ほぼ週刊さろま2001.12.19 10:00発行 第74号

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 ■■■.....W E E K L Y  T H E  S A R O M A......■■■
 ■■.................ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま.................■■
 ■.......................2001.12.19  No.0074.....................■

 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。

…………………………………………┫巻頭言┣………………………………………

寒さ本番。みなさん風邪などひいていませんか?我が家は娘達が次々に発熱。菌
がまん延しております。そんな中、何故か看病をしている私には風邪菌が寄り付
かない・・・どうしてでしょう?昔から「○○は風邪をひかない」と言う言葉が
ありますが本当なのでしょうか?ま、それは別として、家族で明るいお正月を迎
えれるよう、お互い声をかけあって、風邪対策には十分気を使いましょう。

そろそろスケートリンク作りが始まっている地区も多いのではないでしょうか?
私ごとではございますが、雪国東北地方で育ったゆえ、スキーについては、胸を
張って「得意です!」っと言えるのですが、スケートはちょっと・・・。子ども
の方が上達が早く、昨年は小1だった娘に手を引かれ、お尻滑りをしていました。
今年こそ足で滑れるように努力しようと思います。

冬休みをまじかに控えた子ども達、そわそわして事故など遭わないように、地域
の目で注意し合いたいものですね。              (ももっち)

……………………………┫ 町長のつぶやきコーナー ┣…………………………

 ●・・とにかく今年の牡蠣は美味い

12月に入り気温も本格的な冬の気候となり、何となく気ぜわしい毎日であるが
環境の良いサロマ湖で育った牡蠣の味は格別である。どういう訳か、今年の牡蠣、
特に一年貝は発育も良く実に美味い。毎年、この時期になると親戚や友人に牡蠣
やホタテの殻付きを送っているが今年は特に評判がよい。

さて、牡蠣という字はどうして「蠣」(かき)と言う字の先にわざわざ「牡」と
言う字が付いているか不思議になり調べてみた。

そもそも昔は、牡蠣はすべて雄で雌は居ないと思われていたので牡蠣の字が使わ
れて居たとのことある。もともと牡蠣には雌雄の別があるものと、同一個体で雄
の時期と雌の時期があって、若いときに雄が多く、年と共に雌が多くなるととの
こと。

牡蠣は世界中可成り広い地域で獲れ人類に親しまれてきたらしい。そして、簡単
な養殖はローマ時代にその記録があり、中国ではさらに古くから養殖されていた。
日本の牡蠣養殖は寛文年間(1670年)ころ広島県草津で地まきで行われてい
たそうである。

牡蠣の産地と言えば、広島、松島、瀬戸内、道内では厚岸などの名が売れている
が、サロマ湖の牡蠣は世界一である。牡蠣は栄養価も高いが、何と云っても肝臓
の機能を高める働きがあり、酒の友には欠かせない。

今夜の食卓にも牡蠣の姿が、それでは友を呼ばなければ。(サロマバタフライ)

……………………………………┫地域の話題┣………………………………………

 ●・・ 木のおもちゃづくり。

日曜日の午前中、教育委員会主催の木のおもちゃづくりに子供二人を連れて参加
してきました。10組ぐらいの親子が参加していましたが、皆さんそれぞれ楽し
んでいたのでは無いでしょうか。自分は二人連れてったせいで非常に忙しい思い
をし、教育委員会の人に助けられ、無事二人分のおもちゃを作ることができまし
た。作り出すと親の方が真剣になってしまってたような・・・。子供にとっては
自分たちの手で作ったものは特別な思いがあって、大事にしてくれるでしょう。
してもらわないと汗をかきかき作った自分の立場がない。それにしても木のぬく
もりはやっぱりいいもんですね。寒い時に触っても冷たさが他のものと違うよう
な気がします。子どもたちも喜んでくれたので、また機会があれば参加したいと
思います。                          (海坊主)

 ◎・・木のおもちゃ作りの様子です。
    http://www.town.saroma.hokkaido.jp/hobo/oyako.htm

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 ●・・商工会、全戸に買い物バッグを配付する。

近くのお店で話は聞いていたものの、突然のようにソレは配られた、“買い物袋”
である。どんなのかちょっとだけ期待していたものの、物の見事に期待を裏切る
代物のように見えた、初めは。「なんだ、これ?」と文句を言いつつ広げてみて
早速買い物に持って出かけた。「持って来たよ〜。」と言うと、「おっ!」と店
屋も威勢がいい。買ったものを入れてみると、「あれま、なかなかいいんでない
かい、これ。」結構たくさん入るし、縦長が邪魔にならないし丈夫そうだし。ま
だコレを持って買い物に出る姿はあまり見かけないようだが、ぜひお使い下さい、
かなりお勧めだよ、コレ!                   (うめこ)

 ◎・・買い物袋「コレ」はこれです。
    http://www.town.saroma.hokkaido.jp/hobo/01_1219umeko.htm
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 ●・・牡蠣漁

寒さも厳しくなって港の中も所々結氷してきてるようですが、その中でカキ漁も
終盤を迎えていますが、町長の記事のとうり、今年のカキは近年にないおいしさ
です。忘年会シーズンでもあり、飲む機会が多い人は肝臓のためにも是非世界一
のカキを召し上がってください。                (海坊主)

…………………………………┫ キリンのぶつぶつ ┣……………………………

 ●・・12月17日(日)〜うちのネコ

生まれて3ヶ月、ダンボール箱入りで実家をあとにし数ヶ月。外遊びを覚えて、
夏は花畑や裏の小屋で走り回ってご飯を食べに帰宅。何かをつついていた2、3
羽のカラスを追い払い、無事お役目を果たしたはずが賢いカラスは仲間を呼んだ
のか10羽程の集団に取り囲まれ身動き出来ず、固まっていた。たまたま来た?
キツネにカラスが逃げて難を逃れる。等など、なんとも野生的な暮らしをしてい
たある日の夜、車に衝突して飛ばされたらしく後ろ足がぽっきり折れた。獣医さ
んに診てもらい、1ヶ月程ゲージ入りで過ごし顔が丸くなったのでただいまダイ
エット中。子どもと遊んで、裏の小屋のパトロール、気が向いた時は湯たんぽま
でこなす働きよう。先日は「ワイルドな魅力を見せよう。」と張りきった。「ネ
ズミ捕って見せに来たよ。猫してきたよ〜、偉いねえ。」「あら、鼻と手が長い
みたい。もぐら捕ってきたの?」猫だからネズミを捕ってきても、構わないけど
まさかもぐらをゲットするとは。しまった・・・。鈍くさいのは飼い主ゆずりら
しい。                            (キリン)

 ◎・・そのおネコの写真はこちら。
    http://www.town.saroma.hokkaido.jp/hobo/01_1219kirin.htm

……………………………┫あっちこっちのサロマニアン┣…………………………

 ★・・再登場の(No.5☆)さんから。

やっと私のパソコンがウイルスから解放されました。みなさんも、ウイルスには
くれぐれもお気をつけ下さい・・・。

今週からは、少しづつ私のサロマ小学生時代のことをお話ししようと思います。

私のサロマ小学校での6年間には、それはそれはたくさんの出来事がありました。
6年間も通っていれば、いろいろあって当然ですよね。その中でも1番の大きな
イベント(?!)といえば、やっぱり、旧校舎(現在の武道館がある付近)から
新校舎(現在のサロマ小学校)への“お引越し”でした。

旧校舎は、木造2階建てで、私の父の学び舎でもあったほど古くからの建物でし
た。廊下はもちろん木。廊下の真中には、道路のセンターラインのように白い点
線がうっすらと引かれていました。2階にあがる階段がふたつあったのですが、
急いでかけあがったりすると、微妙にキシキシと音がなりました。下駄箱ももち
ろん木製。一度、私の下駄箱に大きなくもの巣がはっていたことがあり、それを
見てため息をついたこともありました。全ての教室の後ろ半分には丸くて大きな
ストーブ(あれがだるまストーブというのでしょうか?)があり、一年生の時の
節分には、そのストーブの上で豆を炒ってその豆で豆まきもしました。旧校舎の
冬の寒さをあらわすエピソードは、一年生の時の学習発表会。緑色のジャージを
着てカッパに化し、舞台の上であぐらをかく場面があったのですが、そのゆかが
冷たいのなんのって!!!その時は早めにおしりを上げて、みんなより少し早く
立ち上がってしまいました・・・。冬の体育館は本当に寒かったのを今でもはっ
きりと覚えています。

でもトイレは途中で、いわゆる「ぼっとんトイレ」から水洗トイレに改良された
ようで、新しくてキレイでした。校舎の西側に位置していた理科室や音楽室など
も後から作られたので、私達の教室よりはとっても新しかったです。音楽室の床
は木ではなく、真っ白なタイル。「木の床の教室よりもこっちのほうがいいなぁ」
と音楽の時間はいつも思っていたものでした。

今こうして旧校舎を思い出すと、どうしても古いとか寒かったとか、そのような
事ばかりが頭の中に浮かびますが、今ではその古さも寒さもなんだかとてもいと
おしく感じます。新校舎に移るのが楽しみだった反面、旧校舎を離れるのがとて
もさみしくて、最後に旧校舎を離れる時には、今見えるもの全てを目に焼き付け
ようと、しばらくろうかでじっと立っていました。そして、なによりも父と同じ
校舎で勉強ができたということが、実はちょっとした私の誇りでもあります。母
と妹の知らない旧校舎。家族の中で私と父だけの「秘密」なのです。たった1年
半しか通わなかった旧校舎ですが、私にとっては、父とのひそかな絆の一つでも
あり、いろいろな思い出がつまっています。      (No.5でした☆)

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 ★・・お次は久しぶりの登場、小梅ちゃん。

近頃なにかと懐かしい人から便りが来ることが多い。いろいろあって気が滅入っ
ている時だけに喜びが大きかった。こうして多く離れてしまうと、やはり接触す
る機会も必然的に少なくなってしまうものだ。みんなが私の存在を忘れずにいて
くれること、どうしているのかと少しでも気にかけてくれるほんのちょっとの心
ある手紙の言葉がなんとも心に響く。(そういえば高校の友だちと電話で話して
いる時、話し方が沖縄だよー!って言われてしまった。帰った時にどんな話し方
になってるのかこうご期待。)

高校、大学、就職・・・年を重ねる(・・・というほど長く生きてはいませんが)
ごとにみんなどんどん周りの世界へと飛び出してゆく。そこには希望があり、新
しい世界があり、多くの出会いがある。そしてなんらかの障害も、孤独もある。
つらいと感じた時、私はサロマの空気を心に感じるようにしている。小さい頃か
らずっと一緒に過ごして来た仲間の顔を、賑やかな実家の雰囲気を、のどかな広
い大地を、高い空の碧色を思い描く。そうすると不思議なことになんだかホッと
する自分がいる。自分の居場所がある、という安心感からなのかもしれない。

今度は沖縄にそんな居場所を見つけられるといいと思う。北の果てと南の果てに
自分の故郷を見出せたら、なんだかおもしろい。

今年の正月は初めて雪のないなかで迎えることになりそうだ。なんだか不思議な
感じ。でも、この私18℃の沖縄にいながらすでに寒いー!寒いー!とセーター
の上にジャケットを着込んでいる始末・・・。すっかり体質だけは沖縄人になっ
てるみたい。うーん、北海道に帰るのが恐いわあ・・・。      (小梅)

………………………………┫ サロマっ子の広場 ┣………………………………

 ●・・ 浜佐呂間小クリスマス会

12月17日、浜佐呂間小学校では、クリスマス集会を行いました。今年はハイ
ラムさんが大きなサンタとなって、登場。みんなにプレゼントをくれたり、楽し
いゲームで盛り上がりました。                  (yama)

 ◎・・クリスマス会
    http://www.town.saroma.hokkaido.jp/hobo/01_1219xmas.htm

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 ●・・アラスカの中学生とe-mailで交流

浜佐呂間中学校では、ハイラムさんの紹介で、アラスカの中学生と文通をはじめ
ました。今年は中学2年生がパーマ市の中学生に手紙を書いたところ、返事が届
きました。そこで、今度はe−mailでお返事を書きました。慣れない英語の
タイピングに苦労していましたが、何とかメールを出せたようです。 (yama)

 ◎・・e-mailで国際交流
    http://www.town.saroma.hokkaido.jp/hobo/01_1219mail.htm

……………………………┫ちゅらさん サロマを斬る┣……………………………

 ●・・其の参〜「ダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!」

ホタテ・北海シマエビ・そして牡蠣と、ワカに至福の笑みを与えてくれたサロマ
湖も凍り始め、佐呂間町の夜は綺麗なイルミネーションが温かな光を放つように
なりました。本来なら1ヶ月を予定していたワカの酪農体験記も4回目を迎える
今回でめでたく終了!のはずだったんですが・・・・。まだ酪農の「ら」の字に
触れたばかりのワカ。一生に一度の体験ならもう少しやってみたいと思いまして、
実習を延長していただく事になりました。ずうずうしくも、お正月もここで迎え
る事になります。

さて、前回はさも搾乳がわかったようなうんちくを書きましたが、今回はみなさ
んおまちかね!?ワカの失敗談を・・・。子牛のミルクをこぼしたり、掃除用の
ゲートを倒したりして笑って済むのはご愛嬌。搾乳が終了した牛と、まだ終えて
ない牛を混ぜてしまったり、牛乳が出てくるホースをタンクにつながないまま搾
乳を開始したり・・・・と、笑って許してもらえる序の口から、「おいおいまじ
かよ」と、やってしまった本人さえあきれる大関級までいろいろやったワカです
が、今回は失敗のうえ、やった本人は面白いというか、貴重な体験をご報告。

「其の弐」のお話で、ワカのいる牧場が牛たちの生活する場所と、搾乳の場が分
かれていることを申しましたが、今回はそれが喜劇の始まりでして・・・。搾乳
のため、移動した牛達は元の場所に帰らなければなりません。いつもなら牛を小
屋に帰す役はワカには回ってこないのですが、この日だけはなぜか導かれるよう
に牛たちのもとへ。

ここからは皆さんに伝わりやすいようになるべく解かりやすいように説明したい
と思いますが、ワカの表現力不足を補うため、皆さんも想像力を働かせてお読み
ください。

牛たちの入っているゲートは両開きになっていて、戻る小屋までの通路の右には
外への出口。左には100メートル程の道があって出口。と、少し油断すると牛
が逃げてしまいかねない状態になっております。まずは、一番近い出口を塞ごう
と、素早い動作でゲートを開けると、突然牛はワカのいる方向とは逆に猛ダッシュ
!!いやーー、そのダッシュが速いのなんの!!牛があんなに速いとわかってい
たら、戦国時代の騎士も、牛に乗って戦っていただろうと思わざる終えない速さ
!ワカもワカで、「やられた!!」と思ったのと同時に猛ダッシュ!!あんなに
走ったのは高校時代の体力測定でもない。

皆さん、しつこいようですが想像してみて下さい。捕まってはなるものかと、脱
走犯の如く走る牛と、逃げられてはなるものかと、必死の形相で走る小娘ワカ。
しかも、少しは効果があるかと、「おらーーーーーーーーーー!!」っと叫んだ
とくりゃあ牛もますます走る走る。30メートルもの走チェイスの後、ワカの必
死の抵抗も無視して通路に置いてあるえさをむさぼり、一向に帰る気配のない牛。
そこへ天の助け!!牛にこそ乗ってなかったもの、騎士のようにおじさん登場!
牛って本当、利口で相手を見てるんですよね。何事もなかったようにすまして小
屋へ帰っていきました。

皆さんに伝わるように書けたのかは疑問ですが、牛のダッシュに驚き、瞬間に始
まった走チェイス。あれを誰かビデオカメラにでも収めててくれたら、どっかの
番組で賞をとって、小金持ちになってただろうなぁ・・・・と思う今日この頃の
ワカです。                           (ワカ)


………┫あべっちのスアル訪問記〜(スアルはフィリピンの地名です)┣………

(前回までのあらすじ)
最後のセミナーは自分で自分にとってのキャンプをふりかえる。ゆっくり気持ち
の整理をして、残り少ない時間へと・・・、

 ●・・最後の食事は

子どもの家最後の食事はなんと日本食。これまでいろいろお世話になった現地の
フィリピン人たちのために、日本人キャンパーが食事を作っておもてなし。本当
におもてなしになるのかならないのかはかなり不安だが、何はともあれ、出発前
からそういう計画がされていた。

この日のメニューは、ちらし寿司、そうめん、白玉。材料は全てこの日のために
日本から持ってきていた、はず・・・。が、どこからつかまえてきたのか、そこ
に1匹のにわとり。

どうやらから揚げにするということらしい。普段何気なく食べているから揚げ。
元をただせば1匹のにわとりということは、考えればだれもがわかることだが、
いざこうして目の前を動き回っているにわとりを見るのは複雑なもの。ましてそ
れを自分たちの手で絞めるというのだから・・・。

とはいっても好奇心旺盛なキャンパーたち。最後はじゃんけんで絞め役を決め
(もちろん勝った人)、首に包丁を。さすがにそこから滴る血を見たときは、目
をそむけたが、それはそれ。あっという間に羽毛をむしりとられ細かく切られる
と粉まみれに。

というわけで、この日のメニューは、ちらし寿司、そうめん、白玉、それにとり
のから揚げ。2週間キャンパーの生活を支えてくれたナナイの料理とは比べられ
ないが、それでも久しぶりの日本食はおいしい。フィリピン人キャンパーやスタ
ッフも、おいしそうに食べてくれていたので、とりあえずは一安心。でもとりの
から揚げはちょっと小骨が多かった・・・。

 ◎・・にわとりを絞める様子、それに最後の食事の様子を
    http://www.town.saroma.hokkaido.jp/hobo/1219abe.htm
 
 ◇・・このコーナーに関するご意見ご質問は(感想もお待ちしています)
    mailto:abemako@d9.dion.ne.jp

☆今回私が参加したワークキャンプは来年も行われます。申し込み受付をしてい
  ますので、もし興味がありましたら、下記ホームページをご覧下さい。
    http://www.cffjapan.org/

…………………………………┫ ともの染め日記 ┣………………………………

 ○月○日(○)〜「植物がくれた絵の具」

先日、湧別にて、草木染教室をした。参加人数はいつもよりも少なかったけれど
皆さん真剣で、私のほうがおどおどしてしまうほどだった。草木の染色は、思い
通りの色にはならない。だから、「これに入れると何色?」という、当然の質問
に答えにくく、「多分、こんな色になるといいかなあ、、、」などと、怪しげに
答える。「草木染はそういうものなんだ」と素直な人はうなずいてくれる。が、
「なあんだ、先生いい加減じゃない、わかってないんだ」などと思っている人も
いるに違いない。

今年に入って、草木染教室の依頼はとても増え、そのたびに染めの液から絵の具
を作り、はがきに絵を描くようにしている。布に吸着しきれなかった草木の色素
は、色止めのためのアルミや鉄を使って、顔料ができる。顔料は絵手紙を描く事
もできるし、さらに加工すると、パステルというクレヨンのようなものになる。
この草木顔料は、化学物質が入っていないため、そのようなアレルギーの人には
喜ばれている。特に、都会では、年々学校で使っている普通の絵の具を使うこと
ができない子供が増えているのだそうだ。東京から来た友人が「そうなんだよね、
すごく増えている」というあたり本当の話らしい。ユースホステルに今年泊まり
に来ていた男の子もそうだった。彼は花粉のある花もだめで、外に出るといつも
咳き込んでいた。そのような子供たちには、この草木の絵の具は、「絵を描く」
楽しみをプレゼントできるものだと思う。

あちこちの草木染教室で、絵を描かせると、絵の具のように色の伸びの悪い草木
絵の具は、それを楽しむ人と、嫌がる人がいる。すり鉢でゴリゴリとパウダー状
にした顔料は色が伸びることも多いが、その草木によって、うまく描けるものと
描けないものがあることは、不思議である。たいていの子供達はそれをとても楽
しそうに描いている。風景を描いたり、字を書いたり、紙面いっぱい塗りたくる
子供もいる。

草木からもらった命は、小さなたくさんのはがきに色をつけ、そして切手を貼ら
れ、全国に広がっていく。やがて枯れてしまうだけの草木から、色をもらい、は
がきに描き、大好きな友人へ贈る。その絵を見て、友人は喜んでくれるのなら、
こんなに素敵なことはないような気がする。

どんな子供もおもいっきり好きなだけ絵を描くことができる絵の具を、これから
も作り続けたい。半分自己満足だったいままで。でもこれからは、たくさんの子
供たちのための楽しみを作っていけたらと思う。          (とも)

………………………………┫♪〜あれは30年前〜♪┣……………………………

 ●・・昭和46年12月号「広報さろま」より

┌─────“厚生病院改築落成”───────────────────┐
│先月26日、内外から多数の来賓を迎えて厚生病院改築落成式が公民館で盛│
│大に行われました。厚生病院は、昭和26年に町立国保病院として、内科、│
│外科、小児科、婦人科を設け、町民の医療センターとして大きな役割を果た│
│してきておりますが、昭和36年に厚生連に移管となって、厚生病院として│
│10年になります。                         │
│                                  │
│病棟は戦後、資材不足の木造のため、20年経った現在老朽が著しく改築を│
│余儀なくされておりましたが、昨年、国民年金特別融資を受けて2年連続工│
│事で改築され、この秋落成したものです。               │
│これからも住民の健康保持の機関として、ますますその役割が期待されます│
│                            (Don) │
└──────────────────────────────────┘

 ◎・・記事はこちら
    http://www.ohotuku26.or.jp/saroma/mailmag/46_12_byouin.pdf

…………………………………┫ 今週の特売 ┣……………………………………

特売のお知らせです。ぜひご利用下さい。

【サンショップよしの】今週の特売品!!

  ┌─────────────────────────────────┐
 │まもなくサロマ湖は結氷します。ホクホクの美味しいカキを今のうちに、│
 │ご笑味ください。                         │
 │                                 │
 │  ・殻つき牡蠣 1キロ 650円 特急品です!         │
 │  ・牡蠣むき身 1キロ 2500円               │
 │                                                        │
 │●共に消費税別・地方送り好評受付中!!〜送料別(クロネコヤマト)  │
 │                                                                  │
 └ 連絡先) 吉野商店 (係)杉本 TEL 01587ー2ー3517┘
                     FAX         2ー3194

【コンビニエンスさわい】

  ┌─────────────────────────────────┐
 │年末のお歳暮に、ぜひご利用ください。                 │
 │                                 │
 │  ・新巻鮭     1本     1980円          │
 │  ・たらこ甘口   500グラム 1900円           │
 │  ・ホッケ開き   1枚      198円          │
 │  ・有田みかん   10キロ   1980円          │
 │                                                                 │
 └ 連絡先) コンビニエンスさわい TEL 01587ー2ー2186┘
                   FAX       2ー2941

 ※・・「今週の特売」に掲載希望の商店はお知らせください。
    mailto:umeko@webnews.gr.jp

…………………………┫「ほぼさろ」読者からのメール┣…………………………

 ●・・うれしいことに今度は仙台のKさんからメールをいただきました。

もう、いくつ寝るとお正月・・・。
この「ほぼ週刊さろま」の配信受けて半年近くです。なにか、日常の自分の世界
と違うものをかいまみる機会を頂戴しました。

なぜ、自分が配信受けるようになったか?

 夏に、北海道道東へ家族旅行するため、北海道情報をインターネットで調べる
 作業の中で発見しました。

配信を受けて感じた事(夏に旅行したサロマの風景を心に閉じ込めながら・・)

 配信されるタイミングが忘れた頃にやってきて、ゆったり時が流れる
 (日々配信でないのがよい。ふっ、と心に余裕がうまれます。)

 自分は仙台に住むのですが、サロマのこじんまりした小さな世界に、今の日本
 や北海道の社会の縮図が、全てメール情報から読み取れるのがいいですね・・。
 (宮城県240万、仙台100万、私の住む区が23万、丁目で4千人)
 住んでいる方には、日々の生活には大変なことが多いと思いますが、その大変
 さを日々の笑いや感動で受け止め配信する情報(行事やできごと)が力強く、
 たくましく感じます。仙台には100万人が住み、この点では都会のぶるいで
 すが、人ばかり多くて、日々の生活の大変さにかわりがないが、その中味が複
 雑な感じ(?自分の印象)で、その大変さをバイタリティで笑い飛ばせない体
 力がない気がします。その点、ほぼ週刊さろまはいいですね・・・。

最後に
 寒さ厳しきおり、お体に気をつけて、今後も日々の日常生活の視点から出来事
 や行事をメール情報にまとめることの大切さをお願い申し上げます。

 せいかつの視点 自分のことば さりげなく(かざらない)      以上

 ☆・・こうした読者からのお便りが一番うれしいです。みなさんもこぞってご
    意見ご感想をお寄せ下さい。

    mailto:umeko@webnews.gr.jp

………………………………………┫編集後記┣………………………………………

夕べ、イルミネーションの写真を撮りに出かけました。寒いから完全防備で行く
と言うわたしに、「そんなに寒くないって」となおき次長。発行責任者ダブルH
さんはビデオカメラ持参で。ついでに“こもも”もご同伴。

ツルツルのテカテカ道を車にて町内一周走り回り、あちこちのピカピカを写真に
撮り歩きました。富武士の漁港で新しい公衆トイレを見つけ、参考までに入った
はいいものの、なおきさん次長曰く、「ダブルHさん、ビデオ持って公衆トイレ
に入るのはまずいんじゃない?」には大笑い。

いっぱいきれいを見て回ったので、我が家もやっとイルミネーションをとり付け
ました。サロマの町が今以上に明るく輝くことを望みます。
                        (編集長 さくらうめこ)

  ◎・・イルミネーション
     http://www.town.saroma.hokkaido.jp/hobo/illumi.htm

  ◎・・イルミネーション「番外編」
     http://www.town.saroma.hokkaido.jp/hobo/illumi_2.htm

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【ほぼ週刊さろま】2001.12.19(毎週水曜日発行)第74号
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   発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
 発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp
   編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
   編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
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