2001.10.8号 07:00配信
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『自縛の紐』(1974年製作)


今回は最後の謎解きまではよく分かる内容でしたが、最後の最後で、「?」が百連発!!何をコロンボが言いたいのかさっぱり分からん。確かに、犯人は堪忍して絶句してるけど、私は分からんくて絶句しました。しかし、私たちのは最終兵器があります。「必殺!!まき戻し!」でも、何回まき戻しても分かりませんでした。誰か助けて。

スポーツジムを経営するマイロさんは、自分の会社で作っている健康食品とか器具を不当な値段でジムに下ろし、かなりあくどい方法で儲けていた。(こんなの当たり前だと思うけどなあ。スポーツなんてそんなもん。ほれダイエット食品もそうでしょう?)しかし、ジムに出資していたスタッフオードさんは、それを暴こうとした。もちろんマイロさんはそんなの暴かれたくないから、トレーニング中に死んだように見せかけて殺した。でもバーベルが重すぎたり、靴のかかとが警察のみんさんは黒なのに都合のいいことにスタッフオードさんだけこげ茶だったり、中華食べてすぐにトレーニングしたこととかがコロンボの疑問となり、マイロを疑うが、殺人が行われたと予想される時間にスタッフオードさんから電話を受けている、というアリバイを持つ。

コロンボは電話のトリックを見破り、しかも、スタッフオードの靴紐が左右逆になっていて誰かが結ばないとこのようにならない事実を突き止める。でもマイロさんはそれは誰かがやったこと証明したことにしかならんだろうと言い張る。でもコロンボは「やったのはあんたなんだ。供述書に書いてある。スタッフオードさんがトレーニングウエァになったのを知ってるのは犯人しかいないんだ。」と言う。マイロさん絶句。コロンボの名推理でマイロさんまいって御用。

は?これも難解だなあ・・・。確かにコロンボの言うとおりだけど、何でマイロさん納得したのか?そんなことで有罪になるかな?証拠ないでしょ。マイロがやったようだけど、いあや、マイロしかいないんだろうけどそれでいいのか。んー。アメリカじゃ陪臣員が判断するから状況証拠でもいいのか。まぁ、おとり捜査でもいいんだしね。これは毎回疑問に思うことなんだ。きっと、「太陽にほえろ」とか、西村京太郎の「トラベルミステリー」の見すぎなのかな?きっちり証拠がないとなんかすっきりこないよね。

まぁ、それでもお楽しみコーナーはあるの。

・コロンボが床の茶色の靴跡を見つけるとき、コロンボのメガネ姿が見れる。でも、老眼鏡だってよくわかったね。近視のメガネなら余計見えないでしょうね。
・そのときのお掃除おにいさんのマーフィーさんの声がいい。体にぴったり。
・マイロさんの家に始めていった時、コロンボの女性の好みが「ぽっちゃり系」だって言うこと。これは賛成ですなあ。私もぽっちゃり大好き。やはりねやわらかい感じがいいなあ。最近の若い女性はガラが多いから。
・40分ごろ。コロンボの鼻歌が聞ける。これは貴重ですよ。なんせ英語。つまり本物のピーターフォークの声が聞けるんです。何の歌か知りたいなあ。
・今回は留守番電話がかぎになるんですけど、1974年ぐらいで留守番電話あるんですな。私のうちが電話付いたのもこれくらいだったはず。みんな知ってるかなぁ。昔、電話頼んだら1年以上待ったんだよ。マジで。家のは薄緑の電話だった。
・コロンボは普通午前中はオフィスにいることが多いこと。
・コロンボが怒った姿も珍しい。以前「溶ける糸」でも怒ってましたけど、周りに人いなかったもんね。今回は病院で休んでいた人にも八つ当たりしていた。女性なんて「それだらしがない!」って怒られてたもん。かわいそう。でも人間ぽくっていい。

まぁね。難解なストーリーでもないのに最後見てなんか疲れちゃったな。5回まき戻したけど、納得いかない。ま、いいか。こういうときもあるよ。評価66点。なんかスポーツできる人が馬鹿みたいに見えるから。

次回はちょっと有名な作品。でもまた引っかけ。日本じゃきっと無罪です。お楽しみに。


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