」と心│
│よく引き受け、この程「寿山福海」の達筆の書が送られてきました。   │
│この書は、縦35cm、横150cmという立派なもので、頼んだ本人はも│
│ちろん、老人クラブ一同感激して、早速掲げて張り切っており、部落の話題│
│になっています。                          │
│話はさかのぼって、宇佐さんと保利さんの出会いは、合併以前の昭和29年│
│当時、若佐村食糧調整委員として活躍中、保利幹事長が当時、農林大臣とし│
│て若佐村を視察した際、面接したのがはじまり、それから18年の間交際が│
│続いており、上京の折、地方へ出た時、機会ある毎に会って旧交をあたため│
│ており、数年前、長男喜吉さんの結婚にはわざわざ記念品を贈ってくるとい│
│う親しさです。                           │
│そのほか、還暦祝いの揮毫などいろいろ親交がありますが、宇佐さんの話の│
│端々には保利幹事長への崇拝の念が強く、ところかたちは変わっても、人と│
│人との心の疎通に心温まる思いがします。               │
└──────────────────────────────────┘

 ◎・・記事はこちら
    http://www.ohotuku26.or.jp/saroma/mailmag/47_03_buraku.pdf

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【冠婚葬祭】〜久々のおめでとうとお悔やみです。        byももっち
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2002年も明けて、早くも三ヵ月目に突入しています。春らしく新企画(っと
いうか復帰企画)お誕生おめでとうのコーナーを掲載します。

    ☆。、:*:。'゜ 1月生まれの赤ちゃん  '゜。:*:、。☆

┌──“庭田  悠之介(ゆうのすけ)くん” 平成14年1月2日生まれ──┐
│                                  │
│14年の幕開けと共に誕生したおめでたいお子さんですね。       │
│                       サロマの新しい力に! │
│                                  │
│                  富武士 善一朗さん・江利奈さん │
└──────────────────────────────────┘
┌──“藤沢 寧寿(ねいじゅ)ちゃん” 平成14年1月10日生まれ──┐
│                                  │
│ニューフェースと沢山の動物達に囲まれて、              │
│               賑やかな生活が始まっているでしょう。 │
│                                  │
│                     仁倉 公彦さん・聖子さん │
└──────────────────────────────────┘
┌───“田村 威雄(いお)くん” 平成14年1月25日生まれ────┐
│                                  │
│パワー満点、活発なパパに似て元気でたくましいお子さんに!      │
│                       頼もしい限りですね。 │
│                                  │
│                     西富 政幸さん・静枝さん │
└──────────────────────────────────┘

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【今週のお知らせ】                       byなおき
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 ●佐中・若中・浜中卒業式    3月15日(金)各学校

 ●佐呂間幼稚園卒園・終了式   3月16日(土)佐呂間幼稚園

 ●えんしんミニバレー大会    3月17日(日)町体育館 9時

 ●3種混合接種       3月19日(火)佐呂間医院 13:30〜14:00
                       厚生病院 14:30〜15:00

 ●佐呂間小学校卒業式      3月20日(水)佐呂間小学校

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【告知板】
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 ●・・桂米朝一門 上方落語の会

 日 時: 3月19日(火)
       ◎昼の部 午後1時開場 午後1時30分開演
       ◎夜の部 午後6時開場 午後6時30分開演
 会 場: 佐呂間町町民センター   ※全席自由
 出 演: 桂 米二・桂 む雀・桂 紅雀 (お囃子/市野康恵)
 木戸銭: 大 人  1、000円
      高校生以下  500円  ※当日券 500円増
 その他: 託児をご希望の方は3月12日までに事務局へお申し込み下さい。
 申込み・問い合わせ: 
      夢創事務局(教育委員会社会教育課内)
      TEL.2-1295 FAX.2-1131

 ◎・・関連ホームページはこちら
    http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/020225/rakugo.html

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【あべっちのスアル訪問記<エピローグ>】           byあべっち
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何か新しい刺激がほしい!

私がフィリピンに行くことにしたのはこの思いからかもしれない。佐呂間で生活
を始めてはや4年が過ぎようとしていた。それなりに仕事をして、それなりのお
金をもらい、それなりに趣味に時間を使え、これと言って大きな不満はない。景
色はいいし、食べるものもおいしい。はっきりいって良い生活をしているのだと
は思っていた。ただ、それでいながら、何かこのままでいいのだろうかと、漠然
とした気持ちも持ち始めていた。

そんなときに頭をよぎったのが、高校時代の友人よしおのことだった。彼は学生
時代から国際協力などの分野には興味をもっていて、仕事をはじめてからも活動
を続けていた。

前年(今から言うと一昨年)の12月、たまたま研修で東京に行く機会があり
(その研修で開発教育の専門家が講師を勤めていたのも今思えば何かの縁なのか
もしれない?)、その時に旧友のよしおと再会し、お互いの話をする中でワーク
キャンプの話にもなった。話をしているうちに、自分の中での気持ちが異常に高
まり・・・、なんてことは残念ながらなかったのだが、時期的にも行ける可能性
のある時期だし、今までの自分の経験の中でないことが出来るのかもしれないと
なんとなく感じていた。

研修から帰ると早速資料を取り寄せ、上司に相談してみることにした。それほど
忙しくない時期とはいえ2週間休みをとるわけだからと、一生懸命口説き文句を
考えて望むも、答えはあっさり「行って来い」。何のために必死に考えたんだと
ちょっとは思いながらも、快く送り出してくれることに感謝をして、フィリピン
に行きが決定した。

フィリピンに出発してから今日(3月13日)でちょうど一年が経つ。一年前の
今日は3月とは思えないほど冷え込んだ朝で気温は−25℃、快晴。出発前の部
屋の窓からの景色と東京に向かう飛行機の上からの北海道の眺めは今でも頭に焼
きついている。ちょうど一年が経ったこの機会に、私にとってこのワークキャン
プはどんなワークキャンプだったのかを振り返って「あべっちのスアル訪問記」
のエピローグにしたいと思う。

私がこのキャンプを通じて強く感じてきたことは、国際交流・援助の必要性でも
なければ、日本とフィリピンの違いや文化の多様性、ましてやフィリピンの貧困
でもない。それよりも強く感じてきたのは、ひとつは北海道そして佐呂間の魅力
(決してこの場だから書くわけではない)であり、もうひとつは(フィリピンと
日本の差よりも)都市と田舎の差である。キャンプ中何度となくフィリピンの、
そしてスアルの魅力に触れる機会があった。おいしい食べ物、心地よい風、緑と
青のすばらしい眺め、満天の星空。でもそれぞれを感じる瞬間にふと頭をよぎっ
たのは「佐呂間と同じで・・・」ということだ。もちろん植生も違えば食材も違
う、星座の見え方だってこれだけ緯度の差があれば違うのだろう。でもやっぱり
そのたびになぜかしら佐呂間の魅力を思い起こしていた。

理事長の二子石さんは言う「日本では家族の話が話題に上ることは少ないだろう
けど・・・」。そのほとんどが都市に住む日本人キャンパー達がうなずく。でも
佐呂間ではどうだろうか。私が佐呂間に来たころよくわからなかった言葉に「お
んじ」という言葉がある。分からなかったから余計印象に残っているということ
もあるのだろうが、飲み会の席などでよく聞こえてきた言葉だった。ちなみにそ
の意味が「おとうと」だというを知ったのはしばらくしてからだった。

家族という面ではキャンプから帰ってからもそのことを感じさせられる場面があ
った。帰ってきてから佐呂間に住む青年の集まりの席で、同年代の青年から「そ
んなとこ行ってる暇あったら親に顔でも見せてきなさい」というようなことを言
われた。もちろんあんまり帰省しない私を皮肉っての冗談半分ではあると思うが
若い人でもこういった感覚を持っているのだというのを改めて実感させられた。
私も佐呂間に来るまではいわゆる都市部にすんでいたが、家族の話が話題に上る
というのは、ほとんどなかったように思う。

2週間のワークキャンプの中で特に感じたのはこのようなことだが(もちろん細
かいことを言えばたーくさんあるのだが)、私にとってのワークキャンプという
のは2週間では終わらなかった。そう、この「スアル訪問記」をこうして1年近
くにもわたって書いてきたというのが、私にとってものすごい大きな意味があっ
たような気がしている。

私はもともと自分を表現するというのがあまり得意ではない(と自分では思って
いる)。文章も説明文的な文章ならかけるが、自分の感情や考えを文章にすると
いうのはどうも苦手である(そのため読みずらい文章になってしまってごめんな
さい、ちょっと言い訳)。それでもこうして1年近くもの間何らかのものを書き
続けてきたというのは、かなりつらかった時期もあるが、それ自体が自分にとっ
てはいい経験になったのだと思う。そのうえ、書くテーマによっては、自分が感
じてきたことについて振り返って、もう一度深く考えてみなくてはいけないこと
もあった。2週間行って帰ってきただけでは気づかなかったことも、こうして文
章にすることで(それも不特定多数向けに)、はっとさせられたこともあった。
さらに、こうしたメールという双方向のやり取りがしやすい手段で公開したこと
で、結構反響もあった。その中には、私の考えを問いただすような、かなり手厳
しい指摘(こうした指摘は私を良く知る人たちからではあるが)もあった。そん
な中で自分をまた改めて考えるきっかけにもなったように思う。

ともあれ、フィリピンに行ってきた2週間、そしてそのあと「スアル訪問記」を
掲載した1年間というのは、自分にとって自分を振り返るいい機会になったと思
っている。

最後にはなってしまったけれど、このキャンプを主催してくれたCFFのスタッ
フ、受け入れをしてくれた現地のPCFFの人たち、スアルバキュワン村の人た
ち、一緒に行ったキャンパーのみんな、快く送り出してくれた職場の上司・同僚
そして一年近くに渡りお付き合いいただいた読者の皆さんに本当に感謝している
ことをお伝えして、最後にしたいと思う。どうもありがとうございました。

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【ゴミ問題とリサイクル】
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サロマでは本年度中に新たにゴミの分別収集が実施されることもあり、今一度、
ゴミの問題とリサイクルについて考えたいと思いこのコーナーを作ってみました。

ゴミやリサイクル資源の出し方って知っているつもりでもわからないことも多い
と思いませんか?みなさんの色々な質問に答えてもらう形で進めてていきたいと
思います。そしてわかっていったことは、まとめて町のHPに掲載してもらいま
しょう。みなさんからのご質問をお待ちします。

前回掲載した質問について、役場町民課 d-bさんに回答していただきます。

 Q.色のついた発泡スチロールはリサイクルできますか?
 A.発砲スチロールの色は関係ありませんが、ラベル・テープ等は必ず、はが
   すようにしてください。
 
 Q.チラシと新聞紙は分けた方が良いですか?
 A.チラシと新聞紙は分別する必要はありませんが、雑誌と新聞紙を分別して
   いただくと回収が円滑に進められます。

 Q.油のペットボトルはリサイクルに出せますか?
 A.油の入っていた容器は現在のところ受け入れておりません。
 
 Q.瓶についたプラスチックのフタは取った方が良いですか?
 A.瓶及びPETボトルのふたは必ず取るようお願いします。

 Q.古紙は紙質によって分けた方が良いですか?
 A.紙質による分別は必要ありませんが、新聞紙と雑誌類を分けるようご協力
   お願いします。

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 ●・・リサイクル豆知識

PETボトルとプラスチックは別々のルートで再資源化されます。このためPE
Tボトルと、プラスチックのふたは分けることが必要です。ペットボトルとプラ
スチックのボトルを見分けるには、容器の底をの部分を見て一本の筋状に合わせ
た部分が分かるのはプラスチックのボトルです。(飲料用に使われているのは、
ほぼPETボトルで、油や洗剤の容器に使われているのは塩化ビニール系が多い
です。)

 ◎・・PETボトルとプラスチックの見分け方
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0313petbottle.html

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 ●・・次週の質問は↓。d−bさんよろしく。

 Q.リサイクルマークの無い缶(粉ミルク缶)は、リサイクル出来ますか?
 Q.缶詰めのふたは、リサイクル出来ますか?
 Q.ビン類は、何でもリサイクル出来ますか?
 Q.カップ麺の器は、汚れが落ちにくいけど、リサイクルに出せますか?

 ◎・・みなさんからのご質問をお待ちします。
    mailto:umeko@webnews.gr.jp

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 ◎・・4月からリサイクル資源収集日が変わります。収集日は↓
    http://www.town.saroma.hokkaido.jp/osirase/020311/recycle.html

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【あっちこっちのサロマニアン】
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 ●・・今週のサロマニアン

みなさんへのご報告が遅れましたが“NO.5”が突然「ハルピンからでーす。」
とメールをくれました。中国に留学したそうです。そのうち中国からの報告があ
ると思います。楽しみにお待ちください。

ベイブさんは故郷サロマでの優雅な(?)生活を送っています。小梅さんは自動
車学校に通ったりアパートを引っ越ししたり忙しいのかなと思ったら明日、帰省
するそうです。来週にはまた元気で賑やかな様子をお伝えしましょう。

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【編集後記】                    by編集長さくらうめこ
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雪も段々融けて、春らしくなってきました。スキー場のてっぺんから見る景色が
色付いて見えるのです。でもまだ木々が芽吹いている訳でもなく、どうして色が
ついて見えるのか不思議でしたが確かに明るく色が・・・それは家々の屋根の色
でした。今まで屋根まですっぽり雪に埋もれて外の景色は白とグレーのモノトー
ンの世界でしたが、暖かくなり屋根の雪はすべて落ち、赤や青のトタン屋根が顔
をのぞかせているのです。これだけでもなんだか明るくてうれしい気分にさせて
くれます。

そろそろ卒業式シーズンが始まります。転勤の話題もちらほら聞かれる季節とも
なりました。別れの春がやってきます。人がばたばたしているうちに、雪の下で
も木々の梢でもひっそりと春の準備が整いつつあります。楽しみですね。

「ほぼさろ」ではワカがいなくなり急にひっそりとしています。サロマでの色々
な経験を活かして、南国沖縄でも元気いっぱい活躍して欲しいと思います。彼女
に触発されてサロマで暮らしてみたい人、連絡ください。体験移住、永久就職、
それぞれに合わせてお世話したいと思います。ホントですよ!

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【ほぼ週刊さろま】2002.03.13(毎週水曜日発行)第86号
 マガジンID:0000040784
   発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
 発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp
   編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
   編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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