2002.5.20号 13:00配信
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美幌在住のS |
| 第１１話「７番目の橋が落ちるとき」 四方を川に囲まれた都市で、橋の連続爆破事件が起きる。その爆破事件の犯人がなんとルパン三世だと言う。しかし、ルパンたちは昨日この町に来たばかりだった。それはこの事件でルパンおびき出し、現金輸送車の襲撃計画をルパンに実行させようと企んだボルボの仕業だった。 真相を探るルパンは、次に爆破されるであろう６番目の橋で仕掛けられていた爆弾を次元を川底にもぐらせて爆弾を見つけ、解体しまた元に戻す。爆発しないのを不思議がってきっと犯人は来るはず。このときの次元の姿がかなり哀れなんです。びしょぬれになってとってきた爆弾をまた戻しに行かされてしまいました。あのあと、次元はお風呂に入れたのでしょうか？ 案の定、爆発しなかった爆弾を確かめにボルボ（釣り師に変装している）がルパン達の前に現れた。ただの釣りかと思いきや、浮きが強力な磁石のになっていて、釣り糸ごと爆弾を巻き込んでいたのだった。ルパン達の追跡を受けながら、ボルボは爆弾を回収して屋敷の水門へと消えていった。 ボルボの屋敷に潜入したルパン。しかし、それはボルボの仕掛けた罠であった。囚われたルパンにボルボは、囚われの少女リーサの命を代償に自分の襲撃計画遂行を 要求した。仕方無しに要求に従うルパン。街のミニチュアを使い綿密に立てた現金輸送車の襲撃計画を自慢げに語るボルボ。そんなボルボにルパンは『イキにやろうぜ、イキによ』と言い、ルパン流にやらせてもらうと告げる。 襲撃当日、ミニチュアの前で一人いきがるボルボ。それに対して、余裕のルパン達。このときタバコ吸ってる姿がいいんだよね。のどかでサ、 襲撃はボルボの計画である橋の爆破などせず、ルパン・マジックによってまんまと現金輸送車の襲撃を成功させた。ここまででも結構面白い話なのに、まだ続きがあるんだねぇ。 公園の桟橋にて現金とリーサの交換取引をするルパンとボルボ。現金を受け取ったボルボは、リーサのダミーを残し、モーターボートで本物のリーサを連れて逃走する。ちょうどそのとき、ボルボの通報によって駆けつけた銭形によってルパンは手錠をかけられる。このとき、桟橋を渡るパトカーが面白くてねぇ。子どもの時、弟と笑い転げていたなぁ・・・。 しかし、そのボートには次元によって、ルパンの足元とボートとを繋ぐロープが取り付けられていた。ロープの先で水上スキーの要領で立つルパン。このときがまたいいんだね。音がなくなってさ、ルパンのエンディングテーマが口笛となって流れる・・・。ボート上からライフルを放つもルパンに当てることの出来ないボルボ。そしてルパンの放ったワルサーの一撃は確実にボルボを打ち抜いた。 コントロールを失ったボートはそのまま岸に乗り上げる。そんときはやっぱりあごから着地してますな。宮崎さんお得意の着地の仕方。陸で待ち構えていたとんでもない数の警官と銭形に追われるルパン。そして、救出したリーサの前から名残惜しげに去っていった。「いい娘だったなぁ・・・。」 ★なるほどルパン三世★ ・手帳。 銀行の現金輸送の予定をこまめに手帳に書いてあったとは！結構メモ党なのかも。それとも歳からきてるかい？ ・ボルボ。 車じゃないよ。今回の連続爆破魔のじじい。本編中には１度も名前が出てこないけど、ルパンの本には「ボルボ」って書いてある。きっと正しいのでしょう。ところで、彼はいったい何者なのか？大きな屋敷（古城）に住み、ルパンと次元を捕まえた鉄格子（しかも自動で上下する）電動のこぎりつき椅子（ちょっとでも触れたら屋敷ごと爆発する代物）住んでいる町のシュミレーター（しかも現金輸送車が電動で走ってる！）何年もかけて計画立てて大金をつぎ込んで、挙句の果てに奪うとった現金がトランク２つぽっち。まぁ、いっちゃってますな。ルパンに殺されてよかったね。 ・リーサ。 北欧系の美少女。このころの宮崎さんの美少女はこういう感じですよね。カリオストロの城のクラリスというより、ハイジのクララに似ていますな。電動のこぎの椅子に縛られて、ルパンにコーヒーを飲ませてもらってますが、このシーンどこかで見た記憶はないですか？ない？ないでしょうなぁ・・・。実はこのシーンは、ルパン三世シリーズ２の最終回「さらば愛しきルパン」で、銭形に扮したルパンが小山田マキにコーヒーを飲ましてもらうシーンにそっくり。 最終回も宮崎さん監督だったもんなぁ。小山田マキはクラリス似の美少女でした。 ・この国はいったいどこ？ 現金輸送車から奪った札束見ても日本じゃないし、町並みも日本とは言いがたい。しかも捕らわれの身の美少女は北欧系。なのに、日本の警官が警備している。しかも、５番目の橋が落ちた時のニュースアナウンサーは「Ｔ．ＫＯＺＡＩ」と日本のような名前。ん〜。 ・抜群の回復力。 何がって、銭形警部ですよ。５番目の橋が爆破された時、ちょうどその橋にいて右腕を吊るほどの大怪我をしたのに、次の日、桟橋で、くるくる回るパトカーから飛び降り、コルト４５ガバメントを抜き、ルパンに狙いを定めた。昨日まで腕を吊っていたとは考えなれないほどの回復力。やはりルパン逮捕に人生をかけてるからばね。すごいんだ。 ・ポンポン船。 ルパンと次元がはじめボルボを見張ってる時に使用した船。底に穴が開いてて、そこから次元は爆弾を探しにいったんだっけ。スピードが出ないんだよね。 でもね、この船、後半ひっくり返った現金輸送車を積むのにも使ってるでしょう？穴はふさいだのかな？それにあんな大きな現金輸送車が高いところから落ちてきても、沈むどころか、びくともしない。さすが。ルパンマジックはここにもあったのかぁ！ どこからともなく町にやってきて、悪党を退治し、捕らわれた少女を救い出し、泥棒として警察に追われ、再びその町を去っていく。そして、ルパンを見送る少女とライバルの警官。どっかで見たシーンではありませんか？そう、「カリオストロの城」のラストシーンはここから来ているのです。ルパンは今回も何も盗っていなかったけど、リーサの心は盗んでいった・・・のかも知れませんなぁ。美しい。 さて、評価ですが。 カリオストロの城の原作ともいえる第２作目だし、リーサちゃんもいたので、「Ａ」としたいところですが、何か物足りない・・・。それは不二子ちゃんです。カリオストロの城ではちゃんと活躍していた不二子ちゃん。この回でも何かの形でかかわってほしかったなぁ。そんな意味をこめて「Ｂ」にします。さぁて、来週は。 シリーズ１のちょうど半分第１２話。「誰が最後に笑ったか」です。不二子ちゃんも登場。強い不二子ちゃんが見れるぞぉ。チャンネルは決まったぜ。 ・・・・でも、宮崎作品ではないんで、そこんとこよろしく。 |
【ルパンのインデックス】
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