2000.2.28号 18:00配信


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道立湧別高校が校外学習授業で
ファッションショー



網走管内北海道立湧別高等学校(校長名:楠本高弘、生徒数:313名)では社会科学習に課内授業の一環として2月23日から25日の3日間、上湧別町の資料館「するさと館JRY」において校外授業を今年もとりおこなった。
今年のテーマは、『昔の衣服を着て今を感じる』。
24日は2年生の一クラス37名が、それぞれの班毎にお父さん、お母さん、お爺ちゃんお婆ちゃん、或いは知り合いや親戚から借りた衣服をモデルに扮した生徒がステージの上で披露した。
更にモデル自身が感想などを補足説明をして、担当の先生が生徒諸君にそこから当時の生活・文化を感じ取らせると言う在り来りの社会科の授業ではなく、もっと身近なそばにある自分たちの生活そのものから、歴史を感じ取らせるという授業の在り方に大変興味を感じた。
少なくとも20年以上前の衣服ばかりで、無論彼らには当時の実体験はなく、見るのも初めての衣裳もあったと思われる。それにしても当時のお母さんのマタニティーや駅員であったお父さんの制服、お祖父さんが祝い事に羽織っていたと言う紋付袴の衣裳等など大事に保存されており驚いた。
私自身さえ、当時着用していた物はなく、見ていてさえその時代を思い起こさせる一時だった。
湧別高校では、4年程前からここふるさと館JRYの学芸員の中島一之さんのアドバイスでここの展示施設を活用して授業をしているという。自分達の地域や家族の周りから、生活の道具から歴史を知ってもらい、自分なりの歴史に対する想像力を期待したいのだと担当の久米隆先生は話していた。
後日、生徒達からレポートを提出させるそう。
もし学校の理解が得られるなら、その内容を聞かせていただきたいと期待をしている私である。


ファッションショーの様子はこちらから


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