2001.3.14号 13:00配信

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メールマガジン週刊webnews 2001.3.7号 vol.0058

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         【週刊webnews】2001.03.07号 Vol.0058
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   ┃オ┃ホ┃ー┃ツ┃ク┃圏┃の┃総┃合┃情┃報┃サ┃イ┃ト┃
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     日刊Web新聞「webnews」 http://www.webnews.gr.jp/

 今週の目次

  ■今週1週間のコンテンツ(webnews編集室)

  ┏━春の話題特集
  ┃
  ■斜里町の春の兆し(斜里町 鹿野)
  ■小さな春 見ーつけた(サロマ町 うめこ)
  ■春の兆し(津別町 オオヤネ)
  ■なんか春っぽい(紋別郡上渚滑町 オシピー)
  ■空色の空(広島県福山市 まにしゃ)
  ■春が一晩でやってきた頃(神奈川県茅ヶ崎市 mck.P.)
  ┃
  ┗━「あなたの町の春」

  ■2000年ネパール旅行記(紋別市社会福祉協議会:篠原辰二)No.1
  ■「週刊webnews」スタッフ姿見【第8回】t2t2(webnews編集室)
  ■編集後記

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        「webnews」1週間のコンテンツ 2/28〜3/6
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 ◎思ったこと雑記帳「我が家の悩み」(tomy)
  http://www.webnews.gr.jp/tomy/tomy_index.html
 ◎あなたのお宅のお雛様拝見
  http://www.webnews.gr.jp/ohinasama/hina_010302.html
 ◎くるみ幼稚園“小さなギャラリー”を訪ねて
  http://www.webnews.gr.jp/news/01_0302jun/01_0302jun.html
 ◎本岐中学校の閉校式【津別町】
  http://www.webnews.gr.jp/tubetu/01_0228honki.html

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        今週は、各地の春、春の兆しをお伝えします。
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              斜里町の春の兆し
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 絶好の自然が周りにあるのにもっぱら職場(ホール)の中にばかりいて、あ
 まり自然に縁がないのですが、斜里の春の兆しと言えばやっぱり「海あけ」
 ですね。
 昼休みとか、時々ボーッとしに海岸まで流氷を見に行きますが、一面あった
 流氷が溶けながら去っていくのを見ると、「流氷さん、さようなら、また来
 てね」と詩的(?)な気分になります。
 よく写真なんかでもありますが、海あけの流氷ってぷかぷかと忘れ物のよう
 なものが浮かんでいて、一番好きです。しかも知床半島は湾曲しているので、
 ウトロから夕陽の方向に海あけの港を見られるんですよ。
 オホーツク海沿岸はどこでもどうでしょうが、流氷がいなくなるとグンと暖
 かくなって、白一色の世界も終わりだなぁって思います。
 ところでお年寄りの人たちに聞くと、斜里では昔、ウトロから斜里まで流氷
 の上を歩いて渡ったそうです。斜里まで病院に連れて行こうと子どもをおぶ
 っていったら、斜里につく頃には子どもが冷たくなっていたとか、海に落ち
 て何人も亡くなったとか。今は斜里からウトロまでの道も40km、40分
 の道のりですが、海岸沿いの道もなかった頃のお話。今よりもずっと海あけ
 を楽しみに待っていたんでしょうね。(斜里町 鹿野)

 ◎鹿野さんがシスオペの「斜里町のなんでも掲示板」はこちら
  http://www.webnews.gr.jp/CgiBin/bbs-syari.cgi
 ◎鹿野さんが関わっている「劇団みずなら」のHPはこちら
  http://members.tripod.co.jp/mizunara/

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             小さな春 見ーつけた
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 先日、小学校の最後の参観日があり、懇談会も終わって子どもと一緒に帰る
 道、すっかり雪も解けてアスファルトの出た道路に水たまりができ、なんと
 スズメが水浴びをしているじゃあありませんか。思わず徐行して様子を見た
 けどスズメの水浴びは終わらないどころか仲間まで集まり出してしまった。

 止まったうちの車の後ろにまた3台の車が止まってスズメの水浴びの終了を
 待つことになってしまった。後ろにいたあゆこのママ、ごめんなさい。

 道路の真ん中で水浴びをしたスズメもおかしいけれど、それを待つことので
 きる田舎道の車達もおもしろいと思ったわ。あの道にもまた雪が降り、また
 解けて、そして段々本当の春になって行くのですね。
 小さな春 見ーつけた!(サロマ町 うめこ)

 ◎うめこさんの簡単料理研究所はこちら
  http://www.webnews.gr.jp/umeko/umeko_index.html

 ◎うめこさんがシスオペの「簡単料理研究所の掲示板」はこちら
  http://www.webnews.gr.jp/CgiBin/bbs-cooking.cgi

 ◎「おばさんパワーのおしゃべり掲示板」はこちら
  http://www.webnews.gr.jp/CgiBin/bbs-obasan.cgi

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                春の兆し
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 広報つべつ99年4月号のあとがきより
 「数年前の今ごろ、東京九段の桜並木を歩いたことがあります。道端に舞い
 落ちた花びらが印象的でした。すぐ近くの靖国神社には、かつての戦争で桜
 の花びらのように散っていった若者たちが祀(まつ)られています。平和な
 この時代、銃ではなく、ペンを持てる喜びをかみしめています。」

 大学4年の春に、皇居周辺を散策したときのことを、あとがきにしてみたも
 のです。だから書かれている景色は、もう6年くらい前のものになりますね。
 いまごろ、とは3月下旬ころだったと思います。女満別からひとっとびで東
 京に降り立ったので、もう散りはじめている桜に、少し驚いたのを覚えてい
 ます。ちょっと風が冷たいけれど、日ざしの暖かい日だったな。

 実は、私の「春の兆し」は、このときの風景にあるのです。

 東京駅から丸の内をまっすぐ突き抜けて、皇居外苑へ。集合写真を撮る観光
 客。お堀を挟んで向こう側には二重橋。お堀に沿って左回りに歩く。桜田門。
 国会議事堂。花見の場所を取るロープ。焼きイモ屋。軍人の銅像。靖国神社
 の大きな大きな鳥居。近衛師団の碑。外苑からその裏側にまわるに従って、
 戦前を思わせる景観が増えてくる。折しもこの年戦後50年。意外に短い半世
 紀だったのだと感じました。

 夕暮れまでだらだら歩いて、帰りは地下鉄で東京駅へ向かいました。あの地
 下鉄サリン事件の直後だっただけに、あまり利用する気にはなれませんでし
 たが足の疲れには勝てず、吸い込まれるように九段下駅の入り口へ。駅構内
 にゴミ箱が見当たらないのは、撤去されたからだったのでしょうか。不審な
 荷物への注意を促す貼紙に感じた戦慄を、今も覚えています。

 しかし、この中で一番の思い出は、焼きイモ屋のおじさん。屋台の車で店を
 出していて、値段は忘れたけれど、イモは結構大きかった。そして、車に貼
 紙してあった「店主とクイズ対決して、勝ったら一生タダに」との文句は、
 この季節になると必ず思い出す。ヒゲづらで愛想がなくて、「客とクイズ」
 というイメージではなかったから、妙に印象に残っている。ちょうど一年後、
 卒業する前にまた皇居へ。千鳥が淵にいってみたら、おじさんはいなかった。
 クイズ対決、しておけばよかったかな。

 私の「春の兆し」・・・それは「焼きイモ屋とクイズ」を思い出すころ、な
 のだ。(津別町 オオヤネ)

 ◎オオヤネが勤める津別町のホームページはこちら
  http://www.town.tsubetsu.hokkaido.jp/

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              なんか春っぽい
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 ちょっと見て、これが春の兆し。(オシピー)
 http://www.webnews.gr.jp/webnews/01_0307osp.html

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               空色の空
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 3月に入りましたが、オホーツク海沿岸では、こないだも大雪が降ったそう
 ですね。まだまだ寒さは続いていますが、自然界の内部では、そっと春を迎
 える準備が進んでいることでしょう。瀬戸内海沿岸では、あまり雪が降らな
 い内にバタバタと春が急ぎ足で近づきつつあります。
 先日、私は少し早い「春」を探しに外へ出ました。

 ところが。。

 撮影場所を探して車を走らせていると、珍しく「あられ雨」にあってしまい
 ました。
 出掛ける前は、雲なんて空の端っこにしかなかったのに!急速にむくむくと
 膨れ上がった灰色雲から落ちてきた「あられ」は、当たると痛いぐらいの大
 粒でした。幸い、行きつけ(?)の本屋で雨宿りをしていると、すぐに空が
 明るくなってきたので良かったです。どうやら、灰色雲は気まぐれに空を襲
 い、飽きたらさっさと遠くへ立ち去ったようです。

 写真は、通りあられが止み、すっかり穏やかさを取り戻した空です。再び顔
 をのぞかせた太陽は、なんだか嬉しそうに輝いていました。これからあと何
 度か冬雲が通りすぎれば、ポカポカ陽気の季節が訪れるでしょう。
 (広島県福山市 まにしゃ)

 ◎空色の空の写真はこちら
  http://www.webnews.gr.jp/webnews/01_0307manisha.html

 ◎まにしゃがシスオペの「ここが知りたいネパールの掲示板」はこちら
  http://www.webnews.gr.jp/CgiBin/bbs-nepal.cgi

 ◎まにしゃの「誰でもできる国際ボランティア」はこちら
  http://www.webnews.gr.jp/nakatsuka/nepal_index.html

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            春が一晩でやってきた頃
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 大学進学が決まった年の春は遅く、ふるさとを後にする日は、もう4月だと
 いうのにべたべたと湿った雪が降っていた。そんな中を、なんとも不釣り合
 いな夏靴をはいた私は、たったひとりで函館行きの急行に乗り込んだ。湿っ
 た雪は札幌辺まで降り続いていただろうか。長い長い旅であった。

 進学先は東北の中途半端な場所だったので、青森から夜行に乗った。ひとり
 旅の緊張からか、眠ったような眠れないような長い長い闇夜が過ぎ、何度目
 かの浅い眠りから醒めた目にまず飛び込んできたのは、冬の北海道とは全く
 違うまぶしい光だった。すばらしい晴天と残雪、萌えだしたばかりの緑、こ
 ぶしの木に咲く花、やちぶきの黄色、まぎれもない「東北の春の景色」だっ
 た。知る人など誰もいない土地で一人暮らしを始める不安は、この景色を見
 たとたんにどこかへ消え、これからの大学生活が希望に満ちたものになるよ
 うな予感がして嬉しかったことは、今でも鮮明に覚えている。資生堂のCM
 モデルがあの「マリアン」で、竹内まりやの「不思議なピーチパイ」が街に
 流れていた年のことであった。

 それから4年の間、私の「春」は、たった一晩でやってきた。そして、一晩
 でやってきた春は、同時に新学年の始まりも意味し、ガラにもなく「また勉
 強しなければ」とも思ったことだった。

 ことしもまた春が来る。雪景色が消えて一斉に花が咲き出す北海道の春も、
 一晩でやってくる東北の春も、ここ茅ヶ崎にはないけれど、この季節になる
 と心のどこかからの「また勉強しなくては…。」という声を感じる。そして、
 化粧品会社の春キャンペーンが流れ、街に新入生の姿を見かけると、一晩で
 やってきた春のことをふと懐かしく思い返してみたりするのであった。

                    (今週はエッセイ風にキメたmcK.P.)

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   2000年ネパール旅行記(紋別市社会福祉協議会:篠原辰二)
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 1.三度ネパールの地に

 2001年元日、僕は再びネパールの地を踏んでいた。
 僕が紋別で暮らしてから7年が経つ。その間、正月といっても実家に帰るこ
 ともなく、しかし一応は年越しそばやおせち料理、正月のテレビ特番や初詣
 で正月気分に浸ることができた。21世紀の幕開けを神々の国ネパールで迎え
 る。僕にとってこんなに光栄なことは今までにない。2000年の最後の日、
 僕等の旅は始まった。

 旅と言っても僕等の旅は一般的な観光ではない。僕等は紋別市で活動を行っ
 ている市民団体、「ひとの会(会長:渡部章)」の一員だ。このひとの会で
 は様々な活動を通して「人づくりとマチづくり」を考える団体。会員はそれ
 ぞれの技術や知識、能力を活かしながらそれぞれの分野での活動を展開する。

 僕の場合はボランティア活動が主流だろうか。10年前、北見市を拠点とす
 るNGO(非営利組織)団体「ランタン基金の会(代表:西村正義)」が発
 足した。ネパールのとある寒村で、水道を作り、学校を建て、子どもの教育
 支援などを行っている団体である。ひとの会では平成6年の発足以来、この
 ランタン基金の会を応援しようと考え、これまでに学校教室の建設や孤児施
 設への物置の建設、会員の派遣交流事業などを行ってきた。今回のこの旅も、
 ひとの会による会員派遣事業の一環であった。

 ひとの会の会員派遣事業は今回で3回目。過去97年と99年にも同様の派
 遣事業を行ってきた。僕と同じくひとの会会員の本間明くん。この旅は彼と
 の二人旅である。僕は今回が三度目のネパールの旅。97年には二ヶ月間、
 ランタン基金の会が建設した孤児施設「マーブーガル」の運営管理、畑の再
 生などを目的とし渡航した。99年には一週間、大きくなった子ども達に逢
 い、前回に自分が行ってきたことを再確認する、それが目的であった。

 同行する本間くんは、ネパールはおろか海外旅行をするのが初めての経験。
 パスポートを取得するところから旅の準備が始まる。
 彼にとっては何から何まで初めての体験。「不安はない?」と聞く僕に、
 「不安よりも楽しみだよ」と笑みを浮かべて返す。4年前、僕自身が初めて
 異国の地、ネパールに訪れる時を思い浮かべる。たしか、きっと僕もそうい
 う思いだったのだろう。

 若者同士の二人旅、ネパールの国状と支援の現状を知っていることもあって
 か、不安だったのは僕の方かも知れない。それにしてもこの地に三度も訪れ
 るとは、本心思ってもいなかった。 −つづく−(shino)

 ◎shinoがシスオペの「ボランティアのための掲示板」はこちら
  http://www.webnews.gr.jp/CgiBin/bbs-volunteer.cgi

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        「週刊webnews」スタッフ姿見【第8回】
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 週刊webnewsのスタッフを順番に紹介していくこのコーナー、第8回目の
 今回は去年、函館に転勤していったt2t2をうめこさんが紹介します。

 わたしとt2t2との出会いは、いつぞやのうめこ亭でのオフ会でありました。
 誰が来るやらもわからんオフ会で、「こんちはー」と入ってきた得体の知れ
 ないアンチャンの一人でした。webnewsのスタッフのなかに某新聞社の記者
 もいるとは聞いていましたがまさか、このアンチャンが、その記者さんだと
 は思ってもみませんでした。

 一見クールでいい男、話してみると普通のアンチャン、でも、仕事のことに
 なると立派な一人前でありました。時々彼の書いた記事に新聞上でお目にか
 かりましたが、なかなかいいことをしっかりした文章でお書きでありました。

 オホーツクの紋別市にお住まいでしたが、生物のお土産付きで、道南の函館
 市にご栄転され(この前は左遷だって書いたっけな)、今はおふたりの満ち
 足りた生活を送られているとか、ウワサで聞いております。西村シェフから
 送られてきたお写真を拝見しますと、顔つきも少し丸くなったように感じま
 す。そのついでに性格も丸くなったかどうかは知りませんが、理知的に見え
 ていたメガネをはずしコンタクトにされたそうです。t2t2ファンのみなさま、
 彼の「新しいお顔」をとくとご覧くださいまし。

 遠くに離れても、いつも一緒よのネット仲間、これからもwebnews上でたく
 さんご活躍くださることを期待します。ね!t2t2!!

 ◎t2t2のお姿はこちら
  http://www.webnews.gr.jp/webnews/01_0307t2t2.html

 ◎webnews「Webサーフィン初心者自己防衛講座」はこちら
  http://www.webnews.gr.jp/t2t2/t2t2_index.html

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 《編集後記》

 管内で3つ目のメールマガジンがこの4月、創刊を目指して準備中です。
 スタッフの平均年齢が25.3才という若さを誇るその町の名は“つべつ”。
 連日準備に余念がないようです。若さゆえの新しい感覚で、新しいメルマガ
 目指して頑張ってほしいものです。

 「週刊webnews」次週の企画は“春の兆し”“あなたの町の春”に加え、
 “春にまつわる思い出”を集めてみたいと思います。甘く切ない思い出が、
 ほら、あなたにもあるでしょう?編集室までお寄せください、お待ちして
 おります。(うめこ)

 ◎メールマガジンをお読みになった感想は編集長の掲示板へ
  http://www.webnews.gr.jp/CgiBin/light-tomy.cgi

 ◎記事の投稿、参加、ご意見・ご感想をメールでいただく場合はこちら
  mailto:oka@webnews.gr.jp

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【週刊webnews】2001.3.7(毎週水曜日発行)vol.0058
 マガジンID:0000023233
   発行元:日刊Web新聞「webnews」 http://www.webnews.gr.jp/
 発行責任者:岡島隆広 mailto:oka@webnews.gr.jp
   監 修:ダブルH mailto:hoshiba@muratasystem.or.jp
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