2000.3.29号 20:00配信


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NHKギャラリー「栗山子峰書個展」

webnews編集部



4/4まで開催の栗山子峰書個展

本日よりNHKギャラリーにおいて、「栗山子峰書個展」が開催されています。今回で2回目となるこの個展。初日、まだ準備にお忙しいお時間でしたが、栗山子峰さんにお話をうかがってきました。

いつ頃から書を始められましたかの質問に、「書道と習字は違うんですよ。」とのお答え。習字というのは先生や師範の手本通り書き、段や師範の資格を取るものなのに対し、書道というのはその人の生き方を、技術を磨き書き表すものなのだそうです。ですから先人が残した素晴らしい古典を学び、自分の生き方を表現するのが書道の世界です。「そう考えると、師範を目指し習字を始めたのが昭和24年で、書道を始めたのは昭和29年ですね。」そうおっしゃっていました。「書道は線に感情、間合い、余韻があります。勿論線と線との間にもあります。これは毛筆の働きを学び、訓練することによって見えてきます。まだまだ、納得はできませんが。」と、温和な笑顔の奥に、厳しい眼差しがありました。「やればやるほどわからなくなりますが、それはわかっているからこそなんです。わかっていると言う人はじつはわかっていないんですよ。」と厳しいお言葉。「悩みもありますが、その悩みも含めて書で自分の人生を表現したい。」と語られた栗山子峰さん。今回は栗山子峰さんの恩師にあたられる明石蘭邦さんの書も賛助出品されています。

世の雑念を捨てて、一時書と向き合い、自分の人生と向き合って見てはいかがでしょう。


ご本人と作品


作品の解説をされている栗山子峰さん


「栗山子峰書個展」は3月29日(水)より4月4日(火)まで、(AM9:30からPM17:30)開催されています。
詳しいお問い合わせは(0157)23-4181 NHK北見放送局まで。




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