ほぼ週刊さろま2001.10.17 10:00発行 第65号

◎「ほぼ週刊さろま」いますぐ登録
http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/saroma_mag2.html

 ■■■.....W E E K L Y  T H E  S A R O M A......■■■
 ■■.................ほ ぼ 週 刊 さ ろ ま.................■■
 ■.......................2001.10.17  No.0065.....................■

 わが町北海道佐呂間町より、町の様子、新しい情報を心を込めて発信します。

…………………………………………┫巻頭言┣………………………………………

週明けの月曜日、4,5日続いた曇天が澄み渡る青空に変わりました。このまま
晴天が続くと良いな。と願ってみても、ちっぽけな私の願いは届くはずはなく、
南の方から天候は崩れてきているようです。まるで、世の中の困惑を写し出した
かのような空模様。天空からの嘆きが聞こえてくるようです。この雨のおかげで、
畑の作業は遅れ気味。刈り取り後の畑をおこすにも雨水が溜まって畑に入るのが
やっとという状況です。秋撒き小麦の撒き付けが終わったばかりの畑では、この
大雨で種が流され、芽を出さないという被害も見られるようです。

無惨な事故から一週間。ルート333は、いまだ開通の目処はたっていません。
(年内不通という話も聞こえています)通れないと思うと通りたくなる人の心情。
(私だけか?)むしょうに北見に行きたくなる。聞いたところ、私がサロマに嫁
ぐ以前は留辺蘂経由が日常だったようですね。それにしても、私たちの生活がこ
こまで自動車に依存し、道路に密着していたのかと改めて感じています。
                              (ももっち)

 ◎・・秋撒き小麦の芽
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/01_1017_iku.html

……………………………┫ 町長のつぶやきコーナー ┣…………………………

 ●・・狂牛病について(その4)

10月12日羽田空港のラウンジで、女満別への出発待ちをしながら国会中継を
視ていたとき、臨時ニュースのテロップで「東京都中央卸市場食肉市場で解体さ
れた牛の中に狂牛病の疑いのある牛が出た」と流れた。私の脳裡に新たな不安が
よぎった。

と云うことは、現時点で屠殺されている牛は生後30ヶ月未満であり、これらは
EUにおいてもほとんど狂牛病の感染が認められないと云われていたからである。
もしも、今回も「陽性」との検査結果が出たならば、いままで生後30ヶ月未満
の牛は安全とされていたことに対する信頼性は全く失われるからである。詳細な
病理検査においては、はっきり「陰性」と云う結果が報告され、私も安心したと
ころである。

しかし、私は日本が狂牛病の汚染国であり、過去において異常プリオンを含んだ
肉骨粉を与えていたとするならば、30ヶ月未満の牛であっても絶対に感染しな
いという説には疑問を持っていた。したがって私は、たとえ感染の確立は極めて
少なくとも、屠場においては総ての牛を検査の対象にするべく強く訴えてきた。
そして、そのことが認められ10月18日からは全国の屠場において総ての牛が
狂牛病の検査が行なわれ、より安全な牛肉が市場に出廻ることになり、一安心し
ているところである。

それにしても今回の簡易検査で「疑陽性」と発表されたこと、更にはこの件につ
いての対応の甘さは、消費者にも生産者にも一層の不安感を与えたことは確かで
あり、今後は、より賢明な対応を望むところである。

さて、SAPIOという情報誌に狂牛病に関する記事が掲載されており、その記
事の中に佐呂間町の堀次郎町長は「狂牛病と判断されるまで、国は公表すべきで
なかった」と発言し、消費者の安全を無視し、生産者のことしか考えていないと
批判しているが、私はこの雑誌の記者とは一度も会っておらず、電話での取材も
受けていない。どこかの新聞記事を見て勝手に自分なりの判断をしたものと思う
が、無責任な行為である。私の狂牛病に関する考え方は「ほぼ週刊さろま」で語
っているとおりである。               (サロマバタフライ)

……………………………………┫地域の話題┣………………………………………

 ●・・そりゃないよ「SAPIO最前線レポート」!

「佐呂間町の何でも掲示板」で、SAPIO掲載の「最前線レポート 狂牛病事
件で分かった 農家と業者に甘く消費者に冷たい農水省」ってのが話題になって
たんで、読んでみましたよ。ここクアラルンプールでは1冊23.80リンギッ
ト(約700円)もするんですが、何でも佐呂間町長が「消費者に冷たい発言」
をしたんだそうで、じゃあどれだけ冷たいか見てみようというわけで。

ま、書いてる人はプロのジャーナリストだし、それに対して私フゼイがなんか書
いたところで、しょせんJ1リーグ対北海道地域リーグマレーシア遠征組の試合
みたいなもんで、ボロ出すのが関の山なんじゃないかと思いつつ、それでも書い
てみたりして。

もともと私のSAPIOに対するイメージは、扶桑社で切られた小林よしのりの
「ゴーマニズム宣言」を拾った雑誌で、この動きが一連の教科書検定問題へと広
がって行くんだけど、まあ良くも悪くも「西洋のマネはやめて独自の価値観で行
動しましょう」ってのが原点にあるんじゃないかと思ったわけですよ。

で、それはとりあえずおいといて、この中での佐呂間町長の扱いなんですけど、

「狂牛病の牛を出荷した農家のある北海道佐呂間町の堀次郎町長は、疑惑を農水
省が発表して数日後に『狂牛病と断定されるまで、国は公表すべきではなかった』
とさえ発言している」
     −「」はSAPIO 2001.10.24 36ページより引用−

ま、これしかないんですけど(笑)、これだけ見ると、なんつー町長かと誰でも
思いますわな。普通。これでは佐呂間町から狂牛病の牛が、そうと知りながら出
荷されたみたいではないですか!。

そうです。まずこの点で、筆者は重大な事実誤認をしています。なぜなら、佐呂
間町を出た時点でこの牛は狂牛病ではなかった可能性が高いことは、これまでの
同居牛の検査結果から明らかになっているのですから。

お次、この内容の発言を堀町長が、いつ、どこでしたのかがこの記事からはまっ
たく読めないのです。これ、マスコミお得意の「切り取り記事」というやつで、
前後の文脈を切り取って必要なところだけ載せれば自分の都合のいいような内容
になるというやつですね。いやしくもジャーナリストであれば、だれもが知って
いる事実でない場合は、その発言自身が表現したい内容の根幹に関わることにつ
いては、出典を明らかにするべきですし、そうでない記事に関しては信憑性を疑
われても仕方ないと思います。マレーシアにいるから分からないだけで、実はこ
の町長の発言は日本では誰でも知っている...って、そんなはずはないですよね
え。少なくとも学界など論文を取り扱う世界では、「限りなく事実とは異なる」
内容と思われてもしかたないと言っていいと思います。

さて、明らかに編集の手が加わっていない「ほぼ週刊さろま」の誌上で、堀町長
自身はこう書いています。

> ご意見の多くは、「どうして佐呂間で生産された牛が狂牛病に感染したのか信
> じられない」と云っておられます。私も正直なところ、はっきりした感染経路
> が明確になるまでは信じられないところでありますが、皆さんもご承知のとお
> り、この病気は人獣共通伝染病であるため、一定の法律のもとで対応しなけれ
> ばならず、私も歯がゆい思いをいている者の一人であります。

 >は、「ほぼ週刊さろま2001.10.3号」より引用

町長は農水省の役人ではありません。百歩譲って仮に「公表は待ってほしい」と、
本当に町長が思ったとしても、地方自治の権限の中では、地方自治を管轄する法
の解釈を待たねばならず、それは町長のこの書き込みからも明らかです。畜産品
の品質管理が農水省に委ねられている限り、佐呂間町が独自の条例を作る(これ
も原則として法に触れる条例は制定できない)以外には、「ああしてほしい。
こうしてほしい。」というのは「所感」の域を出ません。いかに地方分権が叫ば
れていても、ソレはソレ、コレはコレなのです。まして町長が語ったかどうかは
この記事からは明らかにはできず、結果としてこの記事の上では「非難のための
非難」にしかなってないように思えます。

もともとこの記事は、「消費者の安全を第一に考えるデンマークと比べて、日本
の農水省は消費者から離れた行政をしている。もっとデンマークに学ぶべきだ」
という内容だと思います。しかし、この記事からは日本の農水省の役人の顔は見
えてきません。具体的に実名があげられているのは武部農水大臣と堀町長だけで
す。この件で堀町長はむしろ被害者なのであって、そんな立場の人があたかも農
水省の行政に加担しているような印象を与える表現は適切ではないのではないで
しょうか。

実際、少しでも消費者に影響がありそうなネガティブな情報は公開すると言う姿
勢は検討するに値するでしょう。ただ、それによる風評被害はデンマークではな
いのか。デンマークと日本の国民性の違いはどうなのか、デンマークと日本での
農政の位置づけはどうなのか、という分野まで踏み入った取材がないと、「聞い
てきたけどデンマークってなんか良かったよん。」という、中小企業社長ご洋行
記みたいな内容になっちゃうんじゃないかと。同じ号の「新ゴーマニズム宣言」
で、小林よしのり氏が「日本独自の価値観を持つべきだ」と言っているのとはず
いぶんトーンが違うなあと思ったことでありました。

「狂牛病の疑いがある場合はいつ報道すべきか。」という問題については、遅ま
きながら今議論されているところで、のんきな話ではありますが、まあ、大勢が
「国内での発生はありえない」という立場だったんで、想像できないモノは定義
できないわけでありますが、正直「なんでこの話にサロマの町長が出てくるの?」
と思いつつ読んだサピオ10月24日号ではありました。ニューヨークの貿易セ
ンタービルがない今、よけいに高さが目立つクアラルンプールのツインタワーを
眺めながら読んだので、脳味噌が暑さで煮えてしまいましたとさ。
                        (熊ぱんち@マレーシア)

 ◎・・Sapio 2001.10.24号記事は、WebNewsに掲載しています。
    http://www.webnews.gr.jp/

........................................................................

 ●・・秋祭り

栄のお祭りの露店です。秋の深まりを感じるだけでなく、私の子どものことから
の思い出がたくさん詰まった風景です。きっと皆さん同じだと思います。いつま
でも残っていてほしいと言う思いを込めてシャッターを押しました。
                           (パンプキンタケダ)

 ◎・・栄のお祭りの様子です。
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/01_1017takeda.html

 ○・・いい写真が撮れましたね。紅葉を背に、田舎の露店の雰囲気が実に見事
    に表現されています。なんだって?ただ撮っただけで、表現した訳では
    ないって?それはそれでいいけれど・・。パンプキンタケダの人となり
    がにじみ出ている作品です。え?田舎くさいってことかって?そうじゃ
    ないけど、もう勝手に解釈してちょうだい。       (編集長)

…………………………………┫ キリンのぶつぶつ ┣……………………………

10月15日(月)

収穫祭も終わり秋祭りも終盤となりました。露店で買う「たこ焼き」を楽しみに
していたのに、今年は食べ損ねてしまって残念・・・。

ルクシ峠が通行止めなってから数日、北見市はちょっと遠くなりました。困った
もんだ。しばらく通過していなかった道をとおり北見を往復、「懐かしい道だな
あ。」と思いながら、以前は当たり前に利用していた道なのに、ちょっと遠くな
るとすぐ不便に思ってしまうのも困ったもんだ。

町民センター1F廊下では9月1・2日開催「2001’シンデレラ夢」の写真
展が行われています。思わず笑ってしまうひとコマ・微笑ましい写真600点が
ところ狭しと張り出されています。21日迄ですので、ちょっと足を運んでみて
下さい。                           (キリン)

 ◎・・写真展の様子(サロマのデジカメスケッチより)
    http://www.webnews.gr.jp/today/saroma/01_1014_4saroma.html

……………………………┫あっちこっちのサロマニアン┣…………………………

 ●・・再び台風が近づいて来た。

先日の部活は嵐の中、海に出た。先輩達が暴風の中ビュービューと乗り回してい
るかたわらで、私はセールを持ち上げることもできずに悪戦苦闘。結局浜に漂着
し、おとなしく見学していた。ここ沖縄に来て、初めて挑戦するマリンスポーツ
のウィンドサーフィン。海上で、風の力と波をいかに味方につけることができる
かが重要。また、今まで私が経験して来たスポーツと全く違う点がある。それは、
自分自信の力をわきまえて限界以上にふみこむことを極力さける点である。今ま
でのスポーツは、自分の限界以上の世界に踏み込むことで成長していくもの、と
感じるものばかりだった。でも、自然の中でするこのスポーツ、常に危険の中に
身をおいているようなものである。

ちょっとした甘い考えから相当危険な目にあうこともしばしばである。過去にも
海で命を落とした先輩達は少なくない。海に出る時は必ず先輩と集団で。無理と
感じたら素直に浜に戻ること。自分自身の力を知ることが大切なのだ。このスポ
ーツをやってみて、素直に引き下がることの難しさと、その後襲って来るやりき
れない悔しさを初めて経験した。

風が強い日は、他の先輩に比べ体も体重もずっと小さくて軽い私は風を操れずに
(かえって操られているようなもの)、独り浜に戻って座って見ていることしか
できない。その間に男の子達はどんどん上達していく。毎回引き離されていって
いるようで、悔しくて涙がでて来る。毎回の部活はわたしにとって自分との戦い
である。限界を感じ始めた時、本当にもうできないのか、実はただ甘えてるだけ
でまだ乗れるんじゃないか、でも無理をしてとんでもない事態になった時、困る
のは自分だけではなく、部員の人達にも大きな迷惑をかけてしまう・・・。

海の上で独り残されながら相当な孤独感と、今にも鮫が出現しそうな深い海の上
にいる恐怖と、手のひらに海水でしみるマメの痛さの中でまだまだ一番へタッピ
な私にとって今が一番つらい時期である。早く上達して笑顔で海に出ていけるよ
うになりたい。久々に上手くいかない、もどかしい状況の中に身をおいている。
実はこういう時が一番いろんなことを吸収しているのかもしれない。・・・今は
とにかくがんばるのみ!応援してください!            (小梅)

 ○・・15日(日)お昼のNHKテレビで佐呂間のカボチャ畑にたたずんでい
    たのが“小梅”です、ご覧になりましたか?

…………┫今週のお知らせ(来週号までの行事をお知らせします)┣……………

10月17日(水) IT講習会 佐呂間中学校 19時

10月18日(木) 寿大学 町民センター10時
          ヘルスアップ教室 総合体育館 10時
          シルバー健康教室 総合体育館 13時30分
          オーダーメイドプログラム スター 13時
          乳幼児検診 佐呂間コミセン 13時
          ミニ運動会 児童館 15時

10月19日(金) 心と体のリハビリ教室 浜佐呂間活性化センター 10時
          シンデレラ夢2001写真展 町民センター 〜22日
          遠軽地区老人クラブ研修会 町民センター 10時
          心配ごと相談 老人福祉センター 13時
          水泳準指導員養成スクール スター 19時
          IT講習会 佐呂間中学校 19時

10月20日(土) 食生活改善推進員会 町民センター 9時
          道民栄養改善講座「医食運動源」 町民センター 10時
          お話し広場 図書館 14時
          泳力判定日 スター 17時
          スイムマラソン スター 19時
          トールペイント作品展 町民センター 〜11月7日

10月21日(日) 学芸会・文化祭:
           幌岩小学校、若佐中学校、浜佐呂間小中学校

10月22日(月) IT講習会 若佐中学校  10時
                佐呂間中学校 19時

10月23日(火) 高齢者講座 体育館 10時
          いきいき親子セミナー 児童館 10時
          オーダーメイドプログラム スター 10時

……………………………┫ちゅらさん サロマを斬る┣……………………………

 ●・・「沖に立つシーサ−(獅子の守神)」

ワカは只今、浜にて耳釣りを体験中!!思い返せば佐呂間にきて初めて体験した
のが浜での放流。今日はその放流の時の思い出よ、カムバック!!
思い出にあえてタイトルをつければ、『沖に立つシーサー』
ワカが佐呂間に来て早6ヵ月。その中でも、放流は体中の指を使った20チャー
トでも上位にランキング!月日が経っても忘れられない名曲のように心に鮮やか
に刻まれています。で、名曲と言えば、さだまさしさんの「風に立つライオン」。
ご存知ですか??アフリカの壮大な風景と、まさしさんの人生観や人情味はひし
ひしと伝わって来るようなこの曲、まさに放流中ワカの頭の中でこの曲が鳴りっ
ぱなし。一斉に沖へ向かって出航して行く船や、湖面を低く旋回する海鳥、遠い
海の向こうから出て来る黄金の道。目に映るすべての物が新鮮で、心揺すぶるも
のばかり。これに加えて出逢ったばかりのとはいえ、同じ船に乗る仲間のかけ声
が加われば心はチムドンドン!!気分は爽快!!麻薬を打ったってこんなに興奮
しないんじゃないかと思うような、思わないような。
さすがに1週間乗ると感動は薄くなるのかと思いきや、夢うつつだったものが日
を経るほどにリアルになって、より一層充実した幸福感をワカに与えてくれまし
た。一日の始まりが感動で始まる、素敵な1週間でした。
佐呂間町がもし、観光で落ち込んだら、「沖に立つシーサ−体験ツアー!」。
過疎化に悩んだら「日本最後の秘境!?放流体験実習!!」で人集めなんて言う
のはいかがでしょうか。

北海道万歳!佐呂間に乾杯!!放流よ、カムバックーーー      (ワカ)

………┫あべっちのスアル訪問記〜(スアルはフィリピンの地名です)┣………

(前回までのあらすじ)
キャンプも後半突入。体力的にも精神的にもまだ余裕はある。

 ●・・デイケアセンター

キャンプも後半に入り、今度はあと何日ここに居れるのだろうと数えるようにな
ってくる。ワークもだいぶ板についてきて余裕ができてきたこともあり、少しで
もこの土地のことを知ろうと、ワークの合間を縫っては、村に繰り出したりもし
た。

この日も朝のワークが始まる前の時間を利用して「デイケアセンター」を見学に
行った。「デイケアセンター」というと日本では高齢者が集まる施設をイメージ
してしまうが、ここの「デイケアセンター」は日本でいういわゆる「幼稚園」の
様な施設。各集落ごとにあってスアルで19もの「デイケアセンター」がある。

今回見に行ったのは「子どもの家」のすぐそばにあるバキュワンの「デイケアセ
ンター」。ここには「子どもの家」に日本から長期(半年間)でボランティアに
来ている「さよ」もアシスタントしてお手伝いをしている。

ここに通って来ているのは、バキュワンにすむ4〜6歳の子ども達20名程度。
とはいってもなかなか全員くることはないらしく、農繁期など下手したら誰もこ
ないこともあるとかないとか。この日も10人ほどの子ども達しか来ていなかっ
た。それでももうあと数日後に控えた卒業式に向けて、歌やダンスの練習をする
子ども達の様子を見学。アシスタントの「さよ」のピアニカに合わせて(フィリ
ピンでは楽器を演奏できる人というのが少なく、貴重な存在だったらしい)、か
わいいダンスを見せてくれた。

朝の短い時間(30分ぐらいかな?)を利用しての見学だったけど、子ども達の
かわいい顔を見てがぜんワークのパワーも出てくる。

※次週、ワークももう一息。

 ◎・・3週間ぶりの写真はかわいい子どもたち!!
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/01_1017abe.html

 ☆・・半年間スアルでボランティアをしていた「さよ」も滞在記をインターネ
    ット上に載せています。私がこの訪問記を書き出したのも、彼女の影響
    が少なからずあるのかも?興味のある方はどうぞ。
    http://www.mars.dti.ne.jp/~masayaka/cff/sayo.html

 ◇・・このコーナーに関するご意見ご質問は(感想もお待ちしています)
    mailto:abemako@d9.dion.ne.jp

…………………………………┫ ともの染め日記 ┣………………………………

 ○月○日(○曜日)

自宅にいる時間が長かった最近、やっと工房に出向くことが出来た。久しぶりに
染めをしていると、改めてここの時間の流れの不思議さに驚かされる。電気代と
いう経費をかけたくないため、ここには電気は通っていない。ラジオもテレビも
ないここは、かさかさと落ちた紅葉の葉が地を舞う音しか聞こえない。

最近急に世間はあわただしくなったように思う。あの、映画のような映像を境に
まったく世の中の流れは急に速くなった。戦争、炭素菌、狂牛病、ルクシの崖崩
れ・・・・・なんだかどうしてしまったのだろう。ある人は「世の終わりが近づ
き始めた証拠」などと、不安がっておびえている。そうなのかもなと、変に納得
してしまう自分はとても冷静な人間になってしまう。

工房に来ると、そのような流れを感じることが出来ない。同じ浜サロマにありな
がら、ここの時間の流れはとてもゆったりしている。落ち着いていて、まるで、
父親のような安堵感が流れている。「もっと落ち着いてゆっくりとしていようよ」
と言っているような。時計もないから一年前にタイムスリップしていても、ここ
は何も変わらない。

一年前に戻っていたいなと、そう願えば叶えられるような空間がここにあるよう
な気がする。そんな工房で今日も深呼吸をしてみる。こんな世の中だからこそ、
何も考えずにじっと目を閉じていられる空間や時間は大切。世界中の誰もがそう
いう空間、時間をどこかに持っていてほしいと思う。「動」の世の中だから「静」
も同じぐらい必要だと・・・「静」の方が長いような私が言うのも変だけれど。
                                (とも)

………………………………┫♪〜あれは30年前〜♪┣……………………………

 ●・・昭和46年10月号「広報さろま」より

┌────“秋の観楓会は「千寿園で」” 天然の赤岩石と清流の自然 ──┐
│                                  │
│ご存知の方は少ないと思いますが、知来の尚和の入口に憩いの楽園があるこ│
│とを。                               │
│これは、知来の山本彦平さん(75歳)が自分の所有地を長い時間をかけて│
│コツコツと整備したもので、天然の美しさと緑の自然に人口の美を加えたも│
│ので、数多くの樹木が青々と繁っています。              │
│就中、天望岩の見事な色彩は思わず感嘆の声が出るほどで、静かな秋空の一│
│日をせせらぎの音を聞きながら過ごすのも、文字どおり「生命」の安らぎを│
│感じます。                             │
│これからの老人クラブ、グループ等の観楓会にどうぞご利用を。     │
│                                  │
└──────────────────────────────────┘

                              (Don)
 ◎・・記事はこちら
    http://www.ohotuku26.or.jp/saroma/mailmag/46_10_kanpu.pdf

…………………………………………【告知板】………………………………………

 ◆・・gospel Night 亀渕友香&The Voices of Japan

今年は、佐呂間高校の先生方はもちろん、町内の専門的な技術を持つ方を講師に
楽しい講座を用意しました。みなさまのご参加をお待ちしております。

    日 時:平成13年11月7日(火)
    開 場:18時
    開 演:18時30分
    場 所:佐呂間町町民センター
    入場料:一般 3000円(当日 3500円)
        高校生以下 1000円(当日 1500円)
 チケット販売:夢創事務局(教育委員会社会教育課 01587-2-1295)
    託 児:託児を希望される方は、公演の1週間前までにお申し込みくだ
        さい。(3才児以下のお子さんは入場できません)

.........................................................................

 ◆・・高齢者講座

北海道医療大学看護福祉学部助教授の長谷川聡先生をお招きして「上手に仲間づ
くり〜健康生きがいとコミュニケーション〜」と題し開催されます。

高齢者講座ではありますが、どなたでも参加できますので多くの方々に聴いてい
ただければと思います。みなさんお誘い合わせの上、ぜひご来場ください。

 日 時:10月23日(火) 10時〜
 場 所:佐呂間町体育館

……………………………………┫詩作のコーナー┣…………………………………

突然新たに登場しました、この詩作のコーナー。秋も深まり芸術性豊かなサロマ
人およびメルマガ読者より、素敵な詩が送られてきましたので掲載いたします。
紙面の都合上リンクをはり、また改行も原作とはことなってしまったことを、お
許しください。

 ●・・『ふるさとの大河をめざして』〜星テルコ
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/01_1017hoshi.html

 ●・・『サロマ発「世界のカボチャ」ありがとう』〜入居乃 一人
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/01_1017sanks.html

…………………………┫チャレンジダイエット体験記┣……………………………

 ●・・まず、メニューの説明です。

2日目の今日は、目的別トレーニングコースのメニューの説明がありました。
わたしはしっかり「減量コース」を選択し、体重をまず2キロ落とすことを目標
としました。その為の特別メニューを作ってもらったのです。

減量するには運動だけでなく、食事の注意も必要です。その説明を聞いて、大変
参考になりました。今まで、野菜を多くとったらいいことぐらいは漠然と知って
いましたが、それがより鮮明にわかりました。体に必要な栄養を考えると、一日
に卵は1個、乳製品だと牛乳1杯半分。ご飯は3膳、1食1膳ですね。そして、
お肉は薄切り4枚食べたらもう魚も何もいらないのです。果物はリンゴ1個でお
しまい。要するに完全に食べ過ぎなのが良くわかりました。

さて、この話を聞いてから、いよいよトレーニングの開始です。まず入念にスト
レッチをおこなってからトレーニングメニューに入りますが、それについては次
回のお楽しみに。                  (ダイエット U子)

 ◎・・ストレッチに励むU子です。
    http://www.webnews.gr.jp/saroma/01_1017u.html

 ○・・「やせた?」と聞くと「行ってないもん。」とU子さん。注目されてる
    んだからさぼらずにやってよ。結果次第によっては、スターの利用者が
    激増する可能性もあるんだから責任重大ですよ、U子さん!

………………………………………┫編集後記┣………………………………………

親が食肉業に勤めていた子どもが転校してしまい、涙の別れとなりました。見送
ったうちの子に、「狂牛病はいつ治るの?治ったら○くん帰ってくると言ってた」
と言われ返答に窮してしまいました。色々な影響が確かに出始めています。

巻頭言、ももっちがサロマに嫁ぐ前はーとありますが、それはわたしがサロマに
嫁いできた頃のお話で、北見に出るのは留辺蘂回りかガタガタ山道のルクシ越え
でした。あの山道やトンネルの工事も、永いことかかってできたみんなの夢でも
あったのです。しばらく“不便”と付き合いながら“安全”を考えましょう。

今年は10年に1回と言われるほどの美しい紅葉が見られましたが、今はそれら
が風の度にハラハラと、降り注ぐほどに舞い落ちる頃となりました。来週になる
と、もう裸に近い木々がたくさん見られるのではないでしょうか。

初雪の便りが聞かれるのももうすぐです。     (編集長 さくらうめこ)

………………………………………………………………………………………………
 《佐呂間町の関連サイトはこちら》
 ◎サロマ町の公式サイトはこちら http://www.town.saroma.hokkaido.jp/
 ◎日刊web新聞webnewsに「佐呂間町のなんでも掲示板」設置。
  http://www.webnews.gr.jp/ から「掲示板index」をご覧ください。
………………………………………………………………………………………………
【ほぼ週刊さろま】2001.10.17(毎週水曜日発行)第65号 
 マガジンID:0000040784
   発行元:ほぼ週刊さろま編集委員会
 発行責任者:干 場   久 mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp
   編集長:さくら うめこ mailto:umeko@webnews.gr.jp
   編集員:中 村 直 樹 mailto:naoki_n@d7.dion.ne.jp
………………………………………………………………………………………………
 ◎バックナンバーはこちら
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/backnumber.html
 ◎登録・解除などはwebnewsからも出来ます。
  http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/saroma_mag2.html
………………………………………………………………………………………………
 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
 発行しています。 http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000040784)





◎「ほぼ週刊さろま」いますぐ登録
http://www.webnews.gr.jp/saroma/mailmag/saroma_mag2.html