2001.9.26号 10:00配信

読者登録はこちら

メールマガジン週刊webnews 2001.9.19号 vol.0086

………………………………………………………………………………………………
         【週刊webnews】2001.09.19号 Vol.0086
………………………………………………………………………………………………
   ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
   ┃オ┃ホ┃ー┃ツ┃ク┃圏┃の┃総┃合┃情┃報┃サ┃イ┃ト┃
   ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛
     日刊Web新聞「webnews」 http://www.webnews.gr.jp/

 今週の目次

  ■今週1週間のコンテンツ9/12〜9/18
  ■ほいくしょげんきだより 9月号(さよママ)
  ■週刊webnews 市町村紹介「興部町特集」(深尾朋子)
  ■テーマ『興部』(Touchy、熊ぱんち、うめこ)
  ■webnews緊急連絡用サイト設置
  ■編集後記

………………………………………………………………………………………………
        「webnews」1週間のコンテンツ 9/12〜9/18
………………………………………………………………………………………………
 ◎大草原からのぷちメッセージ「悲しい事件」
  http://www.webnews.gr.jp/ikuchin/iku_index.html
  ▼今回の“狂牛病報道”に対する、いくちんの思いを書いています。

 ◎お宝探偵団「昭和49年式ホンダライフ」
  http://www.webnews.gr.jp/otakara/otakara_index.html
  ▼ある民家の庭先にあったクルマです。かなり前から、この場所に放置さ
   れている様子で、程度的にはあまり良好とはいえません。フロントマス
   クの形状から、昭和49年式と判断しました。

 ◎コロンボにもの申す「愛情の計算/1974年制作」
  http://www.webnews.gr.jp/columbo/columbo_index.html
  ▼内容に工夫が見られないという今回の作品。その原因は“手がかり”に
   あるらしいです。Sさんの総合評価は73点。

 ◎梅小路「9月15日(土曜日)最終章〜わたしのゴール」
  http://www.webnews.gr.jp/umekoji/umekoji_index.html
  ▼サロマから歩いて北見を目指していたうめこさんがついに、北見市東陵
   公園のゴールに到着しました。延べにして約11時間。ついに完走です。

 ◎キリ番ゲッターの部屋「333333は興部町のBTさん」
  http://www.webnews.gr.jp/kiriban/kiri_index.html
  ▼やはり登場しましたBTさん。別名を“キリ番ゲッター”ともいいます。

 ◎オホーツク花便り「可憐な野の花」
  http://www.webnews.gr.jp/hanadayori/hana_index.html
  ▼歩いて北見を目指していたうめこさんが途中、仁頃から北見市内へ向か
   う道端で撮影したものです。

 ◎簡単料理研究所「温野菜のバター風味」
  http://www.webnews.gr.jp/umeko/umeko_index.html
  ▼カボチャ、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワーが入ってます。
   あっさりしたバター風味で、おいしかったです。

 ◎小さい秋見つけた「ドングリ他」
  http://www.webnews.gr.jp/aki/aki_index.html
  ▼これも、うめこさん。仁頃の上り坂あたりで撮影したものです。

 ◎今日の興部「興部川(9月12日)の様子」
  http://www.ohotuku26.or.jp/o.rakuno/okoppe/today/
  ▼秋雨前線と、その後の台風15号の影響でオホーツク全域には大雨や洪
   水に関する警報が発令されました。アメダスによると興部の総降水量は
   9〜12日までで212ミリと記録されています。

 ◎サロマのデジカメスケッチ「町議会議員選挙の投票が始まりました」
  http://www.webnews.gr.jp/today/saroma/saroma_index.html
  ▼16日に投票が行われた佐呂間町議会議員選挙の模様です。投票の結果
   はwebnews佐呂間町のなんでも掲示板で速報された通りです。

 ◎日本一周のごりさんからオホーツク応援団のみなさんに
  http://www.webnews.gr.jp/umekoji/01_0912_1.html
  ▼先日、みごと日本一周を成功させたごりさんから、オホーツク応援団へ
   のお礼の言葉です。

………………………………………………………………………………………………
          ほいくしょげんきだより 9月号
………………………………………………………………………………………………
 ▼娘が通っているのは、子供の数が16名のちっちゃな保育所。子供たちの
  様子とかを毎月1回、チョコチョコ書いていこうと思うのです。

                 ▼▼▼

 やっと暑くなった、夏だ! と思ったら、あっという間に涼しい秋風が吹く
 ようになりました。さて、行事がいっぱいの9月です。

 *頑張ったよ*

 9月2日は、待ちに待った運動会でした。保育所の窓ぎわいっぱいに飾られ
 た、子供たちお手製のてるてる坊主。願いが通じたか、前夜までの雨も朝に
 は上がりました。でもグラウンドの状態が悪く、結局近くの小学校の体育館
 を借りての開催となりました。
 さあ、保母さんや父兄は大忙しです。運動会に必要な道具一式をトラックで
 小学校へ運び、手分けして会場をセッティング。園児が集合するころには、
 すっかり準備が整いました。観客席は、孫の活躍を見ようとやって来たおじ
 いちゃんおばあちゃん、そして卒園生たちなどでにぎわっています。

 9時半。年少さんの元気な「はじめの言葉」で、運動会が始まりました。
 まずはかわいい「おひさま体操」で準備運動。そして「かけっこ」、一般参
 加種目「ケツ圧測定(お尻で風船を割る)」「仲良し親子でデカパンツ(ビ
 ニール袋で作った大きなパンツを母と子が片足ずつはいて走る!)」
 …どんどん競技は続きます。
 本当なら我が子の活躍ぶりをゆっくり見たい父兄たち。でもそうはいかない!
 小さい保育所ですから、父兄=運営スタッフ。次々用具を準備する係、競技
 説明などの放送係、保母さんと共に子供たちを世話する係など、各々の役割
 をこなします。その合間に、競技にも参加しなければいけません。とにかく
 忙しい! でも皆笑いが絶えません。

 「玉入れ」では、父兄対園児の戦いとなりました。父兄のかごは、入口が狭
 められているうえに、机に乗せられていてとんでもなく高い位置に!みんな
 本気になって?玉を投げましたが、圧倒的に園児の勝ちでした…。
 「綱引き・大人の部」は、お父さんチーム対お母さんチームで大決戦。白熱
 した戦いは1勝1敗、仲良く引き分けとなりました。「紅白リレー」では年
 少さんはトラック半周、年長さんは1周を力走!会場はもう最高に盛り上が
 りました。最後は園児と母親のフォークダンス。仲良く踊って、全種目の締
 めくくりです。

 閉会式。今年は白組の勝ちでした。でも赤組だって頑張った! そのごほう
 びに、園長先生が園児一人一人の首に可愛いメダルをかけてくれました。
 ふと時計をみると、もうお昼を過ぎています。みんなで手分けをして後片付
 けしたら、今度は保育所に戻りました。庭のテントに集まって、これからジ
 ンギスカン&ちゃんちゃん焼き! みんなお腹ペコペコ。もうおいしくて、
 子供も大人も夢中になって食べました。

 あいにくのお天気だったけど、誰一人ケガすることなく無事に終わって本当
 によかった! 親同士の交流もたっぷりできて、とても楽しい運動会になり
 ました。子供たち、本当によく頑張ったね!

 *イベント続き*

 K保育所の子供たちは、地域のアイドル。出演依頼も殺到?! 14日には
 地域の演芸会で、お遊戯「お祭りサンバ」を披露しました。25日には敬老
 会にもゲスト出演する予定です。他にも、秋の遠足や観劇会など、楽しい行
 事が続きます。

 *来月は…*

 10月は、大きな行事も一休み。秋が深まっていく中、子供たちはどんな日
 々を過ごすのかな?
                             (さよママ)

                ・    ・
              ・・・●●●●・・・
                ・    ・

     週刊webnews毎月第三配信号はオホーツクの市町村紹介です。
 ─────────・・・・・・・・・・・・・・・・・─────────
 ─────────・  週刊webnews 市町村紹介  ・─────────
 ─────────・・・・・・・・・・・・・・・・・─────────
 ─────────・  興部町(おこっぺちょう) ・─────────
 ─────────・・・・・・・・・・・・・・・・・─────────
 ─────────・  人口4993人(2001.9.1 現在)・─────────
 ─────────・・・・・・・・・・・・・・・・・─────────

  ▼人口約5千人の町、興部町に台風一過の日、取材に出かけた。海は濁り、
   牧草地は湿地のように大きな池を作り、台風の爪あとが生々しいながら、
   漁師町そして酪農の町は静かな時間が流れていた。
   興部町は沙留地区と興部に分かれる。紋別方面から向かった私たちは、
   まず、沙留地区に入った。(深尾朋子)

   オホーツクファンタジアにある興部町のHP
   http://www.ohotuku26.or.jp/organization/okoppe/index.html

………………………………………………………………………………………………
          ひし形と丸い窓がおしゃれな住宅
………………………………………………………………………………………………
 沙留地区はとても大きい町のよう。漁師町らしく港に家が集中している。
 平成元年まで汽車(名寄線)が走っていた町だったらしく、昔の活気あふれ
 る町並みがひっそり残っていた。
 沙留の駅は今は現代風の変わった町営住宅(新沙留団地)になっている。普
 通に無駄なく作れば4軒分が入るスペースに、3軒分のユニークな建て方を
 している。二階の住宅のバルコニーがとてもおしゃれだった。白い壁は台風
 の去った青空にまぶしく映り、エーゲ海の白い家のようにも見える。
 その住宅の向かいに、こちらは無駄なく真四角に区切られた住宅を見つけた。
 窓はひし形と丸いものがある。幾何学的なその窓は白い町営住宅に引け目を
 とらないおしゃれな形だ。5階建て、奥には10階建て。
 この古びた住宅はタコ壺らしい。古さから言ってもう今は使われていないの
 か、新しい住人を待ちながら草むらの中でのんびりと建っていた。

………………………………………………………………………………………………
                昔を偲ぶ
………………………………………………………………………………………………
 沙留の町を見ていると、ふと私の育った静岡を思い出す。どうしてだろう、
 懐かしさがこみ上げる。潮の匂い、不規則な細い道、祭りの後のちょうちん、
 古い町並み、、、、そう、あった、ブロック塀だ。北海道ではなかなか見つ
 けられないブロック塀がここにはあるのだ。潮風を防ぐためなのかその用途
 は静岡と違うと思うけれど、懐かしくて故郷に帰った気持ちになって目頭が
 熱くなった。そんなブロック塀のある庭から張り出した木の枝に、みかんが
 たくさんなっていたら、まさに静岡だなあと。それはありえないとしても、
 内地からの旅行客はきっとこの町を不思議に感じる事だろう。

………………………………………………………………………………………………
              おしゃれな自転車店
………………………………………………………………………………………………
 都会でもこんなおしゃれな店はめったに見られない!
 そんなお店が沙留にあった。真黄色に塗られた小さな小屋がバス停の向かい
 にある。正面はガラス張りで、よく見ると自転車がその小屋の中で宙に浮い
 ている。さらに自転車の籠など、あらゆるものが小屋の中に浮いている。
 「7ハンライダー」と名前の書かれたその小屋にしばし目を奪われた。こん
 なすごいディスプレイは見たことがない。何度となくその前を通り過ぎ、何
 度でも目がくぎ付けになる。同じような黄色に塗られた自転車やさんが隣に
 あった。どんな人なんだろうか。少し知りたくなった。

………………………………………………………………………………………………
               いつでも出動中
………………………………………………………………………………………………
 漁師町の沙留は台風直後のため、とても静かだ。港に行ってみても、たくさ
 んの船が停留されたままでどうやら今日も仕事が出来ないらしい。静かに網
 の手入れをしているおじいさんが岸壁でひとり背中を丸めながら座っている。
 かもめが早く漁をしてほしいとおなかをすかせておじいさんの上を飛び回っ
 ている。
 その光景を見ていた私の横で、カメラマンはうなりだした。なんともいえな
 い古い形の真赤な消防車がたくさん巻かれた綱に取り囲まれて眠っている。
 あっちにも、こっちにも消防車が眠っている。古い絵本に載っていた昔のポ
 ンプ車の絵とそっくりなものがこんな港にあるなんて、とても意外だった。
 まさかこれも、あの自転車やさんのごとくディスプレイだとしたら、なんと
 芸術的な町だろう。
 ポンプ車ばかりだから、網の洗浄にでも使うのだろうか。本当のことをおじ
 いさんに聞いてみようと思ったけれど、おじいさんは車が近づいても振り向
 かない。もくもくと仕事をする姿に声をかけられず、そっと港を去ることに
 した。いや、このおじいさんの発案したディスプレイかもしれぬ。うつむき
 ながら「どうだ、参ったか!」とにやけていたら、面白いだろうなとおじい
 さんの後姿をいつまでも見ていた。

………………………………………………………………………………………………
                青い芸術
………………………………………………………………………………………………
 黄色い小屋、赤い消防車と来れば、青の芸術はなんだろう。その答えはすぐ
 に見つかった。
 波打つ音に引き込まれ、着いたところは海水浴場だった。夏の活気とは裏腹
 にそこはゴーストタウンのよう。海の家の窓にはこげ茶色の板がはめられ、
 この夏たくさんの人たちの脳裏に焼きついた花火が、砂に埋もれてさびしそ
 うに潮風に揺れていた。大きな流木が波に流されてたくさん打ち上げられて
 いる。夏の賑わいはあっという間に消え、あとの10ヶ月あまりを静かにこ
 うしてじっと休んでいる。
 海水浴場から階段を上がると、そこには海を臨む場所に二つのコテージがあ
 った。最近作られたのか、まだ新しい。そのコテージの窓から遠くのオホー
 ツク海が見えた。はっとするような青さだった。そう、今は台風の直後。浜
 のそばの海は茶色く濁っている。顔を上げると遠くには真っ青な海が広がっ
 ていた。青の芸術は、この海のような気がする。人の手で作られたものでは
 なく、この沙留を温かく抱きしめている大きなオホーツク海。この青は冬に
 なると白くなり、そして春になるとまた青くなる。そうした海は世界中でめ
 ったにない。ここオホーツクの海は立派な芸術品だと思う。

………………………………………………………………………………………………
               笑顔の人たち
………………………………………………………………………………………………
 興部の町にやっとたどり着いた。沙留が懐かしさを分けてくれたおかげで、
 長いこと沙留に留まってしまった。デジカメのバッテリーもなくなるほどだ
 った。バッテリー充電のため役場に出向くことにする。ウィークリーおこっ
 ぺスタッフの女性が初対面の私を笑顔で迎えてくれた。敬老会のバスの誘導
 をする人もにこやかに腕を回している。お昼を食べたレストランのメニュー
 には、楽しそうな絵がいっぱいで、見ているだけでわくわくする。レストラ
 ンの中は若いサークルの奥さんたちの笑い声でいっぱいだった。
 チーズを買いに行ったアドナイチーズ工房は、ずっとしゃべりながら試食さ
 せてくれた奥さんがとても印象的だった。帰り道に出会った、道端できのこ
 を採るおじいさんはうれしそうな顔をしていた。みんな笑顔でいる。
 何の屈託もなく笑顔でいられる興部の人たちと出会えて私もとてもうれしく
 思えた。

………………………………………………………………………………………………
                鉄道あと
………………………………………………………………………………………………
 笑顔を絶やさないでいられるその理由はなんだろう。
 興部にはいろんな建物がある。その中でも珍しいのが風力発電の巨大な風車
 だ。3本の羽根がブーンブーンといって回っている。あんなに大きなものが、
 風で回るなんて不思議だ。どんな日でも回る風車は町民の笑顔そのもののよ
 うな気がする。そんな風車はオホーツク海を見つめている。その海のそばに、
 かつて走っていた鉄道の跡を今も見ることが出来る。

 興部町には7つの駅があった。
 オホーツク海には漁師町沙留、海に近い豊野(とよの)、高校そばの旭ヶ丘、
 そして興部の駅があった。興部の駅から内陸に向かって北興(ほっこう)、
 宇津(うつ)、班渓(ぱんけ)がある。今回、内陸部には時間がなく行く事
 が出来なかった。役場の職員の方はこの内陸の地方こそがとても面白い場所
 だとまた笑顔で話してくれた。
 旭ヶ丘、豊野の駅跡を探す事にした。旭ヶ丘は高校の裏手らしい。もう駅の
 跡形もない。ただ、枕木が山になって積んである場所を見つけた。その脇に
 は小さな道があり、うっそうと周りが背丈よりも大きいイタドリの葉で覆わ
 れている。きっとこの奥に、、、と歩いていくとやはり線路の跡があった。
 あたりは草で覆われ、秋の花エゾリンドウが誰もいない駅にひっそりと咲い
 ていた。
 豊野らしき駅跡では、大きなショベルカーが地面を掘っていたため、そばに
 は行けなかった。

 確かに、平成元年まであったその鉄道は人を乗せ、荷物を乗せ、そして笑顔
 を乗せてこの町にやってきていた。今は鉄橋がわずかに残り、線路があった
 場所には草の道が残るのみになり、それもショベルでやがて消えていく。
 しかし、人や荷物を運べなくなった今も、笑顔だけはこの草の道を通って遠
 くからこの町にやってきているように思う。現代の風車が風を切って回り、
 笑顔の汽車を呼んでいるように思えたからだ。ずっとずっと回り続け、おい
 でよと手招きしているような。だから、いつまでもこの町は笑顔でいられる
 ような気がする。ずっと元気な町でいるような気がする。

 ◎興部町の写真はこちら
  http://www.mediaservice-jp.com/webnews/01_0919okoppe/okoppe_01.html

 【今回のライターは、深尾朋子さん】プロフィール

  静岡出身、帯広畜産大学で経済学を専攻し、サロマの畑作農家の人と結婚。
  現在環境を考えた草木染をし、町内外でワークショップを行っている。
  サロマのメルマガのスタッフ。「ともの染め日記」担当。

                 ▼▼▼
                 ・・・
                  ・

………………………………………………………………………………………………
              気になる興部音頭
………………………………………………………………………………………………
 興部音頭というものをみなさんはご存じでしょうか?
 もう10年くらい前になると思います。STVラジオの人気番組・うまいっしょ
 クラブで一時期毎日のように流れていたんです。
 とてもインパクトがあって、あれ以来個人的に探しているんですが、いまだ
 に私の中では謎のままです。
 誰かご存じのかた、音源をお持ちのかたがおられましたら是非ご一報くださ
 い。ほんと気になったままなのよ。
                              (Touchy)

 ◇興部町のなんでも掲示板で一度、話題にのぼったことがあります(編集部)

………………………………………………………………………………………………
          「興部力」の存在に関する一考察
………………………………………………………………………………………………
 興部高校時代、特に英語の成績が良かったと言うことはないし、大学はサボ
 りまくりだったので、特に何か勉強したとかそんなことは、たぶんない(ひ
 どい話だ)と思う。会社に入ってからは、気の利いたやつはイー○ンとかジ
 ○スとか駅○留学とかに行くんだけど、めんどくさいからそんなのにも行か
 なかった。つまり、私の英語は、まったく興部高校のみ(興部中学もか(^^;)
 から修得したと言ってよい。

 しかるに、である。

 そんな私が今、すこぶる怪しい英語でビジネスをやっている。同僚は「県下
 有数の進学校」なる高校を卒業したのばかりなのに、「英語?ぶんぶんぶん
 (←首を横に振る音)。」ってのも珍しくないのであって、そんな彼らが
 英語世界で固まっているのを見るにつけ、「興部高校ではほかの、いわゆる
 『進学校』では教えない特殊な教育をやっていたのか?」と勘ぐってみたり
 もする。そういえば高校大学と同窓のA部くんもスリランカが第二の故郷だっ
 つーてたし。

 メルマガ「★ウイークリーおこっぺ★」にしてもそうなのだが、わが興部町
 には「あんまり小難しく考えないで、まず実践しよう。考えるのはあとでも
 大丈夫。」という気風があるのではないかと思う。これは一見、学問の世界
 と相反するようだが、トンネル工事などに代表される「経験工学」なんかは
 まさにこれで、いつまでも机の上でうじうじ考えていたら、青函トンネルな
 んてまだできてなかっただろう。もしかしたらこれが、webnewsスタッフの
 言う「はじけた」気風なのかもしれない。

 受験勉強なんてないから、少年青年期に無駄なエネルギーを消耗していない。
 だから、東京もスリランカもマレーシアも、インターネットもどんと来い。
 持っている知識はたとえ少なくてもフル活用して、度胸一発、のびのびと、
 思う存分やればいいじゃないか。スキルと結果はあとからついてくる。

 ...ってのが多くの興部町出身者にあるとするなら、興部町出身者のみが持ち
 得る「興部力」と言うのは確かにある。で、この「興部力」、がりがりと机に
 かじりついて身につけたものよりも、人生の節目節目で、はるかに役に立って
 いることをしばしば実感するのである。

 興部町はこれといった有名人を輩出していない割には、学界にはかなりの数の
 人材を送り込んでいて、これ、ひそかなお国自慢なのだが、この学者の多い
 土地柄ってのも「興部力」のなせる技かなと思ったりしているのである。

   (要は無鉄砲じゃないかというツッコミ禁止 熊ぱんち@マレーシア)

………………………………………………………………………………………………
        サロマから見た興部考〜比較的手法を用いて
………………………………………………………………………………………………
 興部とサロマは似ているところが多いと思った。牛の町であるところ、イン
 ターネットが盛んでメールマガジンを発行しているところ。オホーツクの海
 にも面しているし、人口もさほど違わない。でも、違う。何かが違うことに
 ある日突然気がついた。そのことをふたつの町を比較して考えてみたい。

 【牛類学比較】
 興部にもサロマにも牛が多いし、その数は人口よりも多いのは同じ。でも、
 牛が違う。牛の顔というか、性格というか、きっとミルクの味も違う。その
 素は牧場にある。興部の牧場はなぜかサロマのそれよりもずっと広いのだ。
 土地が広いのか、オホーツクを望む広々とした牧場にたたずむ牛達は、まる
 でフェルディナンドのようにおっとりとしている気がする。これは事実と確
 信しているわたしである。

 【人間学的比較】
 すると今度は人もどこか違う。おこっぺな人にサロマニアンは負ける。人の
 良さもお祭好きもあほたんこ加減も興部人にはかなわない。どうしてなのか
 不思議である。飲んでいる牛乳の違いだろうか。メルマガスタッフを見ても
 わたし達はまるでまじめ人間に思える、興部スタッフと比較するとね。
 
 【言語学比較】
 興部で一番苦労したのはカタカナ使いの天才であるところ。初めは意味が、
 全然わからなかった。「アニュー」でしょ、「ルゴーサ」でしょ、「ロイズ」
 はいいとしても「アドナイ」に「ノースブレインファーム」ときたもんだ。
 それに比べるとサロマの場合はなんでもすぐ平仮名化してしまう。道の駅サ
 ロマ湖は「みのり」、グリーンビレッジは「緑館」、シンデレラ夢2001
 は「かぼちゃ祭り」。ハイカラさのかけらもないな。

 それでもサロマの人々は興部の町を兄弟のように愛しています。これからも
 どうぞよろしく!
                   (ほぼ週刊さろま編集長 うめこ)

………………………………………………………………………………………………
             webnews緊急連絡用サイト
………………………………………………………………………………………………
 webnewsでは、インターネット経路の回線不調および、サーバー不調時の連
 絡用として「お知らせサイト」を設置してます。繋がらなくてお困りの時な
 どは、緊急連絡用掲示板もありますのでご利用ください。自分だけがつなが
 らないのか、それとも他のみんなも同様なのか確認できます。
 不調時緊急用サイトのアドレスをあなたのブックマークに加えておいてくだ
 さい。

 ◎webnews緊急用お知らせサイトはこちら
  http://www.mediaservice-jp.com/webnews/index.html
 ◎webnews緊急時掲示板はこちら
  http://www81.tcup.com/8137/webnews.html
 ◎携帯からも緊急時掲示板にアクセスできます
  http://www81.tcup.com/cgi-localbin/8137/webnews.cgi?m=i
 ◎緊急時の連絡メールは
  mailto:webnews@themis.ocn.ne.jp

………………………………………………………………………………………………
         週刊webnews、次回以降の特集と募集テーマ
………………………………………………………………………………………………
 週刊webnewsの次回以降の募集テーマです。

 ●9月26日配信号:おちゃらけ内容のメルマガ「おちゃメル」です。
           テーマは「耳を疑ったひとこと」です。
           【原稿締切】9月24日(月)午後10時

 ●10月3日配信号:オホーツク10月のイベント紹介
           テーマは「我が家のイベント」です。
           【原稿締切】10月1日(月)午後10時

 ●10月10日配信号:webnewsアクセスランキング
           テーマは「マイランキング」です。
           我が家の、もしくは、あなた個人のマイランキングを
           教えてください。興味を持っているランキング、好き
           な食べ物ランキング、高価なものランキング等々。
           【原稿締切】10月8日(月)午後10時

 ◎記事の投稿フォームを用意しました。お気軽にお寄せください。
  http://www.mediaservice-jp.com/webnews/tokou.html
 ◎メールでいただける場合はこちらまで。
  mailto:oka@webnews.gr.jp

++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 《編集後記》

 ▼週刊webnews、今回は、サロマの草木染作家で、ほぼ週刊さろまメルマガ
  スタッフの深尾朋子さんをメインライターにし、おとどけしました。
  市町村紹介「興部町の特集」はいかがだったでしょうか。特集本文にも書
  いてありましたが、沙留地区がおもしろくて、ことのほか時間を要してし
  まい、内陸方面まで行けなかったことが実に残念でした。

  次回、来月は「上湧別町」の特集を予定しております。週刊webnews編集
  部では引き続きライターの募集をします。同行取材可能な方、ライター登
  録してください。メールでご連絡ください。(岡島隆広)

 ◎メールマガジンをお読みになった感想は編集長の掲示板へ
  http://www.webnews.gr.jp/CgiBin/light-tomy.cgi
 ◎記事の投稿、参加、ご意見・ご感想をメールでいただく場合はこちら
  mailto:oka@webnews.gr.jp
 ◎記事の投稿フォームを用意しました。お気軽にお寄せください。
  http://www.mediaservice-jp.com/webnews/tokou.html

++++++++++++++++++++++++++++++++++++
【週刊webnews】2001.9.19(毎週水曜日発行)vol.0086
 マガジンID:0000023233
   発行元:日刊Web新聞「webnews」 http://www.webnews.gr.jp/
 発行責任者:岡島隆広 mailto:oka@webnews.gr.jp
   監 修:ダブルH mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
 ◎週刊webnewsご購読の登録・解除および、バックナンバーはこちらから
  http://www.webnews.gr.jp/index_mag2.html
 ◎メールマガジン各誌の登録はこちらからも出来ます
  http://www.webnews.gr.jp/mag2/mailmag_index.html


読者登録はこちら