2004.8.30号 10:00配信




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音楽屋♪(コラム)

2004/8/30(月)― オーくん ―


〜喫茶店の中にカモメが鳴いてましたー〜


何だかアッという間に終わっちゃいましたね。
会場をセットしている時からずーっとチェリストの吉川さんが来るまで何をしたら良いのか、これで良いのかと悩みながら、それでも高校野球のテレビ観戦をし、気付くと吉川さんの到着。リハの時はじめてジックリと吉川さんとチェロを拝見・・
優しそうな(事実とても優しい方でした)吉川さんが奏で始めたチェロの力強い音、分厚くて温かい弦の響きにすでに感動してしまいました。

本番演奏前に腹ごしらえ。
こまちゃんますみちゃんコンビで作ったカレー、吉川さんも美味しそうに食べてましたね。美味しかった。あ、あまのっちのごはんもグーでした(~,~)

定刻の19時に吉川さんがカウンター側の秘密通路から現れステージへと登場、待ちに待った演奏が始まりました。皆で軽食を取っているときしきりに吉川さんが今日のお客さんはどんな曲を聴きたがっているのかを尋ねられました。ライヴはお客さんが楽しむものだから、そのお客さんが聴きたい曲を演奏したい、そう話されてたのが印象的でした。

前半7曲演奏、マイ・フェバリット・ソング、ジムノペティと始まりタイムズスクエア、ニューヨークでの思い出の曲ブラックアウト・オブ・オーガストなどなど・・
昔子供の頃唄った海、この曲のなかにチェロの弦によってカモメの鳴き声が再現されて(時に鯨の叫び声にも聞こえる深くて響きのある奏ででした。)感動その1前半の〆の曲は大好きなリベルタンゴ、元は有名なチェリスト、ヨーヨー・マが演奏された曲だそうで、吉川さんはこの曲にオリジナルのアドリブをいれて演奏してくれました。マーマーヨじゃなくてすばらしかったですよ!(ニヤッ)

今回はワンドリンク付きチケットという事で、各々好みの飲み物でのどを潤しながらライブを聴く事が出来るので、リラックスムードで楽しめました。追加でワインやビールおかわりしてくれた方いっぱいいて、自分もビールおかわりしちゃったりして・・

第2部はジャズの名曲をはじめ、ポップスや有名なクラッシックの曲などが沢山演奏されましたね。2部の3曲目とあるアメリカの田舎町で障害者や老人へボランティアで演奏された時、日本語を話してくる老婆との出会いとその老婆への想いをこめて作曲した、メモリー・オブ・ゴーシューと言う曲を聴きとても感動し、目頭が熱くなりました。
第2部は10曲程の演奏そしてアンコール。大きな古時計ほか2曲の演奏を聴きライヴが終了となりました。

インストルメンタルのアーティストはテレビであまり目にする事はないかもしれないけど、ピアノやギター、サックスや最近ではニコ等、それぞれの楽器において、注目されているアーティストは沢山いるでしょうが、チェロ奏者は非常に少ないそうです。
吉川さんが主張する、クラッシックやジャズ、民謡、何でもとらわれる事なくチェロを演奏し、チェロと言う楽器にあるイメージを打ち消したいと言う熱意通り、こんな事が出来るのか、こんな音色が出るんだ、と演奏中ずーっと感動、感激しっぱなしで楽しむ事が出来たこのライヴでした。吉川さんそして関根さん、本当にありがとうございました。また、この佐呂間で演奏が聴ける事を期待したいです。

今回このライヴに足を運びくださった皆さん、ありがとうございました。

次回の音楽屋の企画、お楽しみに!!
(って、これはこまちゃんが宣伝する事だったかな 笑)




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