2002.3.4号 07:00配信
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だから大好きルパン三世
美幌在住のS 


だから大好き ルパン三世

「コロンボに物申す!」に引き続き今週から、「だから大好き ルパン三世」と題して、100点アニメ「ルパン三世」の魅力をたっぷりと紹介します。子どものころ父親に「おまえは泥棒になる気か!」と怒られたほど大好きでした。確か夕方に再放送され、夏休みなんかには朝10時頃からもやっていたような。未だに映画なんかも作られているようですが、私のルパン三世は、シリーズ1の緑のジャケット、黒のシャツ、黄色のネクタイのルパンだけ。(まぁ、例外に数作赤ジャケットのも・・・)
そのルパン三世をまた第1話より詳しく見ていきます。コロンボより面白くないかもしれないけど、私のライフワークだから。

まずはオープニング。

シリーズ1のオープニングは数種類あるけど、1番コレがオーソドックスかな?ルパン三世というロゴの「ン」のところに弾が打ち込まれルパンの黄色いオープンカーが登場するってやつね。この車は、一応「ベンツSSK」という車なのだけれど、よ〜く見ると、ボンネットにあるベンツのマークが、ただの十字になってるとことがミソ。また、画面右下には、「ルパン・ザ・サードの歌 チャーリー・コーセィ」と書かれてあります。「ルパーン。ルパーン。ルパーン。ルパン・ザ・サード。」としか言わない歌も印象的ですね。コレは数回しかなくて、後に「ルパン、ルパン、ルパン。」と軽快なフレーズのなってしまいますので、よーく見(聞い)ておきましょう。

この当時の放送時間は日曜の午後7時から7時30分。まさにゴールデン。読売テレビだから、今では「鉄腕ダッシュ」の時間です。大人の漫画って言うのもうなずけるでしょう?初回放送は、昭和46年10月24日。最終回は、翌年の3月26日。まぁ、ジャイアンツの野球中継が出来ない時期のお遊び的な放送だったんでしょうなぁ。昭和46年って言ったら、テレビない家だってあったし、翌年の47年なんて、あの札幌オリンピックの年ですよ。「やった!とんだ!笠谷!」のとき。視聴率取れないって。

それから声優さんだけど、ルパンは山田康夫さん。次元は小林清志さん。銭形は納谷悟朗さん、とずっと変わりません。でも、不二子ちゃんは、二階堂有希子さんで、現在の増山江威子さんとは違います。
増山さんは皆さんご存知の「ルパ〜ン・・・。」と甘える不二子ちゃん。二階堂さんは、どっちかって言うと、女スパイって言う感じ。(でも後半は完全なルパンの仲間になってしまうけど)基本的に、シリーズ1は不二子ちゃんも積極的に泥棒に参加しますが、(横取りしたりね)シリーズ2の不二子ちゃんはルパンに甘えて自分がほしいものをもらう現代風の女性になってますな。シリーズ1の不二子ちゃん像は、やっぱり当時の時代的に考えて、ウーマンリブって感じでしょうかな?この増山江威子さんは、第14話「エメラルドの秘密」のキャサリン役で出てます。もちろん二階堂さんの不二子とのからみ(不二子はキャサリンのお付役だから)もたってファンにはたまりませんな。

そして見逃してしまうのが石川五右衛門。シリーズ1は大塚周夫さん。硬い感じがしてかなり武士道を感じさせます。シリーズ2は井上真樹夫さん。この人は名作「巨人の星」の花形満役で出てましたな。「星君!!。」なんていいそうな雰囲気。でもかなりしっくりしていて、シリーズ2を生で見ていた当時全く気がつかなかった。私は、シリーズ2の井上さんの五右衛門が好きです。だって剣一筋じゃないからね。恋もするし・・・。

トトロやパンダコパンダで有名な宮崎駿・高畑勲コンビが演出していることで有名なルパンではありますが、第1回目からというわけではなく、第7話から少しずつ。13話からはずっと担当してます。宮崎・高畑コンビがやる回はかなり面白い名作ぞろい。楽しみにしてね。

そうそう、オープニングで言っておかなければならないことが。最後のほうで不二子ちゃんがゴーゴー踊ってるシーンがあって、後ろの映像が次々と変わってくところ。よーく見てください。新聞とか、果物とかあるけど、その中の1枚にあのレッドツェッペリンのボーカル「ロバート・プラント」とドラマー「ジョン・ボーナム」の写真が使われています。時代だね。確かこの前後に来日してるはず。髭ずらだから、3枚目か4枚目の間(LPのね)だと思う。ロックファン必見(かな?)

ということで、全23話を1つずつ検証していくよ。車ファン。銃ファン。そしてルパンファンの方に満足していただけるように詳しく語っていく(予定)それでは、来週は第1話「ルパンは燃えているか・・・・?!」でお会いしましょう。




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