2006.5.27号 22:00配信




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音楽屋♪(コラム)

2006/ 5/27(土)― こま ―

〜「お寺でライブ」後日談 〜

「お寺でライブ」が無事に終了し、余韻引きずる暇も無く書類整理・残務整理に追われ
「大工哲弘with永原元ライブ」の宣伝のため動きまわり、あれよあれよとそのライブも終わり
その余韻も引きずる間も無く、芦別へ「三宅伸治ライブ」に行き、身体はすっかりライブ漬け。

このひと月、と言うか10日間で、大切なミュージシャン5人と再会し、新たな出会いも頂き
ステキな時間を共にして、お互い信頼の元、次回の再会を約束して見送った。

でも、まだ全部終わったわけじゃない。お寺へのお礼が一番最後になってしまった。
そこで先日、お寺へアンケート等をもって音楽屋とパルのメンバーでお邪魔した。
題して「ありがとう会」と名付けた宴は、ご住職を囲んでの乾杯で始まった。
集まったアンケートのコピーをすべてご住職に渡した時「もう一通アンケートあるんですよ」と
ご住職が封筒に入ったアンケートを見せてくれた。
上湧別町のケアハウスに住む96歳の男性から送られて来たものだった。
ふと思い出されたのは、杖をつきながら、娘さんと思われる方に介護され会場に入場された
お年寄りの姿。
そのお年寄りが、演奏後とても元気に片手を上げて「ありがとう!」(だっけな?)と大きな声で
挨拶してしゃんしゃんと歩いてお帰りになった姿も思い出された。
音楽が与える奇跡なのだと思わずに居られない・・・

あの時のおじいちゃんだ!!

その方のアンケート用紙には
「お寺で音楽会など生まれて初めての事でした。南米の楽器などじっくり聴いている中
あの広大な土地が思いが浮かぶように聞き惚れました」
「音楽会などと一切縁の無い老生には、天上の楽園のように心が踊るようでした」
「聞いているうちに自然に手で、夢中で音階を振るように疲れを要しない心境でした」
「音楽を通じ、世の中の鬱陶しい嫌な事の続く中、一陣の涼風を吹き込んで下さい」
との内容で綴られていました。

集まった仲間たちは、ご住職が読まれるメッセージに耳を傾け、熱い思いを共感しました。

誰かが何かを始めなければ、このような感動は生まれないのだと、改めて皆で感じたわけで
今後も力を合わせて素晴らしい企画を立てて続けていこうと決心しました。

実は、これまで後援となっていただいていた「夢創」が事業団体の改正により
今年度から支援廃止となりました。
今後私達のような有志の会は、自助努力で活動していかなくてはなりません。
思うところはそれぞれ多々ありますが、私たちは今回の企画で自信と誇りを与えられたので
前向きに楽しみながらすすめていきたいと思います。
どうぞ、夢つくりパル・サロマアコースティックルータ・音楽屋が主催する楽しい企画に
今後もご期待・ご声援くださいますようお願い致します。





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