2001.2.27号 14:00配信


【遠軽町人形劇サークル“やまびこ”】


皆さんこんにちは。今日は遠軽町で活動をしている、人形劇のサークル”やまなみ”の皆さんを御紹介させて下さい。
1986年に遠軽町図書館が図書館活動の一環として人形劇を取入れたのがそもそもの始まりだそうで、今回のきっかけで調べてみると、大方のサークルがそのようなことで始められているんだそうでして、以来今年で15年を迎えるんだそうです。

たまたま生田原町の図書館へ顔を出したのがきっかけで、”やまなみ”というサークルを知り、インスピレーションを感じグループを訪ねてみたいなと思ったので、代表の藤田琴絵さんとコンタクトがとることができ、去る2月23日に遠軽町の図書館でお初にお目にかかることが出来ました。そのときの熱意を皆さんに伝わればと思い書いてみました。

やまなみの皆さんは毎週金曜日に図書館の一室に集り、練習に精をだし、年2回の公演で子供たちを始め、町内の皆さん方に楽しみを分かち合ってもらいたいと努力を積み重ねているんだそうです。
今メンバーは12人で、金曜の10時から12時までの2時間夏と冬休の公演に家族や関係者の理解と協力の基に楽しく取り組んでやっていますと語っていましたよ。

Q:みなさん長いことやっているんですか?
A:そうですね。何年くらいかな。私が一番旧くて12年になりますね。
Q:今までの活動地域はどうなんですか?。
A:今回が始めて地方公演なんですよ。
Q:というと、遠軽町内だけで今まで活動していたんですか。
Q:年2回ということですが、定期公演の他は開催されていないのですか?。
A:他には老人ホームとか、幼児の施設からの以来が数回でしょうか。
Q:練習時間とか、人形制作とかそれなりに苦労はあるんでしょうね?。
A:全員が集まると言うのはなかなか大変ですからね。
  皆さんそれぞれに家庭を持っており、加えて仕事を持っている人も
  いますから。
Q:それでも力をあわせ、家族の協力もあって続いて来ているんですよね。
A:そうですね。それがなければ今日までやって来れなかったでしょうね。
  それと、OBの方々の力ですよ。
Q:常に何人ぐらいが集まるんですか?。
A:平均すると6〜7人でしょうか。
Q:で、構想と言うか脚本などはどうしているんですか?。
A:もちろん全て皆で考え、皆で人形作り、小道具作り、音響や歌まで
  作り、エキストラとそりゃひとり何役を分かち合って、仕上げて皆
  さんに見てもらうんです。
Q:普通人形劇の場合は、人形と話し言葉だけじゃないんですか。歌も
  取り入れているんですか。
A:そうです。内容にあった歌詞とメロディーを創作して活かしている
  んです。
Q:誰が曲を作るんですか。
A:皆で考えながら、テープに録音をするんです。
  これがまた受けるんですよ。
Q:今まで14年にわたって続けて来ていると、相当数の人形が作られ
  ているんでしょうね。
A:そうですね。ありますよ。
Q:全部保存をされているんですか?。
A:夢が篭っていますから、ちゃんと保存してありますよ。
Q:今までの中で面白いエピソードなんかありますか。
A:こんなこともあるんですよ。
  子供を連れてくると、もちろん私達は練習に熱中するでしょう、
  そうすると部屋の中で子供達は子供たちどうしで遊んでいるんで
  すが、そのうち遊び疲れて戸棚の中に入り込んで、寝込んでいる
  ことがありましたね。
Q:静けさに気がついてみたら、戸棚の中ですか。おかしいですね。
A:そう。あったかみがあるでしょう。
Q:会員は12人と言われましたが、人数的にはどうなんですか?。
A:もっと多くしたいんですが。なかなか増えない。
Q:興味をお持ちの人はいるんじゃないですか?。
A:いると思いますよ。でもキッカケが掴めないんでしょうね。
Q:こうしたサークルは管内にはどの位有るんですか?。
A:それが分からないし、遠軽町の近郊でも無いと思うし。
Q:メンバーの新陳代謝はどうなんですか?。
A:若い方は多いんですよ。でも定着がなかなかでして。
Q:それはどうしてですか?。
A:転勤族の方のメンバーが多いと言うことでしょうか。
  地元の方々がもっと参加されることを期待するんですが。
Q:なるほど。積極性と、感心をもっと持ってほしいと言うか。
  勇気がいるんでしょうね。
  絶対興味をお持ちの方はいるはずでしょうからね。
  だって、たくさんの子供達や家族が見にくるんですから。
A:メンバーの中で地方へ移住された方の話によると、遠軽で活動を
  共にしていた時が充実していたというのを聞くと、もっとメンバー
  を増やして活動を続けていきたいですね。
Q:最後に皆さん方が一番望んでいることは何ですか?。
A:そうですね。もっとレベルを高めたいのですが、指導者が居ないと
  いうことです。
  横のネットワークづくりをしたいのです。
短い時間の中で皆さんの熱意を感じさせていただきました。ありがとうございました。
生田原でも是非感動を与えてあげて下さい。
藤田さんは今日お子さんが熱をだしているんだそうですが、そのお子さんがお母さん今日は練習日でしょう、大丈夫だから行って来てと言って送りだしてくれたんだそうです。ありがとうね。

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