1999.12.15号 09:30配信


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わたし達の挑戦
紋別市中心市街地活性化への取り組み
【第10号】


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わたし達の挑戦 
紋別市中心市街地活性化への取り組み 
ワークショップ報告シリーズです。
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みなさんこんにちはイマムーです。

第6回の市民ワークの内容の続きをお届けいたします。
前回お伝えしましたが、10月5日18:30から交流センターで行われました。今回は、いよいよ第1次素案の仮案が提示され、微にいり細に渡り、参加の皆さんの厳しい御指摘を、事務局、幹事グループに投げかけていただくことを目的に開かたワークショップの解説の続きです。また、あけて6日には、基本計画策定委員会・TMO計画策定委員会の合同委員会が持たれています。

前回は第1グループの仮案提起(2)迄でしたので今回はその後の続きです。

おさらいですが基本計画書の構成は第1グループと第2グループに大きく分かれています。第1グループが今回のワークショップで精査を望まれている範囲です。

第1グループは
1.計画の目的と内容
2.中心市街地の現況
3.中心市街地の課題
4.中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化に関する基本的な方針と一体的推進の目標からなっています。

仮案では次のように提起しています。

(1)

広域的な課題
広域都市計画/周辺市町村との連携
都市マスタープラン/流氷拠点との繋がり

(2)

産業基盤の強化
第1・2次産業/加工業/観光

(3)

生活サービスへの対応
少子高齢化の生活サービス
保健・医療・福祉・教育
バリアフリー・ユニバーサルデザイン

(4)

商業の集約と再編
厳しい環境の中で一丸となって取り組むプロのサービス戦略、この指とまれが可能になるか

(5)

車と共生した安心・快適な都市基盤の確立
交通システム
歩行者の安心、安心から快適へ
バリアフリー
ぶらぶら歩き

(6)

市民参加のまちづくりシステムの具体化
市民参加条例
まちづくりセンター
市民合意形成(役所や商工会議所の意識改革)

(7)

その他


前回9号では(2)迄の模様でしたので、今回は(3)からの事です。
 
(3)の「生活サービスへの対応」が、中心市街地活性化の課題の一つにあがっているということは生活サービスという事に思いを寄せなくちゃという風に思います。取り巻く環境として、またもや少子高齢社会が、保険・医療・福祉・教育が、介護サービス、バリアフリー・ユニバーサルデザインが、言われています。全くその通りで、本当に身近に感じられる環境として対応を迫られていると言うことなんでしょう。しかしながら、保健環境は、今の状態で不都合が紋別市を覆っているのでしょうか、医療環境はどうなのでしょう。患者の意向を無視して、全く転院を認めず、より高度の医療環境から紋別市の医療環境は乖離しているのでしょうか、福祉の施設はどうなのでしょう、福祉に携わる人的環境はどうなのでしょう。教育の環境は良いのでしょうか、それとも悪いのでしょうか、今後大きな論議と共に始まる介護サービスは、誰のためのサービスなのでしょう。確かにバリアフリーのコミュニティセンターや商店、スーパーマーケットは「人に優しい」といことに、異論を挟むつもりはありません。でも、もう少し考えてみてと私は思います。
ブランコは、揺り揺られのバランスがとっても大事なテクニックです。片方への力だけでは、上手なブランコ漕ぎにはなれません。「サービス」という表記と中身の項目立てが上手につながっていると思えないのは私だけでしょうか。箱物や、それに近い物的に、項目が読めてしまいます。

(4)に関しては私も商業者の片隅にいるものとして、なにかしら、表現することにつらさを感じています。
本項をアップするようになり、過去のファイルの中でも、多くの紋別の市民の方々から、ご指摘を頂戴しています。そのことが「プロのサービス」(−が必要なんだよ−)「一丸となって取り組む」(−バラバラで頑張っても?効果は薄くなりつつある情勢なんだよ、力を合わせてということをもっと考えてよ)という表現になったものと思います。そのうえで、やる気を継続していく意欲のある主体者が、「この指止まれ」になり、行動をおこさなくちゃ、ということに結びついたものと思います。「中心法」の項を参考にすると、単に商業者の寄り合い所帯ということにはならないようです。商業者のリストラが、この活性化法では見え隠れしているように思います。商業活動に関しても今までとはちょっと違う視点が必要で、リエンジニアリングが商業、それも紋別市の中心市街地での商業に、求められると思います。

(5)車社会といわれ、50メートルの距離への買い物も車を使うのが北海道の住民と言われていますが、紋別市においてもまったくそのようです。とても便利な道具で、時間と距離と行動効果とを密接にしてくれた道具と思います。ただ、かなり危険な副作用があり、交通事故・交通弱者・交通遺児など感触の良くないイメージも常につきまといます。中心市街地においても車が持っている意味合いを、きちんととらえることは最重要課題になりそうです。歩行者の快適性の確保は、安心性や安全性を含んでいることと、思うからです。二律背反しているようなこの二つの要素をうまく折り合いのつけた、環境で包むことが出来ましたら、大成功ではないでしょうか。

(6)は、大変大事な、考え方の基本です。考え方だけでなくこれからの、「まち」という生命体の生き方の基本に直結しそうなことと思います。多くの議論が必要で、その後ある一定の形が現出出来たら、見通しはバッチリたって来るのではないでしょうか。

(7)は割愛致します。

駆け足の報告です。

次回は、フォーラムが開催されますのでフォーラムの状況をアップし、次次回に、これらの課題に対しての、一体的整備の方向をアップしたいと思います。

ではまた。




わたし達の挑戦
紋別市中心市街地活性化への取り組み
第10号 99年12月15日 水曜日




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