2001.12.10号 08:00配信
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『闘牛士の栄光』(1976年製作)


今回は、3回目になる海外ロケ。1回目は、確かロンドン。2回目は、海外と言えるかなぁ、「歌声の消えた海」でメキシコに行く途中の船の中。そして今回は、そのメキシコ。カミさんが缶詰を買ってメキシコに行こうで当たったやつ。まぁ、海外ロケにありがちな、海外に行った!!ということで済まそうとする物と言えるかもね。

ルイス・モントーヤさんは、メキシコを代表する伝説の闘牛士。その昔、牛に脚をやられ、今は引退してるが、今でも伝説的な闘牛士であることに変わりはない。モントーヤの親友エクトールの息子クーロは、暴れ牛マリネロにやられた。(ここがね、映像でもよくわかんないんだけど、以後の話を総合するとそういうこと)そこで、英雄モントーヤとエクトールがこの暴れ牛マリネロを静めた(と思われる)。翌日、モントーヤは、若い衆に暇を与え、エクトールにあの暴れ牛マリネロを殺そうと話しかける。モントーヤの決心が固いことを知ると、エクトールも闘牛場(リングって言ってるね)に出かける。すると、モントーヤは麻酔銃をエクトールに撃ってふらふら状態にさせ、暴れ牛マリネロを放す。あとは、勝手にマリネロにずたずたにやられるのを放って置けばいいだけ。自分はそのあと、サンディエゴに公演に行った。アリバイ成立。めでたしめでたし。

しかし。ここに、カミさんが当てた船旅でメキシコにきていたコロンボ登場。なんと自分の車も持ってきていた。あの船フェリーだったんだね。しかも、メキシコで車に追突しちゃって、えらい騒ぎ。首が折れたって、運転手が自分でいってたりして。(メキシコ怖いねぇ。首折れたら死んでるって。)そこにいた警官がコロンボのバッヂを見て、サンチェ刑事登場。コロンボに半強制的にモントーヤの牧場へ連行する。そこでは、じぶんの息子クーロが暴れ牛マリネロにやられた仇をうとうと、父親エクトールがリングに出て反対にやられてしまったと言うことになっていた。サンチェ警部は単なる事件と言うことで済まそうとしていたが、コロンボだけいつものごとく疑問をもつ。8000ドルもする高価な牛を、エクトールが独断で殺そうとしたこと。

エクトールが荷造りをしていたこと。注射針の跡を発見したこと。当日帳簿を直すと言っていたが、直された形跡がないこと。急にエクトールが行かないことになってしまったのに、オープンカーでなく、セダンの車を前もって乗ることにしていたこと。などなど。
コロンボは、以上の状況証拠によってモントーヤが犯人だと確信するが、動機が分からない。そこで、クーロに頼んで、一芝居打つことに。クーロがマリネロを殺すと一人リングに入る。門トーヤは止めに入る。そこで、打ち合わせたとおりクーロは逃げ、マリネロを放す。マリネロと向き合ったモントーヤはすくんで動けない。脚をやられてから牛が恐くなっていた。クーロがマリネロにやられた時、クーロを助けたのは、父エクトールでモントーヤは動けなかった。英雄の哀れな姿をエクトールに見られたのが殺人の動機だった。

なんともまぁ、悲しいお話じゃありませんか。自分の老いを見られたから、それを封じるための殺人なんて。今まで、金だ女だ遺産だといってた犯人とは違った、哀愁の感じられる事件でしたね。海外ロケということを引いても、まずまず。

さて、今回ね、あんまりお楽しみって言うところがないんだけど・・・。
・サンチェ刑事。彼はいいね。まず髭だ。いかにもメキシコ!!って感じが言い。帽子もね。また吹き替えの声もまずまず。
・そのサンチェ刑事とコロンボが53分ごろ町を会話しながら歩くシーン。通りの中を歩いていくんだけど、周りにいる人たちがみんなカメラを見て動かない。人はたくさんいるはずなのに2人の前には誰もいない。んー・・・。エキストラって言うか、観客だねありゃ。でもそれがまたいい。
・ところどころに、スペイン語が入ってくるんだけど、メキシコの人ってみんなあんなに騒がしいのかなぁ。スペイン語自体がそう聞こえるのか?まぁ、うるさい。そして、メキシコの男性たちの胸板の厚いこと。しかも、胸毛どっちゃり。男らしい。いかにもメキシカン!!んー。サボテンブラザーズか?
・題名が「闘牛士の栄光」だったから、スペインの話かと思ったら、メキシコ。メキシコも闘牛はやってんのね。有名なの?知らなかったな。
・よくは調べてないからわからないけど、コロンボの車変わったんじゃないかな?運転席の下の方にあんなに錆びついていたかなって。

とはいっても、なんか騒がしく終わった感は否めない。やっぱりコロンボは、密室事件じゃないと。メキシコの太陽にコロンボのよれよれコートは似合わないし。ま、私的に言うと、綺麗な女性が出てこなかったのがいけないかな?評価は、77点ぐらい。見なくてもいいかも。最初がよくわからんし。マッチョな人がすきならいいかな?

さて次回は、犯人役最多回数を誇るジャック・キャシティー登場。しかも、コロンボの部下も登場と盛りだくさん。これから駄作ばっかりの中でほんの数作いい作品があるんだけど、そのひとつだから。お楽しみにしてください。



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