2004.2.12号 11:00配信





第78回『道展』 北見移動展


大雪に襲われて、環境的にも精神的にも閉ざされた生活になっていたところに、このような美術展は大変嬉しい催しです。
会場に入って、美しい色彩や力強い造形を鑑賞することができ、ひととき豊かな気持ちになれました。

中でも、彫刻 『器としての身体』(協会賞) は大変引き付けられました。
ほぼ完全にちかいカタチの人が、うずくまるように腰を掛けていて そのすぐ後ろに、不完全な人らしきカタチの胴体が、まるで蝉の抜け殻のように置かれている『器としての……』という題名が意味してるであろう、肉体の虚しさが伝わってくる素晴らしい作品でした。

北網圏北見文化センター美術館にて 15日(日)まで開催 






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