2002.7.29号 06:00配信
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だから大好きルパン三世
美幌在住のS 


第21話「じゃじゃ馬娘を助け出せ!」

ジョージ滝川(なんともうさんくさい名前でしょう?)が経営する牧場。そこに傍若無人に振舞う牧田リエが遊びにきていた。そろそろ帰ろうとするリエ。しかしジョージ滝川は許さなかった。そこにルパン三世がやってくる。
「帰りたいって言ってるだろう?」
ルパンはリエの父ケン牧田に頼まれてむかえにきたという。そんなことはまったく信用しないリエを強引に連れ出し、ルパンは逃亡を図った。

馬で牧場を抜け出したルパンは、ファットで待つ次元と合流。次元がいきさつを尋ねるまもなく、滝川のトラックに追われあわてて逃げるルパン達。そのとき気を取り戻したリエが激しく暴れ出し(マジで。もう少しで次元のご自慢のあごひげが一本残らず抜かれてしまうところでした)それを押さえつけようとするが、まさにじゃじゃ馬。何とかトラックの追跡をマグナムでかわしたものの、哀れ愛車フィアットは谷底に転落してしまったのであった。(いや〜。シートベルトもしてないのに、よく軽傷で助かったよね。)

「おい次元起きろ。娘がいない。」
ルパンたちが意識を取り戻したころにはリエはいなかった壊れてしまったフィアットを捨てて歩き出す。そこでルパンは次元に今度の仕事のいきさつを話す。

リエの父ケン牧田とルパン二世とは、かつてヨーロッパじゅうを荒らしまわったドロボウコンビであった。しかし今ではそのケン牧田も年をとり何も知らない娘とのんびり余生を送っていた。(息子だったら、ルパン三世とコンビを組んでいたのかも。)そこにかつての仲間、ジョージ滝川が現れ、リエを人質に牧田に実践復帰を強要した。自分の過去を隠している牧田は警察に頼まずルパンに頼むしかなかったのだった。

やっとのことでリエに追いつくルパン。しかし危うく串ざしにあうとこであった。ラジオからリエが警察に通報したことが分かる。次元と別れ、トラクターで逃亡するルパンとリエ。その後を滝川のヘリコプターが襲ってきた。しかも行く手には銭形のパトカーまで。仕方がなくルパンはトラクターを降り、リエを両手で担いで逃げる。そのとき、リエを警察に渡しなくない滝川はヘリから機関銃で銭形を妨害。そのすきにルパンは逃げ出す。

ルパンは普段使われていない森林鉄道を動かした。この先の鉄橋にはリエの父ケン牧田と次元が待っているはずだその中で滝川の正体を明かすルパン。しかし、まったくリエは信用しない。全速力で突っ走るSL。その後をしつこく追う滝川のヘリ。そしてその後ろをトロッコで必死に追いかける銭形。

へりからSLに飛び移った滝川の手下。ルパンの計略で車両後と置き去りにされてしたものの、リエは父とルパンの関係うすうす感ずいてしまう。しかし「俺は大泥棒だぜ。」とはぐらかすルパン。銭形は先回りして(いつの間に?)踏切のところにパトカーを横付けし行き手をさえぎっているのが見えた。ルパンはさらに速度をあげ強行突破しようとする。強行突破したら叫び声を挙げろとリエに言うが、リエは黙ったままであった。仕方なく「あれ〜助けて〜!」とルパンが叫ぶ。
「うむ。絹を裂くような女の悲鳴!」と銭形。(子どものときこの「絹」が何を言っているのか分からなくてかなり悩みました。)さらには線路の方向を変えて丸太の山に突っ込むSL。だが、線路を外れても森林の中を突っ走っていく。
「あのバカ、線路もないのに・・・。」と御自慢の帽子までがヘナヘナになってしまった銭形もあきれるほど・・・。挙句の果てには上手に線路に戻ってしまった。

「どうだいこんな汽車のたびは?」
ぼろぼろの車体に揺られリエも楽しそうだ。その線路に爆薬を仕掛ける滝川。幸いSLは難を逃れそのまますすむSL。後ろにいた銭形達が穴に落ちてしまう。だが実は、ルパンたちも爆風で崖の下に落とされていた。一瞬気を失った(今回は多いね)ルパンの胸ポケットから古い写真を見つけた。そこには彼女の父とルパン二世と滝川が映っていた。
「リエ、君には関係のないことさ・・・。」
すべてを悟ったリエは激しく父をののしる。「パパも泥棒だったのね!」
「バカ!」とリエのほほをビンタするルパン。
「パパはね、君が知っている通りのパパだよ。」
そこへまたもや滝川のヘリが・・・。森に逃げ込んだルパンはあっという間に、10mはあろうかという木を切り超でっかい弓矢を作って滝川の減りを撃墜。

鉄橋の向こうには、リエの父が待っていた。ルパンとリエの別れる時だ。
「さぁ、いくんだ。パパが待ってる。」
なんとも複雑な顔をしてリエは鉄橋に向う。鉄橋で非常線を張っていた銭形に、
「ルパンは警戒が厳重なので私を置いて逃げました。」
とこれ異常ないという棒読みで語るリエ。それを聞いて憤慨する銭形。鉄橋をとぼとぼ歩いてくるリエ。リエを迎えるケン牧田。いい光景ですね。涙を誘いますね。
「やれやれ、大団円か。さて、ルパンを探しにいくか。」
とカッコよすぎる次元が探しにいくルパンはというと・・・。なんと銭形にあと1mというところまで追い詰められているのでした。


★なるほどルパン三世★

・SL。
 あのSLはナロー系と呼ばれる小型蒸気機関車。でも、いくら惰性がついているとはいえ、土の上を走るなんて無理でしょう?アスファルトだってめり込むぞきっと。まぁ、ルパンだからいいんだけど。

・M4シャーマン戦車。
 銭形がルパンを逮捕するために陸軍(どこの?)に要請して鉄橋に非常線としておいた戦車。すごいよね。陸軍じゃなくて自衛隊としてないところがいいでしょう?でもまったくお話の中では活躍してないな。

・サブちゃん。
 北島ではないと思うけど。リエが「サブちゃん。」って言うと、どうしても鼻の穴が大きい物まねに出てきそうなサブちゃんを思い出してしまうなぁ。


まぁね。あんまり書くことがないって言うか、気がしない作品なんだ。なんってたって不二子ちゃんが出てないもん。それに顔がまたおかしいでしょう?特にSLに乗って踏み切りの非常線を突破する前のリエの顔。目がいっちゃってるでしょう?どこ見てんだかわかんないような・・・。
このころになるともうどうでもよくなったのか、打ち切りが決まってさみしくなったのか。どちらにしても見る価値はないと思うけどな。ということで評価は「D」なんです。「E」つけてもいいけど、それはちょっとかなぁ?あ、わかった!評価は「Dマイナス」です。でも後2作残ってるけど、いい作品が続くぞ。まずはラス前の「先手必勝コンピューター作戦。」はなかなかの秀作。だって次元と五ェ門が捕まってしまうんですよ。それに銭形の泣く姿も見られる。とってもお得な作品ですよ。
チャンネルは決まったぜ。




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