2005.7.16号 07:00配信




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音楽屋♪(コラム)

2005/7/15(金)― こま ―

〜教会に響くギターとヴォイス・岩見淳三&YAYOIアコースティックライブ〜

リクオ・三宅伸治・瀬木貴将・佐山雅弘・吉川よしひろ(敬称略)、この3年間いろんなジャンルの
ライブを主催してきたが、今回のようなほとんど生音に近い「ギターとヴォーカル」は初めてで、正
直不安だった。
去年の今頃、常呂町にてお二人のDUOで、静かにゆったりと「聴く」と言う初めての体験をして、
戸惑ったのではあるけれど、聴いていくうちに味がわかって、美味しい!と感じた時の喜び。この感
覚を持って帰って、果たして音楽屋の仲間たち、そしてお客様に同じように感じてもらえるのだろう
か?と。

毎度、新しいミュージシャンを連れてきては思う不安。「いやぁ〜いいんだわぁ」と言う事しか出来
ない自分。もっと上手に伝わるように表現出来ればいいのだけど…。

「表現」と言うのは、とても重要な事だと思う。どんな粋な表現をしても、相手に訴えるモノが無け
ればそれは水のように流れてしまうだけ。
私は表現が下手くそだから、ミュージシャンの方の「表現」に頼るしかない。とにかくやってみる。
そして感じてもらおう。「いやぁ〜いいんだわぁ」を…。


「教会に響くギターとヴォイス」YAYOIさんからライブの依頼をいただいた時にスグに頭に浮ん
だ。お二人の音楽を最大限に楽しむためには、余計な音の無い場所を!と考えていたから。仲間たち
との打合せどおりには行かなかったけど、それは解かり切ってたこと。ミュージシャンと一緒にス
テージを組み立てるのは、勉強にもなるし楽しい作業。今回も、いろいろとお勉強させて頂きまし
た。感謝。
開場の時間となり、客入りを待つけどなかなか来ない。7時開演を10分遅らせた。私としては時間
を遅らせたくないと思うこだわりがあり、少しイライラ。でも、このイライラもまたいいのだ。緊張
感が持続する。慣れてくると中だるみしやすい自分だから、このくらいが丁度いいんだな。10分押
しで始まったライブ。お客さんも緊張。どんなライブになるんだ?そんな雰囲気が漂う。しかしそん
な雰囲気は、YAYOIさんのおしゃべりで少し和む。YAYOIさんて、ほんと和ませるのが上
手。笑いの後、静まり返った空間にギターと声が響く…。

ふーっと意識が遠のくほどの心地よさ。気が付くと頭を左右に揺らしスイングしている。じっくり聴
き入り溜息がもれ、感動は拍手となって響き渡る。みんなの気持ちが一致した瞬間。きもちいい。

ステキな時間は、あっという間に過ぎていく。いつもそう。今回も、あっという間に過ぎちゃって、
ラストナンバーで一旦終わり、お決まりの「アンコール」何が飛び出すかな?と思ったら…
YAYOIさん、マイクを置いて唄う。「上を向いて歩こう」マイクを通さない声で聴く唄って、え
えっ!と驚くけど、特別な気持になる。これ、ほんと。
静かにアンコール曲が終わり、素晴らしいDUOをありがとう!と、心の中で感謝しながら会場の明
りをつけようと思ったら!なんとまたアンコール。みなさんまだ聴きたいの!?ホント?お付き合い
じゃないよね?照明のスイッチに指を当てながら「え?え?」とオロオロしていた。お二人も戸惑い
ながら笑顔でステージへ…。

「よっしゃ!!」

これで不安は100%吹き飛んだ。お客さんありがとう。私が表現したかった事を、お二人を通して
感じてもらえたようだ。よかった…。

最後は「ビートルズ」の『イエスタディ』と『ハード・デイズ・ナイト』
ここぞ!の手拍子で、会場ノリノリになった瞬間は嬉しかったなぁ。そして楽しかった。

岩見さん、YAYOIさんステキな夜をありがとう!そして、一緒に楽しんで下さったお客さん、あ
りがとう!またみんなで「アコースティックライブ」を楽しみたい。


最後にマイクを私に渡してくださった岩見さん、そして私のドギマギ挨拶に暖かい眼差しと拍手を下
さったお客様、ありがとうございました。音楽屋はこれからも「心の潤い」を提供していけるよう、
がんばりまーす!!





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