2005.10.2号 19:00配信




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音楽屋♪(コラム)

2005/10/2(日)― こま ―

あなたは「加川 良」と「すぎの 暢」をご存知ですか?



佐呂間町では秋祭りの真っ最中の9月25日
私は芦別市までひとり旅。環境に優しくない愛車デリカでGO!
ありがたいことに、26日は職場が公休なので休みを取らずに行く事が出来た。ラッキー♪

加川良って?全く未知のミュージシャン。すぎの暢(のぶ)さんもしかり。
常呂町のS氏から以前「加川良の『教訓』に衝撃を受けた」と言う話を聞いており
ちょっと興味を持っていた。ほとんどリサーチしておらず、高田渡さんの付き人をしつつ
シンガーを始めたと言う事くらい。だから…かなりの芸歴をお持ちなのですね。
すぎの暢さんについては何にも…お名前を「暢」を「鴨」と読み違いしていた。
すんごい失礼カモ(>_<) ごめんなさいっ!!
(気を取り直して…)
さぁ〜一体どんなライブを体験する事になるんだべ?楽しみ楽しみ♪


いつも芦別へ行くと、ライブが始まるまで喫茶店『COFFEE 貘』でライブの予習をする。
ライブ前にここに行くと、マスターとM氏がギターを鳴らしながら音楽を聴いている。
私はこの風景が大好き。今回も「あ☆また二人で楽しんでるっ!!」
そんなお二人の仲に入り込んで邪魔をするのが好き。(スンマセン)
コーヒーを飲みながら加川良の昔のアルバムを見せてもらったり聴いたり…。
ジャケットの加川さんが若い!! ちょっと日本人離れしているホリの深い顔。
こりゃぁ〜昔は大モテだったろうに…(今もかっ!?)
目移りするほど曲が溢れる。予習はたっぷり。
ちょっと脱線して「友川かずき〜生きているって言ってみろ!」で盛り上がるが
すぐにM氏の軌道修正で加川良に戻る。
とにかくこの喫茶店に来ると、いろんな音源があるので刺激的。
コーヒーも美味しいし、料理も美味しい。(今回は食しなかったが…)ママさんも優しい。

今回は道外や地方からの予約がいっぱい入ってると聞く。
少し早めに行こうと、M氏とディランへ。
ディランへ行くと、外で待っているお客さんがいらっしゃる。
まだ入れない様子。一旦ホテルへ荷物を降ろしに行った。
部屋は4階。エレベーター無しだから階段で上へ。気持ちも足も軽やかに階段を駆け上がる。
普段は息切れするのにね。なんだろうね。この身軽さ♪
しばらくして部屋を出て階段を下りると、3階で出演者らしき人たちが
部屋の前でドタバタしている。(同じホテルだったのです〜)

あ・リハ終ったんだ!!出演者には見向きもせず、急ぎ足でディランへ。

嬉しくなるほど懐かしいお店。懐かしいたって半年振りなんだけど。
今回は妙に広く感じた。
そだよなぁ。30名以上の予約が入ってるんだもん。空間広くしないとね。

マスターとママの元気な顔。ガンボスープ。渡さんがアチラコチラに・・・。
渡さんが亡くなった時、ここに来て渡さんを愛する人々と一緒に偲びたかった。
等と言うのは、恐れ多いか…。

予約でいっぱいのせいか、初体験の指定席。嬉しい!!
私の名前もあるぅぅ♪しかもカウンター。ココに座りたかったんだ♪
そして、なんと隣りはJさん。何度かライブでお会いしている。
待ち時間、Jさんとおしゃべり。これまた嬉。
ガンボスープを食しながらビールを飲む。
…ちょっとヤバイかも…睡魔が…。
ほろ酔いになった頃、加川さん登場。なにやらマスターにお願いしている。
気付け薬か?(笑)
すぎの暢さんも登場。ロン毛だっ!!しかも衣裳はキラキラ☆
お二人とも年齢不詳。うーん。濃い!!

予習はしてきたが、生演奏を聴くとすっかり忘れている。
耳に入ってくる加川さんの始めての生唄は、太い。重い。
「地球」を「ちきぅ〜♪」と唄う。おもしろいっ!!
すぎのさんはラップスチールギターと言う楽器を膝の上に置いて
大正琴のように(?)弾いている。
(膝=lapの上に乗せて弾くからラップスチールギターなんだって〜)
派手な容姿なのに、地味な演奏。しかし、音は容姿にも増してド派手!!
面白い楽器だ。音も素晴らしい。初体験×2。スゴイ。

お二人の演奏を見ながら聴いていると、ちょっと濃いので
目を閉じて歌声だけで聴く。歌詞を聴く。音を聴く。ちょっと気合入れすぎ…。
あぁ〜いい歌だなぁ〜とステージに目を向けるとあの「麦踏み」をしていた!そして、屈伸まで!!
これが加川さんの唄う時のスタイルなんだなぁ〜。
再び目を閉じて聴く。また良い曲だなぁ〜とステージに目を向けるとすぎのさんが
膝に乗せていたスチールギターにベルトをつけてギターのように肩から下げて演奏していた。
おぉぉ。肩にかけている!!なまらかっこいいっ!!ロン毛がなびく〜!!
なんて言う歌だろう?唄の最後の〆方が粋である。
どう言ったらいいのだろう?ジャーン!と終るのではなく
スゥ〜っと抜けるように終ったのが、なまらカッコ良かった。とーってもステキ☆
歳なんて感じさせないほどカッコ良かった。
(後でM氏に曲のタイトルを聞く。『幸せそうな人たち』)

すぎのさんのソロはイメージたっぷりと聴かせてもらった。
なんとも言えない異次元空間。乾いた演奏に唸ってしまった。なんて言う曲だろう?

ひとつひとつの歌が、なんて言うか…。すごい。

渡さんの歌を一曲。
今回の北海道ツアーは、渡さんを偲ぶため…みたいな感じもした。
あっさりと一曲歌っただけなんだけど、重々しく感じた。
初めて知ったことだが、渡さんは172歳という年令で大往生だったらしい。
そんなのウソに決まってるって分かるんだけど、隠しがたい愛情を感じた。


休憩無しのステージがあっという間に終る。と同時にアンコール。
リクオさんのアンコールよりも速い!!
「一旦さがって、再び出てくるような、余計なことはいたしません」
等と、お客さんを笑わせる加川さん。タフですなっ!

『教訓』

やっと聴けました。教訓。これが尊敬するS氏が衝撃を受けた歌。
じっと聴き入る。衝撃の理由を理解する。自分の中で葛藤。
うぅぅぅん。
男児を愛する親ならば…本音だな。しかし…。

聴けたことに感謝。知らないより知るほうがイイ。

ラストは大いに盛り上がり、ステージはオシマイ。
あっという間だったなぁ。とても濃いぃ〜ライブだった。来て良かった。

ライブ終了後は、お客さんと一緒に飲み食べながら音楽談議。
購入したCDにサインを頂きながら、加川さんとすぎのさんにご挨拶。
さ〜みんなでテーブル囲みましょう♪と準備。残念ながらJさんはご帰宅。
ミュージシャンを囲んで交流会(?)これがココでの「一番」の楽しみ。
この場にいられるだけでシアワセ。
今年おばあちゃんになるお客様がいらっしゃった。来年わたしもおばあちゃん。
まだ見ぬ我が孫のことを一緒に喜ぶ。一緒に喜べた事が嬉。

楽しい時間はあっという間に過ぎる。再びこの時間に逢いたいから、また来るぞ!と
手を振ってホテルに帰った。

4階の部屋まで…階段がキツかった。



♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

●加川良サイト http://www5f.biglobe.ne.jp/~twins/
●すぎの暢サイト http://www.h6.dion.ne.jp/~lapsteel/




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