2001.10.31号 07:00配信


南極のドーム基地住人だった西村淳の
アドベンチャークッキング2
【気ままに語る食と人の話】

超スピードウェディングパーティー5


「みのもんたの〜」はさておき、とにかく兵力の確保である。戦力を分析してみると、使える戦力は私を入れて、料理番2名だが、一人は当日主役の「竹内君」で、途中から消えてしまう事も十分考えられる。最後まで動かせて、使い手もあって、しかも文句を言わないとなると、普通はいるわけはないが、いた!!!元の職業は「相撲取り」で、鏡山部屋に一ヶ月程いたが、なぜか脱走をかまし、色々なことがあったが、今は「根室」の巡視船でチーフを務めている「堀井君」。私の20年来の友人である。彼も「南極観測隊」経験者で、今は無人の「あすか基地」で越冬をした。

電話をすると、こころよく参加の返事。頼もしい助っ人の登場で戦力は整った。次はメニューだった。

昼間の開催だから当然アルコールは無し。と行きたいところだが、「アルコールのない結婚式」だと、逆に暴れ出す御仁も北海道には多々いるので、ワイン位は用意しようか・・・と妥協した。スポンジケーキの台はうまく焼けても、トッピングはパッパラパーの私は全面的に「みゆきちゃん」に頼る事にし、花などの飾り付けはこれ又、テニス仲間のすてきなおばさま、「櫛谷 育子さん」に依頼し、サンドイッチバイキングに全力を傾けることにした。

ただ、北海道の結婚式における進行は来賓のご挨拶・祝辞等が延々と続く傾向にあり、ティーパーティーだからと口を酸っぱくして説明しても、なかなか妥協してくれない人もいたが、そこは「時間がなーい!・段取りがつかなーい・」とわかったような、わからないような屁理屈をつけ、なんとか乗り切った。



花の助っ人櫛谷さん


料理の助っ人堀井君


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