ほぼ週刊さろま2002.1.23 10:00発行 第79号

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 ●□★...................2002.01.23  No.0079.................★□●
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 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。

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【巻頭言】                                〜ももっち
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年末・年始の慌ただしさからもどうにか開放され、初仕事・新年会等も落ち着き
普段の生活を取り戻している頃でしょうか?冬休みも終わり、3学期は50日程
度しかないとの事。登下校の子ども達、満足した冬休みが送れたのか否か、生き
生きと心弾ませているように感じます。

先日、網走『オーロラ号』が運行を開始したとのニュースを見ました。私はまだ
一度も乗った事がありませんが、映像を見るごとに「乗ってみたい」という感情
になりました。昨年、11年目にして初めて流氷の海を見る機会があったのです
が、氷が岸壁にぶつかる「グォーン!グォーン!」という音に身震いがしそうな
程自然の大きさを感じたのを思い出します。今年こそは『オーロラ号』に乗って
みたい。もう一つ、『わかさぎ釣り』というものは何ぞや?これも一度やってみ
たいですね。今年は、チャレンジの年にしたいと思いを新たにしています。

各地で、冬まつりやら氷まつりやら盛んに行われる時期です。サロマには冬のお
まつりがなく寂しいですね。家に閉じこもりがちなこの時期ですが、体までカチ
ンコチンに固まる前に屋外に飛び出していきませんか?

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【町長のつぶやきコーナー】              〜サロマバタフライ
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 ●・・日記

正月も過ぎて早三週間、今年の元旦に今年こそ日記を毎日付けようと決心した人
も幾人かいたと思いますが、まだ続いているだろうか。

わたしは、どうにか日記というか日誌と言うものを書き出してから今年で31年
になる。そのことが良いかどうかは別として、過去のことを思い出したり、時代
の流を知るのには大変便利であり、反省することもしばしである。

この“ほぼ週刊さろま”の中でDon君が担当している「あれは30年前」のコ
ーナ−があるが、いつも懐かしく読んでいる。

さて、30年前の日記を紐解いてみた。1月21日は佐呂間の朝の気温はマイナ
ス25度であった。以前から交際をしていたM君とMさんの“決め酒”に彼女の
家に出かけ、話がまとまった日である。その時、彼女の父親から云われたことを
日記に書き、今でもよく覚えている。それは、この様なことであった「M子は四
人姉妹の長女なので、M子が先に家を出ると、後は誰も家を継ぐものがいなくな
る。堀さんも娘三人だからそのうち俺の気持ちが良くわかると思う」とのことで
あった。

30年経って考えてみると、我が家の娘三人は上の一人だけが嫁ぎ後の二人は気
楽な者である。ましてや堀家を継ごうなどとはみじんも考えていないことも確か
である。

そもそも、日記と言うものは自分だけの記録誌みたいなもので他人に見せたりす
るものではないと思う。しかし古今東西歴史に名の残る人や文学的な日記もたく
さんあるが、こんな事を気にして書き出したら三日も続かない。我が家の女房殿
も毎年暮れになると日記帳を買ってきているようであったがどうも続いていると
は思えない。2、3年前には10年日記を買ったとか。

物事何でも継続することが大切だと思う。先ず3日、3週間、3ヶ月、3年とよ
く言われます。3年間継続できたら後は止められなくなるそうです。

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◆◇【新連載〜釜爺の丸太小屋便り(三)】            〜釜爺
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 ●・・採餌場の客
 
窓辺に立って小鳥の採餌場を覗くのが日課だ。丸太小屋は浅い沢っぶちの出っ張
りに建っている。窓辺からは沢地に茂る雑木の枝の重なりや沢底の笹藪が見とお
せる。浅い積雪の中に採餌場はホロイワ山に吹き上げてくる凍てついたサロマ湖
の風をまともに受けているが、穏やかな日には素敵な日だまりになって千客万来
だ。

 ●・・ミヤマカケスのケー助

ケー助がやって来た。釜爺はケー助と昨年の春から付き合つている。
 「ジャ ゲギョ ゲギョ」
ウグイスの美声が聞こえてくる藪の上のヤチハンノキの梢で呟いていたのがケー
助だった。大きな図体で枝を渡り歩きながらホーホケキョを必死に真似ていた。

夏は姿を見せなかった。秋のある朝のこと、釜爺の寝室の三角の明かり窓から部
屋の中をのぞき込む坊主頭があった。少し逞しくなったケー助だった。

これも秋の深まった早朝だった。釜爺はベットの中で玄関のドアを叩く音を聞い
た。ドアの外には誰もいない。アカゲラの悪戯かと思った。数日して丸太小屋の
壁に立てかけてある白樺の木に数カ所の穴が空けられているのに気づいた。何気
なく指を入れるとドングリが出てきた。ケー助の仕業だった。

最近、釜爺はケー助をケー助親分と呼ぶようになった。ヒヨドリやゴジュウガラ
など追い散らす様子や姿格好が田舎のやくざの親分といった風情なのだ。そう思っ
て観察すれば、赤茶色の着物の尻を端しよった股引きスタイル、空色の地に白と
黒の縞模様の風切り羽などは、肩にからげた旅合羽といったところだろう。
「合羽からげて〜三度笠〜♪」〜なんて歌が似合うケー助親分なのである。

ケー助親分はカラスの仲間である。なるほどやくざの旅烏は頷ける。目下のとこ
ろ釜爺は親分と義兄弟の契りをむすんでいる。鮭の切り身を分け合って食べる、
兄弟仁義の仲である。

「親の血をひく〜兄弟よ〜お〜り〜も〜ジャ〜ゲジャグジャ〜アジャコ〜ジャ」
判ったわかった、ケー助親分・・・歌はカンベンネ。

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【懐かしの佐呂間】                       〜うめこ
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夏菓子の佐呂間、あれ?懐かしの佐呂間、新コーナーです。

佐呂間町のなんでも掲示板に書き込みがあった元佐呂間の住人の方、佐呂間神社
の思い出があるそうですので、やっと写真を撮ってきました。ご覧下さい。

佐呂間神社はもともとは北区の小高いところになったものを、昭和19年頃に、
今の場所(宮前町)に新しく建てられました。社も当時のままで懐かしいのでは
ないかと思います。最近新しい鳥居と狛犬が建立されましたが、古いものもその
まま残されています。

お祭りにこの土俵で、奉納子ども相撲をとった思い出のある方も多いでしょう。
格技館はかなり古くて床も抜け、使えない状態ですが、新しい武道館もできてい
ます。珠算の教室に通った子も多いでしょうね。

書き込みのあった「ひょうたん池」ですが、神社ではなくその隣のお寺にあった
ものではないかと思われますので、次回はそこを取材したいと思います。

 ◎・・佐呂間神社
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0123_3.html

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【今週の話題】
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 ●・・サロマ湖情報〜海坊主

サロマ湖の結氷は西側3分の1、まだ湖面が顔を出していますが、東側は結氷し
ています。キマネップ岬から東側は早く結氷したので、すでに氷下待網漁もはじ
まっていて、こまい、ちか、かじか、かれいなどが水揚げされています。子持ち
かれいの煮付け、唐揚げ、カジカ汁などがおすすめです。自分のとこの前浜はま
だ氷が薄く網入れができず、氷が厚くなるのを待っている状態です。

青かった湖面が結氷して一面真っ白になると、毎年思うことがあります。なんせ
広さは皆さんご存じのとうり、そして上を見ても邪魔になるものは何もないし。
野球、サッカー、ラグビー、スポーツカイト(たこ揚げ大会)と何でも出来そう
なんだけどさ。結氷したサロマ湖を見てこう思うのは私だけでしょうか?
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 ●・・佐呂間町営スキー場情報〜スキーヤータケダ

今日、子ども達が友達とスキーに行くと言うので送って行きがてら自分も滑って
きました。本当にまぶしいほどの快晴で、スキー場の頂上からの佐呂間市街の眺
めがため息の出るくらい感動的だったので、一度家に戻ってデジカメを持ってき
てまたスキーを履いて頂上に上って写真を撮ってきました。ちょうど同級生が親
子で滑っていたのでモデルになってもらいました。

  リフトの待ち時間=0分。
  雪質=パウダースノー。
  頂上からの眺め=感動的。

いやぁ〜〜佐呂間町営スキー場ってサイコーっすよ!

 ◎・・その感動のお写真はこちら。実にきれい!!
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0123_1.html
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 ●・・ブルームボールシーズン開幕〜海坊主改め氷上のトド(ぴったり!?)

いよいよ23日からブルームボールのリーグ戦が開幕します。今年は雪不足でリ
ンクの完成が昨シーズンより遅れましたが、協会関係者の努力で立派なリンクが
完成しました。月、水、金曜日が試合日ですが熱戦がくりひろげられるでしょう。
25、26日にはオホーツク選手権大会が、2月9、10日にはジャパンカップ
大会が開催されます。特にジャパンカップ大会は佐呂間町での開催となっており
今秋にアメリカのミネアポリスで開催される世界大会の出場権がかかっています。
佐呂間チームをみんなで応援しましょう。

ところが各チームブルーム愛好者が減って苦労しています。今年も2チーム活動
を休止してしまったようです。皆さんどうです、正月太りのまま家の中でごろご
ろせず、鼻毛もくっつくような寒空の下で、全身から湯気をあげながらリンクを
走り回ってみませんか?雪とスキーときたら氷とブルームでしょう。

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【好評ワカの〜ちゅらさん、サロマを斬る】             〜ワカ
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2ヶ月の酪農体験も無事終了!
始まった当初は、体験実習で学んだことを毎週ここで書いていこうと思っていた
のですが、生命と経済とが結び付いている職業に触れたばかりのワカは、その見
方・感じ方に不変的なものは何一つなく、実習を終了し4日目を過ぎた今、「あ
ーー、終わったんだな」という実感と共に、感じたものがワカの一部になってき
たなと思いはじめています。

出産の感動から始まった1週目。
牛の扱いにどぎまぎの2週目。
言われるがままの作業しかできなかった3週目。
牛舎にいることが自然になってた4週目。
経済としての酪農に触れた5週目。
農業と行政のかかわりが見えて来た6週目。
やっと一人で動けはじめた7週目。
牛がかわいくてたまらなくなった8週目。

牛乳が市場に出るまでには、酪農家という生産者だけでなく、それを加工する製
造者、販売者の働きがあってのものだということ。
牛が生まれてからその働きを終えて、死を迎えるまでのサイクル。
「牛乳を絞る」という行為を行うまでにどのような作業労力があるのか。
行政が行っている農業対策のメリットとデメリット。
酪農に対して自分なりの意見を持つことができたこと。
そしてなにより、生命の芽吹きと衰退を間近にみて、自分の口に入るもの全てに
恩恵を感じることができるようになったことが一番の成長のような気がします。

ワカが実習に行ったのは、佐呂間町出身のBSEが発見されてから約2ヶ月経っ
てから。それまでも、この「ほぼさろ」でも何度かこの話題が出ていましたが、
佐呂間町に住んでいながらも、この問題を身近に感じる事ができなかった自分に、
一人の佐呂間町民として、考えるきっかけをあたえてくれた、農協関係者のみな
さんと、受け入れ農家さんにこの場を借りて心から感謝申し上げます。

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【サロマっ子の広場】                 〜ほぼさろKIDS
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☆。.:*:・'゜みんなの冬休みのようすを教えてもらいましょう。☆。.:*:・'゜

 ●・・冬休みのこと(かりん)

わたしは冬休みに、ひっこしのじゅんびでいそがしかったので、スケートに1回
しか行けませんでした。スキーもまだ行ってません。どこにも行けなかったけど
にもつを運んだり、あたらしい家をかたずけたりして楽しかったです。

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【あれは30年前】〜昭和47年2月号「広報さろま」より     〜Don
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 ●・・“オリンピック聖火隊 無事大役を果たす”聖火リレー13名出場

┌──────────────────────────────────┐
│「世紀の祭典」札幌オリンピックは、いま35カ国の選手によって行われて│
│いますが、この聖火が遠くギリシャから運ばれ、途中大勢の走者によって引│
│き継がれてきました。                        │
│その一つ、道東の聖火リレーに当町からも山越博之さんら13名の走者隊が│
│出場し、端野地区で1.1kmを堂々と完走して北見走者隊へ引き継ぎ、無│
│事大役を果たしました。走者隊は次の方々です。            │
│○正走者 山越博之さん                       │
│○副走者 今 安行さん・小島 諭さん                │
│○随走者 渡部 敏さん・石川重治さん・原 敏明さん・櫛部雅則さん  │
│     福田博安さん・天野真澄さん・曽我美智子さん        │
│     坂上由紀子さん・菅原春枝さん・鈴木敏子さん        │
└──────────────────────────────────┘

 ◎・・記事はこちら
     http://www.ohotuku26.or.jp/saroma/mailmag/47_02_seika.pdf

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【今週のお知らせ】                       〜なおき
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 ●・・総合健康診査

    1月24日(木) 7:00〜 浜佐呂間活性化センター
    1月25日(金) 7:00〜 若佐コミュニティーセンター
    1月26日(土) 7:00〜 町民センター
    1月27日(日) 7:00〜 町民センター

 ●・・冬の安全運転教室

    1月26日(土) 9:00〜 トーヨータイヤテストコース

 ●・・300歳バレーボール大会

    1月27日(日) 9:00〜 町体育館

 ●・・献血車巡回

    1月29日(火) 10:00〜 町体育館
             11:10〜 農協前
             13:00〜 森林管理署前
             13:40〜 岸組前
             14:20〜 森永前
             15:10〜 高校前

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【イルミネーションコンテスト】                〜イッチー
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今年も行われた商工青年部主催の「イルミネーションコンテスト」の結果が出ま
した。今年のグランプリの賞品は温泉ペア宿泊券だということなので、去年より
力作が多かったような気がします。年の暮れに贈る夜のメルヘンでした。

 グランプリ受賞  M.T氏(西富)  『キャンドルオンリー』
 準グランプリ受賞 S.M氏(宮前町) 『サンガーデンの森』
 審査員特別賞受賞 M.S氏(永代町) 『アンパンマンファンタジー』
 審査員特別賞受賞 若佐小学校
 審査員特別賞受賞 M.M氏(栃木)  『ん・モー』

 ◎・・イルミネーションコンテスト作品はこちら
    http://www.phoenix-c.or.jp/~sashouko/irumi/irumi.htm

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【とものお気らく日記】2002年、染め日記を改め         〜とも
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 ●・・○月○日(○曜日)「雪」

静岡の実家から戻ってみると北海道はやはり雪が印象的。飛行機の窓から見える
景色は、東京の空港を飛び立ち少しすると山の辺りが白くなり、やがて大きな海
を越えて目に飛び込んでくる北海道の景色は真っ白となる。「わぁっ」と乗客の
顔が幸せになる。

先日、綿毛のような雪を見た。浜では珍しく無風状態の外に、空からどんどん、
大きな雪がそれはそれはゆっくりと、ふわふわと静かに落ちてきた。まるで映画
の中で部屋じゅう枕の綿を散らかしたような、、、、スローモーションで見てい
るような、雪だった。雪は大きなふわふわとしたまとまりになって窓の縁にしが
みつき、手を振るように落ちていく。遊んでいるように見える。

子供たちは大喜びだ。「大きな雪の結晶みたいな雪がね、空からたくさん落ちて
きてね、、、」息を切らせて、目をまあるくさせて、話をしてくれた。

雪は時に、あられとなって大地を飛び跳ね、時に小さな粒となって降り積もり、
時に吹雪となって地を揺るがす。でも、この、綿毛のような雪は、確かに冷たい
はずなのに、私たちをふんわり包み、暖めるかのように静かに落ちてくる。

雪はいろんな姿に変化して、長い北海道の冬を飛び回って遊んでいるかのようだ。
そんな雪を楽しむ子供たちのように、私も外で子供たちや犬や雪たちと戯れて真っ
白になって冬を楽しみたい。

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【キリンのぶつぶつ】                      〜キリン
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 ●・・1月14日(月)

今週は「スキー検定」の日程をお知らせします。

 2月23日(土)13:00〜 事前講習
 2月24日(日) 9:30〜 受付開始
         10:00〜 検定
 ※落ち着いて受けられるように受付は早めに・・・。

 ◎・・検定種目・合格ポイントはこちら
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/02_0123_2.html

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【あっちこっちのサロマニアン】
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 ●・・センター試験〜沖縄の小梅

つい昨日、一昨日のことだが、わたしは後輩や浪人中の友達にメールでエールを
送った。連絡がとれたのはそのうちの何人かだったが、久しぶりに触れ合うと、
瞬時に高校時代の懐かしい空気が、光景が頭をよぎり、わけもなく嬉しくてキモ
チが和らぐのを感じた。皆元気そうで、何かに向かって走っている真っ最中で、
なんだか羨ましくも、まぶしくも想えた。

去年の自分を思い出し、少し切なくなる。自分で決めて進んでいるはずの道なの
に、なぜいつもどこかで物足りなさを感じているのだろう。

自分が情けなく、そして何かを見つけようとする割に、気があせるばかりでうま
くいかない。後輩が頑張っている様子を耳にして、今の自分の状況が非常にちっ
ぽけに見えて仕方がない。こんな時もあるさ、なんてのぅのぅと構えることもな
んだかいただけなくて、ただただ自己嫌悪である。こう一度考えだしてしまうと
止まらなくなってしまい、自然に任せて過ごすのがどうも上手く出来ない。

そもそも私がこんなに焦り始めたのは、先日かかってきた高校時代下宿で塾で行
動を共にした親友からの一本の電話だった。泣きながらかけてきた。センターで
大失敗した、と。相変わらず泣き虫で負けず嫌いでプレッシャーに弱い、何も変
わらないあの子だった。でも一年の浪人生活を送って、なんだか大きくなってい
た。話し方やその内容からそれとなく伝わってきた。彼女は状況が状況だけに、
自分の未来を見据えようと真剣だった。無くなく話す声に耳を傾けながら私は想
った。

やはり少しのプレッシャーと緊張感と拘束が私には必要だ。この一年間、野放し
の身になった私は少し、いやかなりぶらぶらし過ぎていたようだ。その中で痛い
目にも会ったし、こうして自由な時間を上手く扱えずに困り果ててしまっている
自分がいる。少し引き締めなくてはいけない、だめになってしまうだろう。易し
すぎず厳しすぎず、自分を律して生きていかなくては。まず自立したい。まだま
だ自分は故郷を家族を友達の温もりを当てにしすぎている。支えになってもらお
うなんて、いつまでも離れようとしないでいる。ちょっとずつでいいから。

孤独を感じない、独りの過ごし方を上手くしていきたい。ちょっとしたことから
フシダラの私に想わぬ考え事を与えてくれた親友に感謝、の今日この頃でした。
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 ●・・サロマ小学生時代の思い出〜No.5

変なところで記憶力のいい私は、旧校舎から新校舎への引越しの日が1998年
10月23日と記憶しています(間違ってたりして?!)。引越しをした当時、
私は二年生でした。雲一つないような晴天の中、私達は旧校舎からサロマ中学校
前のグラウンドを通って新校舎まで、イスを持って運んだんです!。あれはなか
なか「重労働」でしたよ。引越しをしたときはまだ、学校へ通じる道も舗装され
ておらず、砂利の道をてくてくてくてくと・・・。新校舎に着いて感動する間も
なく、イスの足を雑巾で拭いて、私は玄関に寝転がりましたから・・・。

引越しの次の日から早速授業が行われました。
普通は、引越しをしたらすぐに「落成式」というものをとりおこなうと思うんで
すけど、その時はまだ、落成式会場の体育館が完成していませんでした。体育の
授業も、しばらくは1階の多目的ホールという広いスペースのあるところで延々
マット運動でした。多目的ホールも決して広くはないので、合同体育なんてでき
るはずもなし。しばらく一クラスだけの体育が続きましたね。

2ヶ月くらい経った頃でしょうか。ようやっと体育館が完成して、それからやっ
と落成式が行われました。みなさん、佐呂間の町歌はご存知ですか?。これって
以外に知らないですよね。♪山ふところに包まれて〜♪という歌詞から始まる歌
なんですけどね。この町歌を落成式に全員で歌うために、引越し直後の音楽の時
間はほぼこの町歌の練習に費やしていました。わたしも、この落成式がなかった
ら、もとい新校舎への引越しがなかったら、町歌は一生知る事はなかったと思い
ます。落成式では町歌を歌い、佐呂間町民憲章を声に出して読みあげました。こ
れも、なかなか貴重な経験ですよね。この機会に町歌と町民憲章をうたえたこと、
今ではこれもとても誇りに思う事の一つです。

また、引っ越してから、学校の前にタイムカプセルを埋めました。私達は、将来
の夢についての作文を書いたんですけど、実は私、今でもその作文の内容とても
はっきりと覚えているんです。なんだかそういうものって忘れられなくて・・・
忘れていた方が開けて読んだ時に「こんな事思ってたの?!」っておもしろくな
るんですけどね。全くどうしようもないです・・・。あのタイムカプセルを開け
るのは、まだまだ、あと25年近く先です。自分の作文よりも、同級生がどんな
風になっているのか、そっちのほうが楽しみですね。

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【読者からのメール】
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 ●・・読者からの感想〜大阪府 Mさん

さろま町のなんでも掲示板を見ました。今年も広島の記者さんがやるようで期待
しています。昨年も画像をひらいて楽しみました。町営のスキー場もナイターが
あって編集長の言われるとってもよさそうな感じがしました。23歳の長女がス
キー好きなのでさろま町に行けと言ってやります。
........................................................................

 ●・・読者から隣町上湧別町の記事が届きました〜遠軽町 Oさん

こんばんは、1月13日に行われましたライブの報告です。当日は上湧別町の成
人式があり式典終了後、記念コンサートを30分程度いたしましたが、約50人
の若者は、生で聴く彼らの演奏に大いに盛り上がり、特にラストに演奏したピア
ソラの「リベルタンゴ」…(サントリーウィスキーのTVコマーシャルでチェロ
のヨーヨー・マが演奏した有名な曲です)では、完全に圧倒されて固まってしま
ったようです。

夜の本番では、さらに盛り上がり時間を延長しての好演でした。ハーモニカの悲
しくもやさしい音の響きと、やさしく、ときには激しいチェロとギターの響きが
こころにせまり至福のときをすごすことができました。

地方には、いいハード(施設)がたくさんあります。あとはソフトの充実です。
情報の交換を密にしたくさんの人に文化に触れる機会を与えたいものです。そし
て文化にふれるには、それ相応の金銭的な負担をしなければと思っております。
今回のライブでは、待ち時間を利用しステージに設けられているスクリーンに映
像で上湧別町および近隣町村の文化的なイベント情報を流しました。佐呂間町の
イベントも紹介されていました。垣根を越えた活動が必要です。

お話は変わりますが、4月3日には、「ジェリー」国府弘子(ピアノ)トリオの
ライブが予定されています。近くなりましたらまたご案内しますので、是非ご鑑
賞ください。

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【編集後記】                    〜編集長さくらうめこ
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この「ほぼさろ」の読者数は先週で499名でした。編集部では500名の登録
を今か今かと待ち望んでいましたが、いよいよ今週あたりになるのではないかと
楽しみに待っています。もし、今週号から購読の方がいらっしゃいましたら、そ
の方は栄えある500人目の方の可能性がありますので是非ご連絡ください。

また今週から「懐かしの佐呂間」のコーナーを新設しました。ここが見たい、あ
そこはどうなったというご要望をお待ちします。できるだけご期待にそえるコー
ナーにしたいと思っています。また他にもご意見等あればどんどんお知らせくだ
さい。

 ◎・・編集長宛のメールはこちらまで
    mailto:umeko@webnews.gr.jp

………………………………………………………………………………………………
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 ◎サロマ町の公式サイトはこちら http://www.town.saroma.hokkaido.jp/
 ◎日刊web新聞webnewsに「佐呂間町のなんでも掲示板」設置。
  http://www.webnews.gr.jp/ から「掲示板index」をご覧ください。
………………………………………………………………………………………………
【ほぼ週刊さろま】2002.01.23(毎週水曜日発行)第79号
 マガジンID:0000040784
   発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
 発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp
   編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
   編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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