2001.9.17号 07:00配信
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『愛情の計算』(1974年製作)


今回のコロンボはたいしたことなかった。あまりにも説明がいい加減で、もっと詳しく見せなさいと言いたい。74分では語り尽くせないでしょ。いろいろなお楽しみがあって工夫されている(それは下の方に書いてありますが)けど、肝心の内容に工夫が見られない。きっとその原因は、「手がかり」にあるともうな。

天才集団の研究所の所長のマーシャルは、同僚のニコルソンが息子が発表する論文が盗作だと言い寄った。(それは本当だったんだけど)それを暴露されたくなかったら、自分で公表すれと。そこで、マーシャルはニコルソンを殺害する。しかし、証拠が多すぎる。ドアの靴跡、パイプ、車の走行距離、読めないヘロインの箱。そして、マッチの燃えかす。でも、アリバイが。事件が起こったとき、マーシャルは研究所でコンピューターをちょしてた。それは、マーシャルしかできないことで、そのことで、アリバイは成立した(と言い張る)。でも本当は、ロボット君が行ってた(このロボットの形は、昔、キャプテンウルトラに出て多様な形。古〜い)アリバイが崩せないコロンボは、マーシャルを逮捕するのではなく、息子を逮捕する。ビックリしたマーシャルは、愛すべき息子を救うために、自白する。めでたしめでたし。

手がかりがね、きっと、かっこいいと思ったんだろうよ。マッチの燃えかすで犯人がわかるなんて、いかにもシャーロックホームズでしょ?虫眼鏡でマッチの燃えかす見ただけで、人物の性格までわかっちゃって、ワトソンがビックリするなんて、良くあるパターンですものね。それで、ひっぱっちゃったんだと思うな。最後にコロンボが、いかにも探偵みたく、マッチの燃えかす見せて「初めからあなただとわかってました。」なんていうの。そして、堪忍した犯人は自白すると。そういうストーリー出来ていたからさ、あんまり詳しく背景を説明しなかったんだろうな。殺されたニコルソンとマーシャルの関係も、息子のニールトマーガレットの情事も。コロンボがつけてるバッチ(これが私には、「にこちゃんバッチ」に見える。)についても。もういいやって。そんな感じ。だから内容的には面白くないよ。

だからといってはなんだけど、またまたお楽しみが盛り沢山なんだ。
まず、1つ目。犬の登場。久々。確か「黒のエチュード」から出てなかったんじゃないかな?しかも、その登場の仕方が良かった。

2つ目。コロンボが、メモじゃなくて(でも使ってるけどね)カッセトテープレコーダーで疑問を録音しているところ。これは、研究所だったからかなあ。その説明もないけど。

3つ目。助手のロスさんの襟がでかすぎるところ。石原裕次郎でもあんなにでかくなかったぞ。

4つ目。自称天才少年(どこが天才なのかその説明もなし)の名前がスティ−ブン・スペルバーグって言うところ。スピルバーグじゃないよ。風貌は落合の息子って感じ。

5つ目。キャプテンウルトラに出てきそうなロボット君MM7は、人間の出来ることは何でも出来るらしいんですけど、それならなぜ、しゃべらないのか?普通ロボットってしゃべるでしょ架空の話なら。

6つ目。バッチ。なんに意味があるのか?みんな付けてるのに何も説明がないのはなぜか?謎だ。いつコロンボはつけたのか?そして柄が違うのはなぜか。
たくさんあるしょ。

でね。最後に根本的な質問を。マーシャル博士は、なぜ、コンピューターを動かすプログラミングをロボットにさせたのか?直接コンピューターにプログラミングしたらいいべさ。わざわざロボット君にさせなくても。でもそれなら、天才少年も出てこないか・・・。これがこの作品の欠点のひとつ(欠点だらけだけど)だね。

評価は、ほとんど魅力なかったけど、犬が出てきたので、73点。出てなかったら65点がいいところだ。

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