2002.4.21号 06:00配信



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メールマガジン週刊webnews 2002.4.17号 vol.0116

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         【週刊webnews】2002.04.17号 Vol.0116
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   ┃オ┃ホ┃ー┃ツ┃ク┃圏┃の┃総┃合┃情┃報┃サ┃イ┃ト┃
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     日刊Web新聞「webnews」 http://www.webnews.gr.jp/

 今週の目次

  ■今週1週間のコンテンツ4/10〜4/16
  ■ほいくしょげんきだより4月号(さよママ)
  ■週刊webnews オホーツクの町村紹介「小清水町」


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        「webnews」1週間のコンテンツ 4/10〜4/16
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 ◎大草原からのぷちメッセージ「新しい先生」
  http://www.webnews.gr.jp/ikuchin/02_0415.html
  ▼春です。新学期が始まり、新しい先生もやってきました。

 ◎那須物語「那須の北海道」
  http://www.webnews.gr.jp/nasu/02_0415.html
  ▼栃木県那須町にお住まいのようこさんが、那須の様子をレポートして
   くれます。

 ◎今日の献立「4月14日(日)宴会料理」
  http://www.webnews.gr.jp/umeko/02_0415menu.html
  ▼この宴会料理は、大作です。

 ◎だから大好きルパン三世「第6話 雨の午後はやばいぜ」
  http://www.webnews.gr.jp/lupin3rd/02_0415.html
  ▼この第6話は、“元祖ジェットコースタードラマ”・・・。

 ◎簡単料理研究所「フキノトウの炒り味噌和え」
  http://www.webnews.gr.jp/umeko/cook85.html
  ▼今が旬の食材による料理です。

 ◎今日の興部「北興地区のこいのぼり」
  http://www.ohotuku26.or.jp/o.rakuno/okoppe/today/
  ▼BTさんです。たくさんのこいのぼりが泳いでいます。

 ◎今日の献立「4月10日(水)〜13日(土)のお弁当(興部町:BT)」
  http://www.webnews.gr.jp/umeko/02_0414menu_bt.html
  ▼これもBTさん。毎日のお弁当のおかずです。

 ◎オホーツクの花だより「ミズバショウ」
  http://www.webnews.gr.jp/hanadayori/02_0415.html
  ▼興部と、網走市呼人のミズバショウ。満開までもう少し。

 ◎各地のデジカメスケッチ「若葉の頃/千葉県船橋市」
  http://www.webnews.gr.jp/today/hoka/02_0411funabashi.html
  ▼船橋市の増子さんからです。

 ◎サロマのデジカメスケッチ「ピカピカの1年生」
  http://www.webnews.gr.jp/today/saroma/02_0410_1saroma.html
  ▼新一年生の初登校です。





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           ほいくしょげんきだより 4月号
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 ▼娘が通っているのは、子供の数が16名のちっちゃな保育所。子供たちの
  様子とかを毎月1回、チョコチョコ書いていこうと思うのです。

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 新年度を迎えました。3人の新しいお友達が仲間入りし、在園児もそれぞれ
 年中、年長さんへと進級しました。また楽しい園生活の始まりです。

  * 12 対 3 *

 新入園児、つまり年少ゆり組さんは3人。対して年中・年長一緒のひまわり
 組さんは12人のクラスになりました。何ともアンバランスだけど、仕方が
 ないですね。今年のゆり組さんは、3歳の子が1人に2歳が2人。人数は少
 ないけれど、慣れるまでは先生も大変かもしれません。ひまわり組は何しろ
 人数が多いので、教室にも机とイスがズラリ。保育中を覗いたことはありま
 せんが、きっと賑やかなことでしょう。
 ちっちゃな子からお兄ちゃんお姉ちゃんまで、みんな一緒くたになって元気
 に遊べるのが、小さな保育所の良いところ。今年度も、たくさんの思い出を
 作ってほしいです。

  * おいしい給食 *

 K保育所では、お昼ご飯におかずのみ給食が出ます。子供たちは白いご飯だ
 けをお弁当箱に詰めて持ってくるのです。メニューはなかなか豪華!ハンバ
 ーグあり、コロッケあり、おでんあり…みんなで食べるから、よけいおいし
 いでしょうね。月に一度のお誕生日会には、ご飯ものもきちんと出されます。
 チキンライスだったり、五目ご飯だったり、こちらもおいしそう。給食の先
 生のあたたかい手料理を食べて、今日も子供たちは元気いっぱい園生活を楽
 しんでいます。

  * みんなで支える保育所 *

 4月、先生方と父兄が参加して、運営委員会の総会が開かれます。その場の
 話し合いで、年間行事の詳細や予算などが決められていきます。小さな保育
 所だから、親たちもできる限り協力しないとやっていけません。先生方に任
 せ切りにしないで、自分たちもいろんな面で子供たちの園生活を支えていく
 ことが必要です。またそうしていくことで、父兄同士のコミュニケーション
 がとれていくように思うのです。今年度もあれこれかり出される?!でしょ
 う。頑張らなきゃ!

                             (さよママ)




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          週刊webnews、オホーツクの町村紹介

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 ─────────・  週刊webnews 町村紹介   ・─────────
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 ─────────・ 小清水町(こしみずちょう) ・─────────
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 ─────────・ 人口6,126人(H12年国勢調査)・─────────
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  ▼雪の期間お休みしていた町村紹介を今月からまた再開します。
   網走管内の、北見市などの市を除く23の町村をあいうえお順に、町外
   者の視点で紹介していくのが本コーナーです。前回は“く”で、訓子府
   町でした。今回は“こ”の小清水町です。レポートは、深尾朋子さんに
   お願いしました。

   ◎ゆりの花と熱気球のあがる町、小清水町のホームページはこちら
    http://www.dosanko.co.jp/kosimizu/


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                 誕生
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 小春日和の小清水町は、雪のコートを着たままの斜里岳と、知床連山が雄大
 に見守っている町だ。
 町は、阿寒国立公園の入り口である屈斜路湖を望む野上峠が南の外れとなる。

 霧がかかり吐息が白い。屈斜路湖も見えない幻想的な白い景色のその峠に、
 ある誕生を知る。
 峠に向かう途中、道路わきには小さな川が、釧路湿原のミニチュア版のよう
 に湿地を蛇行していた。雪の沼地を這い回るように、小川は小さな心地よい
 声をあげている。産声だ。

 屈斜路湖は、山に取り囲まれた高地にある湖である。その湖を取り巻くよう
 に四方八方に川が湧き出て生まれている。津別川、美幌川、斜里川、そして
 止別(ヤムベツ)川。ほかにも無数の川がここから生まれている。小清水町
 は、その中でも、止別川の一生をひとつの町で見届けることができる。
 まだ雪深いこの時期に、止別川の出産を見ることはできなかったが、小さな
 壊れそうな川は、その近くで生まれたのであろう事を教えてくれた。


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                 お祝い
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 生命はこの世に生まれてくると、歓喜の声の中で歓迎される。
 この川も、例外ではなかった。
 『野川駅逓跡』という、コンクリートの小さな墓石のようなものを見つけた。
 昔、ここには駅があったのだろう。墓石となってしまった駅の周りも、この
 小さな命は流れている。きっと駅があったときからこの命は誕生し、時を経
 ても、それはなお続いているのだろう。

 その駅に降りたとき、命を祝う歓喜の声を聞いた。

 遠くの山から聞こえてくる。笑い声のような無数の声がざわめいている。
 鳥だろうか。しかし、森の木は羽ばたく鳥の姿を見せてはくれない。なんだ
 ろう。姿が見えないというのは不安だ。が、その声は春を喜ぶというよりも、
 小川の生命誕生を祝っている声に聞こえる。

 大小の沼地を歩いているうち、その祝福の正体が動ごめいた。
 蛙である。何十、何百もの蛙が、春の日差しの中で喜んでいる姿を見た。沼
 に潜り、顔を出し、また、泳ぎだす。じっとしていない。初めて聞くその蛙
 の声は、笑っている。
 その笑いに、こちらも拍手したいほど、祝福をしたいと感じた。


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               人との出会い
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 小川はやがて、水上地区に成長する。
 土の匂いの漂うこの地区には、止別川で牛たちが休む牧場もある。
 牛と戯れながら流れていく止別川は楽しそうだ。
 そうした中、春の仕事に追われる農家も多い。ゆっくりと流れる川と違い、
 農家の仕事はあわただしい。

 ビニールハウスに、ビニールを張る仕事をする人を見つけた。子供たちは家
 の中で小さな赤ちゃんを抱いている。まだ冷たい風が吹いている時期に子供
 たちは半そで姿だ。お母さんの一生懸命な姿を窓越しに、小さな生命を兄弟
 で見つめている。たくましい。そしてきっと、とても優しいのだろう。
 温かい人たちの中を、止別川は、今日も流れている。


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               ユリの街燈
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 止別川に沿って、小清水町の道路は海に向かって走っている。
 本流である川は、小清水町の町のそばで、支流であるポンヤムベツ川と合流
 する。この支流もやはり、屈斜路湖からやってくる。

 小清水町の町は、ユリの形の街燈が並ぶ。ステンドグラスのようなガラスの
 入った街燈は、見ていて飽きないほど美しい。
 ユリの町、小清水町。リリーパークという公園が、町外れに広大に広がって
 いる。夏になると何千、何万ものユリが丘の上で風に吹かれ、なんともいえ
 ない甘い香りを止別川に届けている。小清水の町は、甘い香りが似合う町か
 もしれない。

 近郊に大きな都市のない小さな町は案外寂しく感じるが、この町は、どうい
 うわけかうれしくなるような生命感を感じる。
 冬には熱気球が空を飛び、オホーツクを見下ろし、そして、斜里岳が大きく
 抱擁している姿を見て、みな安心する。そういった、活気のある町の中を、
 止別川はゆっくりと笑いながら、香りを体にふりかけ、流れていく。


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                遊び
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 川はただ、海という母の元に流れているわけではない。生きているという表
 現を教えてくれたのは、ある橋の上でのことだった。

 大きく成長した川の撮影をしていて、ふと下を見ると、橋の下で川はくるく
 ると渦を巻いて遊んでいた。いくつもの渦が、出来上がっては消えていく。
 バレリーナのような、スケートでくるくる回る女性のような。渦の回転は最
 初は早く、やがて、手を広げるようにゆっくりと消えていく。ああ、川が遊
 んでいる。

 冬の間、ここは凍っていただろう。息を吹き返したように、川の水は再び流
 れ、そして、遊ぶのである。秋には、鮭が遡上するらしい。鮭鱒孵化場跡と
 いう、また墓石のようなコンクリートをこの橋で偶然見つけた。この川は、
 バレリーナになった。春の日差しの中、秋の鮭が賑わうまでの間、彼女はい
 つまでも回り続けていくことだろう。


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               ためらい
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 川がとうとう海の中に向かうとき、それは、うれしくて戻っていくのとは違
 っていた。ためらい、まだ遊び足りないと言っているように、川は母のそば
 で、逆流していた。
 小さな、わがままな子供にかえっている。川は川でありながら、川上に波を
 打ち、海へ向かおうとしない。それは、海という大きな存在になることに自
 信がないのだろうか。それとも、川のままで小清水町の中をずっと流れてい
 たいのだろうか。長い長い旅をしたひとつの川は、潮風の中でいつまでも躊
 躇していた。思いがけない姿を見た。それまで、笑っていた川はここにはな
 い。ふと、寂しさがこみ上げてきた。どうしてだろう。そう感じながら、そ
 こを離れることにした。


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                写真
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 知り合いの紹介で、あるお店にやってきた。止別駅がラーメン屋になってい
 るその場所だ。「ここはいいから、是非行ってください」そう懇願された。

 カウンターの席に座り、ふと前にある食器棚の上の大きな写真を見つけた。
 このお店で働いていたご主人の写真だった。同じ食器棚が写真に写っている。
 知り合いが話してくれた言葉を思い出した。
 ここで働いていたご主人が亡くなり、奥さんが後を継いでいると。黒い額に
 入っているご主人の顔は笑っている。その下で忙しそうに動いている奥さん
 らしき人を見つめながら。満席のお客さんを見つめながら。
 この町の人は、このラーメン屋さんをとても大切にしているという。支えあ
 い、助け合い、ひとつの命をいつまでもいつまでも大切に守っている町であ
 る。そんな、温かい町をいつまでも流れていたいと思う止別川の戸惑いを理
 解することが、このお店でできた。


 ◎止別川と小清水町の写真はこちら
  http://www.mediaservice-jp.com/webnews/02_0417kosimizu/01.html



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            webnews緊急連絡用サイト
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 webnewsでは、インターネット経路の回線障害および、サーバー不調時の連
 絡用として「お知らせサイト」を設置してます。繋がらなくてお困りの時
 アクセスしてください。緊急連絡用掲示板もあります。自分だけがつながら
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        週刊webnews、次回以降の特集と募集テーマ
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 週刊webnews、次回以降の予定です。テーマに沿って原稿を書いていただけ
 れば、あなたもメルマガデビューです。1行は全角で34文字、本文5〜
 10行程度で書いていただければ、ほど良いと思います。詳しくお知りにな
 りたい方はメールでお問い合わせください。 mailto:oka@webnews.gr.jp

 ●4月24日配信号:おちゃメル
           おちゃらけた内容で原稿を作ってください。
           テーマは「知らなかったこと」
               「土壇場であせったこと」
               「どうしても馴染めないこの環境」
               「ああ、後悔」
           【原稿締切】4月22日(月)午後10時

 −−5月は通常の月よりも一回多い配信になります。第4配信日の22日に
   なにか特集を組みたいのですが、アイディアと企画をお寄せください。

 ●5月1日配信号 :オホーツクのイベント紹介
           テーマは「おすすめのドライブコース」
           【原稿締切】4月29日(月)午後10時

 ●5月8日配信号 :アクセスランキング
           テーマは未定
           【原稿締切】5月6日(月)午後10時

 ●5月15日配信号:オホーツクの町村紹介「佐呂間町」
           テーマは、佐呂間町にまつわることをお寄せください。
           【原稿締切】4月13日(月)午後10時

 ◎記事の投稿フォームを用意しました。お気軽にお寄せください。
  http://www.mediaservice-jp.com/webnews/tokou.html
 ◎メールでいただける場合はこちらまで。
  mailto:oka@webnews.gr.jp


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 《編集後記》

 ▼オホーツクの町村紹介、深尾朋子さんの目を通した「小清水町」は、いか
  がだったでしょうか。
  斜里岳に見守られ、大地を遊びながら流れる止別川。そして、人々の温か
  さに包まれた甘い香りの町、小清水町。小さな命はただ大きくなるだけで
  なく、遊び、温められながら、ゆっくりと時を流れていきます。

  生命を感じる町は、暖かな春の日差しの中、ねこやなぎの芽が気持ちよさ
  そうでした。(オ)

 ※編集者の都合により配信が遅れたことをお詫びします。


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【週刊webnews】2002.4.17(毎週水曜日発行)vol.0116
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   発行元:日刊Web新聞「webnews」 http://www.webnews.gr.jp/
 発行責任者:岡島隆広 mailto:oka@webnews.gr.jp
   監 修:ダブルH mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp
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