2008.7.7号 23:00配信




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音楽屋♪(コラム)

2008/07/07(月)〜 佐呂間町にライブハウスは無いけれど 〜 こま

佐呂間町にライブハウスは無いけれど
まるでライブハウスのように身近に感じる
歌と演奏が聴ける場所を作りたい。

そんな思いから始まったアマチュアライブは、6/29(日)無事に終わりました。
結果は、思った以上に良いライブになって大成功だったと思います。

北見市の「ザ・ハイブリッド・カンパニー」ベースの細野くんと
「アマチュアライブやりたいね〜」と話しをしたのはいつのことか…。
その時、まだ「ザ・ハイブリッド・カンパニー」は存在していませんでした。
それから彼らのバンドが結成され、初めて音に出会ったとき
久々に「バンドってオモシロイ」と感じたのです。
いつか、サロマでもライブが出来たらいいな〜と思いました。

そんな「いいな〜」と思っていた事が、突然、実現できる状況になった時
いの一番に細野くんに連絡を入れました。
日程は既に決まっていて、出演してもらえるかどうかの返事次第で、企画はボツ。
返答が戻ってくるまで、ドキドキでした。
程なくしてOKの返事が来た時から、私の頭の中には出演者たちの顔がいっぱい浮かびました。
サロマはヴォーカルを目指す高校生Shioriさん、遠軽からジンジャエール小林くん
美幌からYASUさん、北見からザ・ハイブリッド・カンパニー
その他にも頭に浮かんだ人たちがいたのでみなさんへ参加依頼のメールなどを送りました。
サロマでライブがあると聞いて、手を上げてくれた北見市のヒトリシズカさんたちも加わって頂き
こうして集まったのが、5組の勇敢な表現者たち。

出演者も決定し、準備を整え、HPに告知したところへ突然のメールが届きました。
静岡から旅をしながらサロマ入りして、アマチュアライブに参加したいとのこと。
見ず知らずの旅人を、地域や地元で固めたイベントの中に入れるのはどうだろう?と一瞬ためらったのですが
彼の音楽に対する熱い想いが伝わったので、一つ返事でOK!
こうして、出演者は6組に増えました。
その後、飛び入り参加希望者が現われたのですが、途中で参加できなくなったりして
結局のところ、7組の出演者となりました。
演奏時間3時間。7組の表現者たち1組毎に、どのくらいの時間を渡したらいいのか…。
細野君や、ザ・ハイブリッド・カンパニーのリーダー、ドラムスの黒滝さんと相談しながらも
北見の風来山人へ行き、5〜6組参加するアマチュアライブを見ながら一曲の平均演奏時間やMC
出番までの準備時間など計って、タイムスケジュールを作るのに、ほぼ半日かかりました。
作っている間思ったのは、サロマの人たちは2時間のコンサートやライブは我慢してでも見てくれるけど
3時間のアマチュアライブは…どうなんだろう?と、少し不安でした。
でも、やってみないとわからないもんね。やってみよう!とにかく、実行してみようと思いました。

ライブ開催にあたって、音響機材・PAは要でした。
バンドを始め、弾き語りやソロヴォーカルの音をすべてPAさんに託します。
一式の機材を持っていて、信用できて頼りになるPAさんを探すために
黒滝さんが、ご友人の高岡さんを紹介して下さり、すべてボランティアで引き受けて下さいました。
普通、機材・PAを頼むとかなりの予算が必要になります。
今回のアマチュアライブでは、ほんとにお世話になりました。感謝です。
そしてアンプなどの足りない機材は、ジンジャエール小林くんのご好意ですべて揃いました。
アンプは楽器の命!!小林くんは、音を大切にするミュージシャン。
バンド編成を話しただけで「これとこれと…」とリストと作ってくれて、それを黒滝さんに送って
また小林さんに戻して〜みたいな事を数回行いました。
このやり取りで中間に入った私はすこ〜し機材に付いて勉強した…かな?(笑)

これで、音響・PAは準備オッケー!
タイムスケジュールもオッケー!
事前連絡もオッケー!
打上げ準備も(これ大事)オッケー!

スタッフ&出演者&音響さん全員が集まっての打合せは一回もありませんでしたが
開催日当日の集合時間には、みなさん遅れずにやってきて、黙々と作業に取りかかり
時間通り、11時からのリハーサルが始まりました。
今回スタッフはあまのっち1人のみ。お昼の賄いや、イスの運搬・搬入、照明、ビデオと
本来はスタッフがすべきものを、出演者が一人一人手伝ってくださいました。

みんなの紹介を忘れたり、段取りしたことを上手に説明したりできなかったけど
彼らがこのライブを成功させたいと思う気持ちがひとつになり、開場できるまで整いました。凄い!!
この協力があったからこそ、とってもステキなアマチュアライブが実現したのだと思います。

そんなライブにスパイスを効かせてくれたのが
地元のミュージシャン・ベース慎太郎くんや、漁師の歌姫さん。
飛び入り参加にも関わらず、その腕や喉はいつでも対応できるのは
音楽が好きで続けてきた経験の賜物なんだろうな〜と思いました。
こんなに素晴らしい人がサロマにいるんだから、彼らの表現の場を
今後も作って行かなくちゃ!!と、強く感じました。

1番目のSioriさんは、トップバッターにも関わらず
いつものように素直に伸びやかに歌っている姿が可愛かった。


2番目のジンジャエール小林さんは、笑い話を挟みながら新しい曲を披露して下さいました。
「寄り合い」の唄は身近な歌でオモシロかった!!


3番目の慎太郎くんは、ソロでアドリブの演奏。
目の前にいるお客様に「ここ、弾いてごらん」とベースを前に出すという場面には、感心しました。


3番目のYASUさんは、ヘアバンドをつけての気合の入ったスタイルだったけど
歌声がとても綺麗で独自の編曲カヴァーがとても聞きやすかった。


4番目のヒトリシズカさんは、ヴォーカルちひろちゃん・ギターけんたくん・キーボード熊さんの
3人のユニットでそれまでのステージが一変して独特な空気が広がりました素晴らしい!!


5番目のSHINさんは、旅の疲れも見せず、土地柄の空気に飲まれず
自分の音楽を表現してくださいました。優しくて強いメッセージを送るSHINさんでした。


7番目の漁師・歌姫さんは、突然のオファーにも動じず
完璧に歌の世界にお客さまを引き込んでいました。さすが!ジャズシンガー!!


8番目のザ・ハイブリッド・カンパニーは、私の期待以上のステージを繰り広げてくれました。
これまで見てきたステージの中で一番だったと思います。


思っていた以上に、レベルの高いアマチュアライブになってしまいましたが
今後も続けて行きたいとの希望があったり、またやって欲しいとの要望もたくさんありました。
中には、コピーバンドがなかったので少し残念。とのご意見も。
いろいろと、織り交ぜながら次も企画して行きたいと思います。

その前に!!

7月11日(金)、佐呂間教会にて「岩見淳三&YAYOI ジャズ・ボサノバライブ」を開催いたします。
ここでも、ライブハウスに近いカタチで、皆様に楽しんでいただける音楽をお届けしたいと思っています。
オープニングアクトには、北見の歌姫「小川 力さん」をお呼びして、その美貌と歌声を堪能して頂きたいと思います。
サポート伴奏者は、ザ・ハイブリッド・カンパニーのベーシスト、私のよき友達細野圭一くんです!
どうぞ、お誘い併せの上、足を運んでください。
「音楽屋コラムを読んだよ!」と一言下さいね。前売料金でご入場できますよ〜〜〜♪

とき:2008年7月11日(金)
場所:日本キリスト教会 佐呂間教会
開場:18:30 開演19:00(〜21:00)
チケット:前売2,000円 当日2,500円

私事ではありますが、お知らせです。
7月8日(火)NHK総合ほっからんどオホーツク(11:50〜54)で
「佐呂間にもっと音楽を」が放送されます。



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